IMJモバイル、「メールマガジン、ソーシャルメディアの利用比較調査」で双方の組み合わせが効果的

メールマガジンは直接利益をもたらす情報へのニーズが高く、情報拡散と話題喚起はソーシャルメディア
岩佐 義人(Web担 編集部) 2012/1/26 23:27

モバイル関連ビジネスのIMJモバイルで調査・分析を行うモバイルナレッジラボは、「メールマガジン、ソーシャルメディアの利用比較調査」を実施。1月26日、調査結果を発表した。調査の結果、メールマガジンはクーポン、キャンペーン情報のようなユーザーの生活に直接利益をもたらす情報へのニーズが高く、直接的な行動を喚起しやすいメディアであることが明らかになった。また、ソーシャルメディアのユーザーは「友人のコメントや投稿」「信頼できる第三者のコメント」に影響を受けやすいことから、情報の拡散、話題喚起に優れた媒体であることがいえる。メールマガジンとソーシャルメディアの双方を組み合わせることで、より効果的にユーザーに情報を届けることができることが分かった。調査は2011年12月9~11日に、20~49歳の男女でメールマガジンを6件以上購読しており、「Facebook」「Twitter」「mixi」のいずれかに週1回以上ログインし、メールマガジンまたはFacebook、Twitter、mixiのいずれかで企業やブランドが発信する情報を購読している人に対し、インターネットを利用して実施。有効回答数は618だった。

ソーシャルメディアユーザーにフォロワー・友人数を尋ねたところ、半数以上は「30人以下」と答えた。企業・ブランドが発信する情報に興味を持つきっかけについて、フォロワー・友人数別にみると、フォロワー・友人数が多いユーザーほど「友人の投稿やコメント」など、自分とつながっている人の情報に影響を受けやすく、フォロワー・友人数が11~50人のユーザーは「広告を見たとき」にもっとも興味を刺激されることが分かった。メールマガジンやソーシャルメディアを通して、企業・ブランドが発信するどんな種類の情報を取得しているかを尋ねた質問では、メールマガジンの場合、取得している情報と取得したい情報がかけ離れていなかった。ソーシャルメディアでは取得している情報と取得したい情報の間に大きな差があり、特に「クーポン情報」「プレゼント情報「キャンペーン情報」ではその差が顕著だった。

企業・ブランドが発信する情報を閲覧した後でとったことのある行動については、ソーシャルメディアよりもメールマガジンを閲覧した後のほうが「リンク先に飛んだ」「商品サービスを利用したくなった」「商品・サービスを利用した」「キャンペーンに参加した」など、直接的アクションや購入意向につながる割合が高かった。メールマガジンの解約・継続やソーシャルメディア上の企業からの情報配信の解除・継続についての質問では、メールマガジンの解約理由は「配信頻度が高すぎる」が41%ともっとも多かった。ほかには「配信されている情報が自分に合っていなかった」が20%、「期待していた内容ではなかった」が30%、「キャンペーン応募・参加のためだけに登録したから」が29%などの回答が目立った。また、メールマガジンの購読を継続する理由は「お得な情報が得られる」が58%、「最新情報が手に入る」が50%、「自分にあった情報が配信されて便利」が44%などだった。ソーシャルメディアは過半数が「解約・解除したいと思ったことはない」としており、長期的コミュニケーションを取れる可能性が高いと推察できる。

IMJモバイル
http://www.imjmobile.co.jp/

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