ネットエイジアなど、「ブロガー・SNS利用者の『対人距離感』」調査で実名公開が多いのはFacebook

Facebookユーザーは、実名だけでなく本人が特定できる写真などの個人情報も公開の傾向
岩佐 義人(Web担 編集部) 2011/11/14 21:27

モバイルリサーチ事業のネットエイジアと生活関連テーマ研究の第一生命経済研究所は、携帯電話ユーザーの男女を対象に「ブロガー・SNS利用者の『対人距離感』」に関する調査を実施。11月14日、調査結果を発表した。調査対象者のうちブログ利用者は56%、「Twitter」は35.9%、「mixi」は58%、「Facebook」は12.4%だった(複数回答)。通信機器ではスマートフォンを除く携帯電話(フィーチャーフォン)の利用率が98%を超えていた。自分にかかわるどのような情報をネット上に掲載しているかについての質問では、「実名(本名)」公開が最も多いのはFacebookで、利用者の64.3%が公開していた。本人が特定できる自分の写真の公開についてもFacebook利用者は46%と割合が高かった。調査は9月20~27日に、全国の15~44歳の男女で「ブログ、Twitter、mixi、Facebookのいずれかを使っている」と回答した携帯電話ユーザーを対象に携帯電話によるインターネットリサーチによって実施。有効回答数は1020だった。

個人情報の公開度合いの高いFacebookは、感情の表出についてはそのほかのソーシャルメディアに比べて低いということも分かった。「自分がうれしかったこと」についてはブログ、Twitter、mixiユーザーの60%以上が公開するのに対し、Facebookユーザーは48.4%にとどまっている。「自分がじまんしたいこと」についてもFacebookユーザーが32.5%が公開するとしているのに対し、その他のソーシャルメディアユーザーの公開度合いは50%以上となっている。このほか「自分が怒ったこと」「自分が悲しかったこと」「自分が感じたさびしさや孤独感」「自分の弱みやなやみ」などについてもFacebookユーザーの公開度合いの低さが目立った。

ネットエイジア
http://www.netasia.co.jp/

第一生命経済研究所
http://group.dai-ichi-life.co.jp/cgi-bin/dlri/d_top.cgi

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