「自社サービスがAIでどんどん紹介されるように、GEO(AI最適化)をもっと進めたい」そんなあなたに、「手を出すとあとから後悔するダメな手法」と、「安心して進められるサステナブルなGEOの真髄」を紹介する。
と言いつつも、実は今回は純SEOのネタが多い。E-E-A-T戦略、リライトでCV数8%アップ、SEO費用の折衝テクニックなど、学ぶことが多い。
2ページ目では、Search Consoleの話題2つに加え、マーチャントセンターやビジネスプロフィールの話題もお届けする。
隔週で学ぶSEOとAIをビジネスにうまく使う方法、今回もあなたの仕事に役立ててほしい。
- AI最適化が逆効果になる5つの手法。サステナブルGEOの真髄とは
- 検索順位を3週間で34%改善したE-E-A-T戦略。新規記事なし・リンクビルディングなし
- 記事リライトでCV数8%増⤴️ の事例。トラフィックではなくビジネス成果に注目
- リードの36%をAI検索から獲得できた、GEO戦略の秘訣
- 上司の「SEOのコスト、下げられない?」を撤回させる秀逸なたとえ話
- Search Consoleデータ分析のコツ×3
- Search Consoleの「ブランドクエリ フィルタ」が全ユーザーに公開(ただし制限あり)
- 2026年3月のグーグル検索オフィスアワー: テキスト検索結果画像の制御、head内のiframe タグ、Googlebotのリダイレクト挙動など
- 「在庫切れ商品の購入ボタンはグレーアウトする」がGMCのLP要件に追加
- GBPで、AIによるレビュー返信サポート機能がテスト中
- Google Discoverの画像ルールが緩和、テキスト入り画像はUXとパフォーマンスの問題
- Googleマップが会話型に進化、Gemini搭載の「Ask Maps」で複雑なローカル検索に回答
今週のピックアップ
AI最適化が逆効果になる5つの手法。サステナブルGEOの真髄とは
SEOとGEOの密接な関係性あり (Lily Ray on Substack) 海外情報
GEO(生成エンジン最適化)で自社サービスの紹介数を増やしたはずが、気がつくと検索トラフィックもAIメンションも壊滅的な状態になってしまう……そんなリスクをもった“最適化”(もどき)の具体的な手法を5つ紹介する。
注目すべき5つのリスクの高いGEO戦術
「GEOの手法」として喧伝されていて一見効果がありそうな施策のなかで、リスクが高いものには、次のようなものがある。いずれも、プラットフォーム側が対策するまでは効果が出ているように見えるが、中長期的にはマイナスの効果を生む可能性が高いものだ:
AIによるコンテンツの急速な拡大(スケーリング):
急速な成長を促すことはできるが、後にスパムや品質システムによる打撃を受ける可能性がある。AIコンテンツ制作会社による公開ケーススタディを調査したところ、急速な成長の後に、多くの場合グーグルのコアアップデートと重なる形で急激な下落が見られるという一貫したパターンが確認された。人為的な更新(リフレッシュ):
主に「最終更新日」のタイムスタンプを更新するためだけに行われる表面的な編集は、裏目に出る可能性がある。グーグルは本質的な更新と形式的な更新を区別する能力をますます高めており、この手法は何年にもわたりアルゴリズムアップデートの影響を受けたサイトによく見られるパターンである。過度な自社宣伝目的のリスト記事(リスティクル):
自社製品を特定のカテゴリで最高位にランク付けするようなページに対し、グーグルは取り締まりを開始している。2026年1月21日頃から、複数の企業が大幅なトラフィック減少を報告している。この戦術が今のところAI検索の露出には有効であるものの、今後さらに大規模な取り締まりが行われる可能性がある。隠しプロンプトを仕込んだ「AIで要約」ボタン:
この戦術は他とは本質的に異なる。記事のAI要約ボタンの中にプロンプトインジェクションの命令を隠し、ユーザーのAIアシスタントのメモリに特定のコマンドを植え付け、自社ブランドを推奨したり記憶したりするように指示する手法だ。
マイクロソフトのセキュリティリサーチチームは、こうした手法を「AIレコメンデーションポイズニング(AI推薦汚染)」と呼んで公表した。マイクロソフトはこれをサイバー攻撃と同じ「プロンプトインジェクション」の一種として正式に分類しており、プライバシー法や消費者保護規制上の懸念が生じると指摘している。※筆者補足: AIレコメンデーションポイズニングについては、筆者の個人ブログで解説している過度な代替製品および比較ページ:
代替製品を紹介したり製品を比較したりするコンテンツは、適切なものならば有用だ。しかし、それを過剰に拡大すると逆効果になる。この戦術を大規模に展開したあるサイトの例では、2026年1月後半にオーガニックトラフィックが減少し始めたのと同時期に、ブログのChatGPT引用率も低下した。
これは、SEOの世界的権威であるリリー・レイ氏が「サステナブルなGEOの真髄」を語った記事で紹介されていたものだ。
サステナブル(持続可能)なGEOとは、どういうものだろうか? それを理解する基礎の重要なポイントとして、レイ氏は次のように説明している。:
一般的なGEO戦術の多くは、持続不可能である。なぜなら、AI検索における露出は依然として従来のSEOの強さに大きく依存しているからだ。
レイ氏の主張の根拠は、AIシステムがRAG(検索拡張生成)と呼ばれる仕組みを通じて外部の検索インデックス(特にグーグルのもの)からコンテンツを取得しているという点にある。そのため、GEOの近道のためにオーガニック検索のパフォーマンスを弱めてしまうブランドは、AI検索における長期的な露出も損なうリスクがある。
現在急成長しているいくつかのGEO戦術は「短期的には利益をもたらすものの、後に関心の低下やペナルティ、信頼性の問題を引き起こす可能性がある」とレイ氏は警告している。そうした手法が現時点で機能しているのは、単にグーグルや他のAI企業がまだこれらの戦術に完全に対応しきれていないからだという。
レイ氏の主張のポイントをまとめる。
SEOは依然としてGEOの基盤である
すべての主要なAI検索製品(ChatGPT、Perplexity、Gemini、グーグル AI Overviews、Microsoft Copilot)は、「RAG」と呼ばれる検索アーキテクチャに基づいている。ほとんどの商用・リサーチ目的のクエリにおいて、LLMは回答を生成する前に外部の検索インデックスからドキュメントを取得する。
コンテンツがインデックスされ、上位にランクインしていなければ、モデルのコンテキストウィンドウに入ることができない。結果としてAIシステムに引用される可能性は低くなる。
ChatGPTが情報の取得をグーグルの検索インデックスに大きく依存していることは、複数の独立した調査により示されている。グーグル自身のAI製品も、同様にグーグルの検索インデックス上に構築されている。ランド・フィッシュキン氏の調査が示すとおり、AI Overviews単体での利用だけでも、他のすべてのAI検索製品の利用規模を圧倒している。
多くのGEOの勝利は、実際にはSEOの勝利である可能性がある
一部のケーススタディで「斬新なGEOのイノベーション」であるかのようにしている手法は、実は「標準的なSEOのベストプラクティス」である。たとえば、次のようなものだ:
- 構造化データ
- FAQ構造化データ
- タイトルの最適化
- 箇条書きでの情報整理
- 要約
- 質問への直接回答
多くの場合、AIでの露出を支えているのは「新しいGEO戦術」よりも「既存のオーガニックな権威性」である可能性が高い。これは根本的な相関関係の問題である。強力なSEOを持つブランドがAIの引用に表示され始めた際、実際には既存のSEOがより妥当な理由であるにもかかわらず、そのブランドはGEOキャンペーンが成功したと結論付けてしまう。
短期的なGEOの利益は、長期的なリスクを生む可能性がある
数か月間は効果があるように見える戦術が、後に露出の急落を招くことがある。急速に成長したあとに急速に下落していくこのパターンを、グレン・ゲイブ氏は「AI山(Mount AI)」と呼んでいる。
このような急落からの回復には、数年にわたる困難な作業が必要になる場合がある。
冒頭で示した5つの手法は、こうした「長期的なリスク」につながる可能性が高いものの具体例だ。
グーグルのオーガニックな露出がAIの引用に影響を与えている可能性がある
「オーガニック検索のパフォーマンス低下が、ChatGPTでの言及を含むAIの引用減少と重なる」可能性があることをデータが示している。
グーグルの検索インデックスは、AI検索トラフィックの大部分において事実上の情報の取得元となっているため、SEOを損なうことはAI検索におけるプレゼンスを直接損なうことにつながる。
推奨される戦略
SEOとGEOは「競合するもの」ではなく、「互いに関連し合う戦略」だと考え扱うこと。RAGの仕組み上、オーガニックランキングを損なうことはSEOトラフィックの損失にとどまらず、AI検索における露出の喪失も招く恐れがある。
すべての新しいAI検索戦術は、まずはSEOの観点から評価する。効果がありそうな戦術でも「検索システムやAIシステムを操作するために設計された近道」ならば、ランキングだけでなくブランドの評判をも危険にさらす可能性が高いことを認識したうえで判断する。
レイ氏が警告するように、SEOを犠牲にしてGEOの近道を追い求めるべきではない。AI検索におけるサステナブルな露出は、「AIシステムを操作するための戦術」ではなく、「強力なオーガニックの基盤」から得られる可能性が高いという根幹を確実に認識しておきたい。
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グーグル検索SEO情報①
検索順位を3週間で34%改善したE-E-A-T戦略。新規記事なし・リンクビルディングなし
GEOよりも効果あり!? (Mike Anderson on LinkedIn) 海外情報
ブログのオーガニック検索(AI検索ではない!)でのキーワードのランキングをわずか3週間で34%向上させた事例を紹介する。「遠隔診療」という、規制の厳しいカテゴリに属するのサイトでのケースだ。
驚くことに、新規コンテンツ追加なし、リンク獲得の取り組みなしとのことだ。代わりに、E-E-A-Tを高めることに全集中した。
力を注いだのは次の7つの施策だ:
医師による記名記事:
「編集チームによる執筆」を、実名の医師と資格情報に置き換えた。この単一の変更が、34%向上の最大の要因だった。グーグルは、医療コンテンツにおける本物の資格を評価する。全ページへの編集基準の明示:
すべてのブログ記事のフッターで編集基準を明示した。患者も検索エンジンも、「コンテンツがどのようにレビューされているか」を確認する必要がある。体系化された医療レビューのワークフロー:
次のようなワークフローを定めた:下書き ➔ 医療レビュー ➔ 編集QA ➔ 公開あらゆる医学的主張に、資格を持つ専門家が関与した。近道はない。これがリスクを抑えてコンテンツを拡張するためのシステムである。
著者と査読者のプロフィールページ:
単なる略歴ではない。資格、訓練、専門分野を網羅した詳細なページ。関わったすべてのコンテンツからリンクを貼った。権威性の低いコンテンツの整理:
単なるトラフィック獲得のために作成されたコンテンツを統合・削除した。信頼性の基準を満たさないものはすべて削除した。ページ数を絞ることで、シグナルを強めた。信頼構築用のアセット:
「私たちについて(会社概要)」のページを書き直し、コンテンツの制作・レビュー・承認プロセスを詳細に説明する専用ページを公開した。これらのページは「トラフィックを稼ぐため」のものではない。他のすべてをコンバージョンさせるための「信頼を築くため」のものだ。すべての臨床的主張に対する出典明記:
公開された研究論文、臨床データ、権威ある参照元を引用した。出典が示せない主張は、一切公開しない。
注意してほしいのは、E-E-A-Tは、直接のランキング要因ではなく、検索品質評価者が品質判断の基準に使用する概念だという点だ。したがって、ここで挙げた施策を実行することが検索での評価向上に直接繋がるわけではない。しかし、こうした施策が、人間のユーザーに対しては大きな権威性や専門性、信頼性を示すことは明らかだ(そして、検索からのユーザー行動が改善される)。特に医療などYMYL分野におけるトピックでグーグルが上位表示したいのはこうしたサイトである。巡り巡ってグーグルの評価が高まることは確かにあり得る。
このサイトは遠隔診療を扱っているので、上記のような施策を進めた。では、自社のサイトで「人間のユーザーがE-E-A-Tを感じられる」ようにするには、どのような取り組みをすればいいのだろうか。それを自ら研究し、実行するといいだろう。GEOよりもよほど実質的な成果につながるだろうし、しかも持続的だ。
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記事リライトでCV数8%増⤴️ の事例。トラフィックではなくビジネス成果に注目
既存資産の活用 (SocialSurge Marketing) 海外情報
現在のSEO環境においては、
「新しいページを絶えず公開すること」
よりも
「既存コンテンツを改善すること」
のほうが効果的であることが多い。
このように主張する記事を紹介する。多くのサイトには「一定の権威性、関連性、過去の実績を持ちながらもパフォーマンスが十分に発揮されていないコンテンツ資産」がすでに存在する。したがって、こうしたページをリライトするほうが、ゼロから始めるよりも迅速かつ強力な成果を得られるというのだ。
実際に、元記事著者のサイトでこの「リライト優先」のアプローチを実践したところ、オーガニック検索セッションは約50%減少したものの、キーワードの視認性、トピック・オーソリティ、リードの質が向上したそうだ。
具体的には次のような数値で成果が現れている:
- サイト全体で:
- 総キーワードランキングが140%増加
- トップ10入りのキーワードが48%増加
- 検索結果の特殊機能での露出が1,146%増加
- ブログコンテンツに限定すると:
- 総キーワード数が142%増加
- トップ10キーワードが38%増加
- 検索キーワードが1,542%増加
- Search Consoleでの表示回数が500万回以上も増えた。つまり、認知度が269%向上した※ただし、Search Consoleのインプレッション報告手法の変更により、このデータは一部偏っている可能性があるとの注記あり
- コンバージョンが増加:
- フォーム送信数が8%増加
- 初回相談(ディスカバリーコール)数は7%増加
元記事で実践したリライト手法の根底にあるのは「多くのウェブサイトが抱えている問題は、コンテンツの“量”ではなく“質”である」という点。新規コンテンツ作成ではなくリライトを優先する戦略をとれば、すでにサイトがもっている「権威性」「ランキング」「バックリンク」「内部リンク」「トピックの関連性」などを活用できる。
では、どのようにリライトを進めればいいのだろうか?
リライトといえば古いコンテンツの書き換えだが、「古いコンテンツ」は2つのカテゴリに分けられる:
- ポテンシャルはあるが鮮度と質の改善が必要なもの
- 単にトピックから外れており維持する価値がないもの
リライトする価値があるのは前者のみだ。それらのコンテンツに絞って中身を見直すのだが、その際に次のような点を確認する:
- 今でもそのコンテンツは検索意図に関連性があるか
- 鮮度、質、検索意図との適合性を改善できるか
そうした判断をして見直し対象となるコンテンツは、主に次のようなものが多いだろう:
- 検索結果機能がない検索結果で2ページ目や3ページ目に留まっているコンテンツ
- 古くなったコンテンツ、あるいは内容の薄いセクション
- 不適切なコンテンツ構造のまま公開したコンテンツ
- 当初「リード獲得」を主眼に書いていて、「検索意図」に合わせていなかったコンテンツ
そうしたコンテンツを選別したら実際にリライトを進める。その際にリライトを効果的にするには、主に3つの領域に焦点を当てるのがポイントとなる:
- 検索意図により適合させるためにセクションを再構成する
- コンテンツを流し読みして理解しやすくするために、構造を改善する。たとえば次のような手法が使える:
- 箇条書きにする
- ドロップダウンなどでさらに多くの情報を提示※Web担編注 「ドロップダウン」とあるが、
detailsなどを使い、最初はシンプルに見えるが、知りたければさらに詳細情報を閲覧できるようにする仕組みを指していると思われる - 長いセクションを
h3/h4タグで区切る - ビジュアル要素やデータで情報を理解しやすくする
ユーザーが自らの意思でサイト内を移動できるようにして、コンバージョンに関連するコンテンツへとユーザーを誘導し、ページ間で権威性を分散させるための内部リンクの強化
新しい記事を公開することを既定路線にする前に、ポテンシャルの高い既存コンテンツのリライトに取り組むのは悪くないアイデアに思える。
このアプローチで重要なのは、「トラフィックの量(つまり検索からのPV数)」にこだわるのではなく、
- コンテンツ品質の向上
- 検索意図へのより強力な適合
- 高いコンバージョン価値
といった「顧客との適合、そして収益」に近い部分を重視することだ。
言い換えると、トラフィックしか見ないのであれば、こうした手法は合わない場合もあるかもしれない。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
リードの36%をAI検索から獲得できた、GEO戦略の秘訣
実はSEOをこなしただけ (Jeremy Moser on LinkedIn) 海外情報
過去30日間のリードのうち36%がAI検索から生まれた。その前の30日間の27%から上昇した数字である。
こうした成果をあげたサイトの管理者が、SEOとGEOにおいてどのような取り組みをしているかをリンクトインで共有した。次のようなものだ:
顧客がグーグルで検索するコアキーワードでオーガニック検索の上位にランキングしている。そのため、LLMもプロンプトへの回答に私たちを引用するようになっている。
それらのキーワードで検索結果の複数の枠を占めている。LLMがソースとして参照することの多いリストアップ記事、まとめ記事、比較記事、ディレクトリへのターゲットを絞ったリンクビルディングを通じて、より多く露出している。
リンクトイン上で強いプレゼンスを持っている。リンクトインはAI検索においてソース素材として登場する頻度がますます高まっており、グーグルの検索結果にも表示されるケースが増えている。これにより、AI検索でのメンション率が上がっている。
引用を獲得できる良いコンテンツを公開している。ただし、引用はAI検索においてそれほど価値があるわけではない。本当に重要なのは「メンション」である。つまり、誰かがChatGPTに「XYZに最適なエージェンシーやツールは何か」と聞いたとき、そこに登場することが目標だ。引用はあっても問題ないが、具体的な成果にはほとんどつながらない。
リンク、ブランドメンション、引用形式のリンクを継続的に構築している。これらは、LLMが私たちのブランドをソリューションとして紹介する際に実際に引用されているのを直接確認している。
コンテンツを継続的に公開し、アクセスが多いページを更新し、停滞しているページを更新し、より多くの引用を獲得していると気づいたページも更新している。
さて、気付いたかもしれないが、「GEO」と呼べるような目新しい特別な施策は何も実行していない。
事実、投稿者も冒頭で次のように断っている。
免責事項: この投稿を読んでいる方が「革新的なGEOハック」を期待しているなら、それはお伝えできない。私たちは、革新的なことは何もしていないからだ。
私たちはただ「基本的な施策」を一貫して実行しているだけだ。それがSEOとGEOの約95%を占める。もちろん、具体的なやり方には独自のノウハウもあるが、大まかなアプローチや戦術は秘密でも何でもない。「良いコンテンツ」「良いリンク」「良いブランド構築」などだ。
「何をすべきか」を知っている人は多い。ただ、それを「実行できる」人は限られている。
結びでは次のように述べている。
冒頭でも述べたように、革新的なことは何もない。「ハック」や「銀の弾丸」なんてものは存在しない。それよりも、一貫した戦略を組み立て、しっかりと実行することが重要だ。
「良いリンクを構築する必要がある」ことは誰もが知っている。「本当に役立つ、すばらしいコンテンツを書く必要がある」ことも誰もが知っている。しかし、良いリンクを構築するのは言うほど簡単ではない。リンクされる価値のあるコンテンツを作ることも同様だ。
これこそが本当のノウハウだ。つまり、あらゆる形の検索から高いインテントを持つリードを獲得するために必要なディストリビューションを生み出せるレベルで実行する能力である。
リリー氏の記事紹介でも触れたように、従来のSEOがAI検索の基盤となることを示す好例だ。「GEOだ、LLMOだ、AEOだ」と躍起になる前に「まず潜在顧客のニーズを把握して、それに応えるSEOを確実に施策する」ことが、結局は近道・王道と言える。今のSEOは原則として「情報を求めているユーザーにとって価値あるものを優遇する」ものだからだ。
- すべてのWeb担当者 必見!
上司の「SEOのコスト、下げられない?」を撤回させる秀逸なたとえ話
マラソンに例える (Mark Williams-CookMark on LinkedIn) 海外情報
SEOの予算なんだが、プロジェクト初期は費用を抑えて、成果が出たら増額するようにできないか?
こんなふうに上司に問われたときに、上手に使える例え話をSEO専門家のマーク・ウィリアムズ=クック氏がアドバイスした。
SEOを始めるのは、すでにスタートしているマラソンに途中から参加するようなものです。自分より前を走っている人たちと競わなければなりません。
「最初はゆっくりジョギングをして、追いつき始めたら本気を出して勝ちにいこう」という計画は、果たして妥当でしょうか? もちろん、そんなはずはありません。ただエネルギーを浪費して、何の成果も得られずに終わるだけです。
SEOもこれと同じです。追いつきたいのであれば、「競合が偶然そこにいるわけではない」という現実を直視し、「競合を努力で上回る、あるいは出し抜く必要がある」と理解しなければなりません。それには通常、より少ない努力ではなく、より多くの努力が必要です。
「両足で飛び込むか、さもなくば飛ばないか」だとウィリアムズ=クック氏は言う。なかなか説得力のある比喩だ。SEO予算の増額を希望しているウェブ担当者は使ってみてはどうだろうか?
ただし、意地悪な上司なら「前にいる人が足で走っているのなら、バイクで追い抜いたり近道したりするやり方はないのか?」と聞いてくるかもしれない。その場合はうまく対応してほしい。
- SEO予算を増やしてもらいたい人用(ふつうの人は気にしなくていい)

