博報堂生活総合研究所は、「食に関する生活者調査2026」を実施した。20〜69歳の男女1,500人を対象に、手料理や食事の範囲、食の価値観などを聞いている。
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まず、どのような料理を「手料理」だと思うか聞いたところ、上昇幅が最も大きかったのは「焼かずにバターなどを塗ったパン」で、2023年の21.6%から2026年には27.9%に上昇した。次いで「パックのままの納豆」は17.2%から22.6%、「鍋やフライパン、レンジで温めた冷凍食品」は37.4%から40.7%に増加している。
そのほか、「お湯を注いだカップ麺」や「鍋やフライパン、レンジで温めたレトルト食品」も「手料理」とみなす人が増えており、簡便な調理済み食品が生活に浸透していることがわかった。
次に、どのような食べ物が「食事になる」と思うか聞いたところ、「完全栄養食/バランス栄養食」は2023年の51.7%から2026年には67.6%に上昇し、15.9ポイントの大幅増となった。また、「プロテイン」は25.0%から34.1%、「グラノーラ」は57.3%から65.4%、「オートミール」は57.3%から63.6%に増加し、健康意識の高まりがうかがえた。
8割超が「料理の手間を減らして別の時間を作りたい」
続いて、食に関する価値観について聞くと、「今の価値観だと思う」が最も高かったのは「レトルトや冷食などを使って料理を作ること」で83.5%、次いで「家事分担で男性が料理を担当すること」が82.9%、「料理の手間を減らして別のことをする時間を作ること」が81.5%と続いた。
一方で、「昔の価値観だと思う」では、「宴会や会食などで女性が料理を取り分けること」が80.1%で最も高かった。以下、「手料理にこだわること」が76.9%、「家族や恋人と出かける際に手作り弁当を持っていくこと」が74.1%と続いており、性別役割や手料理へのこだわりが変化していることがうかがえた。
最後に、食に関する価値観について支持するものを聞くと、「料理の手間を減らして別のことをする時間を作ること」が81.5%だった。次いで「味付けにメニュー用調味料などを使うこと」が80.6%と続いており、料理の時短や簡便化を肯定的に受け止めている人が多いことがわかった。
一方、「支持しない」が最も高かったのは「宴会や会食などで女性が料理を取り分けること」で70.5%だった。また、「料理の手間を減らすことを手抜きだと思うこと」では、66.4%が否定的な見解を示した。
