最新SEO情報×20 ―― ロンドンからのお持ち帰りネタ
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最新SEO情報×20 ―― ロンドンからのお持ち帰りネタ
残りも読んでほしい (Wordtracker)
SESという検索エンジン&ソーシャル・マーケティングのカンファレンスが2月18日~21日に英ロンドンで開催された。
セッションで得た重要な214個の情報をこちらの記事がまとめている。そのなかから、SEOに関係しこのコーナーの読者に伝えたいものを20個選んでみた。
「ソーシャルがリンクよりも重要だ」と言う人がいるが、その証拠となるものを見たことがない。リンクは依然として重要だ。
「だれがリンクを張っているか」のほうが、「どこからリンクが張られているか」よりも重要なのではないだろうか。
2013年のグーグルのランキング要因は、訪問者像と人々の行動だ。
ペンギンとは何か? ―― グーグルのアルゴリズムを追いかける人たちの努力を鈍くするように設計されたペナルティフィルタだ。
現在サイトにもっともトラフィックを送り込んでいるキーワードは何か? それを知ることがもっと多くのキーワードを選ぶことに役立つ。
ユーザーがあなたのサイト内で何を探しているのか? サイト内検索を調べよう。
メインキーワードについて考える。訪問者は、そのキーワードで検索することによって何を見つけようとしているのか? 情報を探しているのか、それとも商品を買おうとしているのか。
購入サイクルを理解しよう。調べる、商品を見る、買う、手に入れる、使う。ユーザーは、どの段階でどんなキーワードを使って検索するのだろうか。
あるキーワードで上位表示できているのにクリックされていないとしたら、meta descriptionの内容に訴求力が足りていないのかもしれない。
- ユーザーが何を探しているかを、QuoraやYahoo! Answersで見つけよう。旅行関係ならトリップアドバイザーだ。
単一キーワードのランキングは、最近では価値が薄れてきている。パーソナライズ検索やローカライズ検索(検索者の場所に応じて結果を調整する検索)、検索履歴のせいだ。
グーグルは、ユーザーがサイトとどう関わっているかを今は読み取っている。ユーザーとの関わりがなにもないとしたら、そのページはアルゴリズムをだますために存在していることになる。
サイトのトピックや対象者に合っていないリンクを削除することを検討するべし。そうしたリンクは、変更するのではなく完全に削除すること。グーグルはそのリンクが元々どうだったかを記録している
ユーザーにとって価値のないリンクを取り除く。
リンク構築サービスを買うのであれば、「どんなリスクがあるのか」「そのリスクにどう対処するべきか」を知っていることを実例で示せる会社を選ぶ必要がある。
301リダイレクトでペナルティから逃げる手法は、もはや通用しない。ペナルティを受けたならば、リダイレクトしても追いかけてくる。
見つけてもらい、利用してもらい、共有してもらって初めて、コンテンツはすばらしいものになる。
どうでもいいブログ記事をたくさん書くよりも、1つのすばらしいコンテンツを作ることに集中するほうがいい。
フェイスブックの共有やコメントはGoogleのランキングには使われていない。
グーグルはセマンティックウェブの方向に向かっている。つまりユーザーの検索意図を見つけるために語句同士のつながりを見ている。
編集の都合で20個しか取り上げていないが、残りの194個もぜひ読んでいただきたい。
最後に1つ、全体の基本となるものを紹介しておこう。
SEOでは、他の人がやっていることを真似しようとするべきではない。皆の真似をしていたら、次のアルゴリズムアップデートでやられてしまうだろう。
ツイッターはGooglebotを呼ぶことに役立つ?
更新を伝えられるかも (Graywolf's SEO Blog)
長らく更新が途絶えていたブログに記事を再び投稿し始め、その投稿を主にツイッターを使ってソーシャルメディアで共有したところ、それまでほとんどなかったGooglebotのクロールが突然活性化したそうだ。
ツイートに含まれるリンクをたどってやってきたと考えて、ほぼ間違いないだろう。
新しいコンテンツを公開したときや既存のコンテンツの一部を修正したときは、ソーシャルメディアで共有するとGooglebotにいち早く来てもらえるかもしれない。
もっともグーグルウェブマスターツールのFetch as GoogleのURL送信を利用すれば速やかなクロールをリクエストことはできる。そうだとしても、ソーシャルでの共有もグーグルはしっかり見ていることを知っていてもいいだろう。
多数の画像を差し替えるときはどうしたらいいか
上書きでOK (Barry Schwartz on Google+)
ECサイトで、非常に多くの商品画像を新しい画像と入れ替えるときは、どう処理したらいいのだろうか?
WebmasterWorldフォーラムに投稿された質問だ。
- 元の画像をそのままサーバーに残しておく
- 元の画像は削除する
- 元の画像は残しておき、別の名前で新しい画像をアップロードする
- それとも新しい画像を同じ名前でアップロードし、古い画像を上書きする
などの選択肢が考えられる。
画像ファイルの数や古い画像をもう見せたくないのかどうか、そして画像に検索エンジンからのトラフィックがあるかどうかも関係してくるだろう。
冒頭の質問をバリー・シュワルツ氏が彼のSEOブログで取り上げ、その記事をGoogle+で共有したところ、英グーグルのピエール・ファー氏がアドバイスをコメントした。
古い画像と新しい画像がだいたい同じ製品なら、元のファイル名を保ったまま上書きしていい。Googlebotが画像を再クロールすれば新しい画像を検索結果に出し始めるだろう。新しい画像に置き換わるのにどのくらいの時間がかかるかは、いろいろな要因による。
写っているものが極端に違うものでなければ、同じファイル名の画像をアップロードしていいということになる。
ただし、画像のサイズ(寸法)が変わる場合、もし前の画像がブラウザのローカルキャッシュに残っているユーザーがいたら、おかしく表示される可能性があることには注意したい。
Bingがサイトマップ作成ツールを公開
グーグルにも使える (Bing Webmaster Center blog)
ウェブ担当者よりも、サーバー管理者向けのトピックだ。
サーバーサイドでサイトマップ(検索エンジン向けのXMLサイトマップ)を作成する「Bingサイトマッププラグイン」という名称のツールを、Bingが公開した。
IISとApacheにそれぞれ対応したバージョンがあり、マイクロソフトのダウンロードセンターから無償で入手可能だ。
Bingサイトマッププラグインは、2つのサイトマップを自動で生成する。
- すべてのURLが載った完全なサイトマップ
- 最近更新されたURLだけが載ったサイトマップ
完全なサイトマップはクロール可能なURLをすべて発見することに役立ち、更新されたURLのサイトマップは優先的にクロールしてほしいURLを伝えることに役立つ。
Bingサイトマッププラグインが作成するサイトマップの形式は、大手の検索エンジン企業が共同で策定した sitemaps.org の仕様に従っている。つまりグーグルに対しても有効だ。利用してみる価値があるかもしれない。
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