Web解析のためのKPI大全

広告表示1回あたりの平均クリック数(クリックスルー率、CTR)

広告表示1回あたりの平均クリック数(クリックスルー率、CTR)

クリックスルー率(CTR)は、マーケティング・キャンペーンの浸透度を示す、重要な指標である。

  • 定義

    この計算をするために必要なデータは、広告パートナー(Google, Yahoo!, メールプロバイダ、バナー広告のサーバーなど)から提供される。

    {総クリック数}÷{広告の総表示回数}={クリックスルー率}

    あなたが展開しているそれぞれのキャンペーンタイプ(メール広告、キーワード広告、バナー広告、RSSフィードなど)ごとにまとめて、このKPIを算出することを考えよう。広告表示1回あたりのクリック数の平均をキャンペーンクリックスルー率ということを覚えているといい。

  • 表現形式

    このKPIを正確に把握するために、計測するキャンペーンのタイプを明確にし、異なるタイプのものを混ぜないことが重要である。つまり、メール広告に対するクリックと、キーワード広告に対するクリックは別のものであり、それぞれ分けて把握すべきである。さらに、このKPIは極めて現場直結型であるため、対象キャンペーンのCTRは、しかるべき担当者に直接報告する必要がある。CTRを見ることにより、パフォーマンスの良くないキャンペーンをすばやく見定めることができる。

  • 想定される結果

    残念なことに、この指標はほとんどの場合、きわめて低い値を示すし、キャンペーンの種類によってかなりばらつきがある。それでも、広告キャンペーンはほとんどクリックされない、という事実こそが、いかにCTRを改善するかというすばらしい機会を与えてくれるのである。

  • 行動

    表示1回あたりクリック数は、たゆみない改善努力をしても、ほとんど効果が現れない類の指標である。改善の基本的な方向性は、メッセージを微妙に変えるか、キャンペーンのサイトを変えるか、どちらかである。あなたの作った広告が他のサイトでは正しく機能しているなら(たとえば別のキャンペーン出稿先サイトからは、平均より高い率でコンバージョンが起こっているようなとき)、ターゲットの設定に問題があると仮定できる。逆に、あなたの作る広告がどこのサイトでもあまり機能していないなら、広告に手を加えればよいのである。

    ターゲット設定の問題を解決するには、キャンペーンの出稿先サイトをすべてランク付けし、下から順にキャンペーンの出稿が適切かどうかを見ていこう。出稿が適切であるにもかかわらずCTRが低ければ、そのサイトでのキャンペーンを中止したほうが良い。メッセージのほうが問題の場合は、画像や文言を変えた複数の別バージョンを用意し、CTRが改善するまで試してみよう。

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