1訪問あたり平均収入
1訪問あたり平均収入
1訪問あたり平均収入は、webサイトの収益パフォーマンスを測定する、より細かい指標であるが、1人あたり平均収入と意味するところはほとんど同じである。
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定義
1人あたり平均収入の「訪問者数」を「訪問回数」と置き換えればよい。このKPIのバリエーションの1つである、検索エンジン経由の訪問1回あたり平均収入の算出式は、
{検索エンジン経由の訪問から発生した収入の総和}÷{検索を利用した訪問回数}={検索エンジンからの訪問1回あたり平均収入}
となる。この検索関連KPIを測定できるかどうかはアクセス解析ツールの収入セグメンテーション機能に依存する。最低1回検索結果ページを見たかどうかを基準にセグメンテーションを行い、セグメントごとの収入と訪問回数を使って計算する。
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表現形式
1人あたり平均収入の項を参照。
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想定される結果
1人あたり平均収入は長期的で、時間とは独立している指標だが、1訪問あたり平均収入を使えば、マーケティングやコンバージョンの現時点での評価ができる。1訪問あたり平均収入と、1人あたり平均収入を並べてみてみると、短期的施策が今は効果を挙げているが、顧客生涯価値にはあまり貢献していない、というようなこともわかるかもしれない。
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行動
1人あたり平均収入の項を参照。
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この記事の筆者
この記事は、Web Analytics Demystifiedの創設者でありシニアパートナーであるエリック・T・ピーターソン氏による書籍『The Big Book of Key Performance Indicators』の日本語版です。原著作者の許諾を受けて株式会社デジタルフォレストが翻訳し、同社の開催する「Web解析マネジメント実践講座」において参考書としているコンテンツを、Web担当者Forum向けに特別に公開しているものです。
※この日本語訳版に関するお問い合わせは、デジタルフォレストまでお寄せください。
エリック・T・ピーターソン 著
株式会社デジタルフォレスト 手嶋進、入谷聡、清水昌浩 訳
Original Author: Eric T. Peterson, Senior Partner and Founder, Web Analytics Demystified