コンテンツと内部リンク用にキーワードを適切に配分するための図表メソッド
先月から取りかかった新しい仕事では、サイトの全ページとアーキテクチャについて知っておく必要があった。そのほかに、各ページの最適化で用いるキーワードも選ぶ必要もあった。そこで私は、サイトの各ページで内部リンク、アンカーテキスト、metaタグ、本文それぞれに、一貫性を保ってキーワードを当てはめていくのに役立つ図表を作った。
内部リンク、アンカーテキストおよびキーワードの作業で一貫性が重要なことを理解するのに、以前Randが書いた記事が役に立ったわ。「検索順位の90%を決定付ける4つの要素(個人的見解だけどね)」と、「ビッグキーワード/スモールキーワードを狙うベストプラクティス」(英文)の2本。まだ読んでいない人は、読んでみることを強くお薦めする。
図解サンプル
ここでは、サブページが3つあるウェブサイトの最適化に取り組んでいると仮定しましょう(3ページより多くなるとPowerPointで作る図がすごく複雑になるので、できるだけシンプルにね)。「KW」はキーワードの意味で、そこに数字を添えて区別している。
会社は玩具(toys)を販売していることにするわ。つまり、この会社の製品を表す最も一般的な語が「玩具(toys)」ということ。会社のサイトは「toysabc.com」。取り組むキーワードは4つにしましょう(各ページに2つ以上のキーワードを割り当てるのはもちろん可能なのだけど、ここではページごとにキーワードを1つにした)。
- KW 1 = 玩具(toys)(トップページ:図では青色)
- KW 2 = 人形(dolls)(サブページ:図ではピンク色)
- KW 3 = ボール(balls)(別のサブページ:図では緑色)
- KW 4 = ゲーム(games)(さらに別のサブページ:図ではオレンジ色)
各ページの最適化するキーワードが決まると……
- 各ページのURLが決まる。
- サイトの別のページでのキーワードの使われ方を最適化できる。
- さまざまなメタ情報を書ける(title要素、meta description要素、h1要素など)。
- キーワードを考慮して本文を最適化できる。
- ページ上に画像があれば、その画像のalt属性にキーワードを組み込める。
- トップページからサブページに張る内部リンクに、適切なアンカーテキストを用いられる。
サブページの本文には、(関連性がある場合は)ほかのページへのリンクを入れるようにする。そしてもっと重要なのは、適切なアンカーテキストを使って、トップページにリンクバックをすること。
すでにナビゲーションバーにそのリンクがあるとしても、各ページの本文内に内部リンクをおくことはとても重要だ。なぜなら、それはユーザー体験(ユーザビリティの問題)と検索エンジン(インデックス化の問題)の両方でメリットがあるから。
- ヤコブ・ニールセン博士のユーザビリティ研究によると、ヘッダーや右側の欄、あるいは左側の欄(通常ナビゲーションリンクはここに置かれる)といったコンテンツエリア以外のセクションより、コンテンツエリアを見る時間の方がはるかに長いという。
- 検索エンジンがコンテンツ内のリンクを辿り、すべてのページがインデックス化される可能性が高まる。また、自分が最良だと考えるアンカーテキストを入れることができる。外部からのリンクは多くの場合、よそが編集するコンテンツをこちらがコントロールするわけにはいかないので、最良のアンカーテキストを設定してもらうことが非常に難しい。
最終的にでき上がった図は、次の部分に一貫性をもってキーワードを当てはめるのに役立った。
- URLとページ
- metaタグ(title要素、description属性、h1要素など)
- 本文内におく内部リンク
- サブページに張ったリンクの適切なアンカーテキスト
- 各サブページ上にある画像のalt属性
内部リンクの適切なアンカーテキストを決めるときに、この図解手法が便利だと思ってもらえるとありがたい。
ソーシャルもやってます!