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「楽天ペイ」アプリ全面リニューアル/実店舗スタッフの半数が「ECは脅威」【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

6 years 8ヶ月 ago
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    2019/3/20
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    人材派遣業などを手がけるiDAが「iDAファッション総合研究所」を設立、「ファッション販売のECに関する意識調査」を実施した

    2019/3/18
  3. ZOZOはどこで間違えたのか? 堀江貴文氏とMB氏の対談【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき、2019年3月11日〜17日のニュース

    2019/3/19
  4. 楽天が台湾で販売強化、大手ECのPChomeと戦略的業務提携

    「楽天市場」の商品を台湾PChomeで販売する。楽天ポイントや会員IDの連携も予定している。

    2019/3/18
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    「靴下屋」の「Tabio(タビオ)」と大手カレーチェーン「ゴーゴーカレー」が「Shopify」と「PayPal」を選んだ理由とは?

    2019/3/15
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    1998年から印鑑のECサイトを運営しているハンコヤドットコムは顧客の買い物体験を向上させるために取り組んだサイト内検索の改善事例を紹介

    2019/3/20
  7. 楽天とアルペンが連携強化、ネットとリアルを連動させたサービスを拡大

    アルペングループのスポーツ用品店401店舗において、楽天の共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」を利用できるようにする

    2019/3/19
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    包括的物流配送サービスを構築する「ワンデリバリー」構想の一環として、「Rakuten EXPRESS」の配送エリアを拡大した

    2019/3/15
  9. 販売スタッフなしのデジタルストアは実現する? ECサイト「&mall」への誘導などららぽーとで実証実験

    店内に設置したデジタルサイネージを通じてアバターが接客を行い、QRコードでECサイトに顧客を誘導する

    2019/3/18
  10. 「○○大学との共同研究」「○○大学との共同研究から生まれた成分」は広告で訴求できる?

    化粧品の場合は要注意! 「大学との共同研究」という表現の考え方(連載第45回)

    2019/3/18

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    フジテレビのサブスク型動画配信サービス「FODプレミアム」が支持される理由。ユーザー拡大のキーワードは「Amazon」だった

    6 years 8ヶ月 ago

    フジテレビが運営する「FODプレミアム」は、過去に放映した名作ドラマ、バラエティ、アニメ、映画などが月額888円(税抜)で視聴できるサブスクリプション型の動画配信サービスだ。最新作や「FOD」オリジナル番組などの配信も行い、利用者は右肩上がり。さまざまな動画配信サービスが浸透するなか、「FOD」はなぜ支持されているのか? その1つの要因にあげられるキーワードが「Amazon」だ。躍進を続ける「FOD」の裏側を取材した。

    フジテレビの動画配信サービス「FOD」とは?

    フジテレビが過去に放送していたテレビ番組やバラエティ、オリジナル動画などをメインにインターネット配信する「FOD」。Web、アプリなどで「いつでもどこでも手元のデバイスで視聴できる」をコンセプトにサービスを展開している。

    事業の柱は2つ。1つは、最新ドラマ・バラエティを放送後から期間限定で視聴できる無料のコンテンツ配信サービス。2つ目が、最新作に加えて過去にフジテレビが制作したドラマ、バラエティ番組、アニメや映画など、数多くの対象作品が月額888円(税抜)で見放題になる定額課金のサブスクリプションサービス「FODプレミアム」だ。

    フジテレビが展開する動画配信サービス「フジテレビオンデマンド(FOD)」
    フジテレビが展開する動画配信サービス「フジテレビオンデマンド(FOD)」

    期間限定で視聴できる無料配信サービスの視聴者を、収益源の柱となる「FODプレミアム」にいかにして移行できるかが「FOD」のビジネスの根幹。そこで大きなハードルとなっていたのが、「FODプレミアム」への登録を行う「会員登録」だった。

    「FOD」は、リモコン操作で簡単にテレビを見たいといったユーザーがメインターゲットとなります。ユーザーがご自身で個人情報を入力しなくても、定額課金サービスを体験できる方法を導入したいと思っていました。(フジテレビ 総合事業局コンテンツ事業センター コンテンツ事業室 枝根聡樹氏)

    「FOD」は2008年にWebでスタートし、2012年にリニューアル。当時、ガラケーからスマホへの移行期でもあり、手軽に番組を視聴できる仕組み作りを模索していた。そこで採用したのがオープンID戦略だった。

    現在、「FOD」では3大キャリアのキャリア決済、楽天・ヤフー・Amazonなどが提供するIDログインサービスおよび決済サービスを導入している。

    オープンID戦略を取り入れることで新規に個人情報を入力するハードルを下げるようにしました。デジタルを活用する人の購買率、継続率も高い。こうした傾向を鑑みて、オープンIDを使って簡単に登録・決済ができるサービス設計をめざしました。(枝根氏)

    「FOD」ではさまざまなオープンIDのログイン、決済機能を導入している
    「FOD」ではさまざまなオープンIDのログイン、決済機能を導入している

    「Amazon Pay」導入を決めた理由

    ただ、導入したオープンIDにも課題があった。たとえば決済手数料の料率。ある企業ではID決済の手数料に加えて、ポイント原資の負担もあった。

    また別のIDログインおよび決済サービスでは、IDログインサービスと決済サービスの2段階登録という利用者の登録作業が必要となり、コンバージョンへのハードルが高く、離脱につながっていた。

    こうした課題を解決するために導入したのが、Amazonアカウントに登録した情報を使い、Amazon以外の自社ECサイトなどでログインや決済を行えるようになる「Amazon Pay」だった。「Amazon Pay」は2015年のサービス開始から約4年で、利用事業者数は数千社に拡大しており、自社ECサイトからのニーズは高い。

    また、初めて使うECサイトでIDとパスワードの登録を面倒に感じる消費者は増加している。「Amazon Pay」を導入すれば、新たにアカウント開設のために個人情報を入力しなくても、Amazonアカウントに登録されている情報を使って支払い手続きを完了することが可能。IDやパスワードを増やさなくて済むため、ECサイトの利用者にとって利便性が高い。

    そして、導入したECサイトでは、その自社ECサイトを使う顧客に対して次のようなメリットを提供できるとされる。

    • 「Amazon.co.jp」のID/パスワードひとつで買い物できる
    • 住所やクレジットカード情報の入力が不要
    • Amazonアカウントへのログインと注文確定の最短2クリックで決済が完了する

    そのため、「Amazon Pay」を導入したECサイトでは、①新規会員が獲得しやすくなる②CVR(コンバージョンレート)が向上しやすくなる③不正注文が防げるようになる④LTV(顧客生涯価値)が向上しやすくなる――といった効果を期待できる。「FOD」がめざす「使いやすいサイト」作りと方向性が合致した

    フジテレビにとっては手数料も魅力的だった。「Amazon Pay」は初期費用と月額利用料が無料(カート経由で利用する場合は、カート会社での月額費用が発生する場合がある)。決済手数料は物販・サービスの場合4%、デジタル商材の場合は4.5%に設定されている。

    普段、Amazonで買い物する優良なお客さまが「FOD」の会員になってくれます。手数料も他のID決済と比べて低いこともメリットでした。(枝根氏)

    フジテレビ 総合事業局コンテンツ事業センター コンテンツ事業室 枝根聡樹氏
    フジテレビ 総合事業局コンテンツ事業センター コンテンツ事業室 枝根聡樹氏

    「Amazon Pay」導入でCVR、LTVが大幅に向上

    「FOD」ではこれまで、オープンIDごとにキャンペーンを行っていたため、単純な比較はできないものの、2018年7月の「Amazon Pay」導入によって「コンバージョン数の増加は大きく改善した。会員の伸び率も大きな変化があり、従来比で約20%向上しました」(枝根氏)。

    新規客の獲得ペースの加速、コンバージョンレートの改善によって思わぬ効果も。「さまざまな指標が改善されたため、リスティング広告など販促キャンペーンが打ちやすくなった投下した予算の新規客獲得効率が上がったため、会員数の獲得ボリュームは2割増しになりました」(枝根氏)と言う。

    フジテレビが最も効果的だったと考えるのはLTV(顧客生涯価値)の劇的な変化だ。サブスクリプション型で提供している「FODプレミアム」の継続利用率が向上したことで、LTVは約14%も改善した。「平均継続期間の伸びが顕著です」(枝根氏)。

    「FOD」のサブスクを支える「Amazon Pay」の「Auto Pay」機能

    サブスクリプション型のビジネスを展開する上で、LTVは収益の根幹をなす大きな指標。使いにくさはもちろん、クレジットカードの有効期限切れによる解約も機会損失につながる。

    「Amazon Pay」は「Amazon.co.jp」での買い物時に登録されているクレジットカードの有効期限を更新した場合、その情報が反映されるため、有効期限切れによる解約といった機会損失の回避を期待でき、買い物しやすい環境を提供することができるようになる。つまり、定期購入ビジネス、サブスクリプションビジネスにとっては心強い効果が期待できるというわけだ。

    また、「Amazon Pay」にはもう1つ、サブスクリプションビジネスを支援する大切な機能がある。

    「Amazon Pay」の「Auto Pay」と呼ばれるその機能をECサイトに導入することで、購入者は初回の支払い手続き時に「以降の支払いをAmazon Payで行う」と設定することが可能になる。2回目以降は都度ECサイト上で支払いの手続きをすることなく継続して商品やサービスを注文できるようにするものだ。

    また、「Amazon Pay」の「Auto Pay」を使えば、事業者は「自由に金額やタイミングを設定し、請求することが可能」「顧客へのサービス提供内容に応じて、決済の頻度や金額などのカスタマイズが可能」など、ビジネスモデルに柔軟に対応した決済方法を購入者に提供することが可能だ。

    「FOD」ではこうした機能を活用し、「Amazon Pay」経由で「FODプレミアム」に登録した会員に対して「初回1か月無料」という無料トライアルキャンペーンを実施。会員登録のハードルを大幅に下げることに成功している

    サブスクリプションの根幹はクレジットカード。以前、ケータイキャリア決済がメインだったころは、(ケータイ端末を切り替えるタイミングが多い)2年間で「FODプレミアム」をやめてしまう利用者が圧倒的に多かったんです。そのため、LTVも固定化されていました。こうした状況は現在、劇的に変わりました。「Amazon Pay」経由に関して、初回1か月無料を試したことで、2か月目以降も継続するユーザーがとても増えています。(フジテレビ 総合事業局コンテンツ事業センター コンテンツ事業室 部長職 野村和生氏)

    「顧客へのサービス提供内容に応じて、頻度や金額などのカスタマイズ」できる「Auto Pay」機能を活用し、「Amazon Pay」でのお支払いを選んだ方には初回1か月無料サービスを提供している
    「顧客へのサービス提供内容に応じて、頻度や金額などのカスタマイズ」できる「Auto Pay」機能を活用し、「Amazon Pay」でのお支払いを選んだ方には初回1か月無料サービスを提供している

    LTVアップのための独自施策、Amazon顧客との高い親和性

    「FOD」ではプレミアム会員向けに、映画やドラマ、バラエティといった番組以外のコンテンツを豊富に取りそろえ、会員のLTV向上につなげている。たとえば以下にあげたコンテンツがその一例。

    • 人気雑誌の最新号読み放題(135種類以上)
    • 電子書籍の購入額の20%分をポイント還元
    • 特定のマンガコンテンツの無料閲覧
    • 見放題対象外の動画や書籍の購入に使えるポイントを定期的に付与
    動画コンテンツだけではなく、雑誌の見放題、電子書籍がお得に購入できる会員サービスも展開する
    動画コンテンツだけではなく、雑誌の見放題、電子書籍がお得に購入できる会員サービスも展開する

    自社の放映コンテンツから、他社のコンテンツまで会員向けに幅広くそろえています。特に「Amazon Pay」経由の会員は電子書籍の購買率が高い。普段、Amazonで電子書籍に触れている顧客が多く、抵抗なく電子書籍を購入してくれるのでしょう。(野村氏)

    フジテレビ 総合事業局コンテンツ事業センター コンテンツ事業室 部長職 野村和生氏
    フジテレビ 総合事業局コンテンツ事業センター コンテンツ事業室 部長職 野村和生氏

    「Fire TV」の「FOD」を対応、リビング視聴ユーザーの獲得につながる

    フジテレビは「FOD」への「Amazon Pay」導入と同時に、インターネットの配信映像などをテレビ画面で視聴できる「Fire TV」利用者向けに、アプリケーションの提供を開始した。

    Amazonが提供するアプリ内課金(IAP)のAPIを活用し、定額課金サービスである「FODプレミアム」の申し込み手続きをアプリ内で行うことができるようにした。「テレビドラマなどをリビングのテレビで視聴したい人向けに展開しています」(野村氏)。

    野村氏曰く、これはデバイス戦略の一環。「視聴者のテレビ視聴が多様化しているので、『FOD』はFire TVに対応することで、ネットでテレビを見る視聴者にアプローチできるようになりました」(野村氏)

    「Fire TV」で「FOD」を閲覧するユーザーは「継続率が高く、たくさんの動画を視聴しています」と野村氏。

    「Amazon Pay」経由の顧客ユーザーが増え、「FOD」は消費者のリビングにすんなり入り込む導線を作ることができました。これは他のオープンIDでは、実現できないこと。こうしたデジタル戦略を進め、「FOD」経由でテレビ占有率を取り戻していきたいと考えています。テレビ番組の持っているコンテンツとしての価値は少しも失われていないことを実感できています。(野村氏)

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    新Search Consoleのサイトマップレポート改良――サイトマップを開く、サイトマップの削除、エラーの詳細説明、RSSとAtomのサポート

    6 years 8ヶ月 ago

    新バージョン Search Console のサイトマップレポートで利用できる機能を Google は改良した――サイトマップを開く、サイトマップの削除、エラーの詳細な説明、RSS と Atom のサポート

    投稿 新Search Consoleのサイトマップレポート改良――サイトマップを開く、サイトマップの削除、エラーの詳細説明、RSSとAtomのサポート海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

    Kenichi Suzuki

    CSS Nite After Dark 2019 「現場で活用できるマイクロインタラクションの作り方」が終了しました

    6 years 8ヶ月 ago

    2019年3月19日、LIFULL セミナールームでCSS Nite After Dark 2019 「現場で活用できるマイクロインタラクションの作り方」を開催し、45名の方にご参加いただきました。

    池田 泰延さん(ICS)を講師に、2時間弱、マイクロインタラクションの定義から使いどころ、実装まで、サンプルや参考リンク盛りだくさんのセッションでした。

    2019年2月22日に大阪で開催されたCSS Nite in Osaka, vol.49の再演版として開催したもので、会場を変更しての開催となりました。会場提供をくださったLIFULLさん、ありがとうございました!

    ビデオ参加

    大阪では4月に再演予定ですが、都内版の再演予定はありません。その代わりにビデオ参加を用意しましたので、ご興味ある方はお申し込みください。

    CSS Nite実行委員会

    BtoBとBtoCの違いは?動画マーケティングのポイントを徹底解説!

    6 years 8ヶ月 ago

    BtoBとBtoCの違いは?動画マーケティングのポイントを徹底解説!

    動画を使ったプロモーションで効果を出すためには、BtoBとBtoCの違いをしっかりと認識することが大切です。ターゲットとしている視聴者が異なれば訴求ポイントも違ってくるからです。この記事では、BtoBとBtoCの違いを明確にし、それぞれの動画を活用する際のポイントについてそれぞれ紹介します。

    BtoBとBtoCの違い

    BtoBとBtoCでは、なにがどのように違うのでしょうか。一見同じようなマーケティングを行っているようですが、その内容や意図することには大きな違いがあります。その違いについて説明します。

    ターゲット

    BtoBとBtoCの一番の違いは、ターゲットにしている顧客です。BtoB(Business to Business)は、企業や団体をターゲットにしていますが、BtoC(Business to Customers)は、一般消費者がターゲットになります。BtoBでは商品やサービスを購入するにあたっては企業として契約を行いますので、事前に社内稟議や上司の決済といった手続きが必要になります。購入検討時間も長く、購入の理由づけもしっかりとしたものが必要です。BtoCは一般消費者の対個人ですので、購入理由においてはその人の好みや経験が大きく影響を与えます。商材によっては購入までのスピードが早いので、接点ができたらすぐに行動が発生し、購入に至るか至らないかがすぐにわかる場合が多い傾向にあります。

    重視されるポイント

    訴求するターゲットが異なるBtoBとBtoCは、購入するにあたって重視するポイントにも違いがあります。BtoBでは、購入に際しどのような点が改善され企業にとってどのような利益がもたらせるかをシビアに検討し判断します。便利そうだからといって購入することはなく、機能面や環境面、実績などを重視して決定されます。BtoCでは、個人志向に合わせた購入を行いますので、好きなブランドのものであったり、ポイントサービスなどの付加価値があったりすると購入へのハードルが下がります。BtoBと比較してBtoCは、衝動買いが起きやすくマーケティングでも訴求方法を変える場合が多く見られます。

    検討期間

    BtoBとBtoCでは、検討する内容が異なることから商材によっても異なりますが、購入するまでの期間にも違いが出てくるだけでなく、決定プロセスも異なる傾向があります。BtoBでは単一商品だけで購入を決めることは少なく、同様の機能を持つ複数の商品を比較検討するケースが多いです。さらに、検討結果をもって社内稟議を通し、上司の決裁をとってはじめて購入に至るため、その期間は長くなりがちです。一方、BtoCの場合は自分の判断で購入を決めるため、最短で即決するケースも多く、購入までの時間が短くなります。

    BtoBマーケティング動画活用のポイント

    普段からCMなどでよく目にするBtoCの動画とは異なり、BtoBマーケティングで動画を活用する際には、BtoBならではの活用ポイントがあります。どのような点を押さえればよいのかについて説明します。

    論理的に商品を導入するメリットを訴求する

    BtoBでは、いかにその商品やサービスが、その会社にとって価値を生み出すかを明確に打ち出す必要があります。また、実際に購入検討を行うメンバーは、その製品やサービスについてより深い情報を持っていたり、幅広い知識を有していたりすることが多く、売る側と買う側はイーブンな関係で製品検討のテーブルについていることも考えられます。感覚的な説明よりも、より論理的なもので説得したり、信ぴょう性を表現したりする動画が求められます。

    購入決定権者を意識する

    BtoCとBtoBでの大きな違いのひとつがお財布を握っている人、つまり購入決定権者です。BtoCでは、購入決定者が製品を見極め購入するケースが多いですが、多くの企業では、購入決定権者と窓口となる担当者は異なります。そのため、担当者が社内で購入の承認を得られやすいように意識する必要があります。たとえば、担当者が説明を受けたときに使った動画が社内稟議で使えるような動画であれば、とても効果的な営業ツールになります。

    BtoCマーケティング動画活用のポイント

    では、BtoCの場合はどうでしょうか。個人が目にする動画は日々増えています。その中でインパクトがあり、印象に残る動画をうまく活用することが大切です。BtoCマーケティング動画を制作する際のポイントについて説明します。

    ターゲットを明確にする

    BtoBの場合には、商品やサービスを市場投入する時期にはすでにターゲットが明確になっています。また、メッセージもターゲットに合わせて作られています。ところが、BtoCの場合はある程度イメージができていても千差万別で、どのような人となりなのかのペルソナを確定しづらい状況です。性別や年代、職業や嗜好など、できるだけ細かくしっかりとセグメンテーションを行い、ターゲット像を明確に設定することが重要です。

     共感してもらう

    BtoC動画マーケティングでは、商品やサービスの利便性を訴えるよりも、なんとなく気に入ってもらうといった心情に訴える好意や共感が重要です。動画を視聴して何かを感じた視聴者が購入に至ったり、購入するかどうかの判断を友人に聞いたりするなど、次の行動を起こすきっかけを作り、印象を強くもってもらうことにポイントを置きます。そのため、視聴者の心をつかむための動画制作や配信が大切になります。

    BtoBマーケティングの動画事例紹介

    いろいろな場面で、BtoBマーケティングでの動画活用が実施されています。動画制作サービスのCrevo(クレボ)の制作実績から事例を紹介します。

    ネットショップの顧客管理・育成ツール「MakeRepeater(メイクリピーター)」

    出展:Crevo制作実績

    ネットショップオーナー向けツール「MakeRepeater(メイクリピーター)」のサービス紹介動画です。リピーター対策の重要性を伝え、低予算で効果を上げる施策としてサービスの魅力を訴求しています。文字だけでは伝わりづらいサービスの利便性をアニメーションでわかりやすく伝えています。

    サイト改善を継続的に支援する「Kaizen Platform」

    出典:Crevo制作実績

    サイト改善を継続的に支援する「Kaizen Platform」のサービス紹介動では、冒頭からメッセージ性の高いシナリオになっています。ウェブサイトの重要性が高まっているという市場の動向を強く訴えることで視聴者の問題意識が高められました。そのうえで、実際に担当者が抱える課題を挙げ、そのソリューションをサービス機能として紹介しています。これによって担当者は、さまざまなシーンでKaizen Platformが役に立つことを認識できます。抽象的な内容をポップなアニメーションでわかりやすく表現しているので、視聴者が肩ひじを張らずに見ることができます。

    BtoCマーケティングの動画事例紹介

    BtoCマーケティングでの動画では、インパクトをいかに出して最後まで動画を見てもらえるかが重要なポイントです。打ち出したいメッセージを早めに出したり、印象深い映像シナリオにしたりと工夫を凝らした活用事例を紹介します。

    マンツーマン英会話「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」

    ギャル篇

    関西篇

    出典:Crevo制作実績

    15秒という短い尺の中で、実写によるインパクトの強い動画を配信しているのが、マンツーマン英会話「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」のブランディング動画です。いくつかの動画を作ることでシリーズ化して、畳みかけるように印象づけています。ギャル、関西のおばちゃん、ヤンキー、坂本龍馬と個性の強いキャストは、一度見始めたら目が離せません。

    本の情報サイト「好書好日」

    出典:Crevo制作実績

    本の情報サイト「好書好日」のコンセプト動画は「気分で本をえらぶ」というコンセプトで描かれています。気分屋として知られる猫と情報が詰まっている本だけが出演している動画は、シンプルなだけにわかりやすいメッセージになっています。全体のトーンがやさしい色で統一されていることも本好きのターゲット層になじみやすく感じられます。

    BtoBとBtoCの違いを理解して効果的なマーケティングを

    同じ動画であっても、BtoBとBtoCでは訴求する内容が大きく違っています。動画を見た視聴者の気持ちが購入へ向き、売上増加につながるためには、それぞれに合った動画を制作することが大切になります。効果の高い動画を制作したいなら、実績が豊富なプロに依頼するのがおすすめです。

    Crevoの関連サービス

    サービス紹介の動画制作・映像制作

    商品説明・紹介の動画制作・映像制作

    crevoAdmin

    Search Console の新機能ドメイン プロパティをご紹介します

    6 years 8ヶ月 ago

    Google では、Search Console でウェブサイトを包括的に管理するため、すべてのバージョンのウェブサイト(http、https、www あり、www なし)を Search Console に追加することをおすすめしています。しかし、すべてのプロパティのデータを手動で集計するのは大変な手間で、ドメイン全体が Google 検索でどう「認識」されているか把握するのを難しくしていました。そこで、Search Console に新たに「ドメイン プロパティ」を追加し、同じドメインのすべてのウェブサイトのデータを簡単に集計、検証できるようにしました。

    ドメイン プロパティには、同じドメイン名のすべての URL のデータが表示されます。Search Console にウェブサイトを登録することで、同じドメインのすべてのプロトコル、サブドメイン、パスのデータが集約されるため、手動でデータを集計する必要はありません。モバイルページ用に「m.」で始まる URL を使用している場合でも、HTTP から HTTPS に移行する場合でも、サイトのデータが Search Console に自動的に集約され、Google 検索でドメイン全体がどう認識されているかを簡単に把握できます。

    すでに DNS の確認が済んでいる場合は、これから数週間のうちに新しいドメイン プロパティが自動的に作成され、すべてのレポートに反映されます。新しいドメイン プロパティを手動で追加したい場合は、プロパティ タイプの選択画面から新しいドメイン プロパティを追加し、DNS レコードの確認を行ってください。なお、今後は可能な限りドメイン プロパティを使用することをおすすめします。

    ドメイン プロパティは、皆様からのご意見に基づいて開発しました。貴重なご意見をお寄せいただき改めて感謝いたします。今回の変更により、サイト管理の手間が軽減され、手動でデータを集計しなくても全体像を把握できるようになることを願っております。ご不明な点などございましたら、ヘルプ フォーラムでお気軽にご質問ください。引き続き、皆様からのご意見もお待ちしております。Search Console のフィードバック機能をご利用ください。

    ユーザーのECサイト画面を共有して買い物を支援、サカタのタネが始めたサービスとは?

    6 years 8ヶ月 ago

    植物の種や園芸用品などを販売しているサカタのタネは3月19日、自社ECサイト「サカタのタネ オンラインショップ」において、ユーザーのパソコンに表示されているECサイトの画面をオペレーターが共有し、電話で操作方法をサポートする「画面共有サポート」を開始した。

    オンラインの注文時に発生する疑問やトラブルなどを解消し、顧客満足度の向上をめざす。

    ECサイトの利用者の増加に伴い、操作に関する問い合わせが増加。利用者からは、個人データの登録や注文などの操作について「ネット環境に慣れていないため不安」といった声が多く寄せられているという。「画面共有サポート」機能を導入することで、ネット通販に不慣れな顧客をサポートする。

    植物の種や園芸用品などを販売しているサカタのタネは、自社ECサイト「サカタのタネ オンラインショップ」において、ユーザーのパソコンに表示されているECサイトの画面をオペレーターが共有し、電話で操作方法をサポートする「画面共有サポート」を開始
    「画面共有サポート」のイメージ

    従来は、電話のみで顧客からの問い合わせに対応していたため、オペレーターの対応に限界があった。

    現在、「サカタのタネ オンラインショップ」の利用者のうち、シニア層が50%を占めているという。

    「画面共有サポート」の操作手順

    1. 操作が分からない箇所をパソコン画面に表示したまま、画面左下に表示されている4 桁の「ウェブ接客コード」を取得
    2. 専用電話でオペレーターに連絡し、「ウェブ接客コード」を伝え、電話を切り、折り返し電話を待つ
    3. オペレーターが電話をかけると同時に、パソコン画面に、オペレーターの接続確認が表示され、「はい」を選択すると、オペレーターが画面共有を行いサポートが開始される
    渡部 和章
    渡部 和章

    フリマアプリ「メルカリ」もイメージ検索が可能に。「写真検索機能」を導入

    6 years 8ヶ月 ago

    メルカリは3月18日、フリマアプリ「メルカリ」に、画像から商品を検索できる「写真検索機能」を追加した。スマホで撮影した画像を読み込み、同一商品や類似商品を検索結果に表示する。

    「写真検索機能」を使うには、検索メニューの「写真からさがす」の項目か、右上のカメラアイコンをタップし、探したい商品を撮影する。

    商品検索機能はこれまで「キーワード検索」「カテゴリー検索」「ブランド検索」の3種類だった。

    顧客を対象に実施した機能改善に関するアンケートなどで、「SNSで見つけた服をメルカリで簡単に探したい」「商品名やブランド名がわからずうまく探せない」といった意見が寄せられていたことから、「写真検索機能」を追加した。

    「写真検索機能」には、マシンラーニングやディープラーニングの人工知能技術を活用しているという。サービス開始から約5年間で蓄積した、数十億規模の商品データを人工知能の開発に活用している。

    メルカリはフリマアプリ「メルカリ」に、画像から商品を検索できる「写真検索機能」を追加
    「写真検索機能」のイメージ

    メルカリは2013年7月にサービスを開始。同社によると「メルカリ」の月間利用者数は1200万人以上、総出品数は11億品を超えているという。

    ファッションECサイトに画像検索機能を導入する動きは2017年ごろから活発化。ユニクロ、アダストリア、楽天、クルーズ、マガシークなどもECサイトやアプリに画像検索を実装している。

    渡部 和章
    渡部 和章

    スマホアプリ決済「楽天ペイ」を刷新、クレカやEdyなど決済手段を1つのアプリに統合

    6 years 8ヶ月 ago

    楽天は3月18日、スマホアプリ決済サービス「楽天ペイ」のリニューアルを実施、「楽天Edy」「楽天キャッシュ」「クレジットカード」「楽天ポイント」などを統合し1つのアプリで利用できるようにした。

    楽天はスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ」のリニューアルを実施、「楽天Edy」「楽天キャッシュ」「クレジットカード」「楽天ポイント」などを統合し1つのアプリで利用できるようにした
    「楽天Edy」「楽天キャッシュ」「クレジットカード」「楽天ポイント」などを1つのアプリに統合

    楽天では、グループのフリマアプリ「ラクマ」では「ローソン」「ファミリーマート」など実店舗での支払いにも利用できる「楽天キャッシュ」に、売上金を手数料無料でチャージできるようにしている。

    リニューアルしたアプリでは、「ラクマ」売上金に加え、「楽天カード」でチャージした「楽天キャッシュ」を個人間で送り合うことができるようにした。

    楽天はスマホアプリ決済サービス「楽天ペイ」のリニューアルを実施、「楽天Edy」「楽天キャッシュ」「クレジットカード」「楽天ポイント」などを統合し1つのアプリで利用できるようにした
    新アプリのイメージ

    また、共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」機能をメインメニューに搭載。「楽天ポイントカード」を同一アプリ上でメインメニューの1つとして表示し、「楽天ペイ(アプリ決済)」と「楽天ポイントカード」の両サービスに加盟する店舗で手軽に「楽天スーパーポイント」をためるようにしている。

    楽天グループのスマホ決済対応か所数は全国で約300万。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    質の高いカスタマーサービスでLTVを向上させるために必要な4つの視点 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    6 years 8ヶ月 ago

    カスタマーサービスは、ショッピングエクスペリエンスを成功させるための鍵。質の高いカスタマーサービスを行えば、長期間に渡って消費者と良好な関係を築くことができます。

    カスタマーサービスは個別対応の要素が多いため、店舗の選択や顧客ロイヤルティ、最終的にはLTVにまで影響をおよぼします。消費者中心主義を推進し、思いやりの文化を持ち、テクノロジーを活用している小売事業者が競争力の高い市場で生き残っている理由をご説明します。

    カスタマーサービスの領域を見ると、ほとんどの要素は以下の4つのカテゴリーに集約されます。

    1. 消費者
    2. スピード
    3. 思いやりの文化
    4. テクノロジー

    「消費者」自身と「スピード」は消費者に起因するもので、残り半分の「思いやりの文化」と「テクノロジー」は小売事業者に起因するものです。今回は、集中すべきこの4つのカテゴリーについて、詳細を交えながらご説明します。

    1. 消費者

    前提:今時の消費者は、買い物、購買、カスタマーサポートのあらゆる面で高い期待を抱いています。2018年7月にインターネットリテイラー社とトルーナ社が発表した調査結果を見れば明らかです。「なぜアマゾンで買い物するのか」と聞かれた消費者の79%が、「質の高いカスタマーサービスが理由」と答えました。アマゾンにとってカスタマーサービスが重要ならば、どの小売事業者にとっても同様のはずです。

    調査結果によると、「良い」もしくは「とても良い」とレビューする消費者の満足度は総じて高くなっています。小売事業者がまず目指すべきは、カスタマーサービスのスタッフとやりとりがあった顧客のうち、10人に6人が少なくとも「良い」というレビューを残すことです。カスタマーサービスが休む期間に関しては、5人に4人が「気にしない」と答えているのは、小売事業者にとって安心材料でしょう。

    しかし、現代の消費者は販売チャネルを気にしていません。そのため、小売事業者にとっては安定したサービスを提供するのが難しくなりますが、常に忙しく動き回っている消費者のニーズに応えていく必要があります。

    「わかりました」が正しい答え。

    消費者は質問がある場合、誰にでも通用する答えではなく、素早く個別に対応してくれることを望んでいます

    セルフサービスでも、人間が介在するカスタマーサポートでも、消費者は自分のやり方を求めています。常に「オン」の状態にある現代社会では、消費者ニーズに応えるために必要な情報をいかにコストをかけずに提供するか、模索しなくてはいけません。

    カスタマーサービスを利用する消費者は、待ち時間も、能力の低いカスタマーサービススタッフも毛嫌いしています。オンライン通販利用者の53%が「カスタマーサービスに連絡した際に長時間待たされるのは問題だ」と感じ、38%が能力の低いカスタマーサービスのスタッフに腹を立てています

    消費者対応において、テクノロジーが占める割合が大きくなった結果ともいえるでしょう。セルフサービスと人を介在させるサービスの間をフレキシブルに往来しながら、個人ごとのニーズに応えつつ、利益目標を達成していく必要があります。

    2. スピード

    前提:多くの消費者は時間を節約するためにオンラインで買い物をします。ですから、情報提供から素早い発送まで、どの点においても効率を求めているのです。

    すべての小売事業者は、発送も含めて非の打ち所のないカスタマーサービスを目標とするべきです。約15%の消費者が発送の遅延や注文商品に関するコミュニケーション不足を体験しています。数字は比較的低いですが、満足度が高い場合でも、消費者とのコミュニケーションを密に取り、苛立たせないことが今まで以上に重要なのです。

    小売事業者が素早い発送を行うようになると、消費者もスピード配送に慣れてきて、少なくとも1度は以下のような経験をしています。

    • 3人に1人が店舗やサイトからの同日配送の商品を注文したことがある
    • 43%は発送を早くするために追加料金を払ったことがある
    • 58%は発送情報が不足、もしくは発送までに時間がかかるため注文しなかった

    3. 思いやりの文化

    前提:コストのかからないセルフサービスに頼る小売事業者もいますが、サービスを差別化の要因と考えて、困難な道を選んだ事業者もいます。その場合、スタッフとトレーニングと価値基準を総合的に高めることになります。

    どのように消費者と関わりたいかは事業者が決めることです。たとえば私自身も、返品方針に例外を作ってもらったり、傷のついた商品を引き取ってもらったり、期限切れのクーポンを使わせてもらった経験があります。このようなイレギュラーな選択をすることで、売上に影響が出るかも知れませんが、消費者に好印象を与えることができ、その価値は計り知れないのです。

    アマゾンはこの手法を長年採用し、消費者が問題を発見した時、彼らが一切質問しなくても解決されるような仕組みを作っています。このやり方こそアマゾンが顧客満足度で毎年上位に食い込む理由であることは間違いないでしょう。事業者にとっても消費者にとってもわかりやすいプロセスを作り、消費者を思いやって正しいことをすることが大切です。

    「オンラインのカスタマーサービスで苛立つポイント」(n=1,610/複数回答可)
    出典:インターネットリテイラー/BizRate Insiteds(2018年7月)

    4. テクノロジー

    前提:小売事業者はビジネスモデルや顧客層を考慮し、より良いサービスを提供するために新しいテクノロジーを活用していくでしょう。

    カスタマーサービスにおいて重要なテクノロジーは、AI(人工知能)で、Gartner社は「2020年までに4分の1のカスタマーサービス対応がバーチャルアシスタントやチャットボットになる」と予測しています。2017年には2%だったことを考えると、非常に大きな変化です。FAQ作成から商品プロフィール、個別の消費者対応、保証や返品プロセスまで、さまざまな場面に対応するアプリケーションが出てきています。

    AIがカスタマーサービスのすべてを取って代わるわけではありませんが、消費者の苛立ちを軽減し時間を節約することはできるでしょう。信頼できるオートメーションに頼れば、24時間年中無休で働いてくれます。自動でFAQを作成してくれるようなツールを使って最適化すれば、単純な質問はツールに任せて、より複雑な問題だけをエスカレーションすることも可能になるでしょう。

    Eptica社の最新の調査によると、64%の消費者は「自動チャットボットでも苦にならない」と答え、50%以上が「質問への回答にボイスアシスタントが使われても喜んで受け入れる」と答えました。

    不安定な経済状況の中、コストカットが流行し生き残るためにはお金を貯めておくことが必須になっています。とは言え、テクノロジーのおかげで素早く、高い満足度を実現することが可能になっています。そうなれば、人件費も下がり、消費者な望む一貫したサービスを同時に提供することができるでしょう。

    もちろん、テクノロジーがどんなに発展しても、完璧なものはありません。消費者からの不満も出てくるでしょうし、軌道に乗せるまでに時間もお金もかかるでしょう。小売事業者は試行錯誤しながら、テクノロジーを駆使して、ブランド価値を高め、カスタマーエクスペリエンスを向上させていくことが大切です。

    Internet RETAILER
    Internet RETAILER

    ハンコ業界No.1のECサイト「ハンコヤドットコム」のサイト内検索改善事例を大公開

    6 years 8ヶ月 ago

    1999年から印鑑のECサイトを運営しているハンコヤドットコムは、印鑑以外に販促物や印刷系など約40サイトを運営している。顧客の需要や要望に応じて都度、ECサイトを自社で制作してきた。印鑑は1人ひとりの要望に合わせて製造するオーダーメイドが中心で、今必要に迫られて買いに来たという目的買いが多い。商品の特性上、欲しい商品まで最短で辿り着くことが望ましいが、取り扱う商品点数やカテゴリー数が多く、スマホが主要デバイスとなりスクリーンが縮小する中で、こうした課題をハンコヤドットコムはどのように解決したのか?

    ハンコヤドットコムが抱えていた課題

    印鑑の通販サイト「ハンコヤドットコム」を運営するハンコヤドットコムは、2018年12月に東証マザーズに上場したAmidAホールディングス傘下のEC企業。同じくAmidAホールディングス子会社のAmidAは、Webマーケティング事業を手がける。

    「ハンコヤドットコム」の商品の企画・開発から集客・サイト運営を担うのがAmidAで、ハンコヤドットコムは商品の製造・梱包・出荷・カスタマーサポートを手がける体制となっている。

    「ハンコヤドットコム」の運営体制
    「ハンコヤドットコム」の運営体制

    AmidAとハンコヤドットコムは「ハンコヤドットコム」以外にも約40ものECサイトを運営しており、印鑑から名刺、封筒、のぼり、表札など33カテゴリー、20万SKUを扱う。商材の中心は、注文に対して1つひとつ商品を製造するオーダーメイド品。消費者は、膨大な商品の中から、材質、サイズ、書体など、さまざまな条件を考えなければ目的の商品を探し出せないため、どのようなものを買って良いのか商品購入までの手順が分かりづらいという課題を抱えていた

    「ハンコヤドットコム」ユーザーが商品を購入する流れ
    「ハンコヤドットコム」ユーザーが商品を購入する流れ

    マーケティング面を担当するAmidAではこうしたユーザーエクスペリエンス(UX)に関する課題に対し、各サイトで簡単に目的の商品を探し出す方法として、約40サイト共通の商品データベースを構築。材質、サイズ、書体など、消費者の複雑な検索条件に適した検索結果が表示できるようなサイト内検索システムの導入、およびチューニングを実施した。

    この改善過程などについて、AmidA取締役兼マーケティング事業部部長の森龍彦氏、改善提案などを行ったビジネスサーチテクノロジ(BST)の代表取締役社長である川邉雄司氏が語り合った。

    AmidA取締役兼マーケティング事業部部長の森龍彦氏(写真左)と川邉雄司ビジネスサーチテクノロジ代表取締役社長(写真右)
    AmidA取締役兼マーケティング事業部部長の森龍彦氏(写真左)とビジネスサーチテクノロジ代表取締役社長の川邉雄司氏(写真右)

    「ハンコヤドットコム」が実施した3つの改善

    森龍彦AmidA取締役兼マーケティング事業部部長(以下、森):ハンコヤドットコムは1999年からさまざまなドメインでECサイトを運営してきました。見た目は同じようなECサイトですが、都度、開発・構築する人が異なったので、裏側やデータは統一できておらずバラバラの状態。CMSで作っていればデータも整理できたかもしれませんが、数年前までCMSを使わずにスクラッチで20サイトくらい構築し、運営していました。そのため、印鑑が売れる繁忙期である3月や4月に、1日1回くらいECサイトが止まってしまうような状況。その度にエンジニアがECサイトを立て直して稼働するような状態で運営を続けてきていました。

    AmidA取締役兼マーケティング事業部・森龍彦部長
    AmidA取締役兼マーケティング事業部部長・森龍彦氏

    川邉雄司ビジネスサーチテクノロジ代表取締役社長(以下、川邉):ビジネスサーチテクノロジはこうした状況を改善するために、3つの提案を行いました。1つ目が「ハンコヤドットコム」だけではなく、他のサイトも含めた約40サイトを対象に、サイト内検索で1つの検索プラットフォームを作成して情報提供を行う改善提案です。

    川邉雄司ビジネスサーチテクノロジ代表取締役社長
    ビジネスサーチテクノロジ代表取締役社長・川邉雄司氏

    川邉:恐らく、大きなデータベース(DB)の統合プロジェクトみたいなことをやろうと思うと大変な作業になります。僕らが提案したのは、DBは各ECサイトでバラバラでも、もう1つ各サイトのハブになるような検索用のDBを作り、それをうまく活用してナビゲーションを見せるといった改善提案です。

    2つ目は指名買い、キーワード検索の改善です。キーワード検索をする消費者は、欲しいものをある程度イメージされています。こうした購買意欲が高い消費者に対し、きちんとナビゲーションできるキーワードサジェストの機能実装を提案しました。

    3つ目は、カテゴリー一覧もターゲットにすること。キーワード検索は購入意欲が高いユーザーが多いのですが、訪問という母数で見るとカテゴリーから探すユーザーが圧倒的に多いリアル店舗でいう特定のカテゴリーの商品を並べた「棚」を、ECサイト上でも再現しました。

    「ハンコヤドットコム」のサイト内検索。カテゴリー検索も多く、「印鑑」を選択すると、さまざまな印鑑が一覧表示されるようにしている
    「ハンコヤドットコム」のサイト内検索。カテゴリー検索も多く、「印鑑」を選択すると、さまざまな印鑑が一覧表示されるようにしている

    :「ハンコヤドットコム」のお客さまは、比較的、目的の商品の用途は明確なんですよね。使用イメージははっきりしている。だけど、商品名がわからない――そんな商品が多い。そんな時にどうやって探せばいいのか?という課題を、カテゴリー一覧で解決しようと。探し方がわからない人たちに対するアシストを、サイト内検索で提供しているのです。

    ビジネスサーチテクノロジーが行った3つの提案
    ビジネスサーチテクノロジーが行った3つの提案

    コンバージョンレートは5倍にアップ

    川邉:ビジネスサーチテクノロジのサイト内検索サービスを「ハンコヤドットコム」に導入したところ、大きな改善効果を出すことができました。サイト内検索を利用したユーザーと、Webサイト全体のユーザーの比較になりますが、コンバージョンレートは約5倍1セッション当たりのPVは約4.6倍もサイト内検索利用者の方が高い直帰率は約42%少ない結果になりました。

    改善実施後の効果
    改善実施後の効果

    :サイト内検索を使うユーザーは、ある程度、能動的という側面があるので数字に反映されやすいところはあると思いますが、それを含めても、購入意欲の高いサイト内検索利用者をいかに逃がさないかというところが数字で表れたと思います。最短で目的の商品までたどり着くようにサイト内検索周りを改善したからこそ大きな改善数値が生まれました。こうした設計にしなければ、見込み客を逃がしていた可能性がありますから。

    川邉:キーワード検索を利用するユーザーに対しては、ゼロ件ヒットを防ぐ改善を進めました。サイト内検索結果の該当が0件になってしまっているキーワードは何かを精査し、それがヒットするように改善する積み重ねですね。あとは検索の評価。1検索あたりのPV数を注視しています。キーワードによっては1検索あたりのPV数がすごく高いケースがある。欲しい商材は決まっていてサイト内検索で探すけれど、検索結果の1ページ目で見つからないため次から次へとページを移動しているんだろうなという仮説を立てる。こうしたデータを見ながら、当社では検索の評価をしています。

    :印鑑は製品自体にあまり違いが出しにくい商材のため、ECサイトの利便性が重要になってくると思うんです。サイト内検索の精度やゼロ件ヒットを無くすといったほんの少しの使い勝手の差の積み重ねが、最終的なコンバージョンレートの差に影響してくると考えています。印鑑はあまりリピート商材のように見られないのですが、「ハンコヤドットコム」でのリピート購入は多いんですよね。お客さま的に、印鑑は手続きの関係上、どうしても買わなきゃいけない商材。でも、材質や書体など買い物を終えるまで間にいろんな煩雑さがあり、印鑑購入はフラストレーションがつきまといます。それを買いやすく、使い安いECサイトにするといった小さな改善が、コンバージョンにつながってくるんですよね。

    750社以上が使うビジネスサーチテクノロジのサイト内検索サービス

    ビジネスサーチテクノロジは、コーポレートサイトのほか、ECやポータルサイトのサイト内検索を手がけている。主なクライアントはコーポレートサイトでは雪印メグミルクやサントリーホールディングスなど、ECサイトだと、メガネスーパー、タビオ、カインズなど。750社以上に導入実績がある。サイト内検索「probo(プロボ)」、ECサイト内検索「probo EC(プロボイーシー)」を中心としたサービスを提供している。

    豊富なサイト内検索サービスの導入実績を踏まえ、サイト内検索を利用するユーザーと、非利用ユーザーのコンバージョンの違いを次のように説明する。

    サイト内検索ユーザーと、それ以外のユーザーのコンバージョン率を比較すると、大体3%から8%違います。これはどのサイトも概ね同様の結果となります。(川邉社長)

    サイト内検索利用者と非利用者によるCVRの差異
    サイト内検索利用者と非利用者によるCVRの差異

    ポップリンク利用者のコンバージョン率は2.4倍

    次に、川邊社長は「ポップリンク」を導入したメガネスーパーの事例を解説した。

    メガネスーパーが運営するECサイトでは、検索窓にキーワードを入れると、キーワードサジェストと合わせて、キーワードに該当した商品画像や情報が表示される。メガネスーパーの場合、コンタクトレンズを求めるユーザーなど、定期的に購入する既存ユーザーが多く、ユーザーがすべてのキーワードを入力しなくても、サジェストされたキーワードと画像から商品ページにたどり着くようにしている。

    キーワードを入力するとサジェストされたキーワードや商品画像と情報が表示される
    キーワードを入力するとサジェストされたキーワードや商品画像と情報が表示される

    メガネスーパーにおける導入効果は、サイト全体と比較して、ポップリンク利用者のコンバージョン率は約2.4倍サイト内検索ユーザー利用者数が128%に増加検索利用者のPVは約4倍だった。

    メガネスーパーさんはコンタクトレンズのECなので、ほとんどが目的買いで、且つ買う商品が決まっている。欲しいときに、すぐに商品へたどり着けることが大事です。ECサイトの売り上げを伸ばすには、「ちょっとの差」が重要。それは、決済手段、配達速度、サイト内検索を通じた購入までの導線……なんでもいいので、少しの差がコンバージョンにつながると川添さんはおっしゃっています。

    メガネスーパーさんでは、キーワードサジェストと同時に、キーワードに該当した商品が検索窓の下に表示されるナビゲーションが大きな特徴。ピンポイントで欲しいものが決まっている消費者は、いちいち検索結果から商品を探すという手間が省ける。こうした使い勝手の良さを「ポップリンク」で提供しています。(川邉社長)

    メガネスーパーでの導入効果
    メガネスーパーでの導入効果

    ランキングコンテンツを実装

    ビジネスサーチテクノロジは2018年12月、Webサイトにランキングコンテンツをタグの設置で実装する「ポップランキング」の提供を開始した。ECサイトにおけるランキングコンテンツは、スタッフの手によって更新されるケースが多い。これを商品データと売上データ等を組み合わせることで、自動で更新できるようにした。

    「ポップランキング」のイメージ
    「ポップランキング」のイメージ

    あるECサイトにランキングコンテンツを導入したところ、サイト全体のユーザーと比較して、ランキングコンテンツ利用者の直帰率が下がり、1セッションあたりのページ閲覧数、コンバージョン率、売り上げは高い実績を残した。

    ECサイト内のランキングは魅力的なコンテンツであるものの、手間と時間といった運用上の課題が大きな壁となる。「ポップランキング」は、売り上げのみを軸としたランキングだけではなく、商品属性やカテゴリー、購買情報などさまざまな軸を組み合わせてランキングを表示することができる

    ランキングコンテンツを導入したECサイトの効果

    サイト内検索が売り上げに貢献することは事実。ただ、サイト内検索そのものを再検討するのはハードルが高いという方も多いでしょう。まずは実際にナビゲーションの改善で効果が出るか、「ポップリンク」であれば既存の検索窓で試していただけます。

    また、コンテンツ施策を検討されているのであれば、おそらく今まで手動で更新していたランキングコンテンツの自動運用は是非ご検討ください。サイト内だけでなく広告やメルマガのLPにも、「ポップランキング」はタグを貼るだけで自動更新できる多軸のランキングコンテンツの実装が可能です。

    自社のリソースは有限。専門的でシステムが絡むような施策は、我々のような外部リソースの活用が重要だと考えます。我々にとっても、我々のサービスを一般ユーザーが便利にお使いいただき、お客様企業の売上増加、また、お客様ご担当者様の業務効率化と評価に貢献できたらと考えています。(川邉社長)

    石居 岳
    石居 岳

    【JavaScript SEO】AngularとReact、VueはGoogle検索のSEOで利用可能。ただし注意点あり

    6 years 8ヶ月 ago

    メジャーな 2 大 JavaScript フレームワークである Angular と React、そしてこの 2 つには及ばないもののシェアを伸ばしてきている Vue.js を採用したウェブサイトは基本的に Google 検索においてうまく機能する。SEO と相性が悪いフレームワークではない。ただしいくつか気をつける点もある。

    投稿 【JavaScript SEO】AngularとReact、VueはGoogle検索のSEOで利用可能。ただし注意点あり海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

    Kenichi Suzuki

    1日がわずか3分に!モーションタイムラプスの魅力と効果的な活用法は?

    6 years 8ヶ月 ago

    1日がわずか3分に!モーションタイムラプスの魅力と効果的な活用法は?

    雲が流れる様子やつぼみがほころんで開く様子など、長時間の動きを短縮して見せている動画はさまざまなシーンで見かけます。同様の映像なのに、視点を動かしながら雲が流れる様子や高速道路を流れる車の様子などを、時間を短縮して見せる動画を見かけたことはありませんか。前者の動画を「タイムラプス」といい、後者の動画を「モーションタイムラプス」と呼んでいます。この記事では、モーションタイムラプス動画のメリットや活用法を紹介します。

    モーションタイムラプスとは

    タイムラプスとは「時間の経過」という意味を持っています。時間の経過に合わせた変化や動きを映像化している動画を指し、コマ送りの形で被写体を見せています。タイムラプスではカメラを固定して撮影します。これは、実際に動画化したときに、視点が動くとブレがあるように感じられ、映像が見にくくなるためです。タイムラプスは映像が映し出されている場面は常に同じ場所、アングルになります。視点固定という前提を覆し、固定されたカメラを移動させて撮影しているのがモーションタイムラプスになります。モーションタイムラプスは、視聴者が時間軸を超えて広い範囲を見渡しているような映像を見ることができます。

    モーションタイムラプスのメリット

    モーションタイムラプス動画は、長時間にわたる過程を短時間の映像にまとめることができます。通常の静止画や動画ではその瞬間、数分の短い時間で切られた映像になりますので、どうしても時間の流れを映像で見せづらいと面があります。一方、モーションタイムラプスの大きなメリットは時間の流れを視覚的に見せることができます。さらに視点が固定されているタイムラプスとの大きな差は、視点が移動できることでより臨場感のある動画が撮影できるということです。モーションタイムラプス動画は、広い範囲を見渡す動画を撮影でき、その映像が長時間にわたる変化を見ることができるので、視聴者の興味を惹く効果を期待できます。通常の動画に比べると、より視聴者の注意をひきやすいことがメリットとなります。

    モーションタイムラプスの活用法

    インパクトが強く独特の印象を与えてくれるモーションタイムラプスは、その特性を生かした活用によってより効果の高い露出ができるようになります。そのヒントとなる活用法について説明します。

    観光地の移りゆく景色を紹介

    モーションタイムラプス動画では、長時間の変化を短時間で見せることで映像にインパクトが与えます。観光地の景色が長時間かかってゆっくりと変化していく様子は、実際にその場にいても感じられません。しかし、モーションタイムラプスの映像では、その土地の魅力を十二分に表現してくれます。1日の変化では、夜の静寂から朝が明け、活気にあふれる時間を経過したのち日が傾き日没を迎えるという流れの中で、観光地の良さを伝えられます。

    1年を通じた風景の違いも観光地の景色を伝えることができます。BGMとともに変化していく映像は、変わりゆく風景が走馬灯のように見えて、観光地の雰囲気をより具体的にイメージしやすくなります。すぐにでも行ってみたいという気持ちは、観光サイトや露光サイトへのアクセスを促したり、リアル店舗への集客につながったりすることが期待できます。

    メイキングや製造過程を紹介

    さまざまな食品のトレーサビリティが社会的な問題になったことで、消費者は、自分が購入するものがどのように作られているかに興味を持つようになりました。それらは食品に限らず、身の回りにあるあらゆるものへと広がっています。モーションタイムラプス動画で、さまざまな商品のメイキングや製造過程を紹介すると、視聴者は、その商品に対しての理解が深まり、より製品に対して親近感を持ちやすくなります。これにより、製品に対してロイヤリティを持つことへとつながりますので、効果的なアプローチになります。商品ができあがるまでの様子は、普段では見ることのないものなので、生産者や開発者がどのような想いやこだわりを商品に持っているかが、より伝わりやすくなります。

    ホテルや施設の1日を紹介

    旅行を計画するときに重要なホテルの選定でもモーションタイムラプス動画を活用することができます。よくあるホテルサイトでは、外観、玄関、フロント、部屋など、それぞれ場所にわかれた施設の写真が掲載されています。これらでホテルの設備はわかりますが、画像が並んだだけの見せ方では競合ホテルとの差別化は難しくなります。ここにモーションタイムプラス動画を加えると、ホテルスタッフが仕事をしている様子や、顧客との接点の持ち方、それぞれの付帯サービスがどのように宿泊客と関わるのかがわかるようになります。映像の中に自分と重ね合わせることができる顧客の視線を加えることで、よりその場にいるような現実感に近い印象を持つことができます。

    この手法はホテルだけでなく、さまざまな施設のプロモーションにも活用できます。施設の設備を単に説明するのではなく、その施設の1日の流れについて時間を追って紹介することで、施設の想いや顧客への想いをより伝わりやすく表現できます。

    モーションタイムラプスの活用事例

    モーションタイムラプス動画は、どのように活用されているのでしょうか。人気の高いモーションタイムラプス動画の事例を通して視聴者への印象付けがどのように行われるかを紹介します。それぞれの特徴を生かした動画は、視聴者が見終わった後にも感覚が残るという特徴を持っています。モーションタイムラプスでどのポイントを特に印象づけたいかを考慮して制作をすると、より強いインパクトを与える動画ができます。

    東京ディズニーリゾート「150秒で東京ディズニーシー15周年の2日をまとめてみたら」

    出典:東京ディズニーリゾート公式/TokyoDisneyResortOfficial

    キャラクターたちの挨拶から始まる東京ディズニーシーの動画は、15周年という特別なイベントの2日間がギューッと凝縮されています。スタッフの動き、キャラクターたちのパフォーマンス、人々が楽しむ姿という動的なものがあざやかに描かれています。面白いのはそれだけではありません。移り行く時間がはっきりとわかる夕暮れ時の風景や、夜のライトアップでロマンチックに変化した東京ディズニーシーが、モーションタイムラプスで印象深く表現されています。イベントのメインであるショーがインパクト強く押し出されていますので、東京ディズニーシーに行きたいという気持ちを高めてくれます。

    タイムラプス動画では、これから行く人だけでなく、すでにその場を訪れて体験した視聴者にも強い印象を与えます。自分で撮影した写真やビデオとは違う視点の動画は、ここでこれをした、あれを買った、そのシーンは見たといったように、参加していた自分と重ね合わせることができ、動画が共有の思い出になります。

    モーションタイムラプスの実績が豊富なプロに相談しよう

    モーションタイムラプスは、プロでないと制作が難しい部分があります。専用の機材が必要になり、一般的な動画とは制作のポイントも違います。シナリオも独特の感性で作られており、なにより、視聴者の視点を中心に描くことが重要です。このように、一般的には制作が難しいことから、視聴者のツボを押さえたモーションタイムラプスの制作は、実績が豊富なプロに依頼するのがおすすめです。

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