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良品計画、「コープさっぽろ」のスーパーマーケットへ「無印良品」商品を供給

良品計画は9月27日から、生活協同組合コープさっぽろが運営するスーパーマーケットへ商品を供給する。まず、スーパーマーケット「コープさっぽろ貝塚店」の店内一画で「無印良品」商品の扱いを開始。その後、北海道内の「コープさっぽろ」4店舗(合計5店舗)に順次、商品供給を実施する。
「コープさっぽろ」のスーパーマーケット内で取り扱う「無印良品」の商品は、人気の食品、スキンケア用品、靴下、タオル類、調理小物など、生活の基本となる約900アイテムを予定している。
隣接店舗や宅配に加え、「コープさっぽろ」のスーパーマーケット内において「無印良品」商品を展開することで、より身近で日用品などが購入しやすくなる環境を整え、地域の暮らしに役立つことをめざす。
北海道では、「コープさっぽろ」とさまざまな取り組み実施している。2021年11月には、札幌の「コープさっぽろやまはな店」の2階に「無印良品」として道内初の隣接店「無印良品コープさっぽろやまはな」を開設。「コープさっぽろ」のスーパーマーケット隣接店は現在、6店に拡大している。

また、2022年2月から、同組合が北海道内の組合員向けに展開する「宅配システム トドック」での取り扱いも開始。道内ほぼ全域の「トドック」利用者に「無印良品」の商品約300アイテムを届けている。
良品計画は「感じ良い暮らしと社会」の実現のため、全国津々浦々で日常の基本を支える商品・サービスの提供をめざしている。「無印良品」の店舗への出店を継続するとともに、店舗が近くにない地域の顧客にも「無印良品」の商品を提供するため、ローソン店舗やスーパーマーケット内での商品供給を推進。これまで、沖縄県、北陸地方、近畿地方、四国地方、東海地方の各スーパーマーケット内で「無印良品」の展開を進めている。
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インテリアブランド「LOWYA」のベガコーポレーションが実店舗進出を加速する理由。2024年内に8店舗まで拡充

家具・インテリアブランド「LOWYA(ロウヤ)」のEC事業を手がけるベガコーポレーションが、実店舗展開を加速している。
通算5店目の実店舗を9月14日に東京・世田谷区へオープン。年内にはさらに3店舗の実店舗を開設する予定で、合計8店舗に拡充する。
「LOWYA」」の実店舗展開は2023年4月、1号店となる「LOWYA九大伊都店」をブランド誕生の地である九州(福岡市)に開業。同年12月には大阪のなんばに2号店、2024年2月には名古屋に3号店、同8月には横浜に4号店を開設した。
9月14日に開設した5点目の「LOWYA二子玉川ライズ店」は、店舗面積が約260平方メートル。テレビ台やソファ、雑貨など約500点のアイテムを展示している。関東では8月の「LOWYAマークイズみなとみらい店」に次いで2店目。都内では初の実店舗となる。
今後、10月5日に「LOWYAイオンモール広島府中店」、11月2日に「LOWYAイオンモール茨木店」と「LOWYAマークイズ静岡店」の出店を計画している。ただ、既存の実店舗はショッピングモールへの出店で、多くの商品を展示することができない。そのため、今後は中型店や大型店の出店も併せて検討していく。
ベガコーポレーションは実店舗展開を積極化することで、ECと直営店を連動させながらOMO展開を実現。今後は在庫状況や展示状況、持ち帰り状況など、さまざまなデータを少しずつ連動させていくとしている。

インテリアブランド「LOWYA」は、創業から2023年までECサイトを中心に事業を拡大、国内トップクラスのインテリアブランドとして成長してきた。コロナ禍を経て多様化する暮らしの中で、顧客がより一層“インテリアを自由気ままに“選べる環境をめざし、実際に目で見て触れ、安心して購入できる“リアルな場”への進出を加速している。
そのような「LOWYA」ではEC専業からOMOモデルへの転換を宣言。実店舗の展開で、「実物を見ないと買えない」「このサービスがついていないなら買えない」という方、または「そもそも第一想起されない」「認知してはいるが買わない」といったユーザー層を開拓する。
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イケア、小物商品を佐川急便の拠点で通常配送料金よりも手頃な価格で受け取れる「センター受取り(小物)」を拡充

イケア・ジャパンは、小物商品を佐川急便の配送拠点で通常配送料金よりも手頃な価格で受け取れる「センター受取り(小物)」を拡充する。
現在、広島県内の5拠点で展開しているが、9月26日から岡山県、広島県、島根県、鳥取県、山口県にある合計27の佐川急便の拠点で、「IKEAオンラインストア」や実店舗で購入された小物商品を通常の配送料金より手頃な価格で手渡せるようにする。
「センター受取り(小物)」をスタートしたのは3月で、広島県広島市にある5つの佐川急便の拠点で始めた。料金は800円(自宅へのLサイズでの小物配送は1500円)。利用条件は、梱包サイが3辺(縦・横・奥行)の合計160センチメートル以内、重量の上限は30キログラム。アウトレット商品・植物・食品の配送には利用できない。
商品受取の拠点を拡充する一方、店舗出店も進める。約1年間もの期間ポップアップストアとして展開してきた「IKEAポップアップストア in 京都」を11月12日にリニューアル、期間を限定しない「IKEA京都」としてオープンする。
売り場面積を拡張する他、取扱商品数を大幅に増やし、約600点の商品を取りそろえる。また「IKEAオンラインストア」「IKEAアプリ」で注文したインテリア・生活雑貨などの小物配送対象商品は、店頭においてサービス料金無料で受け取れるようにする。
この他、鹿児島のポップアップストアは2023年に引き続き、2回目の「IKEAポップアップストア in 鹿児島」を11月13日から2025年1月26日まで出店。定番人気商品をはじめ、クリスマス商品など厳選した180点以上を販売する。出店期間中、商品の入れ替えも予定しており、より多くのイケアの商品を紹介する。
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企業が新政権に求めることは?「中小企業支援」を求める声が半数近く【TDB調査】

帝国データバンク(TDB)が実施した企業が新政権に求める経済関連政策についてのアンケート調査によると、「中小企業支援」を求める声が半数近くに上ったほか、物価高対策や個人消費の拡大策を求める声が多くあがった。
調査は9月6日~10日にインターネット調査を実施、1966社から有効回答を得た。
新政権に求める経済関連政策については、「中小企業向け支援策の拡充」が47.2%でトップ。「物価高対策」(43.8%)「個人消費の拡大策」(43.6%)、所得税や消費税などを含む「個人向け減税」(41.2%)と個人消費を促す政策を求める声が4割台で続いた。
また、「人手不足への対応」(36.4%)、法人税などを含む「法人向け減税」(32.5%)、「年金問題の解決」(31.4%)が必要と考えている企業の割合は3割台。そのほか「財政健全化」(29.7%)や「原発の再稼働」(28.8%)は3割を下回った。

回答内容を規模別に比較すると、中小企業からの回答は「中小企業向け支援策の拡充」と「法人向け減税」は、大企業よりも10ポイント以上高い。一方で、「人手不足への対応」、人材育成・働き方改革といった「雇用対策」、人材確保・定着に関連する政策を求める割合は大企業では中小企業より5ポイント以上高くなった。特に「賃上げ促進」は約15ポイント高い。
業界別での傾向も分析した。「建設」では2024年問題による影響を反映して「人手不足への対応」がトップに。「製造」や「運輸・倉庫」では「価格転嫁対策」が目立ち、「小売」では「個人消費の拡大策」が最も高い項目となった。

TDBでは「十分な価格転嫁ができない企業が依然として多いほか、消費マインドの冷え込みなど、厳しい経営環境が続くと考えられる。人手不足や2024 年問題など構造的な課題も抱えており、多岐にわたる経済関連政策の実施が必要。新政権には、有効な対策を早急に講じ、力強い景気の好循環が生まれる環境を整備することが求められる」と総括している。
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新規会員の獲得率6倍。集客に頼らず買い物体験の改善から新規顧客増に成功したリンベルのECサイト改善策

「リンベル公式オンラインストア」「婦人画報のお取り寄せ 公式ECサイト」「GIFT LIST」の3つのECサイトを運営するカタログギフト大手のリンベル。「新規のお客さまを増やしたい」という課題を「決済」というアプローチからECサイトの買い物体験を改善し、新規会員獲得の増加に成功した。売上規模900億円超のリンベルを課題解決に導いたアプローチの詳細を、 執行役員 営業本部 EC統括部 本部長 大川和弘氏と、経営戦略本部 広報部 チーフ 秀平真弓氏に取材した。
ギフトにまつわる3つのECサイト運営
カタログギフトの企画・制作・販売で知られるリンベルの創業は1987年。最近では、カタログギフトで培ったメーカーとのつながりや自前の物流網を生かし、オリジナルブランドの商品開発、オリジナルブランド商品を用いたふるさと納税関連事業も展開。
また、企業の株主優待、クレジットカードのポイント交換で使われるカタログギフト提供など、主軸のカタログギフト事業で構築してきたスキームを活用し、さまざまなビジネスを手がけ、現在は下記3つのECサイトで「Amazon Pay」を導入している。
- 「リンベル公式オンラインストア」:自社単独運営のカタログギフトECサイト:https://www.ringbell.co.jp/
- 「婦人画報のお取り寄せ 公式ECサイト」:ハースト婦人画報社との共同事業。全国のお取り寄せグルメECサイト:https://fujingaho.ringbell.co.jp/shop/
- 「GIFT LIST」(ギフトリフト):2024年6月に開設。デジタル・ソーシャルギフトサイト:https://giftlist.ringbell.co.jp/shop/default.aspx




デジタルでオリジナルのカタログギフトが作れる「GIFT LIST」
従来型のカタログギフトビジネスを展開する環境下で、SNSの普及やDX化によって加速しているのが「ソーシャルギフト」。需要が伸びている「ソーシャルギフト」に対応するため2024年6月、ユーザーがオリジナルのデジタルカタログギフトを作って贈れるデジタルギフトサービス「GIFT LIST」の提供を始めた。
「GIFT LIST」とは、幅広いジャンルの商品から自由にアイテムを選んでデジタルカタログギフト(ギフトリスト)を作り、そのURLをSNSやメールで相手に贈ることができる仕組み。送り先の住所を知らなくてもギフトを贈ることが可能で、受取相手はURLからギフトを受け取ることができる、「ソーシャルギフト」サービスだ。Amazon Payの「Pay Only機能」で決済をシンプルな決済フローを実現している。
以前は紙のカタログギフトをオリジナルで作れるサービスを展開していたが、紙のカタログギフトを個々で作れるサービスはコストの面でもハードルが高かったが、カタログギフトを贈る側の思いが込められるサービスを求める声は寄せられ続けていた。
特に法人顧客からは「表紙を変えたい」「『GIFT LIST』掲載商品を自社の独自ギフトとして展開したい」など、オリジナル性を表現したいニーズがあった。

「GIFT LIST」の仕組みができたことで、リンベル側でも簡単かつ短時間でデジタルのカタログギフトが作れるようになり、BtoC、BtoB双方の「自分で商品を組み合わせたカタログギフトを贈りたい」という需要に対応できるようになった。
顧客数拡大に向けて「Amazon Pay」を導入、新規顧客の獲得に大きく貢献
一般の通販サイト、デジタルギフトサイトの立ち上げなどECビジネスは順調に見えるが、課題も抱えていた。それは、「リンベル公式オンラインストア」の新規顧客の獲得を通じた「お客さまの母数をより増やしたい」という課題だった。
そこで着目したのが、Amazonが提供するID決済サービス「Amazon Pay」だ。ギフトECは熨斗(のし)やメッセージカード、相手先の住所など、入力する項目が一般的なECに比べて多い。そのため、Amazonアカウントに登録されている配送先住所や支払い情報を用いてユーザーの入力する負担を極力削減したいという狙いもあった。
「リンベル公式オンラインストア」では2017年5月に「Amazon Pay」を導入、すぐに成果が表れた。そのため、「婦人画報のお取り寄せ」にも「Amazon Pay」を導入し、新設した「GIFT LIST」でも実装している。
「リンベル公式オンラインストア」の決済手段全体のうち、「Amazon Pay」の利用率はクレジットカードに次いで2番目に多くなっています。2024年1月以降の集計では、件数ベースで決済全体のうちの17%を「Amazon Pay」が占めていました。
「GIFT LIST」は導入してからあまり時間が経過していませんが、「Amazon Pay」の利用率は件数ベースで約25%に達しています。(大川氏)
「Amazon Pay」はAmazon アカウントに登録された配送先住所や支払い情報を用いて新規会員登録ができるほか、(後述するCV2では)Amazonアカウントの配送先に会社や実家などギフトの届け先が登録されていれば、ギフトの送り先の指定も入力の手間なく手続きを完了できるため、ユーザーの利便性が向上。それが現在の成果につながっているという。
そして、抱えていた新規顧客の獲得という課題はどのように解決されたのだろうか?
「『Amazon Pay』利用者の新規会員登録率は通常の会員登録に比べて6倍高く、新規顧客の獲得に大きく貢献してくれました。また、「Amazon Pay」経由で商品をカートに入れたユーザーの83%が購入完了に至っており、その他の決済手段を数倍も上回る数値をたたき出していることに驚いています」(大川氏)

「Amazon Pay」最新バージョンで複数住所指定に対応
「リンベル公式オンラインストア」は2023年、「Amazon Pay」を従来のCV1から新バージョンのCV2(※1)に切り替えた。CV2には、ギフトECで重要な複数住所選択機能(ギフティング機能)が搭載されており、Amazonアカウントに登録されている住所を配送先に複数選択することが可能。かつ、住所ごとに商品の選択もできる。「リンベル公式オンラインストア」は世界で初めて「Amazon Pay」のギフティング機能を導入したEC事業者となった。

CV2への切り替えで、複数住所指定機能のほかにも細部にわたりユーザビリティが向上。これにより、コンバージョン率はCV2への切り替え前と比べて約10%向上。「CV2はセキュリティがCV1よりもさらに強化されているため、導入企業としての安心感も高い」とリンベルは評価している。
再オーソリ機能で予約商品も買いやすい仕様に
「婦人画報のお取り寄せ」も2023年にCV2へ切り替えた。
おせちの予約販売が好評な「婦人画報のお取り寄せ」にとって、CV2の再オーソリ機能(※2)が有効に働いている。
おせちは例年8月末~9月頭頃から予約販売を開始しているため、年末の出荷までには最長4か月かかる。一般的なクレジットカードと同様に、「Amazon Pay」も通常は与信保持期間を30日としているが、CV2で予約販売向けに展開する再オーソリ機能を実装すれば、注文から出荷までに30日超を要する受注も、再度与信を取り直すことで対応できるようになる。再オーソリ機能により、おせちやその他の予約商品でも「Amazon Pay」の利用は拡大している。

Amazonが主催するキャンペーンとの相乗効果
Amazonは「Amazon Pay」のユーザー向けに、年間を通してさまざまなキャンペーンを主催している。「『Amazon Pay』は単なる決済手段ではない。マーケティングツールだ」と多くのEC事業者が声をそろえる「Amazon Pay」独自のマーケティング機能だ。
リンベルも、Amazon Payが主催するキャンペーンに積極的に参加。「Amazonギフトカード大還元祭」に加え、これまでに、おせち商品の予約の促進に「Amazon Pay」で予約した人限定で「Amazonギフトカード」をプレゼントする施策で特に高い効果が表れた。おせちは「婦人画報のお取り寄せ」で最も売り上げ規模の大きなジャンルであり、売り上げが前年比で110%へ押し上げられたという。

また、この時のキャンペーンでは、「婦人画報のお取り寄せ」において9月からのおせちの予約で「Amazon Pay」を利用したユーザーを対象に、1人あたり3000円分の「Amazonギフトカード」を抽選で100人にプレゼントするという独自のキャンペーンも実施した。
近年の市況では集客・販促費が年々高騰しているため、リンベルも従来通りの施策だけに頼っていては集客数を伸ばすことが難しいと捉えています。
そんななか、Amazon主催のキャンペーンに参加して新規ユーザーが集客できていることは大変ありがたいこと。「Amazon Pay」のキャンペーンに参加する際は、リンベルからお客さまにメールで案内もしていますが、「Amazon Pay」のサイトでも案内をしていただいているので、既存のお客さま以上に新規のお客さまからも多く購入していただいています。(大川氏)
リンベル 執行役員 営業本部 EC統括部 本部長 大川和弘氏
「Amazon Pay」でさらなる利便性アップを計画
リンベルは現在、「リンベル公式オンラインストア」「婦人画報のお取り寄せ」「GIFT LIST」の3サイトの顧客ID統合に向けて動き始めている。顧客IDを統合した先には、「GIFT LIST」と物理的に商品を配送する他の2サイトと合わせて、住所情報を連携していく方向で考えている。
このほか、カタログギフトは受け取った人が商品を選んで注文する仕組みであるため、「カタログギフトを受け取った人もAmazonのアカウントを用いて簡単に注文できるようになれば便利かもしれない」(大川氏)と提案。今後の「Amazon Pay」のさらなる機能の進展にも期待を寄せている。
リンベルは「ギフトで世の中を良くしていきたい」という考えの下、事業を展開しています。ギフトを贈り合うことで、今までより新しいコミュニケーションが取れるようになったり、今まで付き合っていた人ともより深い絆が作れたりしますよね。
昨今は社内のバレンタインプレゼントを禁止したり、企業間のお中元・お歳暮の贈答を控えたりするような風潮がありますが、リンベルはできればもっと人と人とがギフトを贈り合ってほしいと願っています。
ギフトを贈っていただける機会を増やすため、今後もより良い商品をラインアップするよう努めていきます。(秀平氏)
リンベル 経営戦略本部 秀平真弓氏
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オリジナル記事:新規会員の獲得率6倍。集客に頼らず買い物体験の改善から新規顧客増に成功したリンベルのECサイト改善策
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AIの画像認識が進歩しても、人間が書いたalt属性は画像SEOでは依然として重要
EC売上アップの鍵は決済にあり! 承認率改善、不正対策、海外展開に効く決済ソリューションとは

「決済」はECにおける大きな要素でありながら、プロフィットよりもコストの印象が強いことは否めない。しかし、グローバル決済ソリューションを提供するAdyen Japanは「決済こそ売り上げを伸ばす原動力」だと力説する。
Adyen Japanは決済を最適化することで「承認率改善による売上アップ」「不正対策と売上最大化の両立」「海外展開による売上アップ」が実現可能だと話す。Adyen Japanの営業統括本部長 佐野匠氏と、カスタマーサクセス統括本部長の東隆三氏が解説する
膨大な決済データが売上アップに貢献
Adyen(アディエン)は決済代行、不正対策、海外決済までをカバーするソリューションを提供する企業だ。オランダのアムステルダムに本社を置き、世界中に28の拠点を持つ。グローバルにおける年間の取引流通総額は日本円にして約150兆円にのぼり、日夜膨大な決済トランザクションを処理している。
Adyenの強みは「通常3社にまたがる決済のプロセスを1社でまとめられること」(佐野氏)だ。クレジットカード決済が実行される裏には、複数の金融機関などによる複雑なデータのリレーが存在する。
加盟店となるEC事業者の対面には決済代行会社(ゲートウェイ)があるが、ここから直接クレジットカードブランドやカード発行会社(イシュアー)に行くわけではない。間に不正対策や、アクワイアラーと呼ばれるクレジットカードやデビットカードでの決済承認のリスクエスト処理を行う銀行系の会社を挟む。その先にVISAなどのクレジットカードブランドがあり、さらにその先でエポスやセゾンといったカード発行会社につながり、決済の承認が行われるという流れになる。
一方、Adyenの決済ソリューションでは、ゲートウェイ、不正対策、アクワイアラーをまとめてAdyenが担う。

決済代行会社、不正対策の会社、アクワイアラーなど、3社で行っていたプロセスをAdyenだけでカバーできる。メリットは、1つにまとまることで中間コストを排除できることと、トラブルシューティングが早いこと。決済にまつわるプロセスが複数あると窓口も分かれる。するとトラブルがあった際に原因の特定が難しくなりがちだ。
また、通常アクワイアラーが持つデータは加盟店の決済データには届きにくく、分析などに活用することが難しい。Adyenはアクワイアラーの役割も担っているため、この部分のデータも保持している。これにより決済承認率の改善や、不正対策の最適化を実現できている。(佐野氏)
Adyen Japan 営業統括本部長 佐野匠氏
決済承認率はアップできる!
佐野氏は、売上貢献インパクトが大きい決済周りの最適化の1つに「決済承認率の改善」をあげる。ユーザーがECにおいてクレジットカード決済を行う際、カード会社による決済承認(オーソライゼーション)が行われる。この際、決済エラーとなってしまう取引も多くあると言われている。
EC事業者はCV獲得に向けて、集客に工夫を凝らし、ランディングページのオプティマイゼーションを行うなどあらゆる最適化に取り組んでいる。しかし、いざ決済という段階で取りこぼしが起きている可能性がある。この部分は決済ソリューションによって解決できる。(佐野氏)
クレジットカード決済がエラーとなる理由はさまざまあるが、ソリューションによって承認率を高められるポイントの1つとして「決済時のカード会社へのデータ受け渡し」の最適化があるという。
カード会社のオーソライゼーションは、実はデータフォーマットが統一されていない。たとえば、あるカード会社は有効期限年の受け取りフォーマットが4桁だが、別の会社では2桁というように、会社によってデータ処理にクセがある。カード会社ごとにデーターフォーマットを出し分けるのはなかなか難しく、定型の形でデータを流した時に「その形式では受け取れない」「不正と認識する」という形でエラーとなるケースが実は非常に多い。(佐野氏)

Adyenではこうしたエラーを最大限防ぐ仕組みができており、決済エラーをすくい上げているという。国内の事例でいうと、シューズブランドの「On Tokyo」では、2023年にAdyenのネットワークトークンなどを導入し、承認率が向上。売り上げが900万円以上アップした。
当社では年間150兆円におよぶ決済トランザクションを処理している。世界中のカード発行会社のデータフォーマットのクセを分析し、マシンラーニングを用いてフォーマットをカスタマイズしてデータを投げている。これによって決済の承認率の底上げを実現している。相手方となるカード会社にとって一番受け取りやすいルートに合わせ、新しい情報を何回も投げ、改善を実現している。(佐野氏)

不正対策は決済承認率とのバランスが重要
決済に関わる部分では、不正対策もEC業界全体で喫緊の課題となっている。不正の手口は年々高度化・複雑化しており、日本政府は不正防止に向けすべてのEC事業者に対し、2025年3月末までの「3-Dセキュア2.0」の導入を義務付ける方針を示している。
一方で、不正対策は闇雲に強化すれば良いわけではない。絞ることばかりに目が行ってしまうと、弾かなくて良い取り引きまで弾いてしまい、決済承認率を激減させてしまうことにもつながりかねない。不正の削減と決済承認率は、絶妙なバランスを取ることが重要になってくるということだ。ではそのバランスをどうやってとるか。Adyenでは「データ収集」と「チューニング」がポイントだという。
不正対策はツールの導入や、3-Dセキュア2.0の導入で解決、というわけにはいかない。まず不正対策はこの先も永遠に続いていくとご理解いただく必要がある。そのうえで、現状把握ができていないと対策の打ちようがない。
まずはデータとしてどの金額帯、どの国のどんなカードの承認率が落ちているか、また不正の割合が上がっているか、ということをリアルタイムでウォッチしていかなくてはいけない。状況は常に変わるため、その都度チューニングを繰り返していく必要がある。(佐野氏)
Adyenでは不正の削減と決済承認率の最適なバランスをとるための支援も行う。偽陽性を20%削減、チャージバック率を27%低下した事例もあるという。これを実現するのがやはり「データ」と「チューニング」で、Adyenの膨大なトランザクションデータに基づくマシンラーニングが支えている。
不正検知はいったんルールをセットして完了ではない。Adyenのある加盟店では、Adyen側で持っている決済のデータと、加盟店側で持っているデータを組み合わせて日々分析している。そこから必要に応じてルールのカスタマイズを行う。
こうした取り組みを地道に続け、結果として不正でブロックする割合が常時5%以下となった。全体的にクリーンなトランザクションを送れるようになり、全体の承認率の底上げにも貢献できている。(東氏)
Adyen Japan カスタマーサクセス統括本部長 東隆三氏
海外決済も一本化で柔軟な海外展開が可能
決済は海外展開の可能性も広げる。海外展開を検討する際に障壁として立ちはだかるのが、国ごとに決済周りのあらゆる点が異なることだ。決済手段、通貨、端末、サポート、振込サイクル、さらには各国の法律や税制、商習慣などの理解など、決済事業者に求められる知識は多岐にわたる。Adyenは、統一された決済基盤で多様な決済手段や通貨にも対応でき、あらゆるデータを1つにできる。
これまでは展開国ごとに、決済代行のパートナーと契約するのが当たり前だった。ただ、データも集めにくく手間ばかり増えてしまう。Adyenに任せていただければ世界中対応できる。契約も1つで済み、振込みサイクルも1つで済む。オペレーションも楽になり経理部門にも安心していただける。また為替の部分でのコストダウンにもつながってくる。(佐野氏)

Adyenの決済ソリューションを活用した海外展開の例としては、前述のシューズブランド「On Tokyo」の事例がある。スイス発祥の「On」はアジア太平洋地域初の旗艦店「On Tokyo」を2022年にオープンした。その際、Adyenの対面決済システムを採用。モダンなストアデザインにフィットするレジ無し決済を取り入れた。
また、実店舗の決済とオンラインの決済を統合し、代引きなどさまざまな決済方法を提供しつつ、両チャネルの取引を1つのプラットフォームでコントロールすることを実現した。
海外展開のECと実店舗の決済トランザクションを1つの管理ページで管理できる。Adyenの決済ソリューションは展開国を増やすスピードを上げていく部分を強力にサポートできる。(佐野氏)
このようにAdyenでは決済ソリューションを通じたECの売上アップをサポートしている。
決済ソリューションは、承認率の改善や不正対策における偽陽性の低減など、EC事業者の売上利益に直接良いインパクトをもたらすことができる。こうした部分に手が出せていないEC事業者は多いと思う。ぜひこうした部分にも目を向けてチャレンジしてほしい。(佐野氏)
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ジャパネットグループ、長崎スタジアムなどで利用できる独自のアプリ決済サービス「スタPAY(スタペイ)」

ジャパネットグループで長崎スタジアムシティの企画・運営などを手がけるリージョナルクリエーション長崎は9月20日、「長崎スタジアムシティ公式アプリ」上で独自の決済サービスとポイントプログラムを導入すると発表した。

「長崎スタジアムシティ公式アプリ」に実装予定の決済サービス名は「スタPAY(スタペイ)」。長崎スタジアムシティで利用できるオリジナルのQRコード決済で、銀行口座やクレジットカード情報に紐づけて決済できるほか、現金チャージもできるようにする。
長崎スタジアムシティのオリジナルポイントプログラム「スタポ」も提供する。「スタポ」は長崎スタジアムシティ内の各種サービスを「スタPAY」で決済するとためることができるほか、来場ポイントとして、長崎スタジアムシティのWi-Fiへ接続することで1日1回スタポを付与する。たまったポイントは、クーポンやチケット、商品などに交換できるようにする。
「スタポ」のポイント数に応じたランク分けも用意する。ポイント集計は1月1日から12月31日の1年間とし、ランクが上がるとより「スタポ」がたまりやすくなるという。

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石川県を中心に配送遅延が発生、一部地域では荷物の預かりを停止。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の対応まとめ(9/23現在)

北陸地方での記録的な大雨によりヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の大手配送キャリアは9月23日までに公表した配送状況によると、石川県を中心に荷物の配送に遅れが生じている。
ヤマト運輸(9月23日 9時現在)
石川県の一部(珠洲市の一部、鳳珠郡能登町国重、輪島市)で荷物の預かりと配送を停止している。珠洲市の一部、鳳珠郡穴水町、鳳珠郡能登町(国重除く)で配達業務を再開したものの、道路の亀裂や陥没が発生しているため、安全上の観点から夜間の配達業務は引き続き停止する。
全国から石川県の一部(珠洲市の一部、鳳珠郡能登町国重、輪島市)宛ての荷物は預かりを停止している。
荷物の配送に遅れが生じている地域は、全国から石川県の一部(珠洲市の一部、鳳珠郡穴水町、鳳珠郡能登町の一部)、新潟県の一部(村上市、佐渡市)、鹿児島県の一部(奄美市、大島郡全域)、沖縄県宛て。珠洲市の一部、鳳珠郡穴水町、鳳珠郡能登町の一部、新潟県の一部(村上市、佐渡市)、鹿児島県の一部(奄美市、大島郡全域)、沖縄県から全国宛ての荷物も遅れが生じている。
佐川急便(9月23日 8時現在)
大雨の影響により冠水・氾濫が発生し道路状況が悪化、石川県の輪島市、珠洲市、鳳珠郡能登町の地域で荷物の預かり、配送に遅れが生じている。
なお、輪島市、珠洲市、鳳珠郡能登町宛ては「遅延了承」で荷物を預かっている。
日本郵便(9月22日 10時現在)
次の地域で、郵便物、ゆうパックなどの配送に遅れが発生している。
全国から石川県珠洲市、輪島市、鳳珠郡穴水町、鳳珠郡能登町全域は大幅な遅れ。石川県七尾市、羽咋郡志賀町、鹿島郡中能登町全域は数日程度。山形県尾花沢市全域は1~2日程度の遅れとしている。
石川県の珠洲市、輪島市、鳳珠郡穴水町、鳳珠郡能登町全域、七尾市、羽咋郡志賀町、鹿島郡中能登町全域、山形県尾花沢市の全域から全国宛ての荷物は、数日程度の遅れが発生している。
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オリジナル記事:石川県を中心に配送遅延が発生、一部地域では荷物の預かりを停止。ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の対応まとめ(9/23現在)
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アサヒ飲料、初の単品通販サイトを開設。商材はウイスキー樽で醸成させたコーヒー豆。サイト作りのポイントとは?

アサヒ飲料はこのほど、ウイスキー樽で熟成させた香り高いコーヒー豆を販売するECサイト「WHISKY BARREL AGED DEVIL's GIFT(ウイスキーバレル エイジド デビルズ・ギフト)オンラインショップ」を開設した。アサヒ飲料では初の単品通販サイトとなる。

「WHISKY BARREL AGED DEVIL's GIFT」はウイスキー樽で熟成させたコーヒー豆。アサヒ飲料は、このコーヒー豆の販売を新規事業としてスタートした。クラウドファンディングを通じたテストマーケティングを実施したところ、多くの支持を集めた。今回、継続的な販売を目的としてECサイトを開設した。
既存の飲料事業とは異なる価値を届ける新規事業の立ち上げについて、「夜の余暇時間を豊かに」という商品の世界観を伝え、顧客と密にコミュニケーションを取る必要性を感じ、ECサイト開設を決めたという。
ウイスキーを樽で熟成する過程で、樽自体にもウイスキーが染み込み、取り出せなくなる部分は「悪魔の取り分」と呼ばれている。この「悪魔からのおすそ分け」を受けて作ったコーヒー豆として「デビルズ・ギフト」と名付けた。商品は、熟成期間が異なる2種類を販売している。

ECサイト上では商品を販売するだけではなく、リッチなデザインや多彩なコンテンツを活用し、これまでとは異なる視点で顧客がコーヒーを楽しめるような世界観を表現。コーヒー豆をひく時間、香りを楽しむ時間、実際にコーヒーを味わう時間全てを含めた「ゆったりとした余暇時間」を顧客に最大限楽しんでもらうことを重視している。
読みものコンテンツ「アクマガジン」では、お勧めの愛飲シーンやコーヒーに関する知識を提供している。メールマガジンなどへの転載など二次活用が可能な情報量を意識し、より多くの顧客に世界観が共有されていくことをめざす。

ECサイトのプラットフォームには、ECサイトの構築・導入支援を手がけるエートゥジェイが提供している、販促・CRM機能一体型のクラウドECサイト構築プラットフォーム「メルカート」を採用した。

「メルカート」を採用した理由は、ECサイト立ち上げやWebマーケティングへの手厚いフォロー、事業規模に応じたランク(価格)設定によるスモールスタートの始めやすさ、ステップアップ後、機能を追加する際の移行しやすさです。
一定の売り上げを見込めるようになった際には、会員制度や定期便購入サービスによるお客さまの利便性アップや、オフラインとの接点も含めた販促やキャンペーン導入によるブランドファン育成に努めていきます。(アサヒ飲料 担当者)
「メルカート」では、上位互換のあるECプラットフォーム「ecbeing」へ移行がスムーズにできる。長期的に活用できることも「メルカート」採用の決め手となった。
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「カロリーメイト リキッド」がゲームに
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三菱商事・KDDI・ローソン、AI+DX技術を用いた「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みスタート

三菱商事とKDDI、ローソンの3社は9月18日、ローソンを「未来のコンビニ」へと変革する取り組みを開始すると発表した。「Pontaポイント」が絡むKDDIの有料会員サービスやpovoとの連携を強化するほか、2025年春には店舗業務のロボット化やリモート接客を取り込んだ実験店舗を東京・高輪に2店舗開店する。
ローソンの「未来のコンビニ」への変革に向けた取り組みは、三菱商事とKDDIの2社が有する事業基盤やAI・DX技術を活用し、「Real×Tech Convenience」の拡大を推進するという。KDDIが2025年春をめどに本社を移転予定の東京・高輪の「TAKANAWA GATEWAY CITY」に、ローソンの実験店舗を2店舗開店。実証結果をもとに「Real×Tech Convenience」の仕組みを構築し、他店舗への拡大もめざすとしている。

実験店舗では「スマホレジ」「AIサイネージ」などの機能を導入予定。「スマホレジ」は、店舗内でのフリクションレス決済を実現するほかスマホを介した商品レコメンドの実施を検討している。「AIサイネージ」では、AIカメラ活用によるユーザーの属性や会員情報に合わせたお勧め商品やキャンペーン情報の表示を実施。そのほか「店舗業務の最適化」として、品出しや店内清掃、商品配送などの業務に対するロボット活用を進める。
また「次世代リモート接客プラットフォーム」の導入も検討しており、専門スタッフなどによるリモート接客を行うブースを店内に設置する。通信や電気・ガスなど、生活インフラに関する相談にもリモート接客で対応していく考え。リモート接客で対応可能なサービスの拡大やAIの活用も順次検討していくという。
Ponta経済圏の拡大などによる顧客接点の強化も図っていく。KDDIでは10月2日、クーポンやコンテンツのセットサービス「auスマートパスプレミアム」を「Pontaパス」へリニューアルする。ローソンでの買い物に利用できる特典も拡充する。
「Pontaパス」ではローソンで利用できる無料・割引クーポンを週替わりで提供するほか、ローソンでスマホ決済「au PAY」利用時にPontaポイント還元率を上乗せなどを提供する。

KDDIのオンライン専用ブランド「povo」との連携も進める。ローソン来店時にデータ容量をチャージできる「povo Data Oasis」を年内に開始する予定のほか、ローソン店頭でのデータ専用eSIMを年度内に販売開始も予定しているという。
また3社は2024年9月18日、ローソンを基軸とした防災・災害発生対処活動に関する協定も締結した。災害発生時における被災地域のライフラインの早期復旧や被災者の安心や生活支援に貢献するため相互協力を実施していく。そのほかKDDIが提供するStarlink通信環境やドローンによる周辺パトロールや地域安全の強化や、三菱商事とKDDIが提供するオンデマンド乗合交通と連携した移動支援など、地域の課題解決にも貢献する考え。ローソン店舗を軸とした誰もが豊かに暮らせる「ローソン・タウン」を実現し、豊かな地域社会の発展に貢献していくことをめざすという。

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オンラインでも視覚・聴覚などで化粧品の触り心地を体験できるようになる? 資生堂とNTTが共同研究を始めた「感覚インターフェース」とは

資生堂とNTTは9月18日、オンラインで遠隔・非接触でも化粧品の触り心地を視覚や聴覚を通して体験できる技術の開発をめざし、共同研究を開始したと発表した。

ECでの商品販売では、触り心地を伝える手段は動画やテキストなどによる情報提供に限られている。資生堂とNTTは共同研究を通じて、将来的には遠隔・非接触でも触り心地の体験を可能としたい考え。
資生堂は人の感覚や心理といった主観的なものを客観的・科学的なアプローチで解き明かす「感性科学」の研究を進めている。NTTは、人間が感じ取る感覚・知覚の内容をリアルに伝達・共有することをめざした研究開発を手がける。近年は、素材の柔らかさを非接触で伝える技術提案も行っているという。
資生堂とNTTはビジョンや新しい技術開発に必要な知見が合致したことから、共同研究を開始するに至ったとしている。
具体的には、資生堂は感性科学研究における肌触りや化粧品の感触に関する知覚メカニズムの知見や心地よい感触を生み出す製剤化の知見を提供。NTTは質感を伝達する非接触情報提示技術や質感の錯覚に関する知見を提供していくという。

共同研究では、人が化粧品に触れた時の触り心地を視覚や聴覚など複数の感覚の視点から探る。最終的には、化粧品の触り心地をオンライン上でも再現できる「感覚インターフェース」の実現をめざす。「感覚インターフェース」の活用によりECでも触り心地を体験できる新しい機会を創出を図る。
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物流アウトソーシングで失敗した委託経験TOP3は「倉庫の環境が良くない」「担当者のレスポンスや対応が悪い」「出荷に波動がある際に出荷できなかった」

EC物流代行サービス「ウルロジ」などを展開するディーエムソリューションズが実施した「EC事業の運営状況に関する実態調査」によると、物流業務を委託して失敗した経験のトップは「出荷波動に対応できない」だった。調査対象は20~70歳代のEC事業を運営している担当者・責任者700人、期間は2024年9月1日~5日。
物流代行業者への委託、失敗経験は「出荷波動対応できない」が最多
物流代行業者への委託経験があるEC事業者を対象に、「物流代行への委託後に失敗した」と感じたことについて聞いたところ、「出荷に波がある際に出荷できなかった」(36.2%)が最も多く、次いで「保管している倉庫の環境が良くない」(35.2%)「事業拡大に伴う物流の拡張性や対応に柔軟性がない」(29.6%)だった。

成長中の事業者での失敗経験、最多は「保管している倉庫の環境が良くない」
「前年比で売り上げが伸びている」と回答したEC事業者が「失敗した」と感じた物流代行業者への委託経験は、「保管している倉庫の環境が良くない」(44.3%)が最多。次いで「担当者のレスポンスや対応が悪い」(42.6%)「出荷に波動がある際に出荷できなかった」(38.3%)だった。

(n=115、ウルロジ調べ)
EC事業者の62.5%が何かしらの物流業務を外部に委託
現在のEC運用における在庫管理や梱包、発送といった物流業務の状況について聞いた結果、「すべての物流業務を委託」が21.9%、「一部の物流業務を委託」が40.6%で、合計62.5%がなにかしらの物流業務を外部に委託していることがわかった。

成長しているEC事業者の6割が「物流業務をすべて委託」
「前年比で売り上げが非常に伸びている」と回答したEC事業者に関しては、60.0%が「すべての物流業務を委託」と回答した。今回調査を行ったEC事業者の平均よりも38.1ポイント高い結果となっている。

物流業務委託を検討する出荷件数、「71~100件」が最多
月にどれくらいの出荷件数で物流業務の委託を検討するか聞いたところ、「71~100件」が23.9%、「101~300件」が21.7%で、「71~300件」が45.6%を占めた。月間出荷個数約100個の規模が、物流代行の外部委託を検討するラインとなっていることが伺える。

調査実施概要
- 調査対象:20~70代の男女700人
- 調査条件:EC事業を運営している担当者・責任者
- 調査対象エリア:全国
- 調査期間:2024年9月1日~5日
- 調査方法:インターネット調査
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ユナイテッドアローズ、送料を値上げへ。物流関連費の増加に対応

ユナイテッドアローズは10月から、自社ECサイト「ユナイテッドアローズ オンライン」および実店舗で購入した商品の送料を値上げする。原燃料価格の高騰などに伴う物流関連費が増加しているため、配送料の値上げに踏み切る。
10月1日(火)10時注文分から550円に変更
「ユナイテッドアローズ オンライン」の配送料は、現状の385円から550円(全国一律、税込)に値上げする。なお、会員プログラム「UAクラブ」のシルバーステージ(獲得マイルが10万マイル)以上は現状通り送料は無料とする。

配送料の改定は10月1日10時以降の注文から適用。「ユナイテッドアローズ オンライン」で受注した商品(予約商品を含む)は、発送時期にかかわらず注文時の送料を適用する。
店舗の配送料も現状の385円を550円に値上げする。「ユナイテッドアローズ オンライン」同様、「UAクラブ」のシルバーステージ以上の顧客は送料無料。一部のブランド、店舗では送料無料サービスを提供できない場合がある。改定時期は10月1日午前10時以降の注文から適用する。
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