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エイチームウェルネスのD2Cコスメ戦略とは? 顧客接点重視の取り組みを長瀬社長が語る | 通販新聞ダイジェスト

2 years 1ヶ月 ago
エイチームウェルネスのD2C化粧品は足元で黒字化が続いている。今後はグループ全体のD2C展開をけん引する見通しだ。これまでの取り組みや注力ポイントをまとめる

エイチームの子会社でヘルスケア領域の事業を手がけるエイチームウェルネスは、D2Cの化粧品・スキンケアブランド「lujo(ルジョー)」が投資段階から利益貢献フェーズに転換している。

徹底的なマーケットインで顧客ニーズをとらえた“売れる確信がある商品”を開発・販売し、他事業で培ったデジタルマーケティングスキルとノウハウを注ぎ込むことで、継続的に売り上げが伸びているという。

エイチームウェルネス 代表取締役社長 長瀬拓也氏
エイチームウェルネス 代表取締役社長 長瀬拓也氏

機動力に優れたマーケティングで黒字化

同ブランドの今第1四半期(2023年8~10月)は、顧客数の増加と、商品ラインアップの拡充もあって過去最高の四半期売上高を記録したのに加え、2四半期連続で黒字化した。

エイチームグループについては、同じく子会社のエイチームコマーステックが運営していた自転車の通販サイト「サイマ」を昨年3月に譲渡しており、グループのEC・D2C展開はエイチームウェルネスのコスメが軸になりそうだ。

エイチームウェルネスを率いるのは、女性向け生理日予測・体調管理アプリ「ラルーン」(※編注:ラルーン事業は2月1日、メドレー社に譲渡)や「ルジョー」の事業責任者を務め、昨年10月下旬、社長に就任した長瀬拓也氏で、「エイチームグループはマーケティングに強く、その強みを生かせるのがD2Cだ」とする。

マーケティングを支えているのがPDCAを素早く回すための組織や仕組みで、ほとんどの仕事をインハウスで行っている。エイチームウェルネスとしても社内にマーケター、エンジニア、ウェブデザイナーを抱えており、スピード感を持って改善施策に取り組んでいる。

コロナ禍で立ち上げたD2C化粧品はWebで訴求

「ルジョー」は最新のテクノロジーを用いた成分や処方により、効果を実感できるエイジングケアをめざした化粧品・スキンケアブランドで、コロナ禍すぐの2020年3月に立ち上げた。

第1弾商品はリキッドファンデでスタートしたが、その後はメイクアップアイテムよりも美容クリームや化粧水、オイル美容液など、スキンケアを中心にラインアップを広げてきた。昨年12月にはクッションファンデを開発し、現在、8アイテムを展開している。

D2Cの化粧品・スキンケアブランド「ルジョー」
D2Cの化粧品・スキンケアブランド「ルジョー」

顧客層は30代前半~50代後半で、とくに、シミやシワなどの悩みが顕在化してくる40代後半~50代前半がボリュームゾーンだ。

新規開拓はWeb広告がメインで、顧客の定着化に向けては商品自体の満足度が重要になるため、広告で訴求する内容と、顧客が実際に使用して満足するポイントに一貫性を持たせるように心がけている。

顧客接点は“フル活用”

商品力に加えて、顧客のサポート体制も重視している。肌のターンオーバーのサイクルもあり、スキンケア商品は2~3か月は使い続けないと効果を感じにくい。

同社では顧客の継続利用を促す目的で、同梱物やLINE、メルマガなどをフル活用。消費者が商品を使い始めたときと数か月後では肌の状態も異なるため、同梱物は毎月変えるほか、ITの力も活用しながら顧客一人ひとりに最適な情報を提供する。

よくある質問は同梱物にもQ&Aを記載したり、効果を実感した顧客の声も発信したりして少し先の自分を想像しやすくしている。解約されやすいタイミングも分析し、同梱物に反映させる。

また、モチベーションを維持できるように、今日の肌の調子を記入できるカレンダーを同梱物として提供する取り組みも始めた。

楽しみながら続けられる工夫を日々考えている。すぐに捨てられてしまう同梱物ではダメで、記入したカレンダーを90日後にインスタに投稿してもらうとプチギフトをプレゼントするといった施策も検討している」(長瀬社長)という。

モール販売を強化

一方で、「Web一辺倒だとITリテラシーが高いお客様にしか購入してもらえない」(同)とし、小売りなど新しい販路の開拓も進めたい意向だ。

今期(2024年7月期)は「アマゾン」などECモールでの販売を強化する。現状、「ルジョー」の売り上げは自社ECが大半を占めており、ECモールの売り上げ比率10%以上を早期にめざす。ECモールではレビューを獲得できる仕組みも整えていく

また、コスメは1000~3000個程度から生産委託できるため、新商品をECモールで販売し、ヒットの芽が生まれれば、数量を増やして新たな販売チャネルに投入するという挑戦もしやすくなる。

コスメが引き続き主力になるものの、「肌のことを考えると睡眠も大事なので、睡眠の質を向上させるようなアイテムも含めて、幅広いカテゴリーにアンテナを張っている」(長瀬社長)としている。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

中古品二次流通のオークネット、酒買取販売のJOYLABと「ブランディア」のデファクトスタンダードをBEENOSから買収

2 years 1ヶ月 ago

中古車や中古品の二次流通を手がけるオークネットは、ブランド品買取販売のデファクトスタンダードと酒類買取販売のJOYLAB(ジョイラボ)の全株式をBEENOS(ビーノス)から取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は4月30日の予定。

デファクトスタンダードはブランドやアパレルの買い取り販売サイト「ブランディア」を運営。JOYLABは酒類の買い取り販売や資産管理アプリの運営などを手がけている。オークネットは2月14日付で、デファクトスタンダードとJOYLABの全株式を取得する契約をBEENOSと締結した。株式の取得価額は総額約29億円。

オークネットはBtoBオークションを主体とした二次流通サービスを展開しているが、競合との競争は激化。今後の継続的な成長維持には流通ネットワークの拡大が必要となっていた。オークネットはデファクトスタンダードとJOYLABの買収で、既存ネットワークとのシナジーを通じた収益力向上や競争力強化が見込めると判断した。

ディファクトスタンダードの2023年9月期業績は、売上高が前期比2.9%減の116億4600万円、営業損失は1億600万円、経常損失は1億1600万円、当期損失は1億200万円。JOYLABの2023年9月期業績は、売上高が同14.4%増の34億1000万円、営業利益は同52.2%減の8900万円、経常利益は同53.9%減の8300万円、当期純利益は同48.5%減の5200万円。

BEENOSは株式売却の理由について、デファクト社の成長には戦略的な打ち手が求められていると説明。今後、より確実な成長をめざすためには、新たなリソースや流通網を活用できるパートナーに株式を譲渡することが最適だと判断したという。JOYLABについては、オークネットがBtoBオークションを通じた国内の買い取り事業者とのネットワークを有しており、JOYLABのめざす戦略を実現する上で最適なパートナーだと結論したとしている。

松原 沙甫

ジョイックスコーポレーションが公式通販サイト「Psycho Bunny Online Shop(サイコバニーオンラインショップ)」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入

2 years 1ヶ月 ago

ジョイックスコーポレーションは、公式通販サイト「Psycho Bunny Online Shop(サイコバニーオンラインショップ)」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入した。

画像付きサジェスト機能やコーディネート一覧からの商品探しを実装

ジョイックスコーポレーションは、「着るよろこび、それ以上を」という企業理念に則り、ファッションを通じて持続可能な社会を支えることをめざし、メンズアパレルを展開している。

ジョイックスコーポレーション Psycho Bunny Online Shop サイコバニーオンラインショップ
公式通販サイト「サイコバニーオンラインショップ」
(画像は「サイコバニーオンラインショップ」サイトからキャプチャ)

商品画像付きのサジェスト機能により、ユーザーが求めている商品を視覚的にいち早く見つけられるようにし、ユーザーの利便性向上をサポートする。表示された画像をクリックすると、直接商品詳細ページに遷移するため、CVRアップが期待できるという。

ジョイックスコーポレーション Psycho Bunny Online Shop サイコバニーオンラインショップ ZETA SEARCH 商品画像付きサジェスト機能
商品画像付きサジェスト機能でユーザーの利便性向上につなげる

「定番マルチカラーボタンシャツコーデ」「上品に着られる大人のスウェットコーデ」など、さまざまなテーマに沿ったコーディネート一覧から商品を探せるようにし、まとめ買いの促進、セレンディピティの創出につなげている。

さらに、コーディネートを性別やスタイルで絞り込むことができ、ユーザーの好みや用途に合わせた検索体験を提供している。

ジョイックスコーポレーション Psycho Bunny Online Shop サイコバニーオンラインショップ ZETA SEARCH コーディネート一覧を表示し、セレンディピティを創出
コーディネート一覧を表示し、セレンディピティを創出

「ZETA SEARCH」とは

ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。

キーワード入力時のサジェスト機能や、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

コンテンツ+ECで売上を伸ばす「メディアEC」とは? メリット+成功事例を解説 | メディアコマースについて学ぼう!

2 years 1ヶ月 ago
ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」のオウンドメディア「よむよむカラーミー」の編集長が、「メディアEC」について解説します【連載1回目】

近年、多くのECサイトが売上アップ施策の1つとして「メディアEC」の運営に取り組んでいます。メディアECを運営することでECサイトにどんな効果があるのか、運営の重要性を解説しつつ、メディアECを上手に活用し、ECサイトの成長に大きな成果をもたらしている事例を紹介します。

「メディアEC」とは?

メディアECとは、簡単に説明すると「ECサイトとメディアを一体化させたWebサイト」のことを指します。

ECサイトを「商品を販売するだけの場」とするのではなく、購入者にとって役立つ情報や興味を引く独自性の高いコンテンツとあわせて発信することです。

たとえば、ECサイト上で商品の使い方やお役立ち情報が書かれたコラムなどを目にしたことはないでしょうか。

それらのコンテンツの多くは、商品に関連するキーワードを検索した結果、サイトにたどり着いた人に商品やECサイトを知ってもらい、そこでより魅力的な情報を伝え商品購入を促す、といった顧客獲得を目的としています。

また、1度購入した顧客に対して関連する悩みや関連商品の記事に回遊させることで、リピーター獲得やエンゲージメント向上につなげることを目的としています。

メディアECの種類

メディアECの種類について触れていきましょう。一口にメディアECと言っても、さまざまな種類があります。

  • 記事コンテンツを展開する「Webメディア」
  • SNS(Facebook、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok)
  • YouTube

記事コンテンツを展開するWebメディアとECサイトを一体化させる形式は多く見かけます。

しかし近年、Webにアクセスできるデバイスの多様化、SNSの普及により、消費者の行動が日々刻々と変化しており、X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、YouTubeなどのSNSや動画プラットフォームとECサイトを連動し購入を促すサイトも増えています。それらも「メディアEC」と言えます。

なぜメディアECが重要なのか

なぜ、コンテンツを発信するECサイトが増えてきているのでしょうか。

自社を選んでもらうために、競合サイトとの差別化が必要に

2022年の国内における物販系分野のBtoC-EC市場規模は、2021年の13兆2865億円から7132億円増加し、13兆9997億円となり、EC化率も9.13%と年々増加しています。(参考:経済産業省『令和4年度 電子商取引に関する市場調査 報告書』

ECプラットフォームも増加・多様化傾向にあり、個人間取引を手軽にできるプラットフォームの利用者も多く、Webでモノを売るハードルが下がっています。

ECサイトが増えるということは、消費者が購入する店の選択肢が広がったということでもあり、自分たちのECサイトを見つけてもらうこと、そして「このお店で買いたい」と選んでもらうことの難易度が上がってきていると言えます。

そこで購入者に選んでもらえるような、他店との差別化を図る自社独自のコンテンツを持つことがより重要になってきました。

集客手段としてのコンテンツ活用

商品ページ以外に独自コンテンツをメディアECとして展開することは、集客の手段としても効果を発揮します。

たとえば、ショップ独自の有益な記事コンテンツは、内容によっては検索エンジンからの検索流入を増やすなどSEO施策としても効果を発揮するケースがあります。

また、コンテンツの見せ方や発信方法を変え、メルマガ、SNS、動画プラットフォームなどに横展開し情報を発信することで、認知拡大やさまざまなチャネルからの流入も見込めます

集客手段が増えることは売上アップにおいて非常に重要であり、集客を目的にメディアECに取り組んでいるショップも多いでしょう。

ファン、リピーターの獲得

商品の開発秘話、ショップスタッフの思い、ブランドの歴史紹介といったストーリーコンテンツは、そのショップだけの独自コンテンツになります。

独自コンテンツを通して、購入者はただの消費者ではなくブランドや商品のファンになり、結果として顧客ロイヤルティの向上、長期的な顧客関係の構築、最終的には持続可能なビジネスの成長へとつながるのです。

ECサイトでは、新規顧客を獲得するよりリピーターの購入を増やす方が集客コストが少なく済むケースが多いため、コンテンツを通じて自社の魅力を伝えファンになってもらうことは、ECサイトの売り上げを伸ばすために非常に重要な施策と言えます。

メディアECの活用事例「かわしま屋」

今回紹介するのは、オーガニック、無農薬、無添加の玄米、三年番茶、梅干し、三年味噌、化粧品などを販売している「かわしま屋」さんです。

メディアEC GMOペパボ カラーミーショップ メディアECを活用しているECサイト「かわしま屋」さん
メディアECを活用しているECサイト「かわしま屋」さん(画像は「かわしま屋」さんのサイトからキャプチャ)

「かわしま屋」さんは「カラーミーショップ大賞2023」で大賞を受賞したショップで、受賞理由のなかには、メディアECとして独自のコンテンツを発信している点が含まれ、評価されました。メディアECをうまく取り入れ、ショップの成長に生かしたい人にとって非常に参考になるでしょう。

今回は「かわしま屋」さんのECサイトで参考になるポイントを3つ紹介します。

① 魅力を伝えるためにこだわった商品ページ

まず紹介したいのが、商品ページへのこだわりです。1つの商品を紹介するために、写真・動画、ユーザーのレビュー、Q&Aと多くの情報を掲載しています。商品ページでありながら商品紹介にとどまらず、記事コンテンツと呼べるほどの情報量は圧巻です。

商品ページに十分な情報を掲載することは、代表の河島さんが1人で商品ページを作っていた創業時から心がけていたそうです。

メディアEC GMOペパボ カラーミーショップ 「かわしま屋」さんの商品ページ
メディアEC GMOペパボ カラーミーショップ 「かわしま屋」さんの商品ページ
「かわしま屋」さんの商品ページ(画像は「かわしま屋」さんのサイトからキャプチャ)

また、取り扱う商品によってはテキストでは伝えきれない部分もあるため、動画を撮影し商品ページに載せるなど、「商品の魅力をお客さまに伝えるにはどうすればいいのか?」を常に考え、コンテンツを作成しているそうです。

メディアEC GMOペパボ カラーミーショップ 動画を交えて商品の魅力を発信している
動画も交えて商品の魅力を発信しています(画像は「かわしま屋」さんのサイトからキャプチャ)

現在はマーケティング的な役割を担う「コンテンツチーム」の約10人のメンバーが商品ページの構成・制作、コラム記事の執筆を担当しているとのこと。商品が増えている今も一貫して、商品ページを1つひとつ丁寧に作りこんでいます。

商品の魅力を伝えるためのこだわりは、ECサイト運営者ならぜひ参考にしたいポイントです。

② 信頼性のあるコンテンツ発信と体制

自社ECサイト内で運営しているWebメディア「Food for Well-being」では、商品を使ったレシピを中心に味噌、玄米、麹など、ユーザーの関心の高い食品に関する知識をコラムとして掲載しています。

メディアEC GMOペパボ カラーミーショップ 「かわしま屋」さんのWebメディア「Food for Well-being」
「かわしま屋」さんのWebメディア「Food for Well-being」(画像は「かわしま屋」さんのサイトからキャプチャ)

記事コンテンツの大部分を、医師、管理栄養士、研究者(大学教授)などの専門家の監修を入れるなど信頼性のあるコンテンツを作っておりコンセプトのページでは記事コンテンツ作成に関わるスタッフや監修者の紹介もしています。

代表である河島さんにお話を伺いました。

主要な記事コンテンツは管理栄養士さんに見ていただくようにしています。自分たちでも文献を探して正しい情報をお伝えするようにはしていますが、より権威性のある記事のほうが読み手は安心できると思っています。(かわしま屋 代表 河島酉里氏)

「誰がこのコンテンツを作ったのか」を明記することで信頼性や専門性を高める努力をしている点は、メディア運営をする人なら見習いたい姿勢です。

また、レシピコンテンツは印刷対応しているだけでなく、人数(何人分)を選ぶことで食材の量が自動計算されるなど、読者が次のアクションをしやすいような細かい配慮も。

メディアEC GMOペパボ カラーミーショップ レシピページでは、印刷対応だけでなく、人数に合わせて分量が計算できる設計に
レシピページでは、印刷対応だけでなく、人数に合わせて分量が計算できる設計に(画像は「かわしま屋」さんのサイトからキャプチャ)

③ 幅広いチャネルでのコンテンツ展開

自社ECサイトのオウンドメディアにとどまらず、Facebook、X、Instagram、LINEなど幅広くSNSを活用しています。

メディアEC GMOペパボ カラーミーショップ 「かわしま屋」さんが運営しているSNS一覧
「かわしま屋」さんが運営しているSNS一覧(画像は「かわしま屋」さんのサイトからキャプチャ)

たとえば動画をYouTubeで公開するだけでなく、関連記事内に埋め込むなど、テキストと動画、どちらでも読者にアプローチできる上手な見せ方をしています。

まとめ

今回は第一弾として、メディアECとは何か、重要性や事例を紹介しました。

メディアECの運営は、売上アップにつながるというメリットがある一方で、リソースがかかるため、運営自体が厳しく継続が難しい、効果が出るまで時間がかかるといったデメリットもあります。

しかし、長い時間をかけてメディアECに取り組み、独自性を築きファンを増やした結果、中長期的に店舗の売上向上につながると期待できるので、挑戦する価値はあると思っています。

次回もまたメディアECの事例を紹介していきます!

ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」では、ECサイトと同一ドメイン下で「WordPress」を運営できる機能「WPオプション」を無料で提供しており、これからメディア運営を始める方も取り組みやすい環境が整っています。

興味をお持ちの方はぜひ一度ご覧ください。詳しくはこちら

花田 靖治

今度こそ越境ECブームは本物なのか? ベンダー、ユーザー、事業者の記事から考える【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

2 years 1ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年2月19日~2月25日のニュース

過去には挑戦と撤退を繰り返した越境EC。現在は海外のニーズを捉え、日本独自の商品を提供することが成功のカギとなっています。市場理解とAI技術の活用が越境ECを「ブーム」から定着へと導いているようです。

「日本にしかないモノ」を売るのが越境EC

越境ECで意外に売れるのは◯◯◯ 時代の動きから「ブーム」で終わらない今の盛り上がりを察知しよう | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/14145

コロナ禍の間は、入出国制限により失われたインバウンド需要を取り込むため、円安進行以降は、日本製品に対する海外からの購買意欲上昇のチャンスを逃さないため、そして現在は回復したインバウンドとのタッチポイントを増やし、継続的な購入につなげたいといった意向から、越境ECの導入企業は継続的に増加しています。

インバウンドが急速に復活というかそれ以上に伸びているので、外国人の皆さんが日本に触れる機会も増えていますね。日本を堪能した人たちが越境ECで買い物しようとするのは自然な流れですし、少子高齢化が進む日本では外に目を向ける必要もあります。

ニュースまとめ 運営堂 越境EC BEENOS 越境ECブームの変化
出典:BEENOS

第三次越境ECブームまではどちらかというと、広告代理店側が「海外に広告出稿するために越境ECサイトを作りましょう」とEC事業者に提案するケースが多く、当事者よりも周りが盛り上げていた印象でした。

また、今よりも越境ECに関連するサービスが世の中に多くなく、運営コストのハードルもありました。翻訳ソフトも今ほど高性能ではなかったので、配送まわりやCS対応などをやりきれないので取り組めない、撤退するといった事業者は多かったですね。

何度か盛り上がっては落ちてを繰り返していた越境ECですが、コロナ禍でECが広がりその流れでこちらも広がってきました。ただ、このころはまだ生成AIもなく翻訳もイマイチでしたし、なんとなく始めた企業も多くて難しい状況になっているケースも多く見受けられました。現在は急速にAIも進化して誰もが簡単に使えるようになっています。今度こそ、という状況ですよね。

人の生活が見えると、商品がどう受け入れられるかのイメージもしやすくなりますし、一緒に並ぶ可能性がある競合商品や実際にウケが良い商品、売り場を作る上での課題も見えてきます。積極的に展開したいのならば、どんどん海外に出てターゲットとする国の市場や人を観察しましょう。

この通りなんですが、円安の影響もあって海外に行きにくくなっていますので、調査データを活用したいですね。ということでデータを紹介します。

越境ECを利用する海外のお客様2,259名に聞いた、海外からの購入動向とオンライン購入ニーズに関するアンケート | ZenGroup
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000330.000023616.html

ニュースまとめ 運営堂 越境EC ZenGroup 普段日本から購入する商品は何か
出典:ZenGroup
ニュースまとめ 運営堂 越境EC ZenGroup なぜ日本から購入するのか
出典:ZenGroup

日本から購入するものはアニメグッズ、中古品、電子機器などがメイン。日本から買う理由は日本でしか買えないから。どこでも買えるようなものを越境ECで売ろうとするのを見かけることもありますが、このデータからも難しいことは明らかです。「Temu(ティームー)」などもあるので安さの訴求もできませんから。

【越境ECのマーケティング担当者に調査!】4人に1人が、越境EC事業のWebマーケティング施策に、費用対効果を「感じていない」実態 成果を把握する上で重要なポイントとは? | ショッピージャパン
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000084.000075777.html

ニュースまとめ 運営堂 越境EC ショッピージャパン 越境EC事業で実施しているWebマーケティング施策の種類
出典:ショッピージャパン
ニュースまとめ 運営堂 越境EC ショッピージャパン 越境ECにおけるマーケティングで課題に感じていること
出典:ショッピージャパン

こちらは事業者側のデータ。Webマーケティングに使うのは「SNS」が最も多いという結果になっています。SNSは国民性を理解しないと難しいので、検索広告がメインかな? と思っていたので意外でしたが、やっているだけでうまくいっていない事業者も多いようです。

どこでも外国人を見かけるようになった日本。AIの進化で言語の壁もなくなってきましたので、越境ECはブームというか当たり前のものになってきそうです。越境ECで成功するには日本でしか買えない商品を持つことと、売りたい国のことを理解することに尽きるようですね。

関連記事
外国人観光客が驚いた!日本のすごいところ・不便なところ | さぶみっと!
https://www.submit.ne.jp/shutto-translation/column/inbound_surprised

今週の要チェック記事

合計で最大3,000円分のクーポンがもらえる。【Pay IDアプリ限定】春のショッピングラリー開催 | BASE U
https://baseu.jp/32180

「BASE」を使っている人は積極的に告知したいですね。楽天の買いまわりのような効果がありそうです。

ZOZO、ヤマト運輸からの配送費用値上げで「ゆっくり配送」「送料変更」を検討へ | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11936

複数注文を1件の配送にまとめると在庫が膨らんでしまう可能性もありますが、ちょうど良いところが見つかれば効率的な配送になりそうです。

政府が一定規模以上の事業者を「特定事業者」に指定、「物流統括管理者」の設定など義務付け【物流2024年問題対策】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11937

取り組みが不十分な場合は勧告・命令を実施とのこと。

【結果速報】ふるさと納税で「2023年に選ばれた」返礼品のカテゴリランキングを発表 海産物と家電がランクアップ | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/47253

海産物は中国の禁輸措置の影響も。家電はメーカーが低価格帯を充実させてきたこと。

ビジョンなしのECサイト構築は避けよう 店舗事業者がオンライン進出時に描くべき未来予想図と両立策 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/14176

売り上げの穴埋めと考えると違った方向に行くので、オン・オフの接点を持つ意識を。

フューチャーショップ、EC事業に重要な「市場分析」「アクセス解析」「CVRアップ」を強力にサポートする株式会社エフカフェのサービスと連携開始 | フューチャーショップ
https://www.future-shop.jp/news/2024/02/21.html

ECは分析する項目が多いです。判断の迅速化ツールは必要に応じて導入したいところ。

今週の名言

理由はいいから腕を磨け | ベイジの日報
https://baigie.me/nippo/2023/01/12/design-problems/

アウトプットがしっくりこない時に、安易に「戦略」「方向性」「インプット」のせいにせず、自分の基礎的なスキルが不足しているからではと、謙虚に自分を見つめる目は、なくさないようにしたい

結果が出てこない時は組織や経営の問題にしたくなることもありますが、「自分がちゃんとやれたのか?」と振り返ってみたいですね。

筆者出版情報

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楽天、Open AIと通信業界に向けた最先端のAIツールを共同開発

2 years 1ヶ月 ago

楽天グループとChatGPTのOpenAI,L.L.C(Open AI)は2月26日、通信業界向けのAIツールを共同開発すると発表した。

楽天の無線の送受信サービス「Open RAN」、Open AIのAI技術に関する知見を組み合わせ、モバイルネットワークの計画、構築、管理を行う際に生じる通信事業者固有のニーズと課題に対処するAIツールを開発する。

現在展開しているAIプラットフォーム「Rakuten AI」を、カスタマーサービス、ネットワーク最適化、不具合を事前に察知し故障を防ぐ予知保全に関するソリューションを含むプラットフォームへと進化させる。

これにより、通信事業者がネットワーク上の問題をリアルタイムに近い形で検出して解決する機能を強化。サービスへの信頼性とパフォーマンスを向上させながら、応答性の高いネットワーク運用を可能にしていくという。

楽天は2023年11月、AI分野における戦略的パートナーとしてOpen AIが参画し、新プラットフォーム「Rakuten AI for Business」の提供を始めると発表。最先端のAI技術を活用して、国内外の消費者や企業に新たなAI体験を提供すると公表している。

コラボレーションの一環として、最先端AIソリューションを駆使し、業務改善や顧客との関係性の強化といった企業活動を支援するAIプラットフォームを2024年以降、本格的にサービスを提供するとしている。

松原 沙甫

クラダシCEOが登壇!「Shopify」でのサイト構築、成功の鍵、注意すべきポイントを事例から学べるリアルセミナー【3/21開催】

2 years 1ヶ月 ago

ハックルベリーは3月21日(木)、中堅~大手規模のEC通販事業者向けセミナー「抽選30名限定【資料持ち出し厳禁リアルセミナー 】知られざる成功の鍵 Shopify構築の舞台裏を徹底解剖~実際に大規模ECサイトを移行した事例をもとに要件定義の注意すべきポイントを紹介~」を開催する。

▼「抽選30名限定【資料持ち出し厳禁リアルセミナー】知られざる成功の鍵 Shopify構築の舞台裏を徹底解剖~実際に大規模ECサイトを移行した事例をもとに要件定義の注意すべきポイントを紹介~」(3/21開催)

セミナー オンライン EC ハックルベリー Shopify クラダシ 構築 事例

「Shopify」構築におけるメリットや注意すべき点を学ぶことができるリアル開催のセミナー。実際に「Shopify」を活用して急成長を遂げたクラダシを招き、「Shopify」への移行事例をパネルディスカッション形式で聞く。内容は次の通り。

  • 「Shopify」ってそもそも何ができて何ができないの? よくある落とし穴の工夫を紹介
  • クラダシとのパネルディスカッション ~通常の「Shopify」よりも上位のプラン「Shopify Plus」にするまでの成功事例・失敗事例~
  • 「Shopify Plus」の説明・事例紹介
  • 交流会および相談会

主催は「Shopify Plusパートナー」の認定を獲得しているハックルベリー。セミナーには、ハックルベリー代表取締役の安藤祐輔氏、フードロスEC運営のクラダシから河村晃平 取締役執行役員CEO、Shopify Japanから徳永真穂シニアパートナーシップマネジャーが登壇する。

「『Shopify』の機能アップデートについていけず、自社ECでやりたいことができないと思っている」 「漠然と不安があって他カートから乗り換える、または新規構築するのをちゅうちょしている」といった中堅・大手企業の課題解決に役立つ内容とする。

株式会社クラダシ 取締役執行役員CEO 河村晃平氏
株式会社クラダシ 取締役執行役員CEO 河村晃平氏
1985年生まれ。早稲田大学を卒業後、2009年より豊田通商株式会社にて自動車ディーラー事業に従事。5年間の中国駐在ののち、株式会社Loco Partnersの執行役員を経て、2019年6月にクラダシに入社、2022年7月より現職。
Shopify Japan株式会社 シニアパートナーシップマネジャー 徳永真穂氏
Shopify Japan株式会社 シニアパートナーシップマネジャー 徳永真穂氏
日系メーカーで海外企業とのパートナーシップ戦略策定などに従事した後、2017年ミシガン大学にてMBA取得。留学中にデジタルマーケティングの教授に師事し、最新トレンドを学ぶ。2022年にShopifyに入社し、「Shopify Plus」パートナーを担当。パートナーとの連携を強化し、「Shopify」の普及を通じた起業家/事業者の支援をめざす。プライベートでは3歳と5歳の二児の母。
株式会社ハックルベリー 代表取締役 安藤祐輔氏
株式会社ハックルベリー 代表取締役 安藤祐輔氏
シリアルアントレプレナー。東京消防庁入庁後、大学進学。筑波大学在学時に人材事業にて起業。複数事業を展開し、2012年11月株式会社Socketを創業。2014年9月にスマホ向け販促プラットフォーム「Flipdesk」をリリース。数百社へ導入、利用されるサービスとなった。その後KDDIグループへM&A。KDDIグループ会社社長として事業戦略、採用、M&Aに従事後2017年退任。
ベンチャーキャピタルのパートナーを経て、現在は「Shopify」向けのアプリ開発を手がけるハックルベリーの代表を務める。ECキャリアが長く、EC戦略立案、構築、運営における実績と深い知見を持っている。

こんな方にオススメ

  • 大規模ECの運用ノウハウを知りたい
  • 「Shopify」で大規模ECを実現している店舗に会いたい
  • 「Shopify」で自社のやりたいことができるかわからない
  • 「Shopify Plus」を活用したEC成功事例を知りたい
  • Shopify Japanの担当者に会いたい

開催概要

  • イベント名:抽選30名限定【資料持ち出し厳禁リアルセミナー 】知られざる成功の鍵 Shopify構築の舞台裏を徹底解剖~実際に大規模ECサイトを移行した事例をもとに要件定義の注意すべきポイントを紹介~
  • 日時:3月21日(木)17:00~19:00
  • 会場:下北ワープ 世田谷区北沢2丁目5−2 下北沢ビッグベンビル B1F
  • 参加費:無料(事前申し込み必要)
  • 主催:ハックルベリー
  • 詳細と申し込み https://peatix.com/event/3841648/
高野 真維

インスタグラム、クリエイターマーケットプレイスを国内提供へ

2 years 1ヶ月 ago

インスタグラムは、ブランドとクリエイターがコラボレーションする機会を創出する「クリエイターマーケットプレイス」 を日本でも提供する。

Making it Easier for Brands and Creators to Collaborate on Instagram
https://about.fb.com/news/2024/02/creator-marketplace-for-brands-and-creators-to-collaborate-on-instagram/
クリエイターマーケットプレイスを日本でも提供開始、ブランドとクリエイターの協業を支援
https://about.fb.com/ja/news/2024/02/creatormarketplace/

noreply@blogger.com (Kenji)

「楽天市場」の基本出店料を約3割値上げへ(6/1から)。楽天グループが初めて月額固定費の引き上げに踏み切る理由とは? | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

2 years 1ヶ月 ago
近年の物価や人件費、電気代、システム管理費などの高騰を含む外部環境への変化対応に加え、AIなどイノベーションへの適応、さらなる店舗運営の支援やユーザビリティを強化するため、月額固定費の基本出店料を引き上げる

楽天グループは6月1日、「楽天市場」の出店プランの一部を改定、基本出店料を約3割引き上げる。値上げは、近年の物価や人件費、電気代、システム管理費などの高騰を含む外部環境への変化対応に加え、AIなどイノベーションへの適応、さらなる店舗運営の支援やユーザビリティを強化するため。

楽天グループは6月1日、「楽天市場」の出店プランの一部を改定、基本出店料を約3割引き上げる
基本出店料を引き上げる理由(画像は店舗向けサポートニュースから読者が提供)

楽天グループはこれまで、月額固定費の基本出店料はプラン設定時から価格を維持してきた。たとえば、「楽天市場」スタート時(1997年)の月額5万円プラン(当時は掲載アイテム数25アイテムまで)は、現在の「スタンダードプラン」(月額5万円)として価格を据え置いている。

2001年に一律月額5万円の料金体系を見直し、月額3万8000円の「楽天ライト」を導入。その後、固定料金制に加えて売上高に対する重量課金制度をスタート、2003年には月額3万9800円の「楽天プレミアムライト」を始めた。現在の出店プラン体系になったのは2008年。その後16年間、基本出店料を据え置いてきた。

こうした状況を踏まえ、長期にわたって出店している複数のEC事業者からは「長期間にわたって基本出店料を維持しているが、現在の経済状況からして値上げは致し方ない」「AIの台頭、競争環境を踏まえた投資は『楽天市場』の成長には必要不可欠」といった声があがっている。

料金プランの変更は次の通り(すべて月額の基本出店料で税別)。なお、売上課金などのシステム利用料は変更しない。

  • メガショッププラン:10万円 → 13万円
  • スタンダードプラン:5万円→ 6万5000円
  • プレミアムライトプラン:3万9800円 → 5万2000円
  • ライトプラン:3万9800円 → 5万2000円
  • がんばれ!プラン:1万9500円 → 2万5000円
  • Ichiba Basic Shop Open Plan:5万円 → 6万5000円

基本出店料の改定に伴い3月以降、出店規約・ガイドラインを変更。また、4月上旬から5月末までを申請期間として特別解約措置、特別プラン変更措置を実施する。通常、契約期間途中での解約・プラン変更は受け付けていないが、特別措置申込店舗に限り受け付ける。申し込みフォームは4月上旬をめどに案内する。

AI、店舗運営支援、ユーザビリティの強化に向けた取り組み

店舗の運営効率化、店舗ページの品質向上を目的として、登録商品数や画像登録可能容量の大幅なアップグレードを実施する。詳細は3月上旬のサポートニュースで案内する予定。

楽天グループは6月1日、「楽天市場」の出店プランの一部を改定、基本出店料を約3割引き上げる
出店プランのアップグレード(画像は店舗向けサポートニュースから読者が提供)

AIに関しては1月、ユーザーの検索意図や意味を理解し関連性の高い商品を表示するセマンティック検索を「楽天市場」に導入。これまでの単純なキーワードの一致検索だけではなく、これまで以上にユーザーが探している商品を見つけやすくした。

各商品のレビューに共通して記載されている要素をAIが要約し、多くのユーザーがコメントしている内容を一目でわかるようにするレビュー要約表示機能を導入。また、ファッションのレビューにおけるサイズ感や素材感など、共通してレビューに記載される要素をAIが自動的に分類し、各要素が書かれているレビューを見つけやすくする機能も搭載している。

また、店舗の運営効率化に向けては次のようなAIの取り組みを進めている。

  • 「データ分析 R-Karte」における分析サマリ表示……「データ分析 R-Karte」の「売上の公式」データをAIが分析し、データから読み取れる売り上げの傾向や店舗ごとの特徴を要約
  • 商品説明文の自動生成と商品画像の複数パターン生成 ……商品名・商品画像などの情報からAIが商品説明文を自動生成する機能、商品画像の背景やテイストをAIが複数パターン作成する機能
  • 「R-Messe 問い合わせ管理」での回答自動生成……ユーザーからの問い合わせに対して、店舗が回答方針をAIに指示すると、その方針に従った回答案を自動生成
  • RMS Al Chat機能……「楽天市場」出店者の管理システム「RMS」における従来のAIチャットサポート(店舗向けチャットボット「相楽しんく」)をアップグレード。従来の選択肢を絞り込んでいく形式、フリーテキストでの回答に加え、AIが最適な「店舗運営Navi」のマニュアルを提示できるようになる。生成AI機能も搭載し、メルマガやユーザーへの案内など、EC業務に必要な文章の要約や分類、校正といった作業をAIが手がけられるようにする
  • 品質改善審査業務への活用……日々のモニタリング業務や審査業務においてのAI活用
瀧川 正実

2024年度は6割の企業で「賃上げ」。給与は平均4.16%増、総人件費は平均4.32%増の見込み

2 years 1ヶ月 ago

帝国データバンクが実施した2024年度(2023年4月~2024年3月)の賃金動向に関する企業意識調査によると、2023年度と比較した2024年度の総人件費について「増加」を見込んでいる企業は72.1%で前年比2.5ポイント増、「減少」は5.3%で同0.5ポイント減だった。

その結果、総人件費は前年度から平均4.32%増加すると見込まれる。このうち従業員の給与は平均4.16%増、賞与は平均4.04%増、各種手当てなどを含む福利厚生費も平均4.06%増加すると試算している。

帝国データバンクが実施した2024年度(2023年4月~2024年3月)の賃金動向に関する企業意識調査
2024年度の総人件費の見通し

2024年度の賃金改善について、59.7%の企業が「改善見込みがある」と回答。これは、前年度比3.2ポイントの増加となる。「賃金改善の見込みがない」と回答した企業は13.9%で同3.4ポイント減。「分からない」は26.4%で同0.1ポイント増だった。

帝国データバンクが実施した2024年度(2023年4月~2024年3月)の賃金動向に関する企業意識調査
2024年度の賃金改善の見込み

業界別では「製造」が64.7%で最多。「運輸・倉庫」が63.7%、建設が62.5%で続いた。小売業は48.8%。2024年4月から時間外労働の上限規制が始まるトラックドライバーや建設業界などで、賃金改善を実施する企業の割合が増えている。

帝国データバンクが実施した2024年度(2023年4月~2024年3月)の賃金動向に関する企業意識調査
2023年と2024年の賃金改善見込みの比較(業界別)
帝国データバンクが実施した2024年度(2023年4月~2024年3月)の賃金動向に関する企業意識調査
2023年と2024年の賃金改善見込みの比較(規模・従業員数別別)

賃金改善の具体的な内容では、「ベースアップ」が53.6%で前年比4.5ポイント増、「賞与(一時金)」が27.7%で同0.6ポイント増だった。「ベースアップ」は過去最高となった前年の49.1%を上回り、3年連続で調査開始以降の最高を更新、初めて半数を上回った。

2024年度に賃金改善が「ある」企業にその理由をたずねたところ、人手不足などによる「労働力の定着・確保」が75.3%で最多。「従業員の生活を支えるため」は63.7%となり、前回調査よりは低下したが依然として6割を超える水準だった。

帝国データバンクが実施した2024年度(2023年4月~2024年3月)の賃金動向に関する企業意識調査
賃金改善の理由

一方、賃金を改善しないと回答した企業にその理由を聞いたところ、「自社の業績低迷」が56.3%、「物価動向」が17.8%、「人的投資の増強」が13.6%などとなっている。

帝国データバンクが実施した2024年度(2023年4月~2024年3月)の賃金動向に関する企業意識調査
賃金改善をしない理由

調査概要

  • 調査期間:2024年1月18~31日
  • 調査対象:全国2万7308社で、有効回答企業数は1万1431社(回答率41.9%)。なお、賃金改善はベースアップや賞与(一時金)の増加によって賃金が改善(上昇)することで、定期昇給は賃金改善に含めていない
松原 沙甫

2024年の小売事業者向けSEO対策は「体験に基づく」「役立つ」コンテンツがカギ! ローカルSEOにも商機あり | 酒匂氏が語る「コンテンツSEO」の極意

2 years 1ヶ月 ago
ユウキノイン代表取締役の酒匂雄二氏が、「E-E-A-T」などのSEOを中心に2024年のEC運営で注力すべきポイントや展望を解説します

ECセミナーに登壇する際、依頼内容や講演中の質問で度々あがるのが「2024年のEC業界はどうなりますか?」ということです。予測を完璧に的中させるのは難しいですが、SEOを軸に今後のEC事業の展望について解説していきます。

2024年は大型連休の当たり年

2024年は暦上の3連休が10回、5月の4連休と3連休以上が11回という当たり年です。ゴールデンウィークは中3日をつなげば10連休、お盆は中4日をつなげば9連休、9月のシルバーウィークも中4日をつなぐと10連休となり、非常に大型連休が多い1年となります。

また、コロナ禍を経て年始から制限なしの元年でもあり、旅行や観光などレジャー需要の「コト消費」が活況となることは想像するに難くありません。

そのため、「年末年始や大型連休にアクセスが落ち込むのではないか」と考えているECの経営者や責任者、担当者も多いのではないでしょうか。

検索の人気動向を調査できる「Googleトレンド」を見ると、「旅行」「観光」「温泉」「ホテル」といったレジャー関連クエリの人気度は、軒並みコロナ前の2019年1月の水準まで回復しています

SEO 2024年の展望 Googleトレンドでみる検索の人気動向 レジャー関連クエリの人気度 コト消費
「Googleトレンド」で見るレジャー関連クエリの人気度の動向

この動きからも、アウトドアグッズ、レジャー用品、旅行携行品といったジャンルでは、関連商品への注目が高まる可能性があります。

結婚式や住宅購入などの大きな出費や、日用品・生鮮食品は慎重になる?

旅行や温泉など「ちょっとしたご褒美」が息を吹き返す一方、結婚式など高額な出費の伴う市場では、以前のような勢いを取り戻すには時間がかかるのではないかと感じています。

SEO 2024年の展望 キーワード「結婚式」の人気度の動向
キーワード「結婚式」の人気度の傾向

「結婚式」の検索クエリについて過去5年間を見ると、2019年1月には人気度が90を超え、9月の連休あたりで100に到達していますが、コロナ禍で大きく落ち込み、少しずつ回復傾向にはあるものの2024年1月半ばで50ほどに留まっています

その他、大きな買い物と言える「新車」「中古車」「一戸建て」「中古マンション」なども5年前の同時期と比較して15~20ポイント低い状況が続いています。

車や住宅は、円安や資材調達費の高騰、「ウッドショック」と呼ばれる木材価格の高騰などが販売価格に大きく影響を与えるため、消費者も慎重になっているような動きが垣間見えます。

巣ごもり需要の影響を受けた日用品、「丁寧な顧客対応」「購買動機を沸かせる施策」がカギに

また、コロナ禍の巣ごもり需要の追い風を大いに受けた日用品や生鮮品では、鈍化・やや逆風という動きを想定していた方が良いかもしれません。

物流の「2024年問題」は即日出荷、翌日配送などに影響があるかもしれません。また、物流コストの高騰にも波及するでしょう。「楽天市場」は新年早々、セール期間中の配送を急がないユーザーにポイントを付与する「急がない便(仮称)」の導入を検討していると発表しました。

コロナ禍の巣ごもり需要によって食品、飲料、酒類は2020年から2021年で約14%増、2021年から2022年で約9%増とコロナ禍をきっかけに大きく伸長しました。(参考:経済産業省『令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)』)

それでも、食品類のEC化率は4.16%に留まっています。ここ数年のような巣ごもり需要が望めず、連休の過ごし方が「コト消費」傾向になりそうな2024年。「送料を加算してでも取り寄せたい」というユーザーの購買動機をどうやって沸かせるかが大きなカギになりそうです。

食品類の値上げがピークアウトしているというデータもありますが、バラエティ番組の倉庫型スーパーの活用術や節約レシピといったコンテンツの人気が高まるなか、ECでの低価格訴求や価格競争に挑むのは得策だとは思えません。

筆者のクライアント企業では、国産素材や国内縫製などの商品、オーガニック素材を用いた商品など、トレーサビリティに配慮した商品が支持されている印象を受けます。また、商品やサービスの満足度だけではなく、社会貢献や地域貢献などに取り組む姿勢を評価する声が増えてきています

コロナ禍で人と人が一度は分断され、再び交流ができるようになったことで、ECの“C”であるコマース、商いのなかにある人の温もり、顧客対応に回帰しているように感じます。

「E-E-A-T」の「E=Experience(経験)」に活路あり

では、鈍化・逆風とも言える状況下で、EC事業者が心がけること、取り組むことは何でしょうか。

1つは「経験、体験に基づくコンテンツ」でしょう。

2022年12月、Googleが検索ガイドラインに「E-E-A-T」を追加しました。「E-E-A-T」の詳細はこちらの記事をご覧ください。

従来の「E-A-T」に追加された“E”は「Experience:経験、体験」です。「ChatGPT」などのAI生成が注目を集めたタイミングでのことでしたが、そこから1年経ち、多くのプロンプトやSEOコンテンツツールも多数リリースされました。

Googleが検索結果にAI生成による回答「SGE(Search Generative Experience)」を発表した2023年春には、「SEOがオワコンになる」といった意見も見聞きしましたが、筆者の周囲でそうした声を聞くことはほとんどありません。むしろ「これからこそ、重要なのはコンテンツ」という声の方が大きくなっているとさえ感じています。

Googleは2023年、検索エンジンのコアアップデートを3月、8月、10月、11月に実施。特に年の後半に集中し、11月のアップデートは展開完了まで過去最長の25日21時間を要しています。アップデート後はクリスマス商戦、歳末商戦に入り、年明けに落ち着いて見てみると、評価されたコンテンツの多くが実体験に基づくものでした。

平均掲載順位が3か月で約16ランクアップした企業も

下図は「Google Search Status Dashboard」、Googleの検索に関するアップデートのダッシュボードです。4回のコアアップデートと、9月に展開された「ヘルプフルコンテンツアップデート(HCU)」に注目してみましょう。

SEO 2024年の展望 Googleの検索に関するアップデートのダッシュボード
Googleの検索に関するアップデートのダッシュボード「Google Search Status Dashboard」

下図は、筆者のクライアントであるキッチンやリビング雑貨を扱うECサイトの「Search Console」のグラフです。

8月22日~9月7日(米国太平洋標準時)に行われたコアアップデートと、ほぼ同時期に展開された「ヘルプフルコンテンツアップデート」の好影響が顕著に出ていることが伺えます。

SEO 2024年の展望 Search Consoleのグラフ
とあるECサイトの「Search Console」のグラフ

「ヘルプフルコンテンツ」とは、その名の通りユーザーに役立つコンテンツを指し、Googleの公式ヘルプでは「訪問者に満足されるコンテンツを高く評価し、訪問者の期待に応えていないコンテンツとの差別化を図ることを目的としている」と記載しています。

当該サイトでは8月までと9月以降で比較すると、表示回数は約10倍、クリック数は約9倍に増加。サイト全体の平均掲載順位は7月が30位、8月は21位、9月は16位、10月には14位と、3か月で平均を16ランクほど上げています。

このサイトのSEOで意識したのは「体験に基づくコンテンツ」と「役に立つコンテンツ」です。

【実施した施策】

  • サイト内検索でタイトルや内容が似ている記事を統廃合
  • ライターさんに「E-E-A-T」や「YMYL」について理解してもらう
  • 健康効能系のグッズに関しては、外部リンクなどを用いてエビデンスを明示する
  • スタッフによる体験動画や画像を追加。エクスペリエンスを意識した内容に深掘り

AIによる生成コンテンツと明確に差別化できる「人による人のためのコト・モノ」という箇所に注力していることがわかると思います。

特に「ヘルプフルコンテンツアップデート」以降、海外のフォーラムを確認しても「商品AとBを比べてみた」「自分でやってみた」「行ってみた」「食べてみた」など、実体験による記事が好影響を受けたという報告を多く見かけました。

生成AIによるコンテンツが増え、制作も効率的になっていくなかで、「E-E-A-T」や「ヘルプフルコンテンツ」が重みを増していることを体験した事例です。

AIに依存するのではなく「活用する」

とはいえ、生成AIの利用に否定的なわけではありません。筆者も「ChatGPT」や「Gemini(旧Bard)」を活用しています。

ただ、“生成”の名の通りAIは事実や既存の情報を元にした内容は得意かもしれませんが、世に無い未知の物事にはまだ弱いと感じます。「食べる」「着る」「行く」という体験ができるまでにはどれほど時間がかかるかわかりません。

人によってゼロから生み出された新しさを体験できるという点は、AIに圧倒的に勝る点ではないでしょうか。

スタッフが自社の商品・サービスを実際に使った経験・体験を発信していくことが、自社の強力なフォロワーになり得る顧客との出会いを創出すると考えています。

AIによるフェイクニュースには注意が必要

また、AIを使ったフェイクニュースにも注意が必要です。2024年は世界の選挙イヤーでもあります。前回のアメリカ大統領戦でも、両陣営の支持者によるフェイクニュースが問題になりましたが、現在はAIツールもかなり普及しており、より巧妙なフェイクニュースが生成されてしまう可能性があります。

既に結果が出た台湾の総統選挙では、ディープフェイクの動画も拡散され、市民の8割が何らかの形でフェイクニュースに触れているというニュースもありました。

こうした状況などもあり、「ChatGPT」を開発したOpenAIは、米大統領選挙でAI利用禁止という初の措置を打ち出しています。

SEOに変わる流入確保も重要

先述のようなAIによる情報戦も、検索エンジンを取り巻く環境に影響を及ぼす可能性があります。そうした混乱に自社サイトが巻き込まれないよう、検索流入以外の導線確保も重要です。

EC事業者が着手しやすいのは、SNSではないでしょうか。X(旧Twitter)、Instagram、TikTok、YouTubeなど、手軽に動画を配信できるプラットフォームも増えています。

現在はインスタ映えのような「盛る」から一転し、1日1回不定期なタイミングでアプリから届いた通知に対し、2分以内に自身を撮影し投稿する「BeReal」のように「盛る」ことができないSNSも、Z世代中心に人気が高まっています。こうしたことからも、ありのまま、リアルにエンゲージメントする動きもありそうです。

OMOとローカルSEOに商機あり

ここまでお話したことを踏まえて、2024年は「新たなEC元年」になるのではないかと予想しています。

連休の多さから、人出の多くなる商業地域や観光地に実店舗がある人にとって、「Googleビジネスプロフィール」におけるローカルSEOや、実店舗とECをつなぐOMO戦略も重要になってくるでしょう。

クライアントの「Search Console」や「Googleビジネスプロフィール」のパフォーマンスを見ると、

  • 「○○ tokyo store」:○○の東京のお店
  • 「Where to buy △△ in Tokyo」:東京のどこで△△が買えるか
  • 「●● where to buy」:●●はどこで買えるのか
  • 「□□ near me」:近くの□□店

といった英語での検索が多数確認されるようになってきています。

インバウンド需要が本格的に回復してきているなか、SNS→実店舗来客→ECでのリピート(越境EC)の動きも出始めていますが、サイトを多言語対応しても、自社ECサイト単独でのSEOはハードルが高いと感じます。

海外に発信できるSNSを活用する

実際に体験したことですが、「ソーダ味の飴」と聞くと多くの日本人はラムネのような味を想起するかもしれませんが、そのまま「soda flavor」と訳しても、海外の人は「炭酸水」としか想起しないなど、認識の違いなどをチューニングしなければならない、という課題があります。

しかし、訪日して手に取った商品のパッケージにInstagramやYouTubeのQRコードを印字していると、そこからリピートしてもらえるという動きがありました。

また、ショート動画のレコメンド機能による受動的なコンテンツ接触機会も増えているなか、海外に発信できるSNSを活用することは有効ではないでしょうか。

実店舗がないEC事業者は、催事やイベントへの出展、ライブコマースに挑戦することも、新規顧客との接点創出になります。

ECサイトの転換率が1.7%であるのに対し、ライブコマースでは8~10%を記録、リアルタイムの視聴者数が少数でも受注額は堅調に推移したクライアントもあります。そこでは、アーカイブ動画の視聴から「ECの中の人の人柄に触れて購入した」というレビューが入ることも。

応援してもらえるお店作りをめざそう!

これからはユーザーから応援してもらえる会社・お店だけが生き残れるのではないかと思っています。個性を確立して、ユーザーに「頑張れ!」と言ってもらえるようなお店こそが「本当に強いお店」ではないでしょうか。

重要なことは、まずはみなさんが自身の会社・お店・商品のファンになること。本当に大切なことは実はシンプルなのかもしれません。

見通しの効かない不安定な状況が続きますが、本記事が少しでも皆さんのヒントになったなら幸いです。

酒匂 雄二

アマゾンが送料無料ラインを2000円から3500円に値上げ。「Amazonプライム会員の利用価値がさらに高まる」の声

2 years 1ヶ月 ago

アマゾンジャパンは「amazon.co.jp」の配送料を改定し、出荷元がAmazonの通常配送の送料無料ラインを2000円から3500円に引き上げる。

現在の通常配送の送料無料ラインは2000円以上。Amazonプライム会員などの有料会員ではない場合、購入金額2000円未満の商品の通常配送料は、本州・四国(離島を除く)で410円、北海道・九州・沖縄・離島で450円がかかる。

3月29日以降、通常配送の送料無料ラインを3500円以上に変更。Amazonプライム会員、Prime Student会員は、購入金額にかかわらず引き続き配送料を無料で利用できる。

アマゾンジャパンは「amazon.co.jp」の配送料を改定し、出荷元がAmazonの通常配送の送料無料ラインを2000円から3500円に引き上げる
送料無料ラインの変更について(「amazon.co.jp」からキャプチャ)

こうした状況を受け、「Amazonプライム会員の利用価値がさらに高まっていくのではないか」という複数のEC事業者から声があがっている。

ナイルが実施したAmazonプライムに関するアンケート調査(対象は1641人)によると、「Amazonプライム」の加入率は約44.5%。20代では過半数超えた。

Amazonプライムでは、Amazonが出荷する商品の送料無料、各種配送オプションの無料利用、ドラマや映画など約1万作品以上が見放題などの特典を提供している。

Amazonの送料を巡る変遷

「amazon.co.jp」では2009年9月まで、購入金額が1500円以上で通常配送の送料無料サービスを提供。2009年9月から本全品を注文価格にかかわらず送料無料にするキャンペーンを始めた。その後、CD、DVD、ゲームソフトなども送料無料に設定し、2010年11月から全品送料無料を通常サービス化した。

購入金額2000円未満の商品の通常配送料を無料から350円に引き上げ、全商品の送料無料から撤退したのは2016年。2018年には、Amazonプライム会員などの有料会員でなければ一律350円の送料を徴収していた料金体系を、本州・四国は400円に、北海道・九州・沖縄・離島は440円に値上げした。

瀧川 正実

100年続く老舗企業が語るユーザー目線のレイアウト設計、満足度が高まるコンテンツ作りなどが学べるECイベント【明日2/27開催】

2 years 1ヶ月 ago
【明日開催! オンラインイベント】EC事業に知見の深い有識者や事業会社の担当者が、EC運営の成功事例を語るイベント! 11講演すべて無料で聴講できる「ネットショップ担当者フォーラム 2024 冬」を2月27日(火)に開催

2月27日(火)に開催する「ネットショップ担当者フォーラム 2024 冬」は、マイナビ、シャープ、土屋鞄製造所(登壇は親会社のHARIZURY)、カリモク家具、オンワード、わかさ生活、エドウインといった企業が登壇。オンラインで開催します!

「ユーザー満足度を高めるコンテンツ」「購入率アップにつながるレイアウト」「ファン拡大の取り組み」「SNS活用」などのテーマについて、企業の責任者などが講演。11講演すべて無料で聴講できます。

3講演以上を視聴した方のなかから、抽選で50人に「Amazonギフトカード」をプレゼントする視聴特典を用意しています。この記事では、編集部おすすめの講演の見どころ、「Amazonギフトカード」の視聴特典をご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2024 冬

見どころ⑧ マイナビの顧客満足度を高めるコンテンツ作り、購入率アップにつながるレイアウトなどを公開!

マイナビふるさと納税「自治体の想いを伝えるために」
サイト立ち上げ1年目の躍進ポイントはユーザ満足度を高めるコンテンツの見せ方

15:00~15:40 A-5 講演

2022年11月にオープンした「マイナビふるさと納税サイト」。先発のふるさと納税サイトが複数あるなかで、ユーザにも自治体にも選ばれるサイト作りのため、マイナビがサイトオープン1年目に取り組んだ施策とは?

セッションでは、サイト立ち上げから現在も運用を行っているマイナビの菊地氏を迎え、前年比サイトセッション数370%超の「マイナビふるさと納税サイト」における、快適なサイト体験の提供と、離脱防止や自治体への寄付を促進する工夫について解説します。

ビジネスサーチテクノロジ株式会社 営業本部マーケティンググループ マネージャー代理 飯田海道氏
ビジネスサーチテクノロジ株式会社 営業本部マーケティンググループ マネージャー代理 飯田海道氏
ビジネスサーチテクノロジ株式会社の親会社である株式会社ジーニーにてマーケティング責任者として日々奮闘中。マーケティングに携わり10年。デジタルマーケティングのコンサルティング企業にて、執行役員 COO・カスタマーサクセス最高責任者・メディア責任者などを歴任。のべ80社以上のマーケティング支援に携わる。加えて、事業開発にも携わり、マーケティングに関わるすべての事業課題を解決するために邁進している。
株式会社マイナビ コンテンツメディア事業本部 ふるさと納税事業部 ふるさと運営2部 ふるさと運営課 課長 菊地章一氏
株式会社マイナビ コンテンツメディア事業本部 ふるさと納税事業部 ふるさと運営2部 ふるさと運営課 課長 菊地章一氏
大手オンライン旅行会社のWebマーケティング全般を経て、2018年に株式会社マイナビに入社。メディアサイトのSEO/広告収益拡大などメディアグロースを推進。現在は、2022年11月オープンした「マイナビふるさと納税」にてUI/UX改善・システム保守・サイト集客などサイト運用全般に携わっている。
ネットショップ担当者フォーラム 2024 冬

【老舗企業のEC戦略】購入率を589%アップさせた、ユーザー目線のレイアウト設計とは!?

16:00~16:40 A-6 講演

「オーロラ」は、明治29年(1896年)に創業した老舗傘メーカー企業。「JILL STUART」「agnès b.」「ANNA SUI」など多数企業とライセンス契約を結び、傘やショール、帽子の製造・販売を手がけています。

そんな100年続く老舗メーカー企業が百貨店からECサイトに活路を見出し、順調に売り上げを伸ばしてきたエピソードについて、EC立ち上げや課題点、レイアウトの改善ポイントなど、サクセスストーリーを紹介します。

オーロラ株式会社 ブランドマーケティング第一部 MD兼広報宣伝室 山本勇樹氏
オーロラ株式会社 ブランドマーケティング第一部 MD兼広報宣伝室 山本勇樹氏
服飾専門学校卒業後にイタリアに留学し、ニットを専攻。帰国後、デジタル関連の企業を経て、2011年にオーロラ株式会社の子会社だったボルサリーノ ジャパン株式会社に入社。帽子の企画に加え、プレスやWeb管理など多岐にわたる業務に携わり、2018年にオーロラ株式会社に異動。一貫して帽子の企画に携わり、過去の経験からWeb事業の立ち上げ時からEC業務も兼務し、現在に至る。
株式会社これから コンサルティング部 倉田寛之氏
株式会社これから コンサルティング部 倉田寛之氏
イベント関連専門学校を卒業後、夜の世界を5年ほど渡り歩き不動産業界に従事。2019年に縁あってこれから社に入社。よくも悪くも人生経験多め。これからではコスメ、飲食、雑貨などの複数商材のECから健食・化粧品などの単品商品の通販まで多岐にわたるクライアントを担当。新規営業からパートナーセールスなど幅広いフィールドで活躍後、現在はコンサルタントとしてコスメ、飲食、雑貨など幅広い商材のコンサルティングに従事。
株式会社これから 取締役 川村拓也氏
株式会社これから 取締役 川村拓也氏
2004年、IT系上場企業に新卒として入社。 ECサイトのコンサルティング営業を行う部署に所属し、同期85名の中で最短にて管理職昇格。 その後全国拠点の拠点長を歴任し、2012年1月株式会社これからに創業メンバーとして参画、取締役就任。 小規模ショップから東証1部上場企業まで、500社以上のECサイト戦略について支援。年間50回以上のセミナー登壇やイベント講演、書籍『図解即戦力 EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書』(技術評論社)の執筆を行い、日本全国のECサイト売上向上をめざす。IT導入補助金初年度より、支援事業者として申請の補助からECの立ち上げまで支援している。
ネットショップ担当者フォーラム 2024 冬

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ネットショップ担当者フォーラム編集部

コカコーラ、限定商品をTikTokショップで販売

2 years 1ヶ月 ago

コカコーラは、2月17日の「親切の日」(Random Acts of Kindness Day)に合わせて企画した商品を、ティックトック限定で販売(アメリカとイギリスのみ)。製品2本と関連グッズの詰め合わせで、1本は親切にしてくれた相手に渡してもらう想定。エフェクトも公開。

Drops of Joy: Coca‑Cola Happy Tears Zero Sugar Celebrates Acts of Kindness With TikTok-Exclusive Creation
https://www.coca-colacompany.com/media-center/drops-of-joy-coca-cola-happy-tears-zero-sugar-celebrates-acts-of-kindness-with-tiktok-exclusive-creation
Buy on TikTok
https://www.tiktok.com/view/product/1729441025294963479

noreply@blogger.com (Kenji)

ZOZOが「ゆっくり配送」「送料変更」を検討へ/「Shopify」でワンステップ決済を実現できるツール「CommChat(コムチャット)」とは【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

2 years 1ヶ月 ago
2024年2月16日~2024年2月22日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. ZOZO、ヤマト運輸からの配送費用値上げで「ゆっくり配送」「送料変更」を検討へ

    「ゆっくり配送」は配送までのリードタイムを広くすることで複数の注文を1つにまとめ、配送コストの低減につなげる施策。3月からテスト運用を開始する

    2024/2/19
  2. 「Shopify」でワンステップ決済を実現できるフォーム一体型LP作成ツール「CommChat(コムチャット)」とは

    決済フォーム一体型のランディングページを制作できるというハックルベリーの新サービス。その特徴と、期待できる効果を解説する

    2024/2/19
  3. LINEヤフー執行役員が語る「Yahoo!ショッピング」の2024年戦略+復調の兆しが見えた2023年の振り返り

    2023年10月、新会社として発足したLINEヤフー。足元では流通額の落ち込みが目立ったが、新たな施策で改善の兆しが見え始めているという。今後「ヤフーショッピング」はどう変わっていくのか?

    2024/2/19
  4. 政府が一定規模以上の事業者を「特定事業者」に指定、「物流統括管理者」の設定など義務付け【物流2024年問題対策】

    政府が閣議決定した「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)」「貨物自動車運送事業法」の改正案では、一定規模以上の事業者を「特定事業者」に指定、「物流統括管理者」の選任や中長期計画作成の義務付けなどを盛り込んだ

    2024/2/19
     
  5. アルペン、ECの物流網強化とDXの加速を目的にEC旗艦倉庫を愛知県に開設

    アルペンは、新物流戦略の1つに「ECのサービスレベルの向上」を掲げている

    2024/2/16
     
  6. QR・バーコード決済利用は72.8%。利用しているQRコード決済の上位は「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」

    MMD研究所の「2024年1月決済・金融サービスの利用動向調査」によると、普段利用している支払い方法のトップは「現金」で78.1%

    2024/2/16
     
  7. 佐川急便、包装資材を値上げへ。一部エクスプレスバッグを5円引き上げ

    佐川急便は2023年4月に、包装資材などマテリアル販売商品43品目の価格を引き上げている

    2024/2/16
     
  8. Instagramのフォロワー1人ひとりにDM送信→広告のCPAが下がった! ミウラタクヤさんのコミュニケーション術とは【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年2月12日~2月18日のニュース

    2024/2/20
     
  9. 【EC向けChatGPT活用】手間をかけずに高品質な「プレスリリース」「お知らせ欄への投稿」を生成AIに作ってもらう方法は?

    話題を集めている生成AIの「ChatGPT」。ECビジネスのシーンで活用する方法などを、現役中小企業診断士が解説【第3回】

    2024/2/21
     
  10. リカバリーウェア「BAKUNE」でヒットを飛ばすTENTIAL、担当者が成長戦略を語るCVRアップにつながった商品詳細ページの工夫とは?

    コンディショニングブランド「TENTIAL」を展開するTENTIALの自社EC事業が順調に拡大している。利便性の高い決済手段の導入が成長を支えているという。決済手段を軸としてTENTIALのEC成長戦略を解説する

    2024/2/20
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    東京都の新製品・新技術開発の一部経費を助成する「新製品・新技術開発助成事業」とは? 助成金は最大1500万円

    2 years 1ヶ月 ago

    公益財団法人東京都中小企業振興公社は3月11月から、新製品・新技術の研究開発に必要な経費の一部を助成する「新製品・新技術開発助成事業」の募集を開始する。技術力の強化、新分野の開拓を促進し、東京都の産業活性化を図ることが目的。

    東京都内の中小企業者などに対して、新製品・新技術の研究開発に関する経費の一部を助成する。製品・サービスを生み出すために、試作品の設計・製作・試験評価することを「研究開発」と位置付けている。

    助成金は最大1500万円。助成率は1/2以内。直接研究などに従事する人の人件費も助成対象で、直接人件費は1000万円を上限とする。対象となる事業分野は次の通り。

    • 新製品・新技術の開発
      新しい機能を付加した製品や製造技術等に関するハード面の研究開発

    • 新たなソフトウエアの開発
      新しいソフトウエア、アプリ、システム等の研究開発

    • 新たなサービス創出のための開発
      新たなサービスの提供による生産性向上、高付加価値化を目的とした研究開発

    公益財団法人東京都中小企業振興公社は3月11月から、新製品・新技術の研究開発に必要な経費の一部を助成する「新製品・新技術開発助成事業」の募集を開始
    対象となる事業分野

    助成対象者は、都内の本店または支店で実質的な事業活動を行っている中小企業者、都内で創業を具体的に計画している個人。助成対象期間は2024年9月1日~2026年5月31日。助成対象期間内に発注または契約、利用開始、支払いが発生した経費が対象となる。

    公益財団法人東京都中小企業振興公社は3月11月から、新製品・新技術の研究開発に必要な経費の一部を助成する「新製品・新技術開発助成事業」の募集を開始
    新製品・新技術開発助成事業の対象範囲

    助成対象経費は、原材料・副資材費、機械装置・工具器具費、委託・外注費、産業財産権出願・導入費、専門家指導費、直接人件費など。たとえば、新たな動画配信サービスの創出をめざす場合、配信手段となるシステムの開発経費は助成対象で、サービスの内容である動画コンテンツは助成対象外。クラウドサービスの利用料は、研究開発の実施に直接使用するコストであれば機械装置・工具器具費に該当するという。

    申請書類提出期間は3月11日から4月5日。一次審査は6月中旬で、追加書類提出は6月28日まで。7月中旬に二次審査を行い、9月1日に交付を決定する予定。

    松原 沙甫

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