PVの減少に頭を悩ませているニュースメディアの担当者に、少しだけ朗報かもしれません。
Googleは2026年5月1日、検索結果の「トップニュース」で、お気に入りのニュースサイトを優先表示できる新機能「Preferred Sources」の提供を、日本語を含むすべての対応言語で開始しました。
これまで英語版のみで利用できた機能でしたが、今回の対応により、日本のユーザーも利用できるようになりました。
そもそも「トップニュース」とは?
Google検索の「トップニュース」は、事件、政治、芸能、スポーツ、トレンドといった時事性の高いキーワードを検索した際、検索結果の目立つ位置に表示される特別なニュース表示枠です。ユーザーが「今まさに起きている出来事」を素早くキャッチできるように設計されています。
たとえば、タイムリーな話題として「日本代表 サッカー」と検索すると、直近のW杯の対戦日時が表示されるとともに、関連するトップニュースの記事がメディアごとに表示されます。
「Preferred Sources」の仕組み
今回のアップデートにより、このトップニュースの右横に「★(お気に入り)」ボタンが登場しました。

- お気に入り設定: ★を選択するだけでお気に入り登録が完了し、以降はそのメディアの記事が優先的に表示されます。
- 制限はない: お気に入りは数に制限なく、いつでも好きなだけ選択・変更が可能です。

Googleの発表によると、特定のサイトをお気に入りの情報源として設定した読者は、そのサイトをクリックしてアクセスする割合が「2倍」にのぼるとのこと。なお、先行して提供されていた英語版のデータによると、これまでに地域特化型のブログから世界的なニュースメディアまで、20万件以上の多種多様なサイトがユーザーによって選択されているそうです。
メディア側ができる「2つのアプローチ」
自分のサイトをユーザーの「Preferred Sources」に登録してもらうため、メディア側には以下のようなプロモーションを行うことが推奨されています。
- 専用ディープリンクの活用
https://google.com/preferences/source?q=<自社サイトのURL> という専用リンクを発行し、SNSなどでシェアして登録を促す。 - サイト内への導線設置
ウェブサイト上に、ワンクリックで登録画面へ遷移するボタンやCTA(行動喚起)を設置する。
【筆者の視点】期待の一方で、ちょっとした「肩透かし」も…?
実はこの機能、2月に開催されたGoogle日本法人のメディア懇親会で発表されていたもので、筆者も個人的に心待ちにしていました。
しかし、いざ蓋を開けてみると……「そもそもトップニュースに表示されるようなジャンルの記事が、うちのサイト(Web担)にはあんまりないぞ……!」という事実に気づき、個人的にはちょっと肩透かしを食らった気分ではあります(笑)。
また、ユーザー側が好きなメディアを優先できることで検索の利便性は上がりますが、メディア側からは「自社サイトが何人に登録されているか」というデータが現状わからないのも、少しもどかしいところです。
ちなみに、リリースされた「5月1日」は日本でいうゴールデンウィークの真っ只中。このニュースを見つけるまでにだいぶタイムラグが発生してしまったのは、大目に見てもらいたいです。
時事ネタを扱うニュースメディアやスポーツ・芸能系ブログを運営している方は、検索やDiscover以外のPV回復ソースになる可能性があります。ぜひディープリンクなどを活用して、ファンに「登録」を呼びかけてみてはいかがでしょうか。
