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ミクシィマーケティング、アイスタイルにDSP事業「Vantage」など一部事業を譲渡
Googleのマット・カッツ、リンク獲得が目的のゲスト投稿にダメ出し
米Googleのウェブスパムチームを率いるMatt Cutts(マット・カッツ)氏はSEOを目的としたゲスト投稿の利用に対して個人ブログの記事で明確に警鐘を鳴らした。ゲスト投稿は日本ではなじみがないが米国ではリンク獲得として使われている。とはいえ、SEO目的のゲスト投稿が禁止になった背景は必ず知っておかなければならない。
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ツイートすると15秒だけ商品を見られる
PCからの訪問者が減少
第41回HCD-Netサロン「HCDの活用 in 京都」会場変更
恒例となっている京都でのイベントを企画しました。
今回は、HCDやユーザーエクスペリエンスに関連する分野で活動されている講師に話題を提供していただき、参加者でディスカッションを深める予定です。
申込者が多いため、定員を90名に増員しましたが満員になりました。
また、会場を「 60周年記念館1階講義室」に変更しましたので、ご注意ください。
■日時:2013年1月24日(金)17:00~20:15 (受付:16:30~)
■会場:京都工芸繊維大学(地下鉄松ヶ崎駅より徒歩8分)
http://www.kit.ac.jp/01/01_110000.html
60周年記念館1階講義室
http://www.kit.ac.jp/01/gakunaimap/matugasaki.html
■主催:人間中心設計機構
京都工芸繊維大学工芸学部櫛研究室
■定員:90名(申込順)
■参加費:会員:2,000円、学生会員:1,000円
一般:5,000円、一般学生:1,000円
■プログラム
17:00-17:10「HCDとデザイン思考」山崎 和彦氏(千葉工業大学・教授)
17:10-17:20「HCD-Net関西支部活動」水本 徹氏(HCD-Net関西支部・支部長)
17:20-17:45「オムロンヘルスケア ヒトを想うカタチ」
湯本 将彦氏(オムロンヘルスケア株式会社UXグループ)
17:45-18:10「デンソーにおけるHCDの活用事例」
中村 耕治氏(株式会社デンソー・次長)
18:10-18:35「ソフトデバイスにおける最近のデザイン活動」
八田 晃氏(株式会社ソフトデバイス・代表)
18:45-20:15 パネル発表およびディスカッション
・HI Performance MAP 2013、小松慶充(株式会社オーバルプラン)
・授業事例報告、大草真弓(成安造形大学)
・文化特性を考慮した観察分析手法としてのKH法の提案、浅野花歩(千葉工業大学)
・体験を考慮したThinkGoodsプロジェクトの活動、青木大地(千葉工業大学)
・ユーザエクスペリエンスの定量化はなぜ難しいか?、安井鯨太(和歌山大学)
・類推型発想支援WEBアプリケーションの開発、松尾秀行(和歌山大学)
・研究開発環境の革新をめざした機能的デザインとその創出プロセス、米澤俵介、熊内智哉、大角雅幸 (株式会社堀場製作所)
・業務機器のUXにおける高い状況依存性を考慮したデザイン方法、前川正実(株式会社操作デザイン設計)
・不安全行動を体験させる仕掛けに基づく学習支援システム、梅野光平(関西大学)
・発表タイトル未定、伊藤晶子(京都工芸繊維大学)
・NECのソーシャルバリューデザイン、福本岳也(日本電気株式会社)
・施設ペルソナを用いた業務用製品のインタラクションデザイン、水本徹(シスメックス株式会社)
・高齢者のための機器のわかりやすさと近づきやすさに関する一考察、伊藤彰子、岡田 明(大阪市立大学大学院)
・ファブラボ北加賀屋:ユーザーが広げる「つくりかたの未来」の実践、白石晃一、津田和俊、松本薫、福田卓郎(ファブラボ北加賀屋)
・シスメックスにおけるGUIデザイン取り組み事例、有吉俊輔(シスメックス株式会社)
・製品開発プロセスへのUCDの導入、前田 哲哉(京セラドキュメントソリューションズ株式会社)
■参加申込方法: 満席となりました。ありがとうございました。
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講師のプロフィール
■湯本 将彦(オムロンヘルスケア(株))
文具事務用品メーカー勤務を経て、2006年オムロンヘルスケア(株)入社。体組成計、歯ブラシ、歩数計等の商品デザインマネジメント業務に従事。現在は、デザインコミュニケーション部ユーザ・エクスペリエンスグループ所属し、商品企画、商品デザインのためのユーザーリサーチ等を遂行中。
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■中村 耕治(株式会社デンソー)
株式会社デンソー 技術開発センター DP-MJJ室 担当次、1988年名古屋大学大学院工学研究科修了。同年、株式会社デンソーへ入社。基礎研究所にて自動車用HMIおよび人間工学研究に従事。2011年より人間中心設計手法の研究開発への適用を進め、現在に至る。
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■八田 晃氏(株式会社ソフトデバイス)
96年京都工芸繊維大学大学院修了、同年入社。インフォメーションアーキテクト/インタラクションデザイナとして、家電や業務機器、車両など組み込み系UIを中心に様々なUIデザインに関わる。2007年同社CTO、2008年より現職。京都工芸繊維大学、成安造形大学非常勤講師
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オラクル、レスポンシスを買収へ
【第5回】オウンドメディアを活用したSEO強化

パンダアップデート以降、コンテンツを中心とした新しい時代のSEOのレースが幕開けしたことを、前回のコラムで説明しました。Googleは、外部リンクに偏重したアルゴリズムを是正し、検索ユーザーの満足度によりフォーカスした検索結果を目指しているように思われます。検索ユーザーの満足度を高めるとは、キーワードとの関連性が高く良質なコンテンツを有しているサイトやページを優先的に上位に表示させることで、以前のように有償の外部リンクサービスを受けて順位を競うような時代は終焉を迎つつあるわけです。
前回のコラムでは、コンテンツ力をあげることが、いかに重要であり効果があるかということを述べました。一方で、一体外部リンク対策はどうすべきなのかという疑問が残ります。現在も有償の外部リンクサービスを受けている読者も多いと思いますし、はたして有償の外部リンクサービスを止めて、代替となる外部リンク対策はあるのかと疑問をお持ちの方も多いのではないかと思います。
そこで筆者が、解決策のひとつとして提示しようと思っているのが、オウンドメディアです。オウンドメディアという呼び名がわかりづらければ、自社サイトやサテライトサイトと言ってもよいでしょう。私がこのようなサイト構築を実践し効果を上げたのは5年以上も前のことですが、当時はオウンドメディアという便利な呼び方がなかったのでサテライトサイトと表現していました。しかし最近は「オウンドメディア」という便利な呼称が流行っているので、このコラムではオウンドメディアで統一したいと考えます。
「オウンドメディア」という呼称に慣れていない方のために若干の説明を加えたいと思いますが、わたしがここで使う「オウンドメディア」という呼称には、厳格な定義はありません。簡単にいえば、自社のメインサイト(ブランドや会社、商品、サービス)とは、別の場所(ドメインと言っても良い)にサイトを置き、潜在層とのコミュニケーションを行う自社メディアを意味しているつもりです。Ownedとは「自分の」ということなので、自社メディアと考えていただくのが一番イメージに近いかもしれません。
さて有償の外部リンクサービスに頼らずに外部リンクを集めるには、前回のコラムでもお伝えした通り、ユーザーを引きつけるようなコンテンツを用意する必要があります。コンテンツ強化によって外部リンクを集めるということは、かなり難易度が高いようにも思われるかもしれません。実際に簡単でないことは事実ですが、糸口は沢山あります。
まずはターゲットとなるユーザーの欲しい情報、ニーズを理解し情報を発信することが挙げられます。ターゲットユーザーを理解できれば彼らが必要としている情報は自ずとわかってきます。彼らの知りたいというニーズに応える情報を発信すれば良いわけです。自社商品やサービスについても通り一辺倒の説明だけでなく、より深い理解を促すように多角的な情報やユーザーの体験談などを掲載することも有益です。また新商品から広報活動まで、様々な企業活動を、報道用のプレスリリースだけでなく、より広範にニュースリリースとして情報を発信することもひとつの手です。
つまり検索ユーザーのニーズに応えたり、興味を喚起させたり、理解を促すような情報を発信できれば、自ずと外部のサイトで紹介されたり、ソーシャル上で情報が伝搬するようになり、自然と外部リンクとしての評価が高まっていきます。ただ、いきなり外部リンクを増やすということに固執しないほうが良いかもしれません。外部リンクを増やすというのは最初のうちは難易度が高いので、それよりもソーシャルメディアで情報を流通させるには、どのようなコンテンツが必要かという発想で、企画を考えたほうが良いと思います。
オウンドメディアがSEOに必要な理由さてここまでコンテンツを強化することにより外部リンクの評価を高めることについて説明してきましたが、それではなぜオウンドメディアが外部リンク強化に有効なのでしょうか。当然自社の商品やサービスを紹介する自社のメインサイトも、コンテンツを強化して外部リンクの評価を高める必要性があることに変わりありません。ただ自社のメインサイトの集客には限界があるのではないかと筆者は考えます。
潜在層を掴むためには、ビックワードやミディアムワードを上位表示させることが重要ですが、自社のメインサイトで潜在層を呼び込むSEOの戦略は適さない場合があります。検索エンジンの評価の対象となるキーワードは、コンテンツと密接に関連づけられています。自社のメインサイトのコンテンツは、当然商品やサービスが主軸にあるため、商品やサービスに関連するキーワードを上位表示させることには適しています。たとえば、「ベビー向け石鹸」とか、「無添加化粧品」とか商品ジャンル名などに該当するキーワードであれば、難易度は別としても、コンテンツとの一致は図りやすいはずです。
しかし商品の購入意思決定まで至っていない興味段階の多くの潜在ユーザーは、商品やサービスにダイレクトに結びつくキーワードとは別の検索ワードで情報検索をしています。たとえば「ベビー向け石鹸」の潜在ユーザーは、「赤ちゃん スキンケア」などのキーワードで情報を検索しているでしょう。「無添加化粧品」の潜在ユーザーであれば、「敏感肌 スキンケア」などのキーワードで検索しているのではと思われます。
マーケッターとしては、商品ジャンル名に該当するようなユーザーのウォンツを示すキーワードも、潜在ユーザーが情報検索をするときに使うニーズ系のキーワードも、両者ともに上位表示させたいと思うかもしれません。しかし実際には、難易度の高いキーワードの2ワードを追うことは困難を極めます。検索エンジンはピラミッド型の構造であるWebサイトの最上部、つまりトップページを最大評価します。Googleは基本的には1つのサイトを単一のテーマとして評価しています。ビックワードや難易度の高いミディアムワードなど2つのワードを共存させ上位表示させるということは難しいわけです。「赤ちゃん スキンケア情報」というコンテンツを自社のサイト内に設置することはできますが、コンテンツ自体はどうしても2階層目以降に位置することになるため、上位表示させるには不利な条件となってしまいます。つまり「ベビー向け石鹸」と「赤ちゃん スキンケア」のような2つのキーワードを、同じサイトで上位表示させることは極めて困難であると言えます。
オウンドメディアをSEOの戦略として活用する意味がここにあります。購入意思が明確なユーザーから対象を広げ潜在層のニーズに応える情報サイトを構築すれば、SEOによって多くの潜在ユーザーと接触を可能にすることができるからです。検索エンジンは、1サイト1テーマ、1ページ1テーマとして評価を行っています。前述した商品サイトやサービスサイトでは、テーマは商品やサービス自体にあるため、より広範にキーワードを広げる難しさがあります。その点、潜在層のニーズをテーマとしてオウンドメディアをつくれば、ビックワードだけでなく、ユーザーの広範な検索ニーズをもとに集客が可能となるわけです。
オウンドメディアで外部リンクをマネージするという考えさらに発展させれば、複数のオウンドメディアを構築し、衛星サイトのように自社のメインサインの周囲に張り巡らせる方法もあります。興味を抱いた閲覧者を回遊させ、更にいろいろな方向でユーザーの興味やニーズに応える構図です。このように複数のサイトを回遊させることは、リンクを張り巡らすことにもつながり、外部リンクを自らマネージするということにつながります。ここまで発展できれば、有償の外部リンクの会社に大きな予算をつぎ込む必要もなくなってきます。これはとても大きな絵ですが、長期的にSEOを考えるのであれば、このようなコンセプトの可能性について意識しても良いのではないかと考えます。
なおリンクの方法は自然体であるべきで、不自然なリンクはスパムになりますので注意が必要です。基本的には来訪者の満足度を高めることを一義に自然なリンクの設計をすることが望まれます。また発リンク(※発リンクとは、自身のサイトから外部のサイトへリンクを設けることを指します。被リンクの逆と考えると分りやすいでしょう)は、リンク価値の受け渡しになるので、周到に計算しておくことも肝要です。
潜在ユーザーを啓蒙できるというSEO以外の利点オウンドメディアのメリットは、SEOだけに留まりません。潜在層の獲得には、自社商品やサービスを掲げている自社サイトよりも、オウンドメディアのほうが有効に働くからです。ITが進化した現在、ユーザーの情報を選別する目はかなりシビアになってきています。IT以前、多くの情報は、マスコミやメディア、一部のメーカーやブランド側にありました。その頃はメーカー側のメッセージに対してもユーザーは、有り難く耳を傾けてくれていたわけですが、ITが発達し、多くの情報の流通が可能になって以降、ユーザーは、メーカー側やブランド側のメッセージを本能的に避けようとする傾向にあります。自社の商品の良さを謳っても、ユーザーにとっては我田引水ではないかという疑念のほうが最初に持ち上がるからでしょう。自社の商品やサービスが良いという主張には、バイアスがかかっているのでないかと悟っているわけです。メーカーやブランド側のサイトで啓蒙するために良質なコンテンツを用意したとしても、どうせ我田引水ではないかという先入観のあるユーザーには、なかなか刺さりづらいのが現状です。
ユーザーが求めているのは、もっと公正な情報です。バイアスのかかっていない公平な情報や正しい情報をもとに、購入決定にあたり最適な判断を下したいと思っているわけです。そうでなくても自社商品への熱い思いは、自ずと煽りすぎのコンテンツを提供することになってしまいます。熱意をもって語れば語るほど、ユーザー側は引いてしまうという構図です。それは現在のマッケーターの宿命のようなものなのかもしれませんが、マーケッターは、バイアスのかかった情報を敬遠したいと思う現在のユーザー心理に、もっと敏感になる必要があると思います。
さて、こうした状況を打開するアプローチとして有効なのがオウンドメディアによる情報サイトだと筆者は考えます。自社の商品サイト上で、自身の商品ばかりを謳うのではなく、ユーザーの知りたい情報に的確に応答する、良質な情報サイトをユーザーに提供すれば、潜在ユーザーとの豊かなコミュニケーションを成立させてくれるでしょう。
オウンドメディアで情報を発信するということは、潜在ユーザーの心に届くように、語る場所を変え、語り口を変えるということを指します。ベビー向け石鹸を販売しているメーカーであれば、潜在層が興味を示す「赤ちゃんのスキンケア」に関わる情報サイトを構築すれば良いでしょう。良質なコンテンツとSEOの効果が発揮できれば、潜在的なユーザーを磁石のように集めることが可能になります。
さらに「良い記事を読んだ」。「ためになった」というWeb体験は、良質なブランド体験に昇華することになります。この情報を発信しているブランドやメーカーに対して良好なイメージが醸成され記憶され、いずれ訪れる購入意思決定時の、ブランド選定に大きく作用することにつながるはずです。これこそが、潜在層に広くくさびを打つ最良なアプローチではないかというのが筆者の考えです。Web戦略のコラムで、「コンテンツ力×集客力」は鉄板の方程式だと述べましたが、まさしくこのオウンドメディアの戦略は、この鉄板の方程式を実践するものであり、その効果は計り知れないものだと考えます。
>>次ページ「効果が実証された事例」
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電通、ポーランドのソーシャルメディア・エージェンシー株式100%を取得予定
Googleのセマンティックはここまで向上している 〜 意味が同じ言葉を検索結果で太字表示
ものごとの意味を理解する、いわゆるセマンティックにおけるGoogleの能力は著しく向上している。検索クエリには含まれていなくても検索結果でボールド表示されるワードがある。意味を理解できている証拠にほかならない。
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パフォーマンスマーケティングとは
『コトラーのマーケティング3.0』を読んでいまいちピンとこなかったあなたへ
先週、トランスコスモスの萩原さんがFacebookで紹介していた、グロービス著 『実況 マーケティング教室』 (PHP)にビビッときたので、早速週末読んでみたんですけど、この本、滅茶苦茶良い本です。マーケティングに従事している方、必読の書です。
![]() | [実況]マーケティング教室 (グロービスMBA集中講義) グロービス PHP研究所 |
マーケティング理論については、それ相応の理解をしている自信がある、という方にとっても、かなり頭の中を整理してくれる良著です。そして、以前 『コトラーのマーケティング3.0』 を読んだけど、ぶっちゃけイマイチよくわからなかったんだよね…という方にもお勧めです。すべてではありませんが、同書の中で解説されている重要なポイントは理解することができると思います。
そしてこの本、コトラーのマーケティング3.0でも語られている 『共創マーケティング』 を理解する上でも最適な一冊になっています。以下に要点を整理しておきます。
● マーケティングは1.0から2.0、そして3.0へ
冒頭でマーケティングコンセプトの変遷が整理されています。生産志向・販売志向だったマーケティング1.0、消費者志向のマーケティング2.0、そして、マーケティングは、ブランド認知や個人の無意識をも巻き込んだ認知科学的な分野に進むとしています。
次に、マーケティング1.0を 「T型フォード」、マーケティング2.0を 「米国市場におけるハーレーダビッドソン vs ホンダ」 を例に、見事なわかりやすさで解説が進みます。すべてが 「歴史(流れ)」 と 「事例」 の掛け算で説明されるので、とてもわかりやすいはずです。マーケティング2.0では、最も一般的な戦略概念であるSTPについて説明されています。
・ S:Segmentation
・ T:Targeting
・ P:Positioning
ほぼ単一の市場にほぼ単一の商品で商売をしていた時代が、競合の参入によって破壊されると、マーケティングはSTPを重視するマーケティング2.0に移行します。
● マーケティング2.0は次第にレッドオーシャン化する
しかし、その後 「成熟した市場では、競合他社も消費者にも近代的マーケティング(マーケティング2.0)が浸透しきってしまった帰結として、各企業それぞれが見動きがとれないこう着した状態に陥ってしまう」 としています。
これは、ありとあらゆるポジショニングマップをつくっても、すべてのマップに、もはや空白の空きスペースが残っていない状態を指し、すべてのマーケットでし烈な競争が行われるレッドオーシャン(血の海)化を意味します。
● 「マーケティング=売れる仕組み化」 の限界
市場を切り刻み(セグメンテーション)、ターゲティングを狭めれば狭めるほど、ポジショニングマップに空きスペースは見つけやすくなりますが、同時にマーケットサイズはニッチ化していきます。そのため、大きな市場が欲しい飲料や食品、日雑メーカーのようなマスマーケティング企業は、マーケティング2.0のSTPを脱却しないと、新たな成長戦略は描けないことを示唆します。
● マーケティングコミュニケーションのABCDマトリクス(※秀逸!)
そして、いよいよ本書は 「マーケティング3.0」 の解説へと進んで行きます。本書で感動したのはこちらの図。みなさん、「ジョハリの窓」 はご存知でしょうか(Wikipedia ⇒ ジョハリの窓)
本書では、「自分」 を 「企業(自社)」 に、「相手」 を 「顧客」 に置き換えて以下の4つの象限を提示しています。
※私は、D領域の 「新しいマーケティング」 のひとつに、「価値共創」 があると捉えました
本書では、どんな優秀な企業であっても、マーケティング2.0について理想的にやり尽くしているわけではない。そのため、マーケティング3.0に進まず、2.0をやり尽くすという選択肢もあるだろう。しかし、製品のコモディティ化や、さまざまなマーケティングのジレンマ(顧客重視の売り手の論理という矛盾の露呈)などを鑑みると、現在のマーケティング2.0ではたどりつけない領域が存在するとして、P&Gの 「コネクト&デベロップ」 を事例として紹介しています。
※P&Gのコネクト&デベロップは、企業、研究機関、サプライヤー、小売取引先、製造委託会社、そしてときには競合他社も含め、「すぐれた製品・サービスを通じて、お客様の製品をよりよいものにする」という企業目的を実現するための、重要な経営戦略とされています(詳しくはP&G社のサイトを参照のこと)
そして本書は、「ブルーオーシャンはD領域において発見される」 としています。D領域いおいて発見されたインサイトや新しいビジネスは模倣がされにくいため、一定の期間、その市場で大きな優位性を獲得します。
逆に、BとCの領域では、いかに注力、徹底していったとしても、各競合が明示的な土俵で勝負を展開する以上、市場はレッドオーシャン化しやすいとしています。
● STPでは満たせない 「主観的な満足感」
従来から、「製品には2つの価値がある」 と言われます。それはつまり、客観的な部分(性能面など)と、主観的な部分(個人的な満足感)です。フィジカルベネフィット(物理的便益)とメンタルベネフィット(精神的便益)と言われることもあります。
本書では、市場の成熟化や消費者の情報行動などの変化によって、市場での競争は、高性能信仰に代表される 「客観的価値」 から、消費者がその使用価値をどう捉えるかという 「主観的価値」 に移行していると説きます。
● 主観は消費者の中にある
そして、本書を読んでいて、再度ハッとしたのがここです。「客観」 は企業がつくれるが、「主観」 は消費者の中にある。とても当たり前のことかもしれませんが、だからこそ企業は従来のマーケティングリサーチや、近年注目される観察調査(行動観察)など、さまざまな活動によって、消費者の 「主観」 を把握しなければならない。マーケティング2.0の限界が見え始めてきた現在ならなおさらです。
● 主観的価値観重視の中で何をどう売るべきか
ここで本書は、ディズニーランドの事例をあげます。詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、私はここでブラー化による製造業のサービス化 (PDF)とサービス・ドミナント・ロジック(S-Dロジック)を想起しました。S-Dロジックは、すべての事業をサービス業と規定します。そして、消費者を 「消費をする者」 ではなく 共に価値を競争する 「価値共創者」 と捉え、サービス(+製品)の価値は購入時点ではなく(購入した後の)使用時点で継続的に発生するとする考え方です。
● “I 対 You” から “We” へ
そして本書は最後に 「コ・ワーク(協働)する “we” (積極参加する消費者)」 という考え方を提示し、『 “we” においては、「企業か顧客か」 という区別の優先順位は下がる』 と結んでいます。
うーん、しびれました。先週からAmazonで入手しにくくなっていますが、ぜひ手に取ってみてください ⇒ グロービス著 『実況 マーケティング教室』(PHP)
ということで、本書からとても多くの気づきをもらえました。マーケティング2.0の次の一手として、ぜひ拙著 『次世代共創マーケティング』 とあわせて読んで頂きたい一冊です。
※いよいよ明後日1/22発売です。水曜日頃から全国の書店でも並び始めると思いますので、ぜひ手に取ってみてください!
![]() | 次世代共創マーケティング 池田 紀行,山崎 晴生 SBクリエイティブ 2014-01-22 |
電通、トレーディングデスクサービスを提供
デキる社員は “Task(What)” だけでなく “Who” を意識している
皆さんは毎日、上司からの指示やクライアントへのレポートなど、いろいろな人からいろいろな仕事を依頼されていると思います。
To Doリストを作成して、「抜け漏れ」をなくすように注意している人も多いと思いますが、このTo Doリスト、ややもすると、弊害が出てきます。
それは、目の前の仕事を単なるTaskにしてしまうことによる弊害です。To Doリスト=Taskリストという状態です。
依頼された仕事(Task)を、期日までに過不足なくこなせば、とがめられることは少ないでしょう。
でも、デキる社員は、もうひとつ意識していることがあります。
それは、”Task (What)” だけでなく、”Who” を意識していることです。
依頼された仕事(Task)は、依頼主(Who:上司やクライアント)がなんのために自分に依頼した仕事なのかを想像しているのです。
例えば、ある分野において調査して欲しいことがあったとします。私は、ある社員に「AAについて現状を調べてみてくれる?」と依頼します。
一般的な社員は、「依頼されたAAに調査に関するレポートを送付します。ご確認をお願いします」とメールをくれますが、一方、デキる社員からは下記のようなメールがきます。
(1) 依頼された調査報告書を送ります(目的の再確認):What
(2) ポイントはAAとBBとCCでした(概要サマリー):What
(3) これらの状況から、選択すべき方向性はBBだと思います(選択肢の提示):What+Who
(4) その理由はDDです(意見):Who
上記の(1)~(2)を満たしていれば、部下自身のTaskとしては完了かもしれません。でも、依頼主(上司など)にとってのTaskは、「調査・分析」ではなく、「調査・分析」内容をもとに「方向性を決めること」や「さらに深堀する必要性があるかどうかの判断」だったりします。この場合、上司は部下から納品された(1)~(2)のレポートを見て、ゼロから「検討」と「判断・決断」をする必要があります。
デキる部下は、上司が何のためにこの仕事を依頼してきたのか、このレポートによって何をしようとしているのか、というところを先読みして仕事をしています(先読みするために、仕事の依頼時に背景や目的を確認してきます)。すると、上司は「検討」や「判断・決断」スピードを速めることができます。
もちろん、「そんなの上司の仕事だろ!」 「そうしてほしいならそういう仕事の依頼をしろ」という意見もあるでしょう。それは当然です。
でも一方で、「デキる部下は上司の仕事を取る」のです。部下がどんどん上司の仕事に領域侵犯してくるから、上司はどんどん楽になって別のことができるようになる。
結果、上司は別の仕事や、もうひとつ上のランクの仕事に集中できるようになり、当初の仕事はその部下が全面的に任されるようになる。そうすれば、その部下は昇進したり、昇格したり、年俸が増えていきます。
目の前の仕事は、誰(Who)が何(What)をするためのものなのか。
仕事は人がするものです。であれば、すべからくすべての仕事には「意味」や「背景」、「目的」があります。
TaskをWhatとしてだけでなく、つねにWhoとひもづけて行うこと。
それが伸びる人間に共通している仕事術のような気がします。
サイバーエージェント子会社、ソーシャル語学学習の「Lang-8」へ出資
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