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DIYユーザビリティテスト実践ワークショップ 「テスト設計編」@静岡」 からご覧ください。
HCD-Netは人間中心設計(Human-Centered Design, HCD)やユーザビリティの考え方
を技術者に啓発することを目的として活動しています。ユーザーの「利用品質」の
観点から、ものづくりの活性化と製品やサービスの競争力強化に寄与することを目
指しています。このたび、ものづくりが盛んな静岡県にて、特に中小企業でも活用
できるようなユーザビリティテスト手法を学ぶセミナーを開催します。
使い勝手のよい製品を開発するためにユーザビリティテストは欠かせません。開発
の初期段階から少人数のテストを繰り返し行うことが、優れた利用品質の実現への
近道です。しかし、従来のテストは所要時間やコストが比較的大きいため、現実問
題としてテストが省略されてしまう場合もありました。また、近年、ソフトウェア
開発におけるアジャイル手法の普及に伴い、テストそのものがボトルネックになり
かねない状況も生まれています。そこで、費用対効果に優れた迅速なテスト手法が
注目されています。その中でも、社内リソースを活用して自前でテストを行う"DIY"
ユーザビリティテストが主流になりつつあります。
この講座では、どのようにして「早く」「安く」「効果的」にテストを行う実践的
なノウハウをワークショップで体験していただきます。
※受講対象
・ソフトウェア技術者、GUIを担当するソフトウェア技術者
・ウェブディレクター、ウェブデザイナー
・企画部門、マーケティング部門の担当者
・ユーザーエクスペリエンス部門の担当者
・品質保証部門の技術者
皆様のご参加をお待ちしています。
■セミナー名:
DIYユーザビリティテスト実践ワークショップ 「テスト設計編」@静岡
■日時:平成25年7月29 日(月)13:30~17:00 (13:00 受け付け開始)
場所:静岡県工業技術研究所 講堂
〒421-1298 静岡市葵区牧ヶ谷2078番地
http://www.iri.pref.shizuoka.jp/shizuoka/access.html 駐車場無料
■内容
当セミナーではスマートフォンアプリを対象とした15分程度の模擬テストを設
計してみることで、ユーザビリティテスト設計の実務テクニックを習得します。受
講者4~5人で1グループを構成して、タスク設計からパイロットテストまでの作
業を行います。(※各自なるべくスマートフォンを持参願います。)
当日パイロットテストで記録した動画を使って、ユーザビリティテストの観察記録
を効率化するソフトウエアOBSERVANT EYEのデモも行います。
◎講師: 樽本徹也氏(利用品質ラボ代表)、易強氏 (静岡県工業技術研究所)
<主な内容>
1.タスク設計
2.インタビューガイド作成
3.パイロットテスト実施
(※注意:今回のワークショップでは実査、分析は行いません。)
4.行動観察記録ソフトウエアOBSERVANT EYEの紹介
なお、当セミナーでは『アジャイル・ユーザビリティ』(オーム社刊)をテキス
トとして参照しながら作業を進めます。受講者は各自で書籍版または電子版を入手
のうえ必ず当日持参してください。(※図書館などから借りて持参しても構いません。)
◎使用テキスト:
・『アジャイル・ユーザビリティ ―ユーザエクスペリエンスのためのDIYテスティン
グ―』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4274211606/・同上電子版(PDF)
http://estore.ohmsha.co.jp/titles/978427421160P■講師紹介
樽本 徹也(たるもと てつや)―― 利用品質ラボ代表。UXリサーチャ/ユーザビリ
ティエンジニア。ユーザビリティ工学が専門で特にユーザ調査とユーザビリティ評
価の実務経験が豊富。現在はプロのコンサルタントとして、組込みシステムから
ウェブアプリケーションまで幅広い製品のUX/UI開発に携わっている。公式サイトは
「人机交互論」(
http://www.usablog.jp/ )
◎著書:
・『ユーザビリティエンジニアリング ― ユーザ調査とユーザビリティ評価実践テ
クニック』(オーム社 2005年10月)
・『これだけは知っておきたい組込みシステムの設計手法』(技術評論社 2009年10月)
・『アジャイル・ユーザビリティ ―ユーザエクスペリエンスのためのDIYテスティン
グ―』(オーム社 2012年2月)
◎連載記事:
・「ゼロ円でもできる!? 省コストユーザビリティ向上術」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/l/3066・「アジャイルUXの潮流 ~ 米国発アジャイル開発の新しい波、只今日本に接近中!?」
http://enterprisezine.jp/article/corner/160易 強(いい つよし)
静岡県工業技術研究所ユニバーサルデザイン科上席研究員
2002年からユーザビリティテストの行動観察記録の効率化ソフトウェアOBSERVANT
EYEの開発に携わっている。
■募集人数:20名(先着順)
■参加費:
HCD-Net会員:\3,000 学生会員:\1,000 一般:\5,000 一般学生:\2,000
■懇親会:静岡駅付近(希望者のみ)18:30~20:30 (別途4,000円の予定)
■参加申込方法
タイトルを「セミナー@静岡参加希望」として以下の内容を
hcdnet_registration@hcdnet.org までご連絡ください。
-------------------------------------------------------
氏名:
所属:
電話番号:
メールアドレス:
会員種別:正会員(賛助会員)/学生会員/一般/一般学生
懇親会:出席/欠席
------------------------------------------------------
・受付メールを事務局より返信いたします。
・参加費の支払い方法の案内は受付メールに記載されています。
・受付メールが2、3日(土日祝日を除く)で届かない場合は事務局にご連絡ください。
・請求書をご希望の場合は本文にその旨と、請求書のあて先と郵送先をご指定くだ
さい。 20名の参加者が4グループに分かれて、『アジャイル・ユーザビリティ ―ユーザエクスペリエ
ンスのためのDIYテスティング―』の第3章リクルートとテスト設計に沿って、無料アプリ(アマ
ゾン,ユニクロ、食べログ、駅すぱあと)のユーザビリティテストを例にワークショップ形式で実施
した。ユーザ利用シーンの検討、タスクの絞り込み、スタートとゴールの定義を決めてから、情報
提示カードの作成、初期化の手順書など作成した。クリップ、ウエブカメラの組み合わせ、ユーザ
の操作をPCに記録表示できる簡易書写システムを構築した上で、ほかのグループからモニター
をリクルートして、パイロットテストを実施した。パイロットテストで発見した問題を解決すべく、
すぐにテスト設計を見直した。2~3回のパイロットテストで、タスク実施の可能性を確かめた。 最後に、記録したパイロットテストの動画映像を使って、ユーザビリティテスト観察記録分析を
効率化できる市販ソフトウエアOBSERVANT EYE ver3.1(静岡県工業技術研究所と
株式会社ITサポートが共同開発)のデモを行った。
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