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強調スニペット獲得に関してあなたが知っておきたい14のQ&Aとチートシート(後編)

強調スニペットに関するQ&Aを取りあげているこの記事、今回も「Eコマースサイトでも強調スニペットを獲得できる?」「コンテンツを作る際にどう考えるべき?」「便利なツールやサービスは?」といった質問に、Mozのブリトニー・ミュラー氏が答えていく。

強調スニペットに関するQ&Aを取りあげているこの記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。

前回に引き続き今回も、「Eコマースサイトでも強調スニペットを獲得できるの?」「文字コンテンツを作る際に強調スニペットをどう考えるべき?」「便利なツールやサービスは?」といった質問に、Mozのブリトニー・ミュラー氏が答えていく。

また、同氏が作成した「強調スニペット 虎の巻(チートシート)」も忘れずにダウンロードしておいてほしい。

この記事で解説しているQ&Aは次の14個だ(#1~#8は前編で解説している)。

  1. 作ったばかりのウェブサイトでも強調スニペットは獲得できるのか?(前編で解説)
  2. 強調スニペットからのトラフィックを特定するパラメータあるか? GTMでうまく判断できないか?(前編で解説)
  3. 月間検索ボリュームがかなり少ない質問ベースのロングテールのクエリで強調スニペットの獲得を目指すことに意味はあるだろうか?(前編で解説)
  4. 強調スニペットに最適化したコンテンツを作成する価値があるクエリを判断するのに、いちばんおすすめのキーワード戦略は?(前編で解説)
  5. 強調スニペットは言語で変わるのか?(つまり、サイトに言語の違う複数のバージョンがある場合、各言語に対応するSERPでスニペットの表示は異なるのか?)(前編で解説)
  6. 強調スニペットの表示が日によって変動するのはなぜか?(前編で解説)
  7. 獲得できていないSERP機能の機会をキーワードリストを使って見つけるにはどうすればいいのか? キーワードギャップの特定にいちばんいいキーワードリストの使い方は?(前編で解説)
  8. 強調スニペットを獲得したコンテンツの構造を考察する際のベストプラクティスは? また、まねるべきかを判断する基準は?(前編で解説)
  9. グーグルは情報サイトを優先して強調スニペットにしているのだろうか? ほかの要素がすべて同じでもEコマースサイトだと強調スニペット獲得の可能性は下がるのだろうか?
  10. 「他のユーザーも行った質問(PAA)」はいつ登場したのか? PAAは今後どのように変わると思われるか?
  11. 「画像URLの15%はオーガニックではない」とはどういう意味だったのか、説明してもらえないだろうか?
  12. コンテンツ制作者は文字コンテンツを作る際に強調スニペットをどう考えるべきなのだろうか? 役立つツールがないだろうか?
  13. 「検索エンジンではなく人間にとって質の高いコンテンツを書く」というのはすばらしいアドバイスだと思う。その際、APIやツールを使ってコンテンツのチェックをしていく必要があるのではないだろうか?
  14. グーグルの強調スニペットのトレンドを把握するには何がいちばんいいだろうか?

また、「強調スニペット 虎の巻(チートシート)」も無料でダウンロードできるようにしている。こちらからPDFをすぐにダウンロードできる。印刷して職場の壁に貼り、コンテンツの作成や最適化のときに強調スニペットを意識するようにしよう。

強調スニペット 虎の巻
強調スニペット獲得のコツ!
人気の高い記事の冒頭に「要約」を追加する
記事の最後に説明のまとめを追加する
特に多く寄せられる質問(FAQ)を見つける
探偵になったつもりで!
必要ならサードパーティのランキングサイトを活用する
逆ピラミッド型でコンテンツを書く
FAQの構造化データが役立つことがある
強調スニペットは半分がカルーセルを構成している。カルーセルはニッチなコンテンツが競争の激しいSERPの上位に食い込むチャンスだ。ニッチで具体的にいこう。
最高のビールは?
2019年ビール世界ベスト50ランキング
さらに表示…
シアトル ポートランド ミルウォーキー ラガー IPA
カルーセル
強調スニペットの獲得方法
1. 自分のサイトがすでにSERPの1ページ目に入っていて、強調スニペットが表示されるキーワードを見つける*。こうしたキーワードは強調スニペットを獲得するチャンスだ。
2. 強調スニペットの機会は潜在的なROIが高いものを優先する。
3. 検索者の意図を把握する。
4. 現在表示されている強調スニペットのコンテンツを評価する。
5. 1ページ目のオーガニックな検索結果に目を通す。共通するテーマがないだろうか?
6. 現在の強調スニペットと同じ形式(リスト、文章、表など)でそれを凌駕する簡潔なコンテンツを提供する。
7. ページ上の不要なHTMLを整理して、コンテンツをクロールしてもらいやすくする。
8. モニターする。STAT Search Analyticsは、強調スニペット獲得を狙っているキーワードで検索順位が上下した時にアラートを送信してくれる。
9. 必要に応じて、コンテンツ戦略の更新、調整、転換をおこなう。これを繰り返す。
*Keyword Explorerでやってみよう
強調スニペットが表示されやすいキーワード
文章型:
Does(―は~するか)
Cost(コスト)
Difference(違い、差)
Much(多くの)
Between(―と~の間)
Description(説明)
Deductible(控除の対象)
Can(―は~できるか)
What(何)
Average(平均)
リスト型:
Best(最高の)
Improve(改善、向上)
Workouts(ワークアウト)
Types(種類)
Ways(方法)
Brands(ブランド)
Starting(開始)
Exercises(運動)
Recipe(レシピ)
Promote(宣伝)
表型:
Rates(利率)
Fixed(固定金利)
Salary(給料)
Conjugation([動詞の]活用)
Accounts(口座、アカウント)
Sizes(サイズ)
Purchases(購入)
Prices(価格)
Highest(最高値)
Interest(利息)
SERPの24%に強調スニペットが表示される
特に多い種類
文章(50.5%)リスト(36.9%)
順位が高いほど強調スニペット獲得の可能性は高くなるようだ

強調スニペットQ&A 9
グーグルは情報サイトを優先して強調スニペットにしているのだろうか? ほかの要素がすべて同じでもEコマースサイトだと強調スニペット獲得の可能性は下がるのだろうか?

グーグルが、次の2つをはっきり他と区別しているかどうかは、わからない。

  • 情報サイト
  • ECサイト

あくまでも仮説だが、可能性が高いのは、次のようなものだ:

ドメイン名の信頼性を示す指標のようなものを設定したうえで、その信頼度が条件を満たす中でクエリにいちばん簡潔に回答している情報やコンテンツを探すようにしている。

情報サイトがほかのタイプのサイトよりも圧倒的に強調スニペットを獲得しやすいという傾向はあるが、Eコマースサイトでも工夫次第で強調スニペットを獲得できるのは間違いない。

さまざまなEコマースサイトが実に見事なやり方で強調スニペットに入り込んでいる。ちょうどいい例があるので紹介しよう。

Mozのウェブセミナーがトラブル発生で定刻に開始できなかったことから、楽しみにしている参加者全員におわびの手紙を出したら費用がどれくらいになるだろうと思って、わたしは「how much do stamps cost(切手の値段)」と音声検索した。

音声による回答は次の通りだった。

stamps.comによると、1オンスの第1種郵便の切手は郵便局だと0.55ドルですが、stamps.comを利用してオンライン購入してプリントすると0.47ドルです。

かなりうまいやり方ではないだろうか。強調スニペットにブランド名や割引価格を入れるこうしたすばらしいやり方は、たくさんあるはずだ。

強調スニペットQ&A 10
「他のユーザーも行った質問(PAA)」はいつ登場したのか? PAAは今後どのように変わると思われるか?

「People Also Ask」(PAA:他のユーザーも行った質問)のボックスが最初に登場したのは2015年7月で、当時は小規模なテストだった。それが2015年7月から2017年3月の間に、SERPにおける登場率が1700%増加しており、数年前に爆発的に人気が高まったのは間違いない。

変な話だが、わたしはこのテストにいち早く出会ったSEO関係者のひとりだった。この爆発的な増加などについて、わたしは「はてしない『People Also Ask』ボックス: その研究とSEOの機会」という記事を書いている(英語版のみ)。

Mozは先日ブログで、サミュエル・マンジアラボリ氏によるすばらしいPAAの調査を公開した。こちらは、

で読むことができる(どちらも日本語版)。

また、次のすばらしい2本の記事から、時間の経過に伴うPAAの進化がわかる。

PAAが今後どうなるかという予測については、まだはっきりした見通しがあるわけではないが、強調スニペットは比較的新しいアコーディオン形式でPAAボックスにどんどん似てきている

グーグルが両者を1つの機能に統合する日が来るのだろうか? それはわからないが、SEO担当者としては、柔軟性を保ち、検索エンジンが繰り出してくるパンチに対応するべく準備しておくのがいちばんだろう。

強調スニペットQ&A 11
「画像URLの15%はオーガニックではない」とはどういう意味だったのか、説明してもらえないだろうか?

もちろんだ。伝えたかったのは、次のようなことだ:

強調スニペットボックスに表示される画像(正確にはその画像を含むウェブページ)の多くは、そのクエリによるオーガニック検索結果の最初の10ページに入っていない。

もう少しこれをイメージしやすくするには、次の画像を見てほしい。

強調スニペットQ&A 12
コンテンツ制作者は文字コンテンツを作る際に強調スニペットをどう考えるべきなのだろうか? 役立つツールがないだろうか?

なによりもまず考えるべきなのは検索する人のことだ。

  • 検索者の意図は何か?
  • どんな情報やコンテンツが望まれているのか?
  • 望まれている情報を望まれているメディア(動画、画像、文章など)で提供できているか?

現在のSERPを見て(SERPの1ページ目に表示されるページにはすべて目を通そう)、検索する人をグーグルがどうとらえているのかをイメージしたうえで、どのようにコンテンツを提供していくべきなのかを判断しよう。

  • 共通するテーマは何か?
  • どんな話題を扱っているか?
  • その話題をもっとうまく取り上げるにはどうすればいいか?

強調スニペットを獲得するコンテンツの書き方を説明したドクター・ピートのすばらしいホワイトボード・フライデーがある。

をチェックしてみてほしい(どちらも日本語版)。

また、ランド・フィシュキンによるホワイトボード・フライデーの名作「グーグルのアンサーボックスに表示される方法」からもよいアドバイスが得られるかもしれない(英語版のみ)。

強調スニペットQ&A 13
「検索エンジンではなく人間にとって質の高いコンテンツを書く」というのはすばらしいアドバイスだと思う。その際、APIやツールを使ってコンテンツのチェックをしていく必要があるのではないだろうか?

そう言われて思い浮かぶ本当に有用なツールはフレッシュ・キンケイドの可読性テストだけだが、これも制作のプロセスを少し妨げるおそれがある。

コンテンツを見直すのにいちばんいいツールというのは、生きている人間なのかもしれない。わたしなら、声に出して聞かせたときにターゲットとするオーディエンスが理解しやすいようにする。

この手法は、そのコンテンツが強調スニペットとして取り上げられたときに効果的で役に立つ音声検索結果になるかどうかを考えるのにも、役立つだろう。

強調スニペットQ&A 14
グーグルの強調スニペットのトレンドを把握するには何がいちばんいいだろうか?

ぴんとくるドキュメントやツールを見つけて、注目し続けることだ。わたしのお気に入りをいくつか紹介する。

しかし、いちばんいいのは、自分の分野の強調スニペットを自ら調査研究することだ。あなたが観測したトレンドを発表すれば、われわれコミュニティ全体の成長と学習に役立つ。

無料ダウンロード:強調スニペット獲得 虎の巻(チートシート)

Q&Aを読み進めてくれた人は、強調スニペットを獲得するための秘訣をすべてまとめて、ダウンロードできる形にしたボーナスコンテンツの「強調スニペット 虎の巻(チートシート)」も、ぜひ忘れずにダウンロードして役立ててほしい。

データ、意欲、そしてよくできた確かな計画があれば、強調スニペットを獲得できないはずがない。ダウンロードしたら同僚に紹介したり、プリントして机に常備したりと、大いに役立ててほしい。

質問を送ってくれた参加者全員にとても感謝している。こうして考えやアイデアをさらに探究できるのは、プレゼンテーションをやってて特にうれしい部分だ。ウェブセミナー後、ずっと残っている疑問がある人は、ぜひ聞かせてほしい。コメント欄に書き込んでくれれば、しっかり回答したい。ウェブセミナーに登録し損ねた人も、まだオンデマンドで好きなときに視聴できる

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