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第4回:アクセス解析をもとに、ホームページを改善しよう【アクセス解析を活用して、ホームページを改善しよう】

アクセス解析で大切なことは、「解析(調査・分析)」と「改善」はセットになっているということ。今回は代表的な改善例をピックアップしてご紹介します。

前回のコラムでは、Google アナリティクスの基本的な見方について解説しましたが、ご自身の画面でも確認できましたか?ある程度、見方がわかってくるとアクセス解析もいよいよ面白くなってきます。さて、第4回目では、数値を見たその先にある「改善」のステップへと進めましょう。

アクセス解析で大切なことは、「解析(調査・分析)」と「改善」はセットになっているということです。本稿ではケースごとに、代表的な改善例をピックアップしてご紹介します。ぜひ役立ててください。

改善案を立てる前に押さえておきたいポイント

アクセス解析を見ながら、改善案を立てていく前に押さえておきたいポイントがあります。それは、「目標」を確認することです。

明確な目標がないままでも、アクセス解析の基本的な見方を覚えることはできますし、決まったスケジュールで数値を追っていくことはできます。しかし、ホームページを「改善」していく場合は、やはりある程度目標を立てて運用した方が良いでしょう。

というのも、やみくもにいろいろな箇所に手をつけるよりは、しぼって見ていった方が精度が高い改善策を立てやすくなります。そのために必要になるのが「目標」です。地図を見ながら歩くとき、必ず目的地を設定しますよね?それと同じことです。小さな目標で構いませんので、まずは何かしらの数字を設定しましょう。

具体的な目標の立て方

目標を立てる方法はいろいろありますが、「アクセス解析をする上での目標」を立てる場合は以下の例を参考にしてください。ここでのポイントは、必ず「数字で計測できる」ということ。ただ単に「認知を広げる」というような曖昧な内容は、目標とは定義しませんのでご注意ください。

種類目標設定例
企業のホームページ問い合わせ件数、資料請求件の件数など
ネットショップ購入件数
情報サイト、ブログページビュー数など

企業のホームページを運営しているのであれば、「月に10件、問い合わせフォームからコンタクトをもらう」「月に20人から資料請求のメールをもらう」という目標を設定します。ネットショップも同様に「月に50人に購入してもらう」あるいは「月に100個販売」など具体的な数値を設定します。。情報サイトやブログのように、「たくさんの人に見てもらう」ことが目的であれば、「月間ページビュー数が10,000PV」と目標設定します。

店舗のホームページの場合は、ネット上で計測することができないので、来店者に何らかの方法で来店動機を聞いてみる必要があります。(アンケートを取る、接客中に聞いてみるなど)電話でのお問い合わせを目標値と設定する場合も同様に、何らかの方法でカウントする必要があります。
くれぐれも無理のない範囲で、最初は様子をみながら目標を設定しましょう。

このことを踏まえた上で、代表的な改善例をケースごとに4つご紹介します。

問い合わせが全くない場合

問い合わせフォームからのコンタクトが全くない場合は、まずは次の項目をチェックしてみてください。

【フォームの内容をチェック】
  • 入力の途中でエラーがでないか
  • 入力項目が多すぎないか?(7項目以内に)
  • 受信用に設定したメールアドレスにきちんと届いているか?
    (迷惑メールに振り分けられていないかなどもチェック)
【お問い合わせページへの導線を改善】
  • 各ページ、記事の下方にお問い合わせページへのリンクを貼る(ボタン形式がおすすめ)
  • お問い合わせのバナーやボタンを、各ページの目立つところへ設置する

過去に、全くお問い合わせが来ないとご相談をいただいた中で、「お問い合わせページへのリンクがどこにもなかった」あるいは「お問い合わせページへのリンクが間違えていた」というケースが本当にありました。「はじめてWEB(Jimdo)」の仕組み上、そのようなミスは起こりにくいですが、念のためきちんとメールが届くかテストしてみてください。

なお、ホームページの内容によっては、全面的に見直す必要がある場合もありますが、まずは、すぐに改善できるところから取り組んでみましょう。

重要なページへの訪問者が少ない場合

商品の紹介ページやサービス案内のページ、飲食店のメニュー紹介ページなど、ホームページの中でもとりわけ重要度が高いページに訪問者が少ない場合は、次の項目を改善してみてください。

  • ナビゲーションに重要ページのリンクがあるかをチェック
  • トップページやサイドバー(フッター)にバナーを貼る
  • サイドバーやフッターにテキストリンクを貼る

ページビュー数が少ない場合

ページビューが少ないということは、訪問者数も少ないことが原因と考えられます。しかし、ある程度アクセスがあって、かつ「ページビュー数」と「訪問者数(セッション数)」がほとんど同じ数だった場合は、訪問者が1ページしか見ないで離脱していしまっている状態です。この場合、「直帰率」の数値が高くなっているはず。このようなケースでは、やはり何かしらの対策をした方がよいでしょう。具体的には、複数のページを閲覧してもらうため、以下のような改善をおこないます。

  • 関連するページへリンクを貼る
  • 前の記事、次の記事など、前後の記事への誘導リンクを作る など

なお、訪問者自体を増やしたいときは、「そもそも訪問者が少ない場合」の項目を参考にしてください。

ネットショップで購入件数が少ない場合

ネットショップでの購入件数が少ない場合は、さまざまな要因が考えられます。ズバッと1つの原因に絞り込むのが難しい場合多いのですが、ホームページの改善だけで成果が上がるケースと、商品構成や価格の見直しからおこなうケースがあります。

【ホームページの改善例】
  • 商品写真の改善
  • キャッチコピーや商品説明文の改善
  • スマートフォン表示の改善
  • 商品へのこだわりや裏話(ストーリー)を掲載
  • 商品ランキングの設置
  • 主力商品へ誘導するバナーの設置
  • おすすめ商品、関連商品へのリンクを貼る
  • 「購入者の声」ページの充実
  • 「Q&A」ページの充実 など
【商品や価格の見直し例】

ネットショップの場合、ホームページの見直しだけでは改善しない場合もあります。そんなときは、商品や価格から見直してみましょう。

  • ニーズのある商品か?
  • 競合と比較したときの価格は適正か?
  • 付加価値をつけて販売することはできないか?
  • 主力商品のみに集中することは可能か?
  • 送料は無料にできないか?
  • 納品スピードを早めることはできないか? など

いずれにしても、内容によっては全面的に見直す必要がある場合がありますが、実は商品が売れない原因として「圧倒的に訪問者が不足している」というケースは少なくありません。この場合は、次の「そもそも訪問者が少ない場合」を参考にしてください。

お財布ショルダーバッグ「ラベンダーサシェ」さんのネットショップ

お財布ショルダーバッグを販売しているラベンダーサシェさんのネットショップには、さまざまな売れる仕掛けがあります。ぜひ参考にしてください。

そもそも訪問者が少ない場合

それでは、そもそも訪問者数が少ないことが、成果に結びつかない原因だと考えられる場合ではどうでしょうか?もちろん訪問者を増やす施策をおこなうのですが、まずは「どのぐらいアクセス数を増やせばよいか」見当をつけておきましょう。

ここで、押さえておいてほしいのは、「1%」という数字です。

訪問者数 × 1% = 成果(お問い合わせ、購入など)

と仮定して考えます。つまり、月に10件のお問い合わせ件数を目標とするのであれば、1,000人程度の訪問者が必要ということになるのです。この数字を踏まえたうえで、具体的には以下の訪問者を増やす施策をおこないます。

※業種や種類によっては必ずしも1%にならない場合があります。ネットショップなどは、0.5~0.3%程度で検討しておくとよいでしょう。

【訪問者を増やす施策例】
  • SEO対策(キーワードやタイトルとメタディスクリプションの見直し、記事の拡張・修正、ブログの更新など)
  • リスティング広告(YahooやGoogleの検索結果に表示させるネット広告)
  • SNS(Facebook、Twitter、Instagram、LINE)の活用、広告
  • 集客力のあるサイトへバナー広告を出稿
  • 関連サイトや外部ブログからリンクを貼る
  • メールの署名にホームページのアドレスを入れる
  • 名刺やパンフレットなどの印刷物にホームページのアドレスを入れる
  • プレスリリース
  • マス媒体を使った広告 など

訪問者がホームページへ来る経路はいくつもあります。このうち、新規訪問者を増やす施策として多く用いられるのは、SEO対策、リスティング広告、SNS広告です。どれを使うかは戦略次第ですが、低コストで取り組めて、成果を検証しやすいのはFacebook広告です。あらかじめFacebookページを作成しておくことと、決済がクレジットカードのみという条件はありますが、出稿方法も平易なので、初めてのネット広告としては取り組みやすい媒体です。

一方、既存客に対して効果的なのは、メルマガ、LINE、SNS(広告含む)です。特にネットショップを運営している場合は、購入歴のある顧客向けのメルマガで新商品やキャンペーンの案内をするなど、定期的に接触するようにしましょう。

以上、代表的な改善方法についてピックアップして解説しました。なお、何かしらの改善を加えたら、必ずアクセス解析を見ながら改善結果について検証するようにしましょう。

まとめ

改善方法はさまざまですが、「訪問者が(ある程度)いる場合」と「訪問者が不足している場合」に分けて検討してみるとよいでしょう。前者の場合は、おもにホームページの中身を改善を、後者の場合は訪問者を増やす施策をおこないます。

まずは、コストがかからず、自分たちでできるところから取り組んでみてください。
また、改善するときは「あれもこれも」と手をつけるよりは、1~2個にしぼった方が検証しやすくなるので、おすすめです。

このコーナーのコンテンツは、KDDI提供の情報サイト「はじめてWEB」掲載の「エキスパート(専門家)コラム」の情報を、許諾を得てWeb担の読者向けにお届けしているものです。

「はじめてWEB」掲載のオリジナル版はこちら:
アクセス解析を活用して、ホームページを改善しよう(全6回)「第4回:アクセス解析をもとに、ホームページを改善しよう」(2018/08/27)

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