古いTLSのHTTPSサイトにグーグルが警告。ただしランキングへの影響はなし
Web担当者に役立つ最新情報
古いTLSのHTTPSサイトにグーグルが警告。ただしランキングへの影響はなし
とはいえ、脆弱性があるのですぐにアップデートすべし (Search Engine Roundtable) 海外情報
HTTPSで使用するサーバー証明書にTLS 1.0(TLS バージョン1)が利用されているサイトに対する警告を、グーグルが送っているようだ。TLS 1.0は脆弱性が発見されているプロトコルであり、安全ではないためだ。
このまま使い続けたとしても、グーグル検索におけるランキングへの悪影響はないとのことである。
だがランキングには影響しないとはいえ、ユーザーに対するセキュリティは確保できない。早急にバージョンアップするべきだろう。
「HTTPSにしているから大丈夫」だと思っていても、実際には、悪意をもった者による改ざんや傍受などの影響を受ける可能性があるのだから。
- すべてのWeb担当者が念のために確認しておくべき
ツイッターがAMPのアクセス解析を改善
ツイート経由のAMPページへのトラフィックを記録できるように (Twitter Developer Blog) 海外情報
ツイッターは、ツイッター上でAMP版のコンテンツが閲覧された際に、そのアクセス解析をしやすくするように機能を改善した――というのだが、なかなかわかりづらい。
ツイッターはAMPをサポートしている。ツイートでシェアされたURL先のページがAMP対応しているときは、AMPページを表示する。
その裏で、オリジナルのURLに対して「__twitter_impression=true
」というパラメータを付けてリクエストを飛ばすようになったのだ。
また、ツイッター上でシェアしたURLにトラッキングパラメータを付けていてもAMP版には反映されないが、そうしたトラッキングパラメータも含んでリクエストを飛ばすようになっている。
なかなかわかりづらい動きだが、これはリダイレクトを使ってトラフィック分析を実現しているツールでもAMP版へのアクセスを確認できるようにということのようだ(AMPは仕様によってリダイレクトを禁止している)。
また、ツイッターからの参照であることをわかりやすく示したいという同社の意図もありそうだ。
日本時間の12月7日から、すでにこうしたトラフィックが流れている。
ただ、少し調べてみた限りでは、amp-analyticsの挙動との関係が判断できなかった。amp-analyticsとこのリクエストで二重にトラッキングされているなどの可能性がないか確認したかったのだが、調べきれなかった。
というのも、日本のいわゆる「ニュースアプリ」で、そうした問題が過去にあったからだ。
具体的には、独自に高速表示版を提供しているニュースアプリが、「ニュース提供者側が分析しやすいように」と裏でウェブサーバーにリクエストを送っていた。しかし、それによって「実際にはユーザーの目に触れることがないのにサイト上で広告が表示されたことになる」という問題があり、その仕組みを廃止したという出来事があったのだ。
現時点では、ツイッターのこの仕様で、そうした副作用がないか確認できていない。念のためにツイッターの技術情報や実際の挙動を確認しておくといいかもしれない。
- AMPがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- アクセス解析担当者に伝えましょう
よくあるハッキング手法とその対処方法
よくあるハッキング手法とその対処方法 (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報
絶賛開催中の#NoHackedキャンペーンに関連した、第3弾となる記事をグーグルは公開した。今回のテーマは「一般的なハッキング手法とその修正方法」だ。
取り上げているハッキングは次の3種類になる。
- キーワードとリンクのクローキングによるハッキング
- 意味不明な内容によるハッキング
- 日本語キーワードによるハッキング
最後に今回も、大切な心構えを繰り返しておく。
セキュリティ = わからない・自分は気にしなくていい
という固定観念をもしあなたが持っていたとしたら、それを取り去り、ハッキングに対してほんの少しでもいいので素直に意識を向けてほしい。#NoHackedキャンペーンをそのきっかけ作りにしたい。
- すべてのWeb担当者 必見!
- 技術がわかる人に伝えましょう
Googleよりも先にgooウェブ検索がPWAとして生まれ変わった!
検索エンジンのPWAは聞いたことがない (gooプレスリリース) 国内情報
gooウェブ検索が、プログレッシブ ウェブ アプリ(PWA)としてリニューアルされた。
PWAにより表示が高速になり、またホーム画面アイコンからのアクセスが可能になった。来年の春には急上昇ワードをプッシュ通知する予定だそうだ。
検索エンジンがサイトをPWA化した例は珍しい。グーグルですら検索サイトにはPWAを実装していない。先進的な印象を筆者は受けた。
goo検索を利用するユーザーはこのコラムの読者に多いとは想像しないが、PWA化した検索エンジンがどんなふうなのか体験してみてはいかだろうか?
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
グーグル検索で2017年に人気急上昇した「○○とは」検索は?
SEO視点では「◯◯とは」検索に注目 (Google Japan Blog) 国内情報
グーグル検索の2017年のランキングをグーグルは発表した。
検索ニーズが急上昇したキーワードの全体ランキングは次のとおりだ。
- 小林麻央
- 北朝鮮
- ドラクエ11
- 台風
- wbc
- 松居一代
- 安室奈美恵
- 清水富美加
- iphone 8
- ブルゾンちえみ
あなたも今年検索したキーワードが含まれているだろうか?
また、急上昇のなかでも「○○とは」検索に限定した場合のランキングは、次のとおりだ。
- 忖度 とは
- プレミアムフライデー とは
- リベラル とは
- 共謀罪 とは
- valu とは
- jアラート とは
- ハンドスピナー とは
- 溶連菌 とは
- 衆議院解散 とは
- 排他的経済水域 とは
どれもナレッジカード/ナレッジパネルとして検索結果には答えが表示されるクエリだ。スマートフォンやスマートスピーカー(グーグル ホーム)で音声検索すれば、その答えを読み上げてくれる。
「○○とは」やこれと同じ意図を持つ検索はナレッジカードや強調スニペットとして表示されることが多く、音声検索の回答としても利用される。音声検索の増加を予想しているのであれば、こうした検索に対する回答をコンテンツとして提供するのもいいだろう。
ちなみに、このGoogle Japan Blogのページをスマホで閲覧すると、表の部分が少し残念な表示になっていた。
致命的ではないのだが、少なくとも見やすくはない。
モバイルフレンドリーを牽引しているグーグルなのだから、もう一息がんばってほしいものだ。
- 息抜き用に
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掲載記事からピックアップ
新しいSearch Consoleとモバイル検索結果のテストに関する記事をピックアップ。
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全ユーザーへの提供は年内はない模様
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- 検索結果数が10件⇒5件、「次へ」⇒「もっと見る」のモバイル検索をGoogleがテスト中
トップ10入りは自慢できなくなるのか?
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
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