国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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AMPやMFIを中心に盛りだくさんの質問が出た11月のオフィスアワー

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Web担当者に役立つ最新情報

AMPやMFIを中心に盛りだくさんの質問が出た11月のオフィスアワー
いつにも増して中身が濃いQ&A (ウェブマスター オフィスアワー) 国内情報

11月のウェブマスターオフィスアワーが月末に開催された。

※毎回補足しているように、「ウェブマスターオフィスアワー」とは、グーグルの社員が登場して、一般のウェブマスターからのサイト運営に関する質問に回答したり、ウェブマスターとカジュアルに情報交換したりしていく動画プログラムだ。

今回もいつものように、金谷氏と長山氏、あんな氏ら3人のグーグル社員がサイト管理者からのさまざまな質問に答えてくれた。取り上げてくれたのは、次のような質問だ(興味深いQ&Aを独断と偏見で強調表示している)。

  • AMPビューアで閲覧したときのページのレイアウトが崩れる

  • ハッキングされたサイトの対応方法

  • PC検索にモバイルページのURLが表示される

  • トップページが表示されなくなった

  • 公開前のSPAサイト

  • サーバー負荷検証を伴うHTTPS移行

  • ユーザーが誤認する検索結果の対処

  • サイトへのリンクのデータ取得方法

  • 検索結果からページを削除できない

  • フレキシブルサンプリングの実装方法

  • アクセシビリティを考慮するために、ナビゲーションを隠してもいいか

  • MFIでのhreflangの設定

  • #を含んだURLのインデックス

  • AMPページが表示されたりされなかったりする

  • 無限スクロールのクロール

  • 構造化データが認識されない

  • AMPコンテンツは完全に同一であるべきか

  • 地域関連検索の変化

  • WebPの導入

  • 不要なページのインデックス削除

単に数が多いだけではなく、上級者向けの質問もたくさん含まれている。いつにも増して中身が濃いQ&Aになっている。

まだ視聴していなければ録画でチェックしよう。

★★★★★
  • すべてのWeb担当者 必見!

2018年はGoogleトレンドを利用して動画SEOに挑戦!
画像検索・ニュース・ショッピング・YouTubeのフィルタリング機能が付いた (The Keyword) 海外情報

Googleトレンドを活用してネットユーザーの情報探索行動の変化を把握するノウハウ解説記事を、グーグルの公式ブログ「The Keyword」が公開した。

記事は「Googleトレンドで、よりリアルタイムなデータを」というタイトル。「よりリアルタイムに」かつ「さまざまな切り口で」検索ボリュームの推移を調査できることを示している。

リアルタイム」の観点では、次のような期間指定で検索ボリューム推移を確認できるようになっている。「期間を指定」を選ぶと、任意の日付期間や年も指定できる。

  • 過去 12 か月間
  • 過去 1 時間
  • 過去 4 時間
  • 過去 1 日
  • 過去 7 日間
  • 過去 30 日間
  • 過去 90 日間
  • 過去 5 年間
  • 2008 - 現在
  • 2004 - 現在
  • 期間を指定

さまざまな切り口」の観点では、次のような検索タイプごとに、クエリボリューム変動を切り替えて表示できるようになっている。

  • ウェブ検索
  • 画像検索
  • ニュース
  • ショッピング
  • YouTube

たとえば、動画の需要は年々高まっている。この傾向を反映してだろうか、検索結果にも動画が出てくることが多くなってきた。YouTubeを利用してプロモーションするなら、今どんな動画をユーザーが見たがっているのかをリサーチするのに、Googleトレンドのフィルタ機能は役立ちそうだ。

テイラー・スウィフトのYouTubeトレンド
YouTubeで絞り込んだ検索トレンド

もちろん、そのほか、売れ筋商品や人気画像などを調査することにも使える。

2018年は動画SEOを試してみるなど、どうだろうか。

または、高速化されたグーグルのインデックスと、「過去1時間」「過去4時間」などのGoogleトレンドデータをあわせて、テレビ番組や現在の出来事にすばやく対応したコンテンツというのもアリかもしれない。

★★☆☆☆
  • SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)

Googleマイビジネスでレビューを集めるための裏ワザ
ヘルプに書いてあった! (Google My Business on Twitter) 海外情報

Googleマイビジネスのツイッター公式アカウントが、ローカルビジネスのリスティングでレビューを集めるのに役立つTIPSを紹介してくれた。レビュー投稿ページへのリンクの作成方法だ。

具体的な手順はヘルプ記事で説明されているので、そちら参照してほしい。

スマートフォンの普及に伴い、「場所」に関係した検索が増えている。その影響により、ローカルビジネス(店舗やオフィスなど)の情報が検索結果に表示される機会も多くなってきている。

「評価」と「レビュー」は、そのビジネスの評判をユーザーが知るうえでとても重要な手がかりになる。

レビュー(もちろん良いレビュー)をたくさん集める方法を検討しているのならば、レビュー投稿へのリンクは役に立つだろう。

たとえば、ホテルや旅館ならお客の宿泊後すぐにサンキューメールを送り、その中に「お客様の体験をお聞かせください」と、リンクを添えてお願いすればいい。レストランやカフェであれば、ショップカードやレシートに「お食事はいかがでしたか?」とメッセージとリンクを載せ、レビューを書き込むように促すことができる。

ただし、レビューを集めるときに、注意してほしいことが2点ある。

  • レビューを投稿するための端末を店内に用意して、そこからレビューを集めることはガイドライン違反

  • 金品との引き換えにレビューを集めることも禁止

投稿を促すのは問題ないが、あくまでも「自発的な」「本音での」レビューを集めることがルールだ。

★★★★☆
  • すべてのローカルビジネス担当者 必見!

HTTPSの機能は暗号だけではない、データの改竄防止も重要な役割
ISPが勝手に挿入する広告もHTTPSなら防げる (Gonkers on Twitter) 海外情報

米国大手のISPであるコムキャスト社が、利用者がウェブサイトを閲覧している最中に新しいモデムの広告を差し込んでいるようだ。

公共スペースなどの無料Wi-Fiを利用する際に、最初に開いたページで施設の情報を表示することはある。それならば納得いくのだが、通常のインフラとしてのISPを利用しているのに勝手に広告を入れ込むというのは、いかがなものだろうか。

不快に感じるユーザーも多いはずだ。そのままサイトから離脱することだってあるだろう。勝手に挿入された広告によってユーザーを逃してしまったら、ウェブ担当者としてはたまったものではない。

広告の一方的な挿入をコムキャストは以前から行っている。どうしてこんなことができるのかというと、インターネット回線を提供するISPとしての立場を利用して、ブラウザとウェブサーバーの通信の間に無断で入り込んで、広告を表示するコードを挿入しているのだ。「データの改ざん」だとも言える。

これを防ぐ方法は簡単だ。HTTPSにすればいい。データの盗み見を暗号化によって防ぐだけではなく、データの改ざんを防ぐ働きもHTTPSにはある(もう1つ、本当にそのサイトであることを認証する働きも持つ)。

「うちのサイトは機密性の高い情報なんて扱ってないから」は、HTTPS対応を無視する理由にはならない1つの例だろう。

★★★★☆
  • HTTPS対応していない すべてのWeb担当者 必見!

#NoHacked キャンペーン 3.0 をグーグルがスタート
グーグル ウェブマスター向け公式ブログ (あなたのサイトはハッキングの機器に常にさらされている) 国内情報

サイトのハッキング被害を防ぐために不定期で開催される、グーグルの #NoHacked (ノーハックト)キャンペーンが始まった。今後3週間にわたって続くとのことだ。

「対ハッキング」情報として、たとえば次のようなものを教えてくれている。

  • ハッキングされかどうかを知るには?
  • スパムとマルウェアとは?
  • マルバタイジングとハッキングの違い

ハッキングによる被害は年々増加していると聞く。あなたのサイトも常にハッキングの危機にさらされていると想定して、#NoHackedキャンペーンを参考にしよう。

いますべて理解できなくてもいい。すべてのウェブ担当者さんが、いや、あなた1人だけでも、

セキュリティ = わからない・自分は気にしなくていい

という意識から少しだけでも変わることが大切なのだ。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!

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MFIでのhreflang設定と、ナレッジパネルの改良に関する記事を今週はピックアップ。

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