ホームページ訪問者がどのページを見たかの閲覧履歴にもとづいて商品のレコメンドバナーを自動表示する「レコメンド」配信機能を、オプトグループのテクロコが11月26日に、Web接客ツール「brick コンシェルジュ」に追加した。
「brick コンシェルジュ」は、ホームページ上での行動履歴や購買履歴をもとに条件を設定し、そのユーザーが後日またホームページを訪れたときに、最適なコンテンツをWebサイト上に表示するツール。
「レコメンド」機能を使うことで、データ登録した商品の閲覧履歴があるユーザーの再訪時に、そのユーザーが閲覧した商品を、コンテンツ(レコメンドバナー)としてサイト内にポップアップ表示する。
Google アナリティクスの計測データをもとに閲覧履歴を判別するため、ページビュー数が少ないサイトでも利用できるのが特徴。コンテンツは、PC・タブレット・スマートフォンの各デバイスに最適化して表示される。
テクロコでは、Webマーケティング最適化に役立つさまざまなツールを、「brick」(ブリック)として提供しており、「brick」では次のような機能を提供している。
- ユーザーの履歴に合わせてWebサイト内で最適な案内を自動表示するWeb接客ツール「コンシェルジュ」
- Google アナリティクスのデータからExcel形式のレポートを自動作成する「アクセス解析レポート」
- Google アナリティクスと連携して無料で使える「ヒートマップ」
など
利用には、brickのユーザー登録(無料)が必要。登録後に、発行される専用タグをサイトに設置することで、各ツールを利用できる。
有料契約での利用料金はツールごとに月額4,000円(税別)~だが、多くのツールが無料で期間の制限なく利用できる(無料の場合は一部の機能制限あり、有料契約への自動移行はなし)。
参考リンク
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
うむ。
しかも、無料ですよ!
まぁ、無料なのは「試用」だから、レコメンドのパターンや配信数に制限があるけどね。
あら、それは残念。
ところが、そうでもないんだよ。
え?
きみ「レコメンド」と気軽に言うけど、どんな行動をした人にどんなレコメンドを出したらどんな効果があるか、具体的に考えてみたかい?
あ、あー。その人が以前に見ていた商品を出すだけじゃダメなんですか?
それも悪くないだろうけれども、実際にはもっと真剣にユーザーの行動を考えるべきじゃないかな。
ユーザーの行動を考えるって?
まず、「なぜ商品のページを見たのに買わなかったんだろう」だよね。値段が合わなかったのなら、同じ商品を再度レコメンドしても、たぶん買ってもらえないよね。だとすると、似ている安い商品を提案するほうがいい。
あー。
興味はもったんだけれども「しっくりこなかった」のなら、同じ商品を別の切り口でレコメンドすれば買ってくれるかもしれない。
なるほど。
ショッピングカートにいれたけど買わなかった人なら、「今なら送料無料」や「15%オフ」などのクーポンを提示するほうがいいかもしれない。
いろいろありますねー。確かに大変だ。
だろう? だから、最初はまず1つのレコメンドで試してみるほうが楽でいいのかもしれない。
それで慣れていって別のシナリオをいろいろ考えられるようになるころには、利用料を払っても元がとれるようになってるでしょうしね。
そういうこと。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
へー、すごいじゃないですか。どんなページを見たかに応じて、自動的に最適なレコメンドを表示できるんですよね!