「ECサイト」の集客や売り上げに関する調査の結果を、ニフティのWeb制作会社紹介サービス「@nifty WEB販促の窓口」が3月10日に発表した。企業のECサイト担当者300名から回答を得た。
まず、「担当ECサイトの売り上げ」について聞くと、「満足していない」66.3%が「満足している」33.7%を大幅に上回った。
「EC展開に対する相談相手」について尋ねたところ、「よい相談相手がいる」は全体では28.0%にとどまるが、「売り上げに満足している」人では47.5%まで上昇している。
「1年以内の集客状況」について聞くと、「増加傾向にある」は全体では54.0%だが、「売り上げに満足している」人では「増加傾向にある」が80.0%まで上昇する。
「手応えを感じたネット集客施策」の上位は次のとおり。
- 検索広告/リスティング広告 30.0%
- 検索エンジン最適化 25.3%
- ブログの開設/運営 16.0%
なお「売り上げに満足していない」人の31.7%が、「何も実施していない」と回答している。
「利用している情報発信のツール」の上位は次のとおり。
- 自社サイト内のブログ機能 40.0%
- Facebook 34.0%
- Twitter 24.7%
こちらでも「売り上げに満足していない」人の30.7%が「情報発信していない」と回答している。
この結果は、「相談相手がいて集客施策や情報発信も行っているから、集客が増加し、満足できる売り上げに至っている」ことを裏付けた形だ。
逆に、売り上げに満足していないのに、適切な集客施策や情報発信を行っていない層が、約3割存在する事実も伺える。あらためて、集客施策や情報発信の重要さを見直すべきだろう。
調査概要
- 調査期間:2016年2月17日(水)~2016年2月19日(金)
- 調査対象:企業のECサイト担当者
- 有効回答数:300名(決裁権あり150名、決裁権なし150名)
- 調査方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイトの調査パネルを利用したWebアンケート
参考リンク
@nifty WEB販促の窓口(ニフティ)
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
当たり前と言えば当たり前のような……。
うむ。リスティング広告などの集客施策に手応えを感じている人は、やはりEC売上に満足している傾向があるからね。
つまりどういうことですか?
ECでは集客をちゃんとがんばらないと、売上にはつながらないということだね。
それも当たり前のような……。
でもね、人通りがある場所でのリアル店舗ならば、集客をがんばらなくてもお客さんは来るんだよね。
あー。ECは「たまたま前を通りかかる」ってないですもんね。
それに、「うちは良い商品を扱っているんだから、もっと売れるはずだ」なんて考えてしまうこともあるよね。
あるある。ありますね。
今は、特にECでは「知ってもらう」「買う気になってもらう」ためのアクションをやらなきゃいけない。
「良い商品なら何もしなくても売れる」って時代でもないですからねー。
だから、ECでもなんでも、ネットで何かをするときは「作る」だけでなく、「人を集める」こともプランして予算を作っておかなきゃね。
大切ですねー。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
このニュースのポイントは、売上に満足していない人は集客施策をちゃんとしていない傾向がある点だね。