未設定なのに著者情報が検索結果に出てきた!?
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未設定なのに著者情報が検索結果に出てきた!?
正しく表示してくれるならありがたいけど (Search News Central)
グーグルでは、コンテンツ作者の写真と名前を著者情報として検索結果に表示させることができる。「Google Authorship Markup」と呼ばれる仕組みで、3つの設定方法が現在サポートされており、先日Web担でもそれぞれを詳細に解説した記事が公開された(筆者注: 「3リンクメソッド」はサポートされるが古い方法である)。
ところが、Google Authorship Markupを何も設定していないのに著者情報が検索結果に表示されたことを、こちらの記事では報告している。
著者情報が表示されたページはたしかに彼が記事を寄稿しているサイトに存在するが、グーグルが指示している設定はなされていない。グーグルが自身でいくつかの情報から自分で判断したのかもしれない。あるページでは別の人が書いた記事が彼のGoogle+のプロフィールページへリンクしていたため、彼のコンテンツとして検索結果に表示されてしまうという現象も発生しているそうだ。
ある調査データによると技術系のブログで正しく著者情報を設定できているのはわずか10%だったそうだ。設定しなくても表示されるなら嬉しいところだが、必ずしも信頼できるとは限らないだろう。
そのため、個人名を出してコンテンツを日々公開しているのならば、当面は著者情報を手動で設定しておくことを筆者はおすすめする。検索結果でのCTRが上がることが期待できるし、顔と名前で検索ユーザーにあなたを覚えてもらうことができるかもしれない。それにコンテンツがあなたオリジナルで信頼できるものであることをグーグルに伝えることもできるかもしれない。
アフィリエイターに記事をコピーされたら重複コンテンツになってしまうのか?
普通は心配なし (Google Webmaster Help Forum)
下のような質問の投稿がグーグルの公式ヘルプフォーラムにあった。
自社製品のプロモーションに、アフィリエイトを利用している。
ところがアフィリエイターたちは、我々が作った商品説明文を丸々コピーしてアフィリエイトサイトに使っているのが気になっている。アフィリエイターたちは我々のサイトに向けてリンクを張っているし、今のところ、どの文章でも自分たちのサイトが上位表示される。
しかし、いつか重複コンテンツ問題を引き起こして私のサイトに悪影響を及ぼしてしまうのではないかと危惧している。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏は次のようにアドバイスした。
あなたのサイトのクロールやインデックス、ランキングにそういったアフィリエイト系の重複コンテンツがマイナスに作用することは、通常はない。
とはいうものの、アフィリエイトサイトで商品をプロモーションしたいなら、アフィリエイターたちはオリジナルで魅力的なコンテンツを使うべきだ。だから、彼らには、そのように指導するほうがいいかもしれない。
マーチャントが作った説明文をアフィリエイトサイトが丸パクリした場合、検索エンジンに重複扱いされるのはむしろアフィリエイトサイトの方だろう。そのアフィリエイトサイトによほどのオーソリティがあれば話は別だが、オーソリティのあるサイトが丸パクりするとは思えない。
ドメイン間301リダイレクトの影響を我らがランド・フィッシュキンが実況中継
下がっても慌てずに待つ (Rand Fishkin(randfish) on Twitter)
Web担の月曜日の連載コーナーでおなじみのSEOmozのランド・フィッシュキン氏が、個人ブログのドメイン名を移転した。その時に起こったことをツイートしている。
ブログ randfishkin.com/blog を moz.com/rand に、つい最近301リダイレクトした。ランキングとトラフィックがガクンと下がった。1ページ目にあった順位のものがほとんど2ページ目以降に落ちてしまった。
301の後、以前のランキングが戻ってきているようだ。2~3日かかった。
移転して7日間ほどは下がった状態だったが、その後の回復はかなり速くて2日間ほどだった。
状況にもよるだろうが、フィッシュキン氏のツイートから筆者が読み取ったことは以下の3つだ。
- 301リダイレクトは短期的に順位の下落をもたらすことがある。
- 正しく実装できていれば、移転前の状態を維持できる。
- いったん戻り始めれば処理が完了するスピードは速い。
JavaScriptに書かれた非実在URLまでグーグルはクロールしたがる
エラーは無視していいが迷惑な話だ (Google Webmaster Help Forum)
Googlebotは、新しいコンテンツを発見するために、JavaScriptの中に書かれているURLを抽出してアクセスを試みる。グーグルのジョン・ミューラー氏がそう解説した。
実在しないURLに対してGooglebotがそうしてアクセスを試した場合、当然のことながらサーバー側にはおかしなURLでの404エラーが記録される。この404エラーが問題を起こすことはないので、気にしなくていいとのことである。
一方JavaScriptに含まれるURLが実在するのにGooglebotが正しくたどれていないときは、JavaScriptでない通常のリンクも張っておいたほうがいいとも補足している。
Googlebotはかなり前からJavaScriptを実行したりフォームを送信したりするようになっている。以前はシンプルなものに限られていたが、だんだん複雑なものもカバーできるようになっているようだ。
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