要注意!+1ボタンはrobots.txtを無視させる
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
要注意!+1ボタンはrobots.txtを無視させる
クロールされてしまうかも (Samuel Crocker(SamuelCrocker) on Twitter)
このコーナーの読者に伝えておくべきだと思われる情報をツイートで見かけた。
+1ボタンを設置したコンテンツは、たとえそのページをrobots.txtでブロックしていてもGooglebotがアクセスし、結果として検索結果に表示されることがありえるのだ。
ヘルプにもきちんと明記されている。
+1 機能はサイトのクロール方法に影響しますか?
ページに +1 ボタンを追加すると、そのページの公開と Google 検索結果への表示が許可されたとみなされ、robots.txt でクロールを禁止している場合でも、ページが取得、公開されることがあります。
+1が検索結果にプラスな影響を与えるかもしれないということで+1ボタンを設置するサイトも増えてきている。しかしクロールさせたくないページには置かないように注意してほしい。
スパムリンクが404ページへ張られたらペナルティを受ける?
そんなことはない (Google Webmaster Central Help Forum)
存在しないページへスパムサイトから大量にリンクが張られてしまっています。これが原因でランキングが落ちたようです。
間違ったURLへのリンクを新しく作ったページへ301リダイレクトして再審査リクエストを送りましたがまったく改善が見られません。
どうしたらいいでしょうか?
上のような質問が米国版のグーグルウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムに投稿され、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のように回答した。
404を返すURLにスパムリンクが張られたことが原因で検索結果に問題を起こすような事例は、これまで見たことはない。404エラーが発生するのはウェブでは当然のことだから、そういったことが原因で悪影響が出るとは考えられない。
原因は別のところにあるはずだ。なんなら私が詳しくチェックすることもできる。
もしユーザーがそのリンクをたどってやってくるようならば、エラーを表示するにではなく適切なページへ301リダイレクトするのはもちろん良いことだ。ただこれは検索エンジンのためではなくユーザーのための対応だ。
スパムリンクによって順位を下げられたという話を、ときおり耳にする。しかしそういったサイトは重大な別の問題を抱えていてスパムリンクが原因にはなっていないケースばかりだと筆者は感じている。
プレイスページにリンクを張ってもSEO的な効果はゼロ
言われれば確かに (Understanding Google Maps & Local Search)
前回の注目ピックアップに「プレイス検索SEOで真っ先にやるべき3つの施策」というトピックを選んだ。このなかで次のように書いている。
ウェブサイトからプレイスページへリンクする。……ウェブサイトとプレイスページをリンクで繋げることで、プレイス検索にリスティングされるのにふさわしいことをグーグルに伝えることができSEOのスコアが上がる。
しかしプレイスページにリンクを張ってもSEO的な価値はまったくないようだ。ローカルSEOで著名なマイク・ブルーメンソール氏が指摘した。
理由は、プレイスページは常に存在するページというよりもむしろ検索結果に近いからだ。つまりインデックスされないページということになる。インデックスされないページにリンクを張っても意味がない。それどころか無駄なリンクを張ったぶんだけ他のリンク先ページへ受け渡すPageRankが減ってしまうかもしれない。
レビューを集めるためにプレイスページへリンクしてユーザーを送り込むことにはもちろん大きな意味がある。しかしランキングに直接影響を与えるという点では、プレイスページへのリンクは価値がないと考えるほうがいいようだ。
知っておきたいナビゲーションの3つの基本
IAの重要項目 (Search Engine People)
ユーザーを無駄に考えさせないために必要となるナビゲーションの3つの基本要素をSearch Engine Peopleブログが説明している。
今どこにいるか
ナビゲーションは、サイト内でユーザーを正しい方向に導くものであるということは、自分が今サイトのどの場所にいるかを確実に把握できるようにしなければならない。たとえば、今いるページを示すナビゲーション要素のラベル(文字)の色を変えるといった方法は、現在地点を認識するのに簡単なやり方だ。
どこにいたのか
サイト内を移動してどうやってここまで来たかがわからなくなってはいけない。トップページや問い合わせページなど、大切なページにはすぐに行けるようにしておく。
ここで何ができるのか
ナビゲーションのラベルでは、そのページに行くと何があるのかを容易に想像できるようにしておく。たとえば「ホーム」や「会社概要」ならば、そのページがどういったものかすぐに想起できる。しかし「ミステリー・ミート」どうだろうか? 推測しなければならないし推測しても分からない。リンク先で何ができるのか、何を得られるのかをわかりやすく示しておくべきだ。
ナビゲーション設計は情報アーキテクチャ(Information Architecture; IA)のなかでももっとも重要な項目の1つだ。ナビゲーションは、ユーザーが求める情報へと正しく確実に導くためのものであり、会社の都合や格好よさで設計してはいけない。ユーザーが理解できる言葉でラベル付し、ユーザーが認識できる色や形、レイアウトで設置することが大切だ。
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
米グーグルで導入されたGoogle+をパーソナライズ検索に深く組み込んだ「Search Plus Your World」(サーチ・プラス・ユア・ワールド)に関する2本の記事を今週はピックアップ。
- Google検索トップ、批判殺到中のGoogle+問題に答える
批判があってもグーグル検索のトップは自信満々 - Google Search Plus Your Worldを見据えた新時代のリンク構築戦略
SPYWはリンク構築方法にも影響する
ソーシャルもやってます!