HTML5はSEOに効く←yes/no? など10+2記事(海外&国内SEO情報)
HTML5はSEOに効果があるのか? ないのか?
SEOのためだけならナンセンス (WWW WATCH)
この疑問についての見解を、海外の記事を参照しながら述べた記事。
結論としては、HTML5だからSEOに有利だということはないし、HTML5でないからといって不利になることもないということだ。
HTML5のほうが意味付けの情報が多く細かいので、将来的には検索エンジンの文書理解に役立つようになるかもしれないが、それが、SEOにおいてHTML5への移行が今すぐ必須になるということには繋がらないとのこと。
SEO関連の話題を提供する「SEOワントピ」でキュレーターの渡辺隆広氏がこの記事に対して次のようにツイートしている。
別にGoogleはコーディングの方法でランキングを決めているわけではない Googleは公式には「HTML5だからといって特にランキングに影響するわけではない」と回答済み 個人的にはどうでもいい話題。
要は、技術的に解釈しやすいページかどうか?がポイントなので、今のウェブ技術周辺のこと考えたら HTML5 という選択肢はありなんじゃないでしょうか。ただ、先ほど紹介した記事の結論で触れている通り、SEOのためにHTML5 を選択するならそれは間違い。
ユーザーにプラグインをインストールさせることなく簡単に動画を扱えるなど、HTML5には多くの特徴があるので、新しいサイトを構築するときには十分に採用の選択余地があると筆者は思う(ブラウザの対応を除けば)。しかし、「SEOで効くから」という理由だけでのHTML5の採用は、WWW WATCHブログさんと渡辺氏が述べているように見当違いであろう。
日本語で読めるSEO/SEM情報
グーグルの考えるSEOとは? グーグル金谷氏によるセミナーのレポート
次は別のテーマでも開催してください (SEMアドバイザーの揺さBrain!)
Web担が11月8日に主催した「Web担当者Forum ミーティング2011 Autumn」で、グーグルのサーチクオリティチームの金谷氏が「Google検索最新トレンド」というテーマで基調講演した。
「Googleが目指しているもの」「SEOについて」「ウェブマスターツールを使う理由」など、この講演でのポイントを亀田氏がブログにまとめてくれた。
SEO関係者ではなく「正直SEOはあまり詳しくないが、勉強中」のような一般のウェブ担当者向けの話であったらしく、このコーナーの読者には目新しい情報はないかもしれない。しかしひと通り目をとおしてほしい。基本といえど重要なことを伝えている。
グーグルのサーチクオリティチームが人前でスピーチするということは、日本ではこれまでなかったことなので、ウェブ担当者とのコミュニケーションを深めるためにも今後も機会を提供してもらえたらと願う。
記事に4000文字以上書くと検索エンジンの評価が上がる!? はずがない
文字数で評価はしていない
「記事の文字数は4000文字あるとSEO的に効果がある」と主張する記事を見かけた(リンクは省略、理由は後述)。
しかし、「1ページに何文字以上あると検索エンジンの評価が上がる」といったことはない。それをこのコーナーの読者に伝えておきたいので紹介した。とはいえ、記事やその筆者を批評する意図は毛頭ないのでリンクは省略する。
検索エンジンが「200文字しかないから関連性がなく質が低い」とか「4000文字あるから関連性があり質が高い」と文字数を基準にコンテンツを評価するのは、まったく理にかなっていない。“きちんとした”文章で書かれており価値のあるコンテンツを含んだ長い記事ならば、複数キーワードでのロングテール検索に引っかかりアクセスが増えることはある。しかし、だからといって文字数が多ければいいということでは決してない。
「何文字書けばいいですか?」という質問を筆者もよく受ける。だいたい何文字くらいと答えることはあるにしても、それはSEOに有効だからということでは全然なくて、記事書きに慣れていない人にとって目安がなにもないと書き始めづらいから、目安を伝えているだけだ。
SEOで重要なのは、ユーザーが求めている情報、ユーザーにとって価値のある情報を、十分かつ冗長になることなく、適切に理解してもらえるように書くことだ。ページ内の独自コンテンツの文字数が少なすぎるのは良くないが、「何文字書けば順位が上がる」という考えを持つのは、まったく意味がない。検索エンジンは、大学入試の小論文と違って既定の文字数を求めたりしていない。
米ヤフーのSite Explorerの代わりになる被リンクチェックツール
それでも完全な代わりにはならない (SEOテンプレート比較)
海外記事のセクションでお伝えするが、米ヤフーが提供するページやリンクの情報を表示してくれるツール「Yahoo! Site Explorer」(以下、YSE)がサービスを終了した。米ヤフーが採用する検索エンジンシステムのBingへの移行に伴うものだ。日本のヤフーのサイトエクスプローラーが終了した後は特に、被リンクをチェックするツールとして日本でも利用していたウェブ担当者も多いに違いない。
YSEの代わりとして使えそうな被リンクチェックツールを5つ、SEOテンプレートブログで竹内氏が紹介している。ただ有料だったり使い勝手がよくなかったりとYSEの完全な置き換わりになるようなツールはなさそうだ。自分の管理サイトの被リンクはグーグルウェブマスターツールで調べられるとしても、自分で管理していないサイトのバックリンク調査がかなり難しくなったと確実に言える。
複数言語でのウェブサイト運営に役立つ公式TIPS
Googlebotには優しくね (グーグル ウェブマスター セントラル 日本版 公式ブログ)
さまざまな言語を利用している多くのユーザーに向けて各言語でコンテンツを提供するウェブサイト運用における注意点を、グーグルのウェブマスター向け公式ブログが解説した。以下の4項目に関する説明になる。
- Googleの言語認識
- 多言語のサイトの分析: URL構造
- 多言語のウェブサイトのクロールとインデックス
- 文字コードの使用
複数の言語でサイトを展開しているウェブ担当者は読んでおくといい。
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