キーワード、広告文、ランディングページの関連性を高める | リスティング広告 成功の法則
今回は、第5章 「さらなる最適化の技法」 からの内容をお届けします。
「検索キーワード」はユーザーのニーズそのもの、「広告文」はそのニーズを囲い込むもの、「ランディングページ」はニーズを受け止めるものです。これらの一貫性を保つことで、コンバージョンへ導くのが容易になります。
一貫性を保つことの重要性
ユーザーが検索エンジンを利用する場合、必ずキーワードを入力します。検索キーワードはいわば「ユーザーニーズそのもの」と言えるでしょう。
さらに、ユーザーは常にその検索キーワードを思い浮かべながら検索結果を見ていきます。そのため検索キーワードが含まれていない広告文のクリック率は下がりやすくなりますし、仮に自社のサイトへ誘導できた場合でも、ユーザーの期待を下回ったコンテンツが表示されるため、その検索キーワードの要素が入っていないランディングページは、直帰率が高まる傾向にあります。
検索キーワード、広告文、ランディングページで一貫性を保つことで、ユーザーの期待通り、あるいはそれを上回るコンテンツを表示できれば、コンバージョンへの道は近づいていきます。
ファーストビューで理解させる
すべてのユーザーが、サイトにアクセスした際に、ページ下部までスクロールしたり、次のページを閲覧してくれるとは限りません。初見でユーザーに「何のサイトであるか」を理解してもらうには、ファーストビューで理解させるための画像であったり、見出しが必要不可欠となります。
TOPページではなく、商品詳細ページへ誘導する
多彩な商品を扱うECサイトは、非常に細かい設定が要求される場合があり、リンク先URL(ランディングページ)の選定1つでも、迷ってしまうことが多いかもしれません。基本的には商品ごとに広告グループを作成し、リンク先URLは商品詳細ページとすることで、スムーズにコンバージョンへと誘導できます。
どんなキーワードでもサイトTOPページへ流してしまうような施策は、ユーザーを迷わせる行為となるため、特別な理由がない限りは避けるべきです。特別な理由とは、なぜかTOPページへリンクした方がコンバージョン率が向上するケースや、薬事法などが絡む場合を指します。
この記事は、書籍 『Google AdWords&Yahoo!リスティング広告対応 リスティング広告 成功の法則』 の内容の一部を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
本書は、リスティング広告にこれから携わる人、既に携わっている人、熟知している人など、リスティング広告に携わるすべての人に向けて書かれた、リスティング広告の「本質」を盛り込んだ書籍です。実際にいくつものリスティング広告アカウントを運用しているプロのSEMコンサルタントが、リスティング広告に携わるすべての方の参考書となることを目指して執筆しています。
初心者にとっては、これからリスティング広告を運用していく上での道しるべとなるべく、できるだけ具体的にキーワードの探し方から、アカウントの設定方法、リスティング広告マーケティングの大切な考え方等を重点的に解説しています。
経験者には、状況に合わせた様々なアプローチ手法を解説し、現在運用中の施策にプラスαの要素を加える書籍として仕上げました。
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