リンクを獲得しやすい話題/キーワード
SEOmozは別として、すべてのブログが記事をきちんとカテゴリ分けしているとは限らないし、カテゴリ分けしている場合でも、すべてのサイトが同じカテゴリ分類を利用しているわけじゃない。では、リンクを集めやすい話題、記事の主題にすべき話題を決めるにはどうしたらいいんだろう? 僕らは7万2330本の記事を調べてILDを数え、これらの記事からもっともよく使われている単語を抜き出し、リンクする価値があると見なされるブログ記事をもたらす優秀キーワードを集めた「ドリームチーム」を結成した。
僕が最初にやりたかったのは、すべてのテキストを取り出して、その中で特に使用頻度の高い単語を見つけ出すことだった。僕はすごく気になったんだけど、みんなはどう? まず2765万8728ワードを取り出してから、順番に並べてみたところ、
- Search(検索)
- Yahoo
- Site(サイト)
- SEO
という5つの単語が上位に並んだ。この結果に驚いたかって? まさか。とはいえ、こうしたことを知るのはおもしろいし、出発点としては上出来だ。
7万2330本の記事のうちの上位1%に目を向けると、これらの単語がほんの少し変化することがわかった。使用頻度の高い単語は、
- Search(検索)
- Site(サイト)
- Links(リンク)
- SEO
- Content(コンテンツ)
- People(人々)
- Social(ソーシャル)
といった具合だった。この結果は、調査の第1部で明らかになったことや、SEOmozが持つデータと酷似しているように思える。リンク構築をテーマにした記事はとても人気があるが、それだけでなく、そうした記事はリンクを引きつけると結論を下すことも可能だ。調べる対象をもっと減らして、たとえば上位50本くらいの記事で同じ調査をしても、
- Search(検索)
- Blog(ブログ)
- Link(リンク)
- PageRank(ページランク)
- Site(サイト)
のように、同じような単語が顔を出す。
では、上位50位に入っているブログ記事の中身を調べて、本当のところ何がわかるのだろう? グーグルやヤフー、さらにはBingも含め、主要な検索エンジンの話題に徹していれば間違いないということだ。リンケラティたちは、リンク構築、ページランク、ソーシャルメディアなどの話題を好む。断っておくが、これは決まりごとではなく、ブログ界から抽出したわずかなサンプルを観察して得た所見に過ぎない。リンケラティたちが真に愛する話題を正確に知っていたら、ここではなく、違うところでお金になるブログを一日中書いているだろうね。
この調査からわかったことの要点
データは、14~16ワードのタイトルを持つ記事が、それ以上やそれ以下のタイトルのものよりも多くのILDを獲得していることを示している。
一般的な考え方に反して、900ワード以上の長い記事の方が、900ワード以下のものよりも多くのリンクを集めていることが示唆された。2328~2618ワードの範囲を狙って記事を書こう。
データを見る限り、記事が置かれている場所や階層の深さはILDの数に影響しないようだが、SEOには影響するかもしれないので、注意が必要だ。
特定の種類のメディアを使っていてILDの数が特に多いブログ記事を知りたければ、先に挙げたリストを参照しよう。また、特定のメディアをよく使っているブログもリストにしてある。
ある記事が集められるILDの数には、権威が大きな役割を果たしている。マット・カッツ氏のブログは、第2位のブログの倍のリンクを集めている。
リンクを引きつけるホットな話題としては、グーグル、検索、ブログ、リンク構築、ページランク、ソーシャルメディアがある。
まとめ
上に書いたことは、ブログ界から取り出した少数の記事についての一般論だ。だから、決まりごととしてではなく、より多くのリンクを獲得できる可能性のあるコンテンツを作るのに役立つ目安として捉えるべきだ。自分が所属するニッチ市場で権威者となれるように努力をし、人々が役に立つアドバイスを求めてやって来るような場所を作ってもらいたい。権威が確立できるまでは、読者が迅速に知識を吸収するのに役立つ視覚的な参考資料を、必ず記事に含めるようにしよう。
謝辞
SEOmoz Site Intelligence Service APIにアクセスできるようにしてくれたSEOmozチームに、心から感謝する。これが使えなければ、この記事は実現しなかっただろう。
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