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FacebookをSEOとマーケティングに活用しよう(前編)

2008年8月26日、英語圏で現在最有力のSNSであるFacebook(フェイスブック)のアクティブユーザーが1億人の大台に達した。その後も指数関数的なペースで成長を続け、新興市場やこれまで利用者がいなかった国々にも浸透しつつある。と同時に、Facebookは依然として、インターネットマーケターにとって未開発のオアシスのような存在だ。

僕は最近、アンドリュー“ボズ”ボスワース氏(よく話題にのぼるNews Feed機能の開発者だ)と、デービッド・フェターマン氏(Facebook Development Platformのリードエンジニア)というFacebookのエンジニア2人に会う機会があって、インターネットマーケターとSEO業者がFacebookを最大限に活用するには具体的どうすればいいかについて話し合った。そのときの内容をかいつまんで紹介しよう。

Facebook検索

ボスワース氏によると、Facebookが運用している人物検索エンジンはインターネット上で最大だという。10人のエンジニア(そのうち2人は人物検索の専任)に支えられていて、1日当たり何百万もの人々にトラフィックをもたらしている。

人物検索のミソは、検索者のソーシャルグラフを利用して、検索したユーザーにいちばん関連性の高いページ(企業のプロフィール)と人物を見つけ出す能力だ。人物検索エンジンは、Facebookの友人とページのユーザーリストを絞り込むと、関連性の高い検索結果を5つ、アルファベット順に並んだドロップダウンメニューの形で返してくれる。Facebookに組み込まれたこの検索エンジンはさかんに使われているが、今のところSEOでは十分に活用されていない。

Facebook Search
Facebook検索

アドバイス:検索結果をアルファベット順にして返すというのは、Facebookの検索機能を使ううえで避けられない欠点だが、それを逆手に取るチャンスだってあることを覚えておこう。イエローページがよく使われていたころ、アルファベット順を意識して社名をつける企業が結構あったけど(AAA Plumbingとか)、それと同じ理屈だ。同じ作戦を使って、ユーザーを特定のFacebookページに呼び込むことができる。

あまり知られていないけど、この検索機能には、トラフィックをFacebookの外部に送る働きもある。ユーザーが入力したクエリに該当するものがソーシャルグラフ内に存在しない場合、検索バーでMicrosoft Liveの検索インデックスを利用できるようになっているんだ。

Facebook Search The Web
Facebookのウェブ検索はMicrosoft Liveのインデックスを利用している

Facebookを使ってウェブ検索すると、検索結果と広告が表示されるが、これはMicrosoft Liveで表示されるものとまったく同じだ。

Facebook Search
Facebookの検索結果ページ(SERP)
Live Search
Microsoft LiveのSERP

アドバイス:二面作戦を検討してみよう。LiveがもたらすトラフィックはGoogleよりも少ないけれど、Liveに的を絞ってSEOとPPCキャンペーンを行い、自動的にFacebookのユーザーも取り込むというのは、やってみる価値があるかも。

マーケターは、Facebookの豊かなドメインジュースを利用して、主要検索エンジンのSERPで自社ブランドの検索順位を上げることもできる。Facebookの企業プロフィールは、外部の検索エンジンでもインデックス化されるから、多くの検索クエリにおいてあっという間にトップを獲得できるんだ。

Facebook in SERPs
GoogleのSERPで上位に表示されたFacebook内のSEOmozのページ

News Feed

News Feed(ニュースフィード)は、ユーザーのソーシャルサークルで起きていることをフィードで知らせるFacebookの機能だ。Facebookユーザーの友人が取った関連のある行動を分析し、中でも関連性の高いものをそのユーザーのトップページに表示してくれる。

このNews Feedでは、Facebook上の全ユーザーについて、ほぼすべての行動が処理されている。開発者のボスワース氏によると、その数は1日1兆1000億以上にもなるんだって。

ボスワース氏は、これを支えるアルゴリズムについて、次のように説明しているよ。

まず、Facebookに参加している私の友人と知人全員のリストを手に入れ、どれくらいの頻度でこの友人知人と交流があるかを考える。それから、全員のプライバシー設定すべてを考慮しながら、前回にチェックして以降、私の友人がサイト上でとった行動すべてのリストを入手する。さらに、前週に配信された可能性のあるストーリーすべてを、更新する必要がある場合に備えてチェックする。そうした情報をすべてチェックし、私のNews Feed設定を検討した上で、配信にふさわしい少数のストーリーを選び出し、残りは次回に私のところに戻ってくるまで安全な保管場所にしまっておく。これらすべてを0.00023秒で処理する。

こんな説明もある。

(News Feedは)最近注目しているような人をずっと追跡し、過去に関心を持っていた人をも覚えている。ただし非常に慎重で、この秘密の情報を他の人やシステムに渡すようなことは決してない。ストーリーをうまく選び出すためにその情報が必要になる。

同氏の言葉を参考にしながら、僕自身も調べてみた結果、News Feedのアルゴリズムは次のような要素を使って結果を出すのだと考えるに至った。

外から見えるデータ:
  • ユーザーの友人
  • ファンページ
  • グループ活動
  • フォトアルバム
  • 写真に対するコメント
  • 写真に付けたタグ
  • 他のユーザーのウォールに投稿されたアイテム
  • 特定のユーザーのウォールに投稿されたアイテム
  • イベント活動
  • ノート
  • 交際ステータス
  • 友人追加リクエスト
  • 友人追加リクエストへの対応
  • プロフィール内容の変更
  • ステータスのアップデート
  • 投稿
  • ビデオ
  • アプリケーション利用状況
  • アプリケーションのインストール
  • Facebookツール。たとえば「あなたが知っているかもしれない人たち」
  • プライバシー設定
内部データ:
  • ユーザーが見るプロフイール
  • ユーザーが見る写真
  • 友人の友人
  • 特定のユーザーの最近の活動
  • 特定のユーザーの最後のログイン

ボスワース氏は「News Feedを導入してから最初の1週間でFacebookにおける行動の量は倍増し、その後もずっと増え続けている」と説明しているよ。

この膨大なユーザー固有のデータは、Facebookが毎日受け取っている信じられないほどの量のトラフィックと合わせれば、インターネットマーケターにとっては間違いなく大きな可能性を秘めているはずだ。特定のユーザーと友人である場合、上記の要素に挙げたアクションを実行することで、News Feedでオーガニックランキングを獲得できるんだ。もう1つの方法として、マーケターは、スポンサー付きのストーリー(ソーシャル広告と呼ばれる)を購入してユーザーのNews Feedに配信することもできる。

Facebook Social Ad
News Feed内に表示されたFacebookのソーシャル広告

この記事は2回に分けてお届けする。次回は、Facebookの広告プラットフォームについてお伝えする。→後編を読む

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