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動的URL VS 静的URL――SEO的には、やはり静的URLに軍配

イメージ画像:動的URLVS静的URL

グーグルは現在、ウェブマスターとサイトオーナーに対して、複雑で厄介な動的URLをすっきりした静的URLにリライトしないように勧めている(その件に関するグーグルブログの記事や、Search Engine Landでの報告)。どういう論拠でそういうことを言ってるんだろう。

私たちの友人と同じように、静的URL、または静的に見えるURLの方が、サイトのインデックス化や検索順位向上に有利だと思っているウェブマスターは多い。検索エンジンはセッションIDやソーストラッカーを含むURLを巡回したり解析したりするのが苦手だという前提に基づいた考えだ。

ところが実のところ、グーグルではこの両方に関して機能を向上させている。静的URLはユーザーにとって読みやすいため、クリック率に関しては若干有利かもしれないが、データベース主導型のサイトを使用することにしても、インデックス化やランクの面でそれほど不利になることはない。検索エンジンには、パラメータを隠して静的に見せるより、動的URLを示すほうが好ましい。

ここにある根本的な問題は、グーグルが、マーケティング業者とはまったく違った視点からこの点について考えているということだ。グーグルが間違っているとか、嘘をついているとか、偽情報を流しているとか言っているのではない。グーグルはグーグル自身にとって最大の利益を求め、効果的、効率的にウェブを巡回し、ページの内容について正確なデータを提供しようとしているだけだ。URLのリライトが間違っていると、グーグルは、ユーザーが(そしてコンテンツパブリッシャーも)求めている検索結果を出せなくなってしまうからね。

でも、リライトのルールを間違えて作ってしまう人が開発者の中にいるからといって、動的パラメータをそのままにしておくことが「ベスト・プラクティス」になったということじゃない。作業は正確にしなければならない。ただそれだけの話だ。

静的URLと動的URLについて、それぞれ長所と短所をここに並べて、何が実際に変わったのかを見てみよう。

動的URLの長所

  • うーん、たいていは長めかなあ?
  • グーグル(4大検索エンジンの1つ)は、効果的に巡回してインデックス化できると言っている。

動的URLの短所

  • 検索結果、Eメールや、掲示板/ブログでカット&ペーストされたときに、(URLが長いので)クリック率が低くなる。
  • コピー&ペーストされたときにURLの後ろのほうが切れる可能性が高く、結果として正しくないURLになり404などのエラーが出る。
  • キーワードの関連性や注目度が低い。
  • 手書きや名刺への記載、それから、電話で相手に伝えることがほぼ不可能。
  • 覚えにくい(不可能ではないにしても)。
  • 目的のページを実際に見るまで、何が表示されるのか予想することが難しい。
  • ブランディングキャンペーンや紙媒体キャンペーンで使えない。
  • リンクテキストに使用した場合、最適なアンカーテキストだとはみなせない(コピー&ペーストされることが多いため、こういうことが頻繁に起こる)

静的URLの長所(ほとんどが動的URLの場合の裏返し)

  • 検索結果ページ、Eメール、Webページなどでクリック率が高い。
  • キーワードの関連性や注目度が高い。
  • コピー&ペーストしやすい。オンラインとオフラインのどちらでも、人に伝えやすい。
  • 覚えやすいので、ブランディングやオフラインメディアでも使える。
  • どのようなページが表示されるか、ユーザーが正確に予測できる。
  • URLをそのままアンカーテキストに使っても、適切なキーワードが含まれているため、ページランクを上げることができる。
  • 4大検索エンジンすべてにとって(その他の多くの中小検索エンジンにとっても)、動的URL(特に複数のパラメータを持つ動的URL)よりも静的URLの方が扱いやすい。

静的URLの短所

  • リライト処理を間違える可能性がある。そうなると、ユーザーや検索エンジンがサイト内のコンテンツを見つけにくくなる。

つまり結論としては、動的URLは検索順位や使いやすさ、伝えやすさという点で、リライトによってキーワード最適化されたURLほど有利じゃないってことだ。検索エンジンの1つが問題なく巡回しているからといって、URLを最適化していくことの重要性が下がるわけではない。

グーグルは、URLをリライトすると問題が起きることがあるなんて言っているが、気にすることはない。SEOmozでも、ほかのクライアントも何十回とリライトしているが、問題は起きていない。それに、グーグルのこの言い分を信じ込むと、検索エンジン「最適化」とはかけ離れた結果を招くことになる。そういった姿勢をつい、「慎重派SEO」と呼びたくなってしまうけれど、実際にはSEOと呼べるものですらない。これは、変化を恐れるあまり、最善の道の追求を諦めてしまう発想で、いやしくもSEOを生業とする人間が、こんな考え方に与してはならない。

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