ブログサービス利用者の数は868万

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ブログサービス利用者の数は868万

SMOによる情報伝達の仕組みは、直感的には理解しにくい部分があるかもしれない。総務省の通信動向調査によると、日本のインターネット利用者数はおよそ8,000万人で、6歳以上人口のおよそ7割に達しており、もはやインターネット自体は一般的なものとなっている。しかし、同じく総務省が発表した報道発表資料によると、2006年3月末時点で登録されているブログサービス利用者の数は868万と、インターネット人口の一割強に過ぎない。日本の総人口を1億2,700万人とすると、総人口の6.8%に相当する数のブログ数だ。

なお、このブログサービス利用者数は、国内の主要ブログサービス事業者53社の登録者数の合計であり、Movable Type や WordPress などのインストール型や、BloggerやBloglinesのような海外のサービス利用者は含まれていない。また、a-BlogやTypePadのように、国内の事業者が提供しているサービスであっても事業者自体が調査に含まれていないものもある。こうした誤差を加味して考える必要はあるものの、インターネット人口の一割強というブログ開設数は、一見すると非常に少ないものに見えるかもしれない。

しかし、これだけの利用者がいれば、十分にSMOは効果を発揮する。なぜなら、情報を流通させるためにすべての人が情報の発信者になる必要はなく、ごく少数の発信者と、それを上回る数の情報の媒介者がいれば、残りのすべてが単なる消費者だったとしても、情報は無限に拡がる可能性を秘めているからだ。この点については、図5のような情報の流通が連続して起きることを想像していただければ、単純に理解できるはずだ。または、「16のルール」の第15で紹介した1%、10%、90%の内容を参考にしてもよい。ブログ人口の少なさは、SMOの効果を低く見積もる理由にはならない。

SMOは万能ではないし、ソーシャルメディアにおける情報発信は時には炎上の危険をともなう。しかし、情報の伝達経路としてのソーシャルメディアは、利用者の急拡大と合わせて、だんだんと洗練の度合いを増し、ますます注目を集めている。この記事で紹介したSMOの手法の1つひとつは、ある意味では当然のことばかりだ。しかし、そうした当然のことが編集されていった背景には、ソーシャルメディアの利用者が急拡大していることを受けて、その恩恵にあずかっているマーケターたちが存在し、彼らがその経験から、共通の教訓を得ているという事実がある。読者の方々には、ぜひとも、ユーザーの知恵の集合であるソーシャルメディアと、そこで活動するマーケターたちの経験の集合であるノウハウを、自分のものとして利用していただきたい。

ブログ及びSNSの登録者数(平成18年3月末現在)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060413_2.html

我が国のインターネットの概観
http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/pdf/060130_2_bt2.pdf

※この記事は、『Web担当者 現場のノウハウVol.3』 掲載の記事です。

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