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リンクビルディングを効率化するアウトリーチとLP改善のテクニック(B2Bマーケ×リンク構築 後編)

リードジェネレーションの戦術をリンクビルディングに活かす方法について見ていく。アウトリーチの効率化やLPの改善といったテクニックも紹介する
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SEOのリンク獲得は、もっとうまくできる!

B2Bマーケティングの「リードジェネレーション」「リードナーチャリング」さらには「CRM」「アカウントベースドマーケティング(ABM)」といった手法を活用することで、リンクビルディングの動きは、より効率的に、より効果的にできる。

まず前編を読んでおく

この記事は前後編の2回に分けてお届けしている。後編となる今回も前回に引き続き、リードジェネレーションの戦術をリンクビルディングに活かす方法について見ていこう。

リードジェネレーションの手法をリンクビルディング戦略に適用するには(続き)

3. 各サイトについて、コンタクトの取れる関係者や意思決定者を増やす

B2Bでは「アカウントベースドマーケティング(ABM)」と呼ばれているプロセスだ。理想的な顧客になる会社なのかをしっかり把握したら、どのように取りかかるのがいちばんよいのか調査を開始する。

リンクビルディングでは、執筆者の多い大規模なサイトにこの戦略を適用する。そういったサイトは、自社のコンテンツにいつもリンクを張ってくれる理想的な存在になるかもしれない、New York Times、Mashable、ニッチ分野の大きな学術誌などを考えるとよい。

調査やインフォグラフィックへのリンクを執筆者の1人にメールで依頼するだけでは不十分だろう(実際に、これで十分なことはほとんどない)。

リンクを獲得したい大規模サイトを調べる際、わたしは次のツールを使っている。

LinkedIn

LinkedInをアウトリーチに使うことはないが、現在の勤務先情報は役に立つ。その企業とつながっている自分の友人(あるいは友人の友人)がわかるからだ。この方法を使って、かなりの数のすばらしいサイトに紹介してもらった。

※Web担編注 上記画面の機能は、LinkedInの日本語インターフェイスでは、ユーザー検索の画面で[現在の勤務先]を選ぶことで利用可能

Twitterのプロフィール検索

すでに知っている相手を調べるのにはLinkedInが便利かもしれないが、新たに知り合いを増やそうと思ったらTwitterがとても役に立つ。大きめのサイトなら、プロフィールにそのサイトがある人を見つければいい。

Twiangulateというツールにぴったりの無料オプションがある。企業名(あるいは企業のTwitterアカウント名)をキーワードに指定すれば、それが含まれているTwitterプロフィールをすべて見つけてきてくれる。

その上で、Twitterでリストを作って全員と交流するようにする。

※Web担編注 Twiangulateでは日本語で検索できないようだ。日本向けではツイプロSocialDogTWITTER SEARCHなどを利用できる。

ウェブサイトの「About Us」ページ

当たり前だと思うかもしれないが、忘れられていることが多い。多くの「About」ページには、メールアドレスが付いた編集チームのリストが記載されている。

※Web担編注 日本では「このサイトについて」「○○について」「運営企業」などの表記のこともある。

こうしたメールアドレスの1つひとつに対し、アウトリーチ戦略を作ってみよう。たとえばCEOであれば、リンクの依頼先としては最適ではないかもしれないが、話をするべき相手について返信で教えてもらえるかもしれない。尋ねてみよう。

4. タッチポイントの多様化

経験上、リンクビルディングでいちばん効果的なアウトリーチの方法は今もメールだ。最初のメールよりもフォローアップのメールのほうが大きな成果を上げられる。

しかし、アウトリーチのほかの取り組みによって返事をもらえる可能性が高まるのは確かだ。次のような方法がある:

  • Twitterでのフォローやリツイート(この段階では依頼をしない)

  • ダイレクトメッセージ(ジャーナリストがアイデアや売り込みをDMで受けつけるとしている場合)

  • 個人サイトでのコメント

  • LinkedInのメッセージ

  • Twitterのリストへの追加(Twitterから通知がいく)

  • ソーシャルメディアでのタグ追加(コンテンツで相手を言及や引用している場合)

要するに、自分の存在をちらつかせるだけでも、こちらの依頼を思い出させたり、メールを開かせたりする可能性があるということだ。

5. アセットの多様化

タッチポイントを多様化するにはアセット(素材)の多様化が必要になる。記事で取り上げる価値があるものをリンク獲得のリードに提供することで、アウトリーチの効果がさらに上がる。

最初のメールと最初のフォローアップがうまくいかなかったら、2回目のフォローアップでは目先を変えて視覚的なサマリ(インフォグラフィック)を作ってみよう。

こうしたアセットの制作を手がけられるツールをアウトリーチチームとコンテンツチームに提供すると、作業が大幅に簡単になり効果が高くなるだろう。次のようなツールがある:

6. チームのパフォーマンスを見守る

チームづくりが最も重要だ。適切な訓練や効果的なタスク分配ができないと、プロセス全体が順調にいかなくなる。

最低限やるべきことを挙げる:

  • アウトリーチのチームをソーシャルメディアマーケティングに加える。

    そうすることでアウトリーチの方法をメール以外に広げられる。ここではAgorapulseのようなツールが役立つだろう。リストの設定、指定したキーワードの監視、アップデートの保存と委任によるタスク化などができる。

  • アウトリーチの活動を追跡する。

    これにはEmail Analyticsのようなツールが役立つだろう。チームがしっかりメールを出しているか、返信がどれくらいきているかなどがわかる日次と週次のレポートが作成される。また、対話のバックアップのためすべてのメールが保存される。

メール送受信の日次分析

7. ランディングページを最適化する

リンクしてもらいたいアセットは、メール相手にすぐに好印象を与えるようにするべきだ。その方法はいろいろあるだろうが、ほとんどのSEOキャンペーンに役立つものを紹介しよう。

ページに広告を置かない

次のように躊躇する人をたくさん見てきた:

広告でマネタイズしているページに、無料でリンクを張るのか……。

この点についてリンク獲得のリードと議論してもしかたがない。積極的にリンクを構築している最中のページから広告を取り除くほうが簡単だ。それに、広告はたいていとても簡単に外せる

リンク獲得のリードに向けた行動喚起(CTA)を作成する

これは少しだけ高度なプロセスになるが、得られるものは大きい。リンクしてもらいたいページに設置しているCTAを、通常のコンバージョンに向けたものではなく、リンクのリード向けに調整するのだ。

たとえば、通常は次のようなCTAがボタンとしてページに設置されているとする:

  • 無料トライアルに登録

その代わりに、次のようなものをCTA的な役割で配置するのだ:

  • そのページを紹介してくれたメディアの記事一覧
  • 追加データやリソースのダウンロードの案内

Facebookのピクセルを使い、リンクしてもらいたいアセットを通じて初めてサイトにやってきた全員を記録するのも、リンク獲得のリードに対しアセットをリマーケティングする方法にうってつけだ。

8. 獲得したリンクから目を離さない

こちらから依頼したとしても、「コンテンツにリンクしたよ」と返信してくれる人は非常に少ない。しかし、リードナーチャリングはコンバージョンが大事なので、リンクしてくれたかどうかを把握できるようにしておくのは、非常に重要だ。

リードとの関係はリンクで終わるわけではない。リンクで今後の関わり方が変わってくる。リンクしてくれたリードは最高の友人だ。フォローアップから外し、感謝を伝え、ソーシャルメディアで交流を続けよう。

繰り返しになるが、アウトリーチのプラットフォームを使っている場合、リンクを追跡するツールが備わっているかもしれない。そうでなければ、便利なリンクのモニタリング機能があるSite Checkerを試してみよう。

※Web担編注 WAFによってはSite Checkerのクローラーアクセスを禁止している場合があるようだ。

結論

「安全なリンク」は、「こちらからはコントロールできないリンク」でもある。これにより、リンクビルディングはアートの一形態、あるいは(わたしのお気に入りのビジネスコンセプトである)作り込んだセレンディピティ(偶然の良いめぐりあい)に転じたに等しい。最終目標を達成するには、最終目標を念頭におきつつたくさんの手順を踏む必要がある。

昨今では、プロかアマかを問わずサイト所有者にリンク依頼が殺到しており、リンクビルディングというゲームの腕を磨く必要がある。幸いこの分野には、リードジェネレーションという、学ぶことが可能な隣接するマーケティング分野がある。B2Bマーケティングの先達によるすばらしい知見をふまえ、複雑で多様なアウトリーチの手法を駆使して、ウェブサイトにすばらしいリンクを獲得しよう。幸運を祈る。

※Web担編注

本記事は「リードジェネレーション」や「リードナーチャリング」といったB2Bマーケティングを解説する記事ではなく、SEOのためのリンクビルディングを解説する記事だ。

そのため、本職のB2Bマーケターから見ると誤解を招く内容にみえる部分もある可能性がある。あくまでも、SEO担当者がB2Bマーケ的手法を参考にする初歩の説明であることを理解いただきたい。

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