読んだ人と読んでない人に聞いた
ウェブ進化論』と重要キーワード
アンケート1 「不特定多数」編
すでに40万部を突破したとも言われている『ウェブ進化論』。ベストセラーだけあって、ネット業界の人間のみならず、広くビジネスパーソンにも読まれているに違いない。ということで、一般の人を対象にアンケートを実施。自由回答には、賛同、批判ともに多くの意見が集まった。果たして、あなたの受けた印象と比べてどうだろうか?
編集部
調査方法
調査者 :インプレスR&D調査期間 :2006年10月24日〜28日
調査方法 :独自アンケートシステムを使ったウェブインタラクティブ調査
サンプル数 :344人
回答者プロフィール:20代6.4%、30代35.8%、40代46.2%、50歳以上11.6%
アンケートの回答者数は344人。回答者層は、グラフ1にあるように全体の半分が「何らかの形でウェブにかかわっている人」。「その他」の9人は、「ウェブを副業務として担当」や「イントラ担当」「ウェブも含めた事業を統括する立場」など。
『ウェブ進化論』を「読んだことがある」のは27%、「読もうと思っている」は15.4%。これが、「何らかの形でウェブにかかわる人」174人のなかでは、それぞれ39%、16.7%と多くなった(グラフ2)。
グラフ3は、同書のなかで語られている、ネットの可能性やウェブ社会の拡大がもたらす影響=大変化について聞いたもの。読んでいる/いないにかかわらず全員による回答のため「『大変化』とか言われても何のことだかわからない」が多くなってしまったようだが、それでも「時間をかければなんとか」(23%)、「対応できると思う」(16.3%)といった回答も多い。
グラフ4の「ロングテールは現実的な方法論だと思いますか?」では、「ビジネス条件がそろっていれば可能かも」が38.4%。ロングテールモデルはそう簡単に成立しないという点は意外に理解されているようだ。
コメント
このアンケート意味なし
「読んでいる/いないにかかわらず全員による回答のため「『大変化』とか言われても何のことだかわからない」が多くなってしまったようだが」
言葉の定義を確認することなくアンケート自体をすることは無意味。こういうアンケートは載せないほうがまだまし。
しっかり日本語の勉強をしてください。担当者は、少なくともマーケティングをやる以上仮説思考であってほしい。まあ新人が請け負っている感が否めない。労力がかかったものはとりあえず載せるという方向性かあ。
アンケートに関わった人がかわいそう。
ちなみに本書ではこういうコメントは消されてしまうようなチェックが入るサイトのことを、はやらないサイトというらしいけれど、さてこのサイトはどうなんだろう。
辛口コメントありがとうございます
編集部の安田です。
編集部としては、この記事は厳密な調査統計の資料としてではなく、以下の点で読者にとって有益なコンテンツたり得ると思って掲出していますので、そういう視点で読んでいただけると助かります。
(1)ウェブ関係では当然のように語られている「大変化」や「ロングテール」や、それこそ「Web 2.0」に関して、世間一般はほとんど気にしていないということを改めて提示できたこと
(2)「『ウェブ進化論』のなかで仕事に具体的に活かせる要素は?」や「『ウェブ進化論』を読んで疑問に思った部分は?」の自由回答の文章によって、各個人が感じたもの以外の『ウェブ進化論』のとらえかたを提示できたこと
とはいえ、母数のとりかたや処理などは、しっかりとした統計的な処理がされていない情報なのはおっしゃるとおりです。
編集部の記事としては、今後、現在よりもさらに内容に関して質(コンテンツという意味でも統計調査という意味でも)を高める方向で内部でも精進いたします。
> ちなみに本書ではこういうコメントは消されてしまうような
> チェックが入るサイトのことを、はやらないサイトというらしい
> けれど、さてこのサイトはどうなんだろう。
とんでもない。こういった辛口のコメントは、「いいサイトですね」といった手放しのほめ言葉よりも編集部をより育てていただけますので、このうえなくありがたいです。
これに懲りず、今後ともWeb担当者Forumを応援いただければと存じます。