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リピート客約9割のアマゾンに勝つロイヤリティ施策には何が必要? 米国ECの今に学ぶ | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

8 years 10ヶ月 ago

Amazon(アマゾン)にお客も売り上げも奪われていく中、ネット通販事業者などの小売事業者はより効率的に消費者の関心を惹き、リピート客になってもらうためのマーケティング施策などでしのぎを削っています。アマゾンの得意分野である価格競争力と利便性を最も重視する消費者が多い中、小売事業者は消費者に訪問してもらうため、あらゆる努力をしています。

米国でもリピート顧客のロイヤリティUP施策が進む

テレビ通販・オンラインショッピングのEvine Live社の取締役副社長兼CMOニコル・オストヤ氏によると、売り上げの50~75%はリピート顧客の購入が占めています。そして、リピート顧客は新規顧客よりも購買単価が高いそうです。

リピート顧客が会社にもたらす価値を鑑み、Evine Live社はさらに進化したリピート顧客用のロイヤリティプログラムを第3四半期(2017年8~10月期)にスタートする予定です。

新しいプログラムは、Evineブランドのクレジットカード所有者を対象にスタートします。オストヤ氏は詳細な数字は開示していませんが、対象者数は何百万人にものぼり、全顧客の数十%が対象になるそうです。

現在、Evine Live社のクレジットカードを保有する消費者は、特定日の配送料無料、特別割引サービスなどを受けることができます。新プログラムは、購入金額の高い優良顧客がより大きな割引率で買い物ができるなど、さらにサービスを充実するようです。

Evine Liveの自社クレジットカード使用者には、送料無料特典、年間を通じた特別割引などを提供してる
Evine Liveの自社クレジットカード使用者には、送料無料特典、年間を通じた特別割引などを提供してる(画像はEvine Live社のECサイトから編集部がキャプチャ)

オストヤ氏は自社のロイヤリティプログラムを、「飛行機に乗れば乗るほど、良い席を確保できる航空会社のマイレージプログラム」に例えます。新プログラムの導入によって、Evine社はクレジットカード保持者の割合を3~4%増やし、リピート顧客の増加につなげたいとしています。

InternetRetailer社(インターネットリテイラー社)発行の「Top500 Guide.com」によると、リピート顧客の割合において、Evine社は北米500社のEC業者の中で4位にランクインしています。第1位であるアマゾンのリピート顧客の割合は88%で、500社の平均は37%です。

割引に頼ったロイヤリティプログラムは「もろい」

Evine社など複数の小売事業者は、競合他社の中でも非常に効率的なロイヤリティプログラム「アマゾンプライム」を持つアマゾンに対抗しようとしています。

消費者はスマートフォン、Google(グーグル)、アマゾンを駆使して、欲しい商品を数分またはそれ以下の時間で探します。膨大な数の販売事業者をオンラインで見つける消費者は、自身が最も重視するポイントに基づいて購入する店舗を決めています。そのポイントとは、「価格」「利便性」「信頼度」「ロケーション」「サービス」などです。

インターネットリテイラー社は2016年12月、オンラインで買い物をする550人のアメリカ人(21歳以上)に調査を実施。どのような要素がロイヤリティを高めるのか、オンラインと店舗を融合するといった小売事業者の試みに対して消費者はどんな反応を示しているか調べました。調査の結果、消費者のオンラインおよび店舗での購買決定に関し、何が決め手になり、何が妨げになっているかが明らかになりました。

たとえば、インターネットで商品を探す際、アマゾン以外の特定小売事業者のECサイトを最初に訪れる消費者の割合はわずか3.9%。まずアマゾンで最初に商品を探す消費者は52.4%で、グーグルはアマゾンに次いで38.8%という結果でした。

InternetRetailer社の調査によるとAmazonのリピート顧客の割合は約9割
InternetRetailer社の調査によるとAmazonのリピート顧客の割合は約9割(画像はAmazon社のサイトから編集部がキャプチャ)

インターネットの商品検索ではアマゾンとグーグルが優位に立っています。しかし、消費者はネット上でさまざまな販売サイトを行き来するため、ネット通販においてまだ絶対的な勝敗は決まっていません。最初に特定小売事業者のECサイトを訪問する消費者の内、65%が最終的にその事業者のWebサイトで購入すると答えています。まだ、巻き返しのチャンスがあるのです。

そんな中、小売事業者はECサイトの利便性をより高めたり、サービスの拡充を進めようとしています。利便性向上、充実したロイヤリティプログラム提供のほか、実店舗を持つ事業者では、店舗とオンラインのオペレーションを融合するオムニチャネルサービスの拡大など、オンライン限定の事業者には真似できない店舗内でのカスタマーエクスペリエンス向上などにも取り組んでいます。

こうした取り組みについて、何が消費者を惹きつけるのでしょうか? 回答者の内、84%が同じ小売事業者で頻繁に買い物をするロイヤリティの高い消費者であることが判明。オンラインで購入する際、店舗へのロイヤリティが高まるのは価格と答えた消費者の割合は85%送料無料と答えた人は70%でした(複数回答可)。

実店舗に関しても、価格が重要と答えた人が最も多く79%商品の良さが大切と答えたのは63%自宅や職場に近いからと答えた人は61%でした。

実店舗はオンラインへの送客にも強みがあります。インターネットリテイラー社発行の「全米EC事業 トップ500社」内の企業平均値では、店舗を持つ小売事業者のリピート率が43%だったのに対し、オンラインのみの小売事業者は34%にとどまりました。

消費者の83%が小売事業者のロイヤリティプログラムに参加していると答える一方、プログラムによって実店舗への愛着が湧くと答えたのは25%オンライン小売事業者に関しては18%にとどまりました。その理由は、ロイヤリティプログラムが当たり前になっているからかもしれません。「Top500 Guide.com」によると、「全米EC事業 トップ500社」にランクインしているオンライン小売事業者500社のうち、448社がロイヤリティプログラムを提供しているのです。

多くの小売事業者は、消費者との関係を築き、長期間にわたって良好な関係を保つためにはロイヤリティプログラムが有効だと考えています。ロイヤリティプログラムにはさまざまなパターンがあります。特別割引、メンバー限定の特典、購入に応じて貯めることができ次回以降の購入で使えるポイント制度――などが一般的です。

調査会社Forrester Research社によると、ロイヤリティプログラムに参加している消費者は、参加していない消費者よりも3か月間で平均42.33ドルも多く商品を購入しています。また、Accenture Interactive社の調査では、ロイヤリティプログラム会員の方が、非会員よりも12~18%多く販売事業者の売り上げに貢献するという結果が出ています。

Forrester Research社のシニアアナリスト、エミリー・コリンズ氏によると、ロイヤリティプログラムの提供は消費者の購入を促すきっかけにはなるものの、価格や利便性以外の訴求も必要だそうです。コリンズ氏は次のように説明します。

割引に頼ったロイヤリティプログラムで作られた消費者との関係はとても不安定なのです。小売事業者は、ブランドや品質に結び付くような多面的な関係性を消費者と築く必要があります。

消費者のロイヤリティを上げるには努力が必要

家電のネット販売を手がけるAbt Electronics社の共同代表ジョン・アブト氏は、「消費者のロイヤリティは努力して獲得していくものです。コツや秘訣(ひけつ)があるわけではありません」と話します。

アブト氏は1936年に創業し、1998年にオンラインショップをスタートしました。非上場のAbt Electronics社は、2015年に4億ドルをオンラインで売り上げ、イリノイ州のグレンビュー市で大型店舗も経営しています。Abt Electronics社に消費者が高いロイヤリティを示すのは、長期間にわたってカスタマーサービスに注力していることです。そして、熟練したスタッフがもたらす影響が大きいようです。

Abt Electronics社のECサイトには、「カスタマーサポートが最も重要な優先事項」と記載されている
Abt Electronics社のECサイトには、「カスタマーサポートが最も重要な優先事項」(赤枠)と記載されている(画像はAbt Electronics社のECサイトから編集部がキャプチャ)

Target(ターゲット)は、オンラインショップや実店舗での再購入を促すさまざまな取り組みを展開しています。たとえば、1802店舗中80店舗をリノベーションし、オンラインで購入した商品を店舗の前でピックアップできるスペースを設置。店舗に入らずに商品を受け取ることができるようにすることで、消費者の利便性を高めています。

コンサルティング会社Retail Systems Research社の取締役ニッキー・ベイアード氏は、次のように解説します。

伝統的な小売事業者が“便利になり過ぎること”を恐れている中、ターゲットのこの取り組みはとても大胆なものと言えるでしょう。店舗は利便性を追求したデザインにはなっていません。より長く店舗内に滞在してもらうようにデザインされているのです。滞在時間が長ければ、より多く買い物をするわけですから。一方、アマゾンが証明したのは、消費者の利便性を高めれば高めるほど、より多くの人が商品を購入してくれるということです。伝統的な小売事業者は、利便性に対する偏見を克服する必要があるでしょう。

*今回は前編をご紹介しました。後編は3月16日に公開します。

Internet RETAILER

世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

Internet RETAILER

エステーがヘルスケア分野のネット通販に参入、第1弾はアロマオイル

8 years 10ヶ月 ago

消臭剤大手のエステーは3月27日、アロマオイルのネット通販を開始する。新たにヘルスケア分野へ参入し、事業の柱に育てたい考え。香りに関する知見を生かし、ヘルスケア分野で新規事業の育成をめざす。

新商品の発売に合わせてギフト商品を扱っている直営オンラインショップをリニューアルする予定。

商品名は「アロマサプリ」。6種類の香りと3種類の専用ディフューザーを通販限定で販売する。実勢価格は1箱あたり税別2000円。内容量は10mL。

天然精油のアロマオイルを使用し、「リラックス」「リフレッシュ」「ヒーリングリセット」など目的に合わせて香りのコンセプトを設計。臭覚や香りの持つ特性に着目し、アロマの持つ機能性についての研究を重ねて商品化したという。

新商品の発売に合わせて直営通販サイト「エステーオンラインショップ」を全面リニューアルする。オンラインショップでは現在、消臭剤などのギフト製品を扱っているが、リニューアル後は「アロマサプリ」を中心としたサイトに切り替える。

エステーは持続的成長のための種まきとして、新たな販売チャネルの開拓などを検討していた。

エステーはヘルスケア分野のネット通販に参入

「エステーオンラインショップ」は「アロマサプリ」を中心にしたサイトに刷新する(画像は編集部がキャプチャ)

 

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

「もっと見る」のMFI対応はページネーションがベスト? #SMX Munich 2017

8 years 10ヶ月 ago

モバイルサイトのリストページで、「もっと見る」でコンテンツを追加表示する構成での、モバイル ファースト インデックスに合わせた対処方法を解説する。

- 「もっと見る」のMFI対応はページネーションがベスト? #SMX Munich 2017 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

Amazon、3日限りの「春のタイムセール祭り」3月31日から

8 years 10ヶ月 ago

アマゾンは3月31日(金)午前0時から4月2日(日)までの3日間、新生活・新入学の時期に向けた商品を集めたタイムセールイベント「春のタイムセール祭り」を開催する。

「春のタイムセール祭り」では5分ごとにさまざまな商品を特別価格で販売する。対象予定商品はLGの4Kテレビ、シャープ、日立、パナソニックの家電、デルやマウスコンピューターなどのパソコン、ワインやプレミアムビールなどのアルコール類、プラダやグッチといった有名ブランドの商品など。

また、Amazonプライム会員だけが参加できる「特選タイムセール」では、カスタマーレビューの評価が星4つ以上の売れ筋商品を多数提供予定。40%OFF以上の商品も含まれる予定。

「春のタイムセール祭り」の予告ページ
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クオリティは玄人向け、噛めば噛む程味が出そうな中国•四国地方編

8 years 10ヶ月 ago


好評の地方創世PR動画まとめ、シリーズ5回目は中国•四国地方の特集です。
全体的にクオリティが高く、個性の強い作品が多いのが特徴です。

まずは鳥取からご覧下さい。

地方ならではのシュールさ。鳥取県 カニニュース「カニ拳」

https://www.youtube.com/watch?v=YpFZXm5EgfE
カニニュース「カニ拳」(鳥取カニ動画)

中国•四国地方の中でも是非見てほしいおすすめがこちら鳥取カニ動画、地方ならではのシュール感満載の動画です。

かなり本格的にニュース番組に見立てているので、途中から本気でこういう武術があったのかな?と思いましたが、やはりギャグでした。
何でも本気でやるのが地方動画の良いところです。

vs 東京を掲げる徳島県の熱い思いを語る動画。「vs  東京」

https://www.youtube.com/watch?v=JN-bmtN9OjA

徳島県共通コンセプト 「vs東京」

方言を使われると感動してしまうのはなぜなのでしょう。音楽とも相まって、じんわり感動させる動画です。「vs 東京」というコンセプトでPR展開をしている徳島県。この動画も、全てを東京と比較して語っていくのが特徴であり、面白い点です。
また、ポジティブな事だけ言っている訳ではなく、地方ならではの問題に触れている点は真剣さが伝わり、逆に信頼できます。

徳島県、熱い人が多そうです。筆者はこの動画を見てから、徳島県が今一番行ってみたい県になりました。是非見てほしい動画です。

アニメーションを使ったPR動画の中ではダントツ。松山 アニメ「マッツとヤンマとモブリさん」

https://www.youtube.com/watch?v=uPZd4F9iSz0

松山 アニメ「マッツとヤンマとモブリさん」 水樹奈々/友近

CGアニメーション制作の老舗、ロボットが制作したアニメーションPR動画です。
悪が町を変えていってしまうのを、子供たちが力を合わせて守るという正統派ストーリー。

最後に子供たちが気づく、理想の松山は”いい、加減”であるということは、地方都市全てに私たちが求めるものなのかもしれません。

アニメーションのクオリティの高さに加えて、ディープなストーリーを持つこのPR動画は、一つのアニメーション作品としても楽しめます。

EXILEが紹介する本物の島根。

https://www.youtube.com/watch?v=w8xvJRIgG2c

ご縁の国しまね「島根には本物がある。」石見編

そんなにインパクトのある動画でもないのですが、最後まで見てしまうのは、確かにあまり知られていない島根の底知れぬ魅力に惹き付けられるからという事と、それを語るEXILE AKIRAの良い声だから、だと思います。

ナレーションの安定感、大事です。

そして、島根、味わい深そうです。

ナインティーズのあの名曲が替え歌に。広島県呉市「呉ー市ー GONNA 呉ー市ー」

https://www.youtube.com/watch?v=6MNJTAcvfMg

【公式】広島県呉市PR動画「呉ー市ー GONNA 呉ー市ー」Music Video
一度聞いたら耳から離れない、小室ファミリーTRFの名曲「Crazy gonna crazy」を完成度の高い替え歌に変えています。歌詞も秀逸で、何よりも一度聞いたらしばらく耳から離れません。地方には、これくらいのノリでどんどん面白いものを作ってほしい、と個人的に指標にしたいような動画です。

中国•四国地方は、熱い気持ちをもった魅力的な人々が多く暮らしていることが、今回の動画からひしひしと伝わってきます。次回はついに最終回、九州地方編です。

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“加藤公一レオ”の「広告業界的ぶっちゃけ話」 | 第10回:特別インタビュー企画】連日リピーターで大混雑!“超美人”店主が語る“店舗の売上拡大の秘密”

8 years 10ヶ月 ago
躍進し続ける『ネット通販業界』と相反して、10年以内に90%の確率で閉店(倒産)、10年連続で売上減少の一途を辿る『店舗業界』。同じ「販売」をする業界なのに一体なぜここまで違いが出るのか?今回は、軒並...

「運転手が足りない」が約6割! 宅配便値上げの背景に深刻な人手不足と高齢化

8 years 10ヶ月 ago

大手宅配会社による送料値上げの観測など、配送関連の課題が顕在化した通販・EC業界。配送料の値上げの理由の1つに「運送業界の深刻な人手不足」が指摘されているが、実際はどのような状況なのか。

国土交通省が2月16日に開催した「第1回 総合物流施策大綱に関する有識者検討会」の資料などから、運送業界の労働者不足の実態を探る。

国交省がまとめた資料によると、国内のトラック運送業界で2016年7~9月期に「人手が不足していると感じる」と回答した企業は全体の58%。前四半期(2016年4~6月)との比較では、「やや不足している」が21ポイント減の18%だった一方、「不足している」は約2.8倍の40%に急増。事業者の人手不足感が過去数年間で最も悪化している実情がうかがえる。

ドライバー不足の現状について(企業からの聞き取り調査)トラック協会が実施

国交省の資料から編集部がキャプチャ

トラックドライバーの高齢化も深刻化。平均年齢は全産業の平均を上回っており、特に大型トラックの運転手は2015年時点で全産業の平均より5歳高い。今後、高齢ドライバーの引退が相次げば人手不足がさらに深刻化する可能性がある。

トラックドライバーの平均年齢

画像は国交省の資料から編集部がキャプチャ

国内EC市場は拡大を続けており、物販系の市場規模は2015年時点で約7兆2000億円。宅配便の取扱件数は2015年までの5年間で約12%増えるなど、急激な物量の増加が配送業界の人手不足に拍車をかけている。

国交省が課題解決に向け検討会を発足

政府は2013年に閣議決定した「総合物流施策大綱(2013-2017)」に沿って物流課題の解決に取り組んでいる。「物流の効率低下につながる取引慣行を含めた物流の現状把握と課題解決」を掲げ、EC市場の拡大に伴う再配達増加への対応などを検討してきた。

「総合物流施策大綱(2013-2017)」は2017年に目標年次を迎えるため、国交相は次期総合物流施策大綱の策定に着手。物流を取り巻く課題への対応の方向について検討を行い、今後の物流施策の在り方について提言を得ることを目的として、「総合物流施策大綱に関する有識者検討会」を2017年2月に開始した。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

サイトを一時停止する場合の対応方法

8 years 10ヶ月 ago

: この投稿は、Google のウェブ検索に固有のものです。Google の他のサービスについては、適切なヘルプセンター(Google ショッピングなど)またはヘルプ フォーラムに問い合わせてください。


今や「年中無休」が当たり前となっている世の中ですが、オンラインサービスでは、サイトを一時的に停止しなければならない場合もあります。今回は、検索結果の掲載順位に影響を及ぼすことなく、サイト(またはその一部機能)を一時停止する方法をご紹介します。

方法 1: カート機能をブロックする

ユーザーによる購入のみを停止したい場合は、その特定の機能だけを無効にする方法が一番簡単です。ほとんどの場合、ショッピング カート ページのクロールかインデックス登録のどちらかをブロックすることで対応できます。クロールは robots.txt ファイルで、インデックス登録は robots メタタグでブロックできます。検索エンジンによるコンテンツの検出またはインデックス登録が停止するため、それを適切な方法でユーザーに伝える必要があります。たとえばカートへのリンクを無効にする、適切なメッセージを表示する、カートの代わりに情報ページを表示するなどの方法があります。

方法 2: インタースティシャルやポップアップを常に表示する

ユーザーがサイト全体にアクセスできないようにする場合は、サイトが一時的に利用できないことを示すメッセージ、情報ページ、またはポップアップを表示し、サーバーから 503 HTTP ステータス コード(「サービスはご利用いただけません」)を返します。503 ステータス コードを返すことで、ユーザーに表示する一時的なコンテンツが Google にインデックス登録されるのを防ぐことができます。503 ステータス コードを返さないと、インタースティシャルなどがウェブサイトのコンテンツとしてインデックス登録されてしまうことがありますのでご注意ください。

Googlebot は 503 を返すページに対して、最長で 1 週間ほどクロールを再試行します。その期間を過ぎても 503 を返すページはパーマネント エラーとして扱われ、検索結果から除外されます。Retry-After ヘッダーを追加すると、サイトが利用できない期間を示すことができます。ただしサイトのブロックが 1 週間を超えると、サイトを停止している方法に関わらず、サイトの検索結果に悪影響が及ぶ可能性があります。

方法 3: ウェブサイト全体をオフにする

サーバーを完全にオフにするという方法もあります。サーバーを別のデータセンターに物理的に移動する場合などはこの方法がよいでしょう。この方法を使用する場合は、一時的なサーバーを用意してユーザー向けの情報ページを表示し、すべての URL で503 HTTP ステータス コードを返します。その期間中は DNS を切り替えて、この一時的なサーバーを経由するようにします。

  1. 切り替えの数日前に、DNS TTL の時間を短く(5 分など)設定しておきます。
  2. DNS を一時的なサーバーの IP アドレスに変更します。
  3. リクエストが一時的なサーバーに送信されるようになったら、メインサーバーをオフラインにします。
  4. ... サーバーがオフラインになりました ...
  5. 戻す準備ができたら、メインサーバーを再びオンラインにします。
  6. DNS をメインサーバーの IP アドレスに戻します。
  7. DNS TTL を通常の設定に戻します。

これらの方法が、ウェブサイトを一時停止するときにお役に立てば幸いです。ご不明な点などありましたら、ウェブマスター ヘルプフォーラムでお気軽にご質問ください。

なお、地域密着型のビジネスを展開されている方は、ローカル リスティングの営業時間にビジネスの停止期間を設定することも忘れないでくださいね。

Posted by John Mueller, Webmaster Trends Analyst, Switzerland

日本郵便の「国際郵便マイページサービス」で顧客情報約3万件が流出の可能性

8 years 10ヶ月 ago

日本郵便は3月14日、「国際郵便マイページサービス」の運営サイトが第三者による不正アクセス攻撃を受け、サイト上で登録されていた顧客情報約3万件が外部に流出した可能性があると発表した。

「国際郵便マイページサービス」はEMS、国際小包、国際書留といった荷物を発送する際、郵便物に添付する国際郵便の送り状、インボイスなどをオンライン上で作成するシステム。

Apache Software Foundationが提供するJavaのウェブアプリケーションを作成するためのアプリケーションフレームワーク「Apache Struts2」の脆弱性を突かれたのが原因。その脆弱性は、第三者によりサーバ上で悪意あるコードをリモートで実行される可能性があるというもの。

2017年3月12日から3月13日までの間、「国際郵便マイページサービス」サイト上で作成された送り状1104件、サイト上に登録されているメールアドレス2万9116件が流出した可能性があるという。

2017年3月13日22時49分に「国際郵便マイページサービス」を緊急停止。不正アクセスおよび情報流出の防止対策を講じ、3月14日に復旧している。

日本郵便はシステムの監視を強化するとともに、再発防止について取り組んでいくとしている。

なお、情報が流出した可能性のある顧客について今後、個別に連絡をするという。

ホームページ上で情報流出の可能性について公表している(画像は編集部がキャプチャ)

「Apache Struts2」の脆弱性に関し、決済代行のGMOペイメントゲートウェイが運営を受託している2つのサイトが外部から不正アクセスを受け、セキュリティコードを含むカード情報71万9830件が漏えいした可能性があることがわかっている。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約11年。日々勉強中。

瀧川 正実

楽天、食料品などを最短20分で届ける「楽びん!」の配送料を無料に

8 years 10ヶ月 ago

楽天は3月14日、注文から最短20分で食料品などを届ける「楽びん!」の1回あたりの最低注文金額を従来の税込900円から2000円に引き上げ、配達料を無料にした。

ユーザーからの意見などを反映し、より利用しやすい料金設定に変えた。

配達料は従来、商品の受け取り方に応じて税込390~770円に設定していた。注文金額が2500円を超え、配達車両まで商品を受け取りに来た顧客のみ配達料が無料だった。

顧客の意見などを踏まえてサービス内容の検証を重ねた結果、サービスの品質向上を図るには最低注文金額の変更と配達料無料が必要と判断した。

「楽びん!」は2015年8月に開始。2016年5月には出前をしていないレストランなどを中心に、フードデリバリーサービスを本格的に開始した。現在は渋谷区、目黒区、港区、世田谷区、新宿区、品川区の全域で、約850店舗の飲食店を対象にしたフードデリバリーサービスを展開している。

コンビニエンスストアやドラッグストアなどで販売されている日用雑貨も扱う。注文から最短20分で届けるスピード配送が特徴。

楽天のフードデリバリーサービス「楽便!」の配送料が無料に、最低注文金額は2000円に引き上げ

最低注文金額を2000円に引き上げ、配達料を無料にした(画像は編集部がキャプチャ)

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

越境ECで成功するには何が必要? グローバル企業ACIの日本責任者に聞いてみた | 『ヨドバシ.com大躍進の舞台裏 ネット通販11社の成功法則+関連サービス260まとめ』ダイジェスト

8 years 10ヶ月 ago

グローバルで決済に関するサービスを展開しているACI Worldwideは、EC事業者向けに決済サービス「PAY.ON」と不正検知サービス「ACI ReD SHIELD ®(エイシーアイ・レッドシールド)」を提供している。

日本ではまだサービスの利用が広がっていないものの、世界各国では導入が広がっているサービスで、今後日本でも販売を強化していく。日本エイシーアイ・ワールドワイドのカントリーマネージャーの朴健一氏に、提供するサービスの強みなどを聞いた。

世界160か国以上で利用されている決済ソリューション「PAY.ON」

当社では決済に関するソリューションの提供を行っています。サービスはいくつかあるのですが、1つは日本のクレジットカード発行会社向けのソリューション。発行したクレジットカードが海外で利用された際に、当社のソリューションを使って決済される仕組みです。

また、銀行に対しては、企業が各国で行う取引のグローバルキャッシュマネジメントに関するソリューションを提供しています。

そして、EC事業者向けには、大きく分けて2つのサービスを提供しています。1つはグローバル決済サービス「PAY.ON(ペイオン)」というサービスで、世界160カ国以上、350以上の決済サービスと接続されています。

「PAY.ON」を導入すればシングルゲートウェイで世界各国の決済サービスを利用できます。中小加盟店向けには決済代行会社(PSP)やSIer、ECカート事業者を通じて提供していく予定です。

朴健一カントリーマネージャー

圧倒的なブロック率の高さを誇る不正検知サービス

もう1つは、不正検知サービス「ACI ReD SHIELD ®」です。決済された取引が不正かどうかを判断し、加盟店にリアルタイムで結果を戻すサービスです。不正取引が増えている昨今ではとても注目を集めているサービスといえます。

不正検知サービスについては、当社のほかにもサービスを提供している会社がありますが、「ACI ReD SHIELD ®」は世界各国のECサイトで導入されているため、世界各国の不正取引のグローバル事例を認識しています。

ECサイトでは海外からの攻撃が特に多くなっているため、こうした海外のECサイトの不正取引事例も数多く持っていることで、結果的に他社サービスに比べ圧倒的に高いブロック率を提供できるようになっています。

不正取引については、以前はブランド品など高額な商品を扱っているECサイトが標的になることが多かったのですが、最近では数千円の商品に対する不正注文も増えてきています。そういう意味では、以前より多くのECサイトが不正取引のリスクにさらされているといえます。

日本では、最近になって越境ECというワードが注目されており、海外に目を向ける企業が増えてきました。ただ、海外の企業はすでに、世界に向けた販売を始めています。

そうした中で今後、日本のEC企業は内需の減少などにより、必ず海外に向けた販売を行っていかなければならなくなってきます。そうした際に、ワールドワイドで決済に関するソリューションを提供している当社のサービスがお役に立てる機会がさらに多くなると考えています。(談)

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ネットショップ担当者フォーラム編集部

「楽天市場」が取り組む2017年の戦略とは? ECモールの価値向上に向けた3施策

8 years 10ヶ月 ago

楽天は2017年、「楽天市場」の決済や配送、検索機能などの大幅な強化を図る。「楽天市場」の店舗向け決済サービス「楽天ペイ(楽天市場決済)」を4月から段階的に導入するほか、モール内検索の表示結果のパーソナライゼーション、配送サービスの強化などに取り組む。楽天が「新春カンファレンス2017」で明かした2017年の重点施策とは。ご招待いただいた新春カンファレンス2017(仙台)で行われた講演内容から、楽天が2017年に取り組むことなどをまとめてみた。

プラットフォームの価値向上に向けた3つの施策

楽天は2017年、楽天市場のプラットフォーム機能をより高めるため「モール内のナビゲーション強化」「配送の強化」「決済の利便性強化」に取り組む。

モール内ナビゲーションを強化

ECカンパニー・楽天市場開発ジェネラルマネージャーの兼平辰也氏は、「(ユーザーが)欲しい商品にスムーズに到達できるよう機能を強化している」と述べ、楽天市場内のナビゲーション機能を改善していくと強調した。

具体的には、モール内検索機能の検索結果を顧客ごとに最適化するため、同一のキーワードで検索した場合でもユーザーの年代や性別に応じて異なる結果を表示するようアルゴリズムを改善していく。

キーワード、ジャンル、製品など入力データによる最適化(シリーズやラインナップによる誘導を行う。本体と純正アクセサリを紐付けて検索させる)+ユーザー属性による最適化を行う。パーソナライズ・セグメンテーション(年代や性別など)
モール内検索のパーソナライゼーションを進めている

また、検索結果の一覧画面に、スーパーポイントアッププログラムにより付与されるポイントと、店舗により付与されるポイントを合わせた、最終的なポイント倍率や送料を表示するなど、買い物の利便性を高めるための施策も推進するという。

ポイントの倍率や種類がわかりやすくなるよう、ヘッダに現在のポイント倍率(例えば「5倍」)を表示する。また、サーチ結果や商品ページに「通常購入で1倍、楽天カード利用で3倍、アプリから当月1回以上購入で1倍、楽天モバイルへのご加入で1倍、アイテムボーナスポイント分9倍」……というように表示する。
検索結果の一覧画面に表示するポイント表示のイメージ
検索結果一覧に「送料無料」「送料14,00円」「送料800円(20800円以上購入で無料)」というように、商品価格と送料を併記する
検索結果での送料表示のイメージ

商品ページに登録する商品名やサムネイル画像をシンプルな内容に統一していく方針も打ち出した。商品名やサムネイルに「送料無料」「セール」といったプロモーションを目的とした情報を盛り込まないようガイドラインなどで促していくという。

その理由として、「商品名や商品画像にプロモーションの情報が多いと、検索結果の画面で商品を探しにくいという意見がユーザーから上がっている」(兼平氏)と説明。プロモーションに関する情報は「キャッチコピー」の欄に入れることが望ましいとした。

「「商品名や商品画像にプロモーションの情報が多いと、検索結果の画面で商品を探しにくい」というユーザーの声をうけ、プロモーション要素を排除したシンプルな商品写真に統一していく。
シンプルな商品名とサムネイル画像への変更を店舗に促す方針

商品ページへの納期表示も

配送サービスの強化にも取り組む。楽天市場ではこれまで、コンビニ受け取りや商品別配送方法設定の導入など、多様化するユーザーの配送ニーズに対応してきた。

楽天市場では、これまで店舗ごとに送料テーブルを設定していたが、楽天が作成した標準の送料テーブルの導入を推奨していくという。これにより今後は楽天会員の住所情報をもとに商品ページへの納期表示などを通じて、より便利な売り場を目指す考え。

また、購入履歴画面に配送ステータスを表示する機能を改善し、納期をアプリなどでユーザーに通知するサービスを検討していることも明かした。

導入前は全商品共通の配送方法。導入後は商品ごとに最適な配送方法の選択が可能になる。
商品別配送方法設定で商品ごとの配送方法を設定できるようにする
検索ページや商品ページで正しい送料の表示が可能になる
送料テーブルの標準化によって、検索や商品のページで正しい送料表示を行う

「楽天ペイ(楽天市場決済)」導入で決済を強化

兼平氏は2017年4月から店舗向けの新たな決済サービス「楽天ペイ(楽天市場決済)」がスタートすることも改めて説明。楽天市場内で利用でる決済手段を統一することで、まとめ買いなど買い物の利便性を高めるとともに、店舗側の決済の負担軽減や不正注文対策などの効果が見込めると強調した。

現状は複数店舗での購入と、導入後の購入
「楽天ペイ(楽天市場決済)」導入によるまとめ買いのイメージ

4月以降の一部新規出店者を対象に導入されるが、既存の出店者には移行期間を設ける。既存の出店者の移行スケジュールは現在策定中だという。

まとめて購入をONにするというボタンが付く。カート画面、支払内容、支払い方法の確認画面での表示も変わる
まとめ購入機能に関するサイト画面のイメージ

データを活用した店舗支援に注力

楽天市場のビッグデータを活用した出店者支援の取り組みを強化する。例えば、ショップのサービスレベルを数値化する診断サービス「R-Karte」は今夏以降、レビューの評価点の内訳をグラフ化したり、ユーザーからの評価の根拠を可視化したりする新機能を追加するという。「R-Karte」は今年1月にも診断項目の拡充などを実施した。

R-Karteにおける店舗チェックシートお世話になっております。機能追加。1/19リリースの機能追加第一弾は、過去平均店舗サブジャンル平均をの比較と、評価点の推移グラフが追加された、第二弾(今夏リリース予定)の機能追加では、評価点の根拠を★やgraphで可視化する
今夏をめどにレビューのレビュー分析機能を「R-Karte」に追加する

また、昨年から試験的に実施していた「楽天ページ診断サービス」を全店舗に展開。同サービスは商品ページのABテストを行うためのツールを提供するもので、2016年に約1100店舗が利用した結果、「転換率が平均43%向上するなど高い成果を上げたことから全店舗への展開を決めた」(ECカンパニーCOO&ディレクター・野原彰人執行役員)と言う。

現在はパソコンサイトのみに対応しているが、2017年下期にはスマホサイトにも適用できるようにする。

ECカンパニーCOO&ディレクター・野原彰人執行役員
出店者支援の施策を説明する野原執行役員

店舗同士の交流を促進

楽天市場の出店者同士が交流するプラットフォーム「RON会議室」を4月にリニューアルすることも発表した。店舗運営における課題や疑問を店舗同士の情報交換による課題解決を目指すQ&A型の「ご意見番機能」を開始するほか、楽天が発信した楽天市場に関するニュースのバックナンバーをカテゴリーごとに整理して情報を追いやすくする。

人気ショップの店長などが講師を務め、他の店舗にノウハウを教える「R-Nations」(アールネーションズ)も加速させる。2017年4月に第2期「R-Nations」を開始するほか、楽天の地方支社を拠点に全国16か所で地域毎の「Area-Nations」(エリアネーションズ)も新たに実施する。

初年度の2016年は5店舗のリーダー店舗が24店舗のパートナー店舗にノウハウを提供した結果、パートナー店舗の流通額が平均50%増えるなど高い成果を上げたという。

人気ショップの店長などが講師を務め、他の店舗にノウハウを教える「R-Nations」。Area-Nationsは2月開始。全国16か所で地域ごとのコミュニティ作りを行う。R-Nations(第2期)は4月開始予定
「R-Nations」を全国16か所で地域ごとに実施する

楽天が培ってきた文化も継承

EC事業を統括するECカンパニー プレジデント・河野奈保上級執行役員は今後の楽天市場の方向性について、「(楽天市場の)さらなる価値向上のために、プラットフォームを強化するための新しいアクションを行っていく」と述べた上で、「商品やビジネスに対する出店者の想いを重視し、それぞれの出店者が持つストーリーをお客様に届けるなど、これまで楽天が大切にしてきた文化も継承していきたい」と抱負を述べた。

ECカンパニー プレジデント・河野奈保上級執行役員
ECカンパニー プレジデント・河野奈保上級執行役員

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

オーディエンス データ マイニングのケーススタディ: PBS / LunaMetrics

8 years 10ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Audience Data Mining Case Study: PBS & LunaMetrics」を元に構成しております。
Google アナリティクス 360 では膨大なデータの収集と処理が可能で、その活用場面も多岐にわたります。しかしそれだけではなく、Google Cloud Platform の強力なデータ マイニング ツールを活用したいと考える企業もあります。そういったときに役立つのが、Google アナリティクス 360 から BigQuery へのエクスポートです。先日公開された LunaMetrics と PBS のケーススタディでは、Google アナリティクス 360 と Google Cloud Platform を使ったオーディエンス分類によって、ユーザー エクスペリエンスの設計、パーソナライズ、マーケティングやメッセージングのターゲット設定など、多方面にわたる改善に成功した事例を紹介しています。

PBS は何百万人もの視聴者を抱えるテレビ放送ネットワークです。その公式ウェブサイト pbs.org は、テレビ放送のエクスペリエンスを補強し、オンライン動画コンテンツをストリーミング配信するオンライン コンテンツ ハブとして機能するだけでなく、他の多くのサイトと同様に、ユーザーを理解し、機能やコンテンツのニーズを把握するため、ペルソナ(ユーザー像)やオーディエンス セグメントの形成に力を入れています。多くの場合ペルソナは、顧客やユーザーについてのサンプリング的な知識を得るところから始まり、インタビューをはじめとする民族学誌的な質的データや、アンケート、市場調査などの量的データを含む幅広い情報を取り込んで形成されていきます。

PBS は、Google アナリティクス 360 と、同サービスの BigQuery へのエクスポート機能を使って、新たなアプローチを生み出すことに成功しました。データドリブンな手法によるオーディエンス分類です。PBS はすでに盤石の体制で Google アナリティクスを運用しており、デフォルトの情報収集はもちろん、イベント トラッキングによるページ内インタラクションの追跡や、カスタム ディメンションによる各種内部情報の発掘・蓄積も行っていました。

データ マイニングのアルゴリズムにより、複数の行動要因をもとに、類似のユーザーをクラスタに分類

PBS は LunaMetrics と組んでデータ サイエンス ソリューションプロジェクトに取り組み、こうした複雑で大規模なデータセットから確実で実用的な結果を抽出することにしました。LunaMetrics はデータ マイニングの手法によって、ウェブサイトでの行動をもとにオーディエンスのパターンを見出すことに努めました。BigQuery を Cloud Datalab や Cloud Storage といった Google Cloud Platform プロダクトと組み合わせることで、両社はウェブサイトで得られた 3 億 3,000 万件以上ものセッションから、有用な回答を導くことに成功しました。

分析の結果、6 種類のユーザー群を特定しました。区分の基準となったのは、主に利用するコンテンツのタイプ(ニュース、育児関連情報など)と機能(動画をオンラインで観ることを好むか、テレビ接続デバイスで観ることを好むかなど)です。この知見をもとに、PBS は既存のペルソナに行動データを反映して強化・修正することができました。こうして得られたペルソナは、今後新たなオーディエンスの作成に活用され、リマーケティングや高度なレポート、コンテンツのテストなどに効果を発揮することとなります。

詳しくは、ケーススタディ全文をご確認ください。技術的な詳細については、LunaMetrics のブログ(英語)で「Audience Modeling with Analytics 360 and Google Cloud Platform」をご覧ください。



投稿者: Jonathan Weber(LunaMetrics)、Daniel Waisberg(Google)
noreply@blogger.com (Bruna)

チャットボットの普及で「会話型EC」が当たり前になる日は近い?

8 years 10ヶ月 ago

野村総合研究所(NRI)が公表した「ITロードマップ」(情報通信関連の重要技術が2021年までにどのように進展し実用化されるかを予測したもの)によると、「チャットボット」は2021年度には普及期に入ると予測した。

「自動会話プログラム」の「チャットボット」を巡っては、Facebookから「Facebook Messenger Platform」、LINEが「Messaging API」をリリースするなど、新しいサービスが相次いで発表されている。

人工知能(AI)技術を取り込むことも可能で、近年は顧客からの問い合わせ対応、商品提案など顧客との接点作りで活用したいという企業ニーズが増加している。

2019~2020年度に「チャットボット」関連サービスが多数登場。チャットプラットフォームとの融合が進むとNRIは予測。チャットプラットフォームでは、個人の属性情報なども利用できるようになり、「チャットボット」を用いたサービスはさらに発展するとした。

また、「チャットボット」間の連携によるサービスの高度化が検討され始めると予測。Facebookなどのチャットプラットフォーム提供企業が中心となりAPIの標準化も検討され始めるとした。

2021年度以降は「チャットボット」同士が連携し、「パーソナルエージェント」へと進化する。日常生活から公共手続きまで、あらゆるサービスで「チャットボット」が広く利用されるようになると予測する。

野村総合研究所(NRI)の予想では「チャットボット」は2021年度に普及期へと入る

NRIの予想では「チャットボット」は2021年度に普及期へと入る

米国ECでチャットボットの成功例、日本でも活用進む

ECに「チャットボット」を活用し、会話を通じて商品提案や受注を行う取り組みが国内外で目立ち始めている。

世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」によると、ナスダック上場のフラワーEC企業「1-800-Flowers.com」は、IBMの「Watson(ワトソン)」やFacebookメッセンジャーのボットを活用してECを展開関連記事はこちら

Facebookメッセンジャーのチャットボット経由で注文した消費者の70%以上を新規客が占めるなど、新規顧客の獲得に成果を上げている。特に、「ギフトを贈る習慣のある若い層を取り込むための重要なツールと考えている」(クリス・マッキャンCEO)。

野村総合研究所(NRI)の予測では「チャットボット」は2021年度に普及期へ入る 「1-800 Flowers.com」のAI活用例
「1-800 Flowers.com」に搭載したAIコンシェルジュサービス「Gwyn(グウィン)

国内では「日本直販」が3月8日、LINE@アカウントを利用し、「チャットボット」でユーザーと会話しながら商品を提案する新たな取り組みを開始した。ユーザーの投稿に合わせて「商品ランキング」などのURLを表示。将来はLINEトークの画面上でチャットを通じて消費行動を引き起こす「LINEコマース」をめざす。

アスクルは日用品のECサイト「LOHACO」のカスタマーサポートに「チャットボット」である「マナミさん」を利用。電話やメールでの問合比率を下げることに成功した。また、楽天は「楽天市場」の出店者からの問い合わせに「チャットボット」が24時間365日対応するサービスを提供している。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

大塚家具がECの本格展開で掲げる商品とサービスのオムニチャネル施策とは

8 years 10ヶ月 ago

家具大手の大塚家具は3月10日、EC事業の強化とオムニチャネル化の推進などを含む「経営ビジョン」を発表した。

商品紹介サイトとECサイトの統合、EC対象商品の拡充などに取り組む。インターネットの普及で家具の購買スタイルが変化していることを受け、 ECとリアル店舗をシームレスにつないで商品やサービスを提供していく。

EC商品を6月までに4000種類に拡充

3月に商品紹介サイトとECサイトを統合、インターネットで商品情報を調べたユーザーがECサイトを利用しやすくした。

EC対象商品は2017年6月までに現在の約2800種類から4000種類に拡充する。品ぞろえや価格競争力を生かし、EC事業を店舗と並ぶ第2の柱に育てたい考え。

4月をめどに、家具の訪問提案や採寸サービスのWeb申込を開始する。2016年9月にリリースした家具の配置をシミュレーションできるAR(拡張現実)アプリなどと併せ、自宅で家具を検討しやすくする。

大塚家具が手がけるEC強化に向けたオムニチャネル施策

大塚家具の商品とサービスのオムニチャネル化施策(画像は「経営ビジョン」から編集部がキャプチャ)

大塚家具がEC事業の強化に取り組む背景には、インターネットの普及に伴い家具の購買スタイルが変化していることがあげられる。購買前にインターネットで情報収集する世代が家具を購入する年代に差し掛かったことから、「インターネットでのプレゼンスがリアル店舗の集客に直結する」と判断した。

大塚家具のネット通販は2009年に開始。一時、EC事業を縮小したものの、2016年に「IDC OTSUKA オンライン」をリニューアルしている。

大塚家具が指摘する消費者の購買行動の変化

大塚家具が指摘する消費者ニーズの変化(画像は「経営ビジョン」から編集部がキャプチャ)

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ドクターシーラボ公式ECサイトの公開停止の影響は? 1か月半で通販売上は最大11億円減

8 years 10ヶ月 ago

ドクターシーラボは約1か月半にわたって公開を停止していた公式ECサイトを、3月14日10時にリニューアルオープンする。

当初、2月8日に公式ショッピングサイトをリニューアルして公開する予定だったが、システム変更などの開発面で混乱が生じていたという。

公式ECサイトの休業期間中、通販はコールセンターでの受注が中心だった。主力商品の購入が可能な特設ECサイトを立ち上げたものの、「2月以降の通信販売の売上に影響を受ける見込み」(親会社の社シーズ・ホールディングス)。

2~3月の当初想定顧客数に対して10%程度の脱落を保守的に見込んでおり、通販売上は最大で11億円減の影響を受ける見通し。

ドクターシーラボ公式ECサイトの公開停止の影響は? 1か月半で通販売上は最大11億円減

公式ECサイトでは3/14の再開予定を告知している(画像は編集部がキャプチャ)

ドクターシーラボは2月6日、会員ステージが上がるほどポイント優待率がアップする新優待サービス「Ci:Labo33」をスタート。これまでの4~14%といったステップアップ割引に代わり、「サンキューポイント」を最大33%付与する制度に変更した。

割引からポイント付与への移行で、まとめ買いをしやすい環境を作る狙いがあると見られる。

この新制度のスタートに伴い通販サイトのリニューアルを進め、2月8日に刷新版のECサイトをオープンする予定だった。

シーズ・ホールディングスは当初、2017年7月期の通販売上は255億5000万円を予想していた。ただ、1か月半にわたるサイト刷新の影響を保守的に見積もり、下期(2017年2~7月期)に11億円の減収を想定。通期(2017年7月期)の通販売上高は従来予想比11億円減少の244億5000万円を見込んでいる。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約11年。日々勉強中。

瀧川 正実

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