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AOKI(アオキ)が公式通販サイトにEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入

2 years 2ヶ月 ago

AOKIは、公式通販サイト「AOKI」にEC商品検索・サイト内検索エンジン「ZETA SEARCH」を導入した。

詳細な絞り込み機能などを実装

サイズやカラーだけでなく「着用シーズン」「キーワード入力」などの詳細な絞り込み機能を実装し、よりユーザーのニーズに合った検索結果を表示。これにより、探している商品が表示されないことによるサイトからの離脱防止が期待できるという。

AOKI ZETA SEARCH 詳細な絞り込み表示
詳細な絞り込み機能で、ニーズに合った商品を表示

商品カテゴリごとに絞り込み項目の1つである「サイズ」の選択肢が自動で切り替わるようにした。これにより、ユーザーが探しているサイズの商品を見つけやすくなり、「自分に合うサイズをなかなか見つけられない」などの不満を解消し、CX向上につなげる。

AOKI ZETA SEARCH 商品カテゴリごとにサイズの選択肢を自動で切り替え
商品カテゴリごとに「サイズ」の選択肢を自動で切り替え

「ZETA SEARCH」とは

ECサイト内の検索における「絞り込み」「並び替え」の設定の自由度・柔軟性を追求したEC商品検索・サイト内検索エンジン。

キーワード入力時のサジェスト機能や、もしかして検索、ドリルダウン式の絞り込み、事前に検索結果の該当数を表示するファセットカウントなど、多数の検索機能を有している。

JRE MALL ZETA SEARCH サイト内検索 EC商品検索
「ZETA SEARCH」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

コメ兵さんの進化をちょっとだけ振り返ってみたらその一貫性に驚いた。特に現場力の磨き方がすごい!【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

2 years 2ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年3月4日~3月10日のニュース

絶え間ない進化を続けているコメ兵さん。よく見かける企業名ですし、記憶にも残っているのでサッと過去記事を振り返ってみました。ブレることのない一貫性が売り上げを伸ばす要因だったんですね。

方針があってこその手段であることを忘れずに

【コメ兵のOMO+EC戦略】取り寄せサービスをフックに顧客の定着化、LINE活用の1to1接客、外部モール強化 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11965

コメ兵のEC関与売上高が好調な理由は、外部環境がプラスに向いていることや、「取り寄せサービス」が機能している点に加え、コロナ禍直後にスタートした全社横断型の「OMOプロジェクト」の進化も見逃せない。

当該プロジェクトでは、新しい時代の顧客行動に合わせた営業スタイルへの変革をめざして、LINE接客の強化やコンタクトセンターの設置、中国向けライブコマースの推進を掲げた。

コメ兵さんのEC関与売上高が好調との記事がありました。さまざまな施策が機能していることや進化していることもありますが、取り組みが一貫していることも理由の1つではないかと思っています。ちょっとだけ振り返ってみましょう。

コメ兵は数年前からO2O戦略を推進。ECサイトで掲載した商品を顧客が希望する店舗に送り、実際に見てから購入してもらう他、店頭に在庫が無い場合はiPadなどのタブレットで他店舗の在庫を調査し、商品を取り寄せるといった取り組みを行ってきた。

◇オムニチャネル経由の売上高30億円、コメ兵のECサイトと実店舗の連動策 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/100

大切にすべきことは、お客さまの「お買物体験」の向上です。「お客さまにとって良い事」を中心に考え、実践していくことを重視しています。

コメ兵のEC事業が成長を続けていくためには、現場力を磨いていくことに最も力を入れる必要があります。当社はインターネット専業ではなく、店舗でのお客さまの接点が一番大きく、重要です。ECサイトだけではなく、店舗も含めたスタッフの商品知識、接客対応力をとても重要視しています。

◇コメ兵が手がけるECの成長の源泉は“現場力”「商品知識」「接客対応力」を磨く1年に | 2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/1402

一貫してオムニチャネル戦略を進めていますし、現場力を重視しています。このブレない方針があってこその今なので、表面だけを見て真似しないようにしたいところです。EC関与売上高というKPIを設定しているのもポイント。今では同じようなKPIを設定しているところが多いと思いますが、ちょっとだけ復習です。

同社のように店舗も持ち、ECも行っている企業の場合、どの施策が売上に結びついたのか判断することは難しい。これは経営者の戦略としてはもちろん、社員の立場で考えても評価に関わる重要な部分である。藤原氏はWEB事業の成果を判断するためのKPIを設定するにあたり、売上の種類を大きく2つに分類した。

◇リアル小売の逆襲が始まる。オムニチャネル推進で720万円のダイヤを売るコメ兵の戦略 | MarkeZine
https://markezine.jp/article/detail/24242

このように社員同士で売り上げの取り合いが起きたり無関心になったりしないような評価基準を作ることで、一貫した取り組みができているんですよね。ECで売り上げを伸ばすというのはマーケティングや広告だけではなくて、物流なども含めた全体の力が問われてくるわけです。

この前提で冒頭に紹介した記事から引用します。

1to1接客に使用する社用スマートフォンの台数は昨年10月末時点で325台まで拡大。1年前と比べて40台程度増えた。コメ兵では接客技術の高いスタッフからLINE接客をスタートし、接客事例やノウハウを共有しながら対象スタッフ数を拡充するとともに、LINE接客の精度を高めてきた。

現状、優良会員の約3割がLINEでコミュニケーションをとれる状態にあるという。

元々現場力が磨かれているので、LINEでの接客もスムーズにできていると思われます。接客スキルが高い人から始める→ノウハウを貯める→固まってきたら拡大、というステップを踏んでいるのも良いですね。焦らず着実に。

同社は年配の顧客も多いため、電話で注文できる「電話注文」のサービスを自社ECで展開。サイト上では「スタッフとの会話で安心な電話注文」と目立つように表示している。

チャットについても100%有人で内製化しており、商品に対する問い合わせにただ返答するだけでなく、「取り寄せサービス」があることも伝えているという。

ECの人は電話注文を嫌う傾向にありますが、ユーザー増に合わせてきちんと対応。チャットも100%有人化というところが素晴らしいです。チャットだからAIと効率化を安易に考えてしまいがちですが、現場力にこだわっているのであれば意味がないですよね。くどいようですが一貫性があるのが強い。

ECの成功事例記事はたくさん読むことができます。成功の本当の理由は企業の歴史まで調べないとわかりません。気になる成功事例が出てきたら、今回のように歴史を振り返ってみてください。

今週の要チェック記事

Amazon、楽天、LINEヤフーのモール運営はどう改善された? どんな対応を求めている? 【経産省の「透明化法」評価まとめ】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11946

【経済産業省に聞く】2回目の「大臣評価」でオンラインモールに求めた改善とは? | 日本ネット経済新聞
https://netkeizai.com/articles/detail/10897

LINEヤフーに行政指導 約52万件の情報漏えいで 「改善が見られなければ、より強い措置も」と松本総務大臣 | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2403/05/news166.html

行政の動きがモールに影響して、それが店舗にも影響を与えます。どのような未来になるのか想像できる部分があるので、流れを追っておきましょう。

成長のために覚えたのは業務を手放すこと フルーツギフトEC「蝶結び」が取り組む“未来への種まき”とは | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/14195

記事冒頭にある前回インタビューを読んでからだと、より変化がわかります。成長のステージが1つずつ上がっていますね。

メルカリ、商品が本物か鑑定してもらえるサービス登場 「ポケカ」などのトレカ、バッグなど | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2403/04/news171.html

トレカ、スニーカーは2000円弱、バッグが4500円。これが安いと思えれば使うのがよさそう。出品者が「あんしん鑑定」を選択して出品した場合に限り適用されることには注意。

「楽天市場」の「楽天スーパーセール」は3/4の20時にスタート。「半額タイムSALE」「ポイント付与アップ」などを展開 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11996

au PAY マーケットで「ポイント超超祭」、ポイント還元やクーポンの配布など――マルイ周年祭と同時開催 | ケータイ Watch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1573573.html

PayPayキャンペーンまとめ【3月1日最新版】 4月半ばまで「超PayPay祭」開催 | ITmedia Mobile
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2403/01/news077.html

年度替わりのタイミングで経済圏を利用したキャンペーン合戦となっています。多店舗展開中ならどこでいつ勝負するのかを決めておくこと。

商品ページで最短お届け予定日を表示+生活スタイルに合わせた受け取りを実現するShopifyとヤマト運輸の取り組みとは | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/12016

「最短お届け予定日自動表示アプリ」をヤマト運輸が開発。「配送カスタム.amp」「EC自宅外受け取りAPI」に対応しているのも良いですね。

今週の名言

171. マインドセットを変えるたった一つの方法 | 三浦優希 Yuki Miura
https://note.com/yukimiura36/n/nde74d597f9bc

マインドセットは、自らの経験によって変わります。それも、どん底であればあるほど、その後の人生において自らを支え続けてくれる大木となると僕は思っています。

売れない時にどれだけもがけるか、努力できるか。何かのせいにしているうちは変わりません。本当に「これは危ない」と思ったときに人間は変わります。

筆者出版情報

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CRMでめざせリピート率50%! 家具D2C「KANADEMONO」が考える 理想のMAツールとは

2 years 2ヶ月 ago
MAツール「OmniSegment」のビービットと家具のD2Cブランド「KANADEMONO」が語るCRMとEC事業におけるAI活用のいま
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消費者向けECを成長させるには何が必要か。人口減に直面する日本市場において、既存顧客との関係強化は最重要テーマと言える。リピート注文してもらうために顧客の購買履歴や興味をしっかり把握し、効率的にアプローチする方策の1つであるCRMの重要性はますます高まっている。

家具のD2Cブランド「KANADEMONO(カナデモノ)」は、リピート率の向上をKPIに掲げ、さまざまな施策を展開中だ。運営元のルームクリップ 松本好司氏(KANADEMONOカンパニーマーケティングチームゼネラルマネージャー)がMAツール「OmniSegment」をはじめとするUXソリューションを提供するビービットの生田啓氏と対談。高単価ゆえリピート注文されにくいという家具EC特有のハンデをどう打ち破ろうとしているのか。その詳細を明かした

モール出店でスタートしたD2Cが、すぐさま自社EC構築に動いた理由

松本氏が携わるKANADEMONOの設立は2018年2月。家具の開発・製造・販売を行う、いわゆるD2Cブランドである。特徴的なのはサイズオーダーに注力している点だ。たとえばテーブルの場合、幅や奥行きを1センチ単位で指定でき、好みの天板と鉄脚を自由に組み合わせることができる。

注文から配送までのリードタイムはおよそ1週間。配送まで1か月程度かかるケースも珍しくない家具領域のなかで、KANADEMONOのスピーディさは競合に対する大きな差別化ポイントだ。

KANADEMONOがメインで扱うのは中価格帯のセミオーダー家具。大手チェーンの家具よりは高いが、高級注文家具に比べれば買いやすい。そのターゲット層を考えれば、相応の販売数量が見込める。当初は集客力に優れたECモールへ出店し、売り上げも順調だったという。

モール出店でかなりの手応えを得たので、自社ECの構築にもすぐ取り組み、併走する形で運営した。かなり早い段階でモール出店はすべて止め、現在は自社ECだけに振り切っている。(松本氏)

ルームクリップ KANADEMONOカンパニー マーケティングチームゼネラルマネージャー 松本好司氏
ルームクリップ KANADEMONOカンパニー マーケティングチームゼネラルマネージャー 松本好司氏

大胆な選択の背景には、サイズオーダー無料というブランド特性があった。一般的なECモールはさまざまな商品を販売できるように配慮されているが、1品1品のサイズをWeb上で細かく指定するようなインターフェースは想定されていない。

「たとえば“スライドバーを動かしてサイズを変更できる”などのオリジナルな体験をしていただくこともブランドとして大切な要素」と松本氏が語るように、サイトの自由度を重視。顧客データ活用の土台を作りたいということも、自社EC一本化への後押しとなった。

モール出店を完全に止め、自社ECだけとしたタイミングで一時的に売り上げは下がったが、その後は顧客の来訪が回復し、成長率はモール出店時と同水準になった。サイズオーダーができる家具販売サイトがそもそも少ないという商品性の強みも大きいと松本氏は分析する。

自社ECサイトを「Shopify」で構築

KANADEMONOは「Shopify」で自社ECサイトを構築している。Shopifyは2006年にカナダで誕生し、日本には2017年に進出したECサイト構築プラットフォーム。低価格でスタートでき、アプリの追加によって柔軟に拡張できることが評価され、国内利用が広がっている。生田氏は「EC界の黒船」と評価する。

家具のサイズオーダーという、他のECサイトではあまり見かけない機能を実装するにあたっては、「Shopify」はほぼ唯一の選択肢だったと松本氏は振り返る。1つのプラットフォームのまま、小規模サイトから大規模ECまで、契約プランの変更で対応できる点も大きかったという。

日本では規模の拡大に合わせてECプラットフォームを途中で乗り換えるケースがよくある。だが、移行時には顧客データがどうしてもいくばくかは失われる。あまり語られないことだが(その損失が)まったくないというのは大事なことだと思う。(松本氏)

目標はリピート率50%、家具ECの戦略

KANADEMONOは現在、リピート購入率をKPIとしている。家具は単価が高く、一度購入するだけという顧客が少なくない。製品ジャンル的に、リピートが発生しにくいという訳だ。そんな商品特性だが、松本氏は「リピート率50%を達成するためのチャレンジをしている」と言う。

オーダーできる範囲を拡大

取り組み事例の1つ目にあげたのが、KANADEMONOが強みとしているセミオーダーの範囲を拡張することだった。これまではテーブルやデスクといった製品ではオーダーの自由度が高い一方、ベンチやテレビボード、シェルフなどには制限が多かった。これを製品開発チームとの協力で緩和していった。

たとえばラバーウッド素材のテーブルをお買い上げいただいたお客さまに、同じ素材のベンチやテレビボードをご案内できるようになった。家具の素材やカラーは部屋のなかで合わせることでお部屋のバランスは整えやすい。CRMとMAの連携によって、そうした提案が実現した。(松本氏)

リピート受注されそうな製品を外部から調達するのでなく、ある意味ゼロに近い状態から開発した、というところが特筆すべきポイント。これはマーケティング部門だけで実施できる施策ではない。製品開発部門の協力があってこそ実現できることだ。

スタイル・テイストを「顔」で表現

2つ目は、KANADEMONOのブランドロゴ。一般的に家具・インテリアは「北欧調」「モダン」「ラグジュアリー」というようなスタイリングジャンルで分類する傾向がある。しかし完全に分類できるものでもない。「この家具はカラーが○○だから北欧調」というような言い切りはそぐわない可能性がある。

そこでKANADEMONOではインテリアのテイストを顔のイラストで分類し、これをタグにしている。「おしゃれ」や「スタイリッシュ」といった呼称は付けず、あくまで顔とその名前だけ。顔は男性、女性、猫で5種類あり、ユーザーはその顔から受けるイメージを想像しながら、製品を探すことになる。

顔から好みのスタイルを探す
顔から好みのスタイルを探す

このロゴはMAやCRMの情報としても扱われる。これにより、「この家具は○○代の男性に好まれるはず」といった断定的な商品提案を回避しつつ、商品間の関連性はしっかり提示できるようになった

KANADEMONO独自の特集記事

3つ目は特集記事の扱いだ。松本氏によると、家具に限らずブランドで世界観が構築されている場合、特集やキャンペーンなど販促色が強いコンテンツはアウトプットが難しいという。

キャンペーンや、オファー性の強いコンテンツが紛れ込むと、一貫性がなくなるという考え方が背景にはある。だが、商品理解を広げるには必要なうえ、SEOの観点からも特集記事の効果は小さくない。

KANADEMONOでは洗練されたWebデザインを基本としつつ、撮影に工夫を凝らし、文章が多くない特集記事を積極的に掲載している。

「KANADEMONO」の特集ページの一例
「KANADEMONO」の特集ページの一例

「ChatGPT」はスタッフの良き相談相手

KANADEMONOではAIの活用も進めている。特集記事など全体としてコンテンツを拡充する方向にあるが、文章のたたき台を米OpenAI社の「ChatGPT」で生成する取り組みを始めた。

また、いったん書いた文章を部署内のメンバーで相互に確認し合うだけでなく、「ChatGPT」に読み込ませ、言い換え表現があるか、より優れた表現がないかといった推敲も行っている。

業務上の相談を「ChatGPT」にする機会も多いという。KANADEMONOではリモートワークが浸透しており、周囲のメンバーに「ちょっといいですか?」と気軽に聞ける機会が減った。その分の相談や確認はミーティングで行うことになるため、結果としてミーティングが長くなる傾向にあった。

それが現在は「ChatGPT」が気軽な相談相手になってくれている。スタッフは、言わば「ChatGPT」を相手に日々“壁打ち練習”しているため、松本氏も驚くほどミーティングが短くなったという。

生田氏も「AIはEC業界に少しずつ影響を与えていく」と展望する。現在は文章をはじめとした各種コンテンツの生成が始まりつつある段階。これに続いて、消費者がおおまかなイメージをAIに伝えて選定してもらい、そのまま注文まで済ませてしまうというような新しいインターフェースの登場もあり得る。またCRMという観点では、メール配信の最適なタイミングや、ユーザー別のコンテンツ差し替えなどでAIの出番が多くなるだろうと語る

ECにおけるAI活用の予測
ECにおけるAI活用の予測

本業への集中のため、MAは使いやすさを重視

KANADEMONOはCRMマーケティングに、ビービットのMAツール「OmniSegment」を活用。松本氏が評価するのは、その操作性と設定の容易さだ。

「OmniSegment」は「小売/ECに特化したMAツール」を標榜しており、EC業務での使いやすさを徹底的に向上させている。生田氏も「EC担当者の忙しさは重々承知しているので、UIの使いやすさはとにかくこだわった」と説明する。

我々マーケティングチームとしては、とにかくお客さまに良い情報を届けることに集中したい。となると、ツールは簡単であるに越したことはない。MAは入っているが難しくて使っていないという話もよく聞く。使いやすさは重要だ。(松本氏)

AI機能もすでに組み込まれており、たとえば「オーディエンススコア」機能では、購入履歴や消費者の行動を分析。今後購入する可能性の高い顧客を5段階のスコアで予測する

生田氏は、機能面はもちろんコンサルタントによる伴走型サポートにも注力しているとアピール。ECの成長に向けて「OmniSegment」をぜひ活用してほしいと呼びかけた。

「OmniSegment」の主な機能
「OmniSegment」の主な機能

コロナ禍のEC急進はいまや過去。既存顧客との関係強化に活路を

既存顧客のリピート購入促進の重要性は、ビービットが支援した企業の購買データからもはっきりしている。

あるECサイトは、1回のみの購入者が約80%で、複数回購入者は20%にとどまっていた。しかし全体売上に占める割合は、複数回購入者からの売り上げが47%にも達する。生田氏によれば、こうした傾向は一般的で珍しいことではないという。

また、会員数約50万件、年商12億円のサイトの例では、休眠顧客の再活性化プロモーションを行ったところ、その2%を掘り起こすことができた。「1回のプロモーションで2%というのはかなり現実的な数字で、まぐれ当たりとは思えない。もし、これを年1回ペースで繰り返したなら、成長ペースに与えるインパクトは極めて大きい」と生田氏は強調する。

「OmniSegment」の主な機能
「OmniSegment」の主な機能

最後に、CRMが重視され、「OmniSegment」のようなMAツールが必要になる背景を押さえておきたい

経済産業省の統計では物販系BtoC-EC市場が右肩上がりで、2019年から2020年にかけて、コロナ禍がその傾向を推し進めた。EC化率は年0.5ポイント程度のペースで恒常的に上昇していたが、2019年に6.76%だったところ、2020年は8.08%へと急進した。1年で1.32ポイントの増加である。

物販系分野のBtoC-ECの市場規模およびEC化率の経年推移(単位:億円) 出典:「令和4年電子商取引に関する市場調査報告書」(経済産業省)
物販系分野のBtoC-ECの市場規模およびEC化率の経年推移(単位:億円) 出典:「令和4年電子商取引に関する市場調査報告書」(経済産業省)

しかし生田氏が注目すべきとしたのは、その後の停滞について。2019年から2020年にかけて大きくジャンプアップした一方、2021年以降は増加ペースが年0.5ポイント程度に戻ってしまった点だ。同統計では、2022年のEC化率は9.13%なので、2年で約1ポイントしか上昇しなかった計算になる。

EC担当者の皆さんも、経営層から「これからはECの時代だ」「ネット販売に力を入れろ」と言われただろうが、市場環境的に勝手にECが伸びる時代はもう終わってしまった。これからは知恵と工夫が求められる時期だ。(生田氏)

ビービット ソフトウェア事業本部 マーケティング ソリューション セールス&マーケティングマネジャー 生田 啓氏
ビービット ソフトウェア事業本部 マーケティング ソリューション セールス&マーケティングマネジャー 生田 啓氏

そもそも少子高齢化の影響で、新規顧客は獲得しにくくなっている。個人情報の保護意識が高まるなか、顧客ターゲティングにも厳しい目が向けられており、結果として広告の費用対効果は落ちる傾向にある。さらにEC事業者は増え続けているので、顧客の獲得競争は激化している。

こうした状況である以上、新規顧客の獲得ももちろん重要だが、「既存顧客にどうすればもっと買ってもらえるかに注力するのもまた必然」と生田氏は説明する。

CRMで既存顧客育成に取り組むべき理由
CRMで既存顧客育成に取り組むべき理由
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森田 秀一

オイシックス・ラ・大地、食品小売店「旬八青果店」のアグリゲート社を連結子会社化

2 years 2ヶ月 ago

オイシックス・ラ・大地は3月、食品小売店「旬八青果店」を運営するアグリゲートを連結子会社化した。アグリゲートは2023年5月、オイシックス・ラ・大地の関連会社となっていた。アグリゲートの新株予約権の行使、既存株主からの株式取得で子会社化した。

オイシックス・ラ・大地は3月、食品小売店「旬八青果店」を運営するアグリゲートを連結子会社化

オイシックスはアグリゲートを関連会社化してから、ふぞろい野菜や商品開発、販売などの連携を推進、子会社化は関連会社化した当初から視野に入れていた。

今後、宅配サービスや実店舗での販売、弁当や調理加工も可能になることから、幅広い青果の取り扱いが可能になるという。フードロスの削減やグループ間での商品流通に取り組み、連携を強化することで事業成長を実現する。

具体的には、宅配で販売できなくなった食べ頃の青果など、豊作となった野菜などを「旬八青果店」で販売するほか、オイシックス・ラ・大地の子会社で水産品を飲食店などに卸販売する豊洲漁商産直市場の販路拡大など、グループの連携推進とフードロス削減につなげる。

「旬八青果店」は特色のある青果品の仕入れや産地開拓、豊洲漁商産直市場の水産品を活用した弁当販売、グループのネットワークを活用した卸販売など、仕入れや商品力などで事業強化を図る。

オイシックス・ラ・大地は3月、食品小売店「旬八青果店」を運営するアグリゲートを連結子会社化
オイラ大地とアグリゲート社のシナジーについて

オイシックス・ラ・大地は2023年5月、アグリゲートの第三者割当増資を引き受け持分法適用会社化。同年5月10日付でアグリゲートと業務提携契約を締結した。その段階におけるアグリゲートの所有株式割合は20%だった。

松原 沙甫

I-neの売上は18%増の416億円、ヘアケア系ブランド「ヨル」+ECモールの好調など2023年12月期実績まとめ

2 years 2ヶ月 ago

I-neの2023年12月期連結決算は、売上高が前期比18.1%増の416億4300万円、営業利益は同35.3%増の43億7900万円だった。

ヘアケア系ブランド、特に「ヨル」の伸長が増収をけん引した。物流拠点集約化や共同配送の実施などで物流費率は6.9%で前期比1.0ポイント改善し、一部商品の販売価格改定などで売上原価率は46.6%で同1.5ポイント改善。こうしたコストコントロールが営業増益につながった。

経常利益は同25.0%増の43億3700万円。持分法適用会社だったエンディアンの持分49.9%を日本コカ・コーラへ譲渡したことで特別利益29億9200万円を計上、当期純利益は前期比105.2%増の39億5400万円だった。

I-neの2023年12月期(通期)カテゴリー別売上高(画像はI-neの決算説明資料から編集部がキャプチャ)
I-neの2023年12月期(通期)カテゴリー別売上高(画像はI-neの決算説明資料から編集部がキャプチャ)
コスト構造の改善(画像はI-neの2023年12月期(通期)決算説明資料から編集部がキャプチャ)
コスト構造の改善(画像はI-neの2023年12月期(通期)決算説明資料から編集部がキャプチャ)

2024年の通期業績は、売上高458億円(前期比10.0%増)、営業利益46億円(同5.0%増)、経常利益45億5000万円(同4.9%増)、純利益24億円(同39.3%減)を見込む。純利益は、2023年12月期は合同会社Endian(エンディアン)の持分譲渡による特別利益の計上があったため、2024年12月期では減益となる見通し。

I-neは2025年12月期を最終年度とした中期経営計画で、売上高550億円、営業利益率13%(2023年12月期は11.9%)をめざす方針を掲げている。現在はこの目標を上回るペースで成長しているという。2030年12月までに売上高1000億円をめざす。

I-neが見込む事業成長(画像はI-neの2023年12月期(通期)決算説明資料から編集部がキャプチャ)
I-neが見込む事業成長(画像はI-neの2023年12月期(通期)決算説明資料から編集部がキャプチャ)

I-neの事業拡大の要因の1つ「ECモールの好調」

売上高拡大の要因の1つが、国内ECモールの好調。2023年12月期(通期)の連結決算では、国内ECモールの売上高が前年同期比32.7%増となっており、全体の増収に貢献している。

LINEヤフー主催の「Yahoo!ショッピング Best Store Awards 2023」では、「コスメ、美容、ヘアケア部門賞」の第3位を受賞。楽天グループの「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2023」でも、「&Habit (アンドハビット)楽天市場店」が「スーパーDEAL賞」を、Amazonの「Amazon.co.jp 販売事業者アワード」でもヘルス・ビューティー部門の「カテゴリー賞」を受賞している。

「Yahoo!ショッピング Best Store Awards 2023」の「コスメ、美容、ヘアケア部門賞」第3位を受賞
「Yahoo!ショッピング Best Store Awards 2023」の「コスメ、美容、ヘアケア部門賞」第3位を受賞
「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2023」では「スーパーDEAL賞」を受賞
「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー 2023」では「スーパーDEAL賞」を受賞

「楽天ショップ・オブ・ザ・イヤー」の受賞は、2019年から約4年ぶり。今後も、安心で安全な製品とサービスを提供し、お客さまの声に真摯(しんし)に耳を傾け、製品やサービス改善に努めてまいります。(ダイレクトマーケティング本部 本部長 小松悠氏)

「Amazon.co.jp 販売事業者アワード 2023」ではヘルス・ビューティ部門のカテゴリー賞を受賞
「Amazon.co.jp 販売事業者アワード 2023」ではヘルス・ビューティ部門のカテゴリー賞を受賞
高野 真維

商品の受取拒否を繰り返すユーザーへの対策への対策提言など「第7回 楽天市場サービス向上委員会」まとめ | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

2 years 2ヶ月 ago
「楽天市場サービス向上委員会」は、2021年3月に運営をスタート。年2回開催される委員会のほか、地域・コミュニティ、システム、物流、顧客コミュニケーションなどのトピックについての改善を協議する分科会で構成されてる

楽天グループと「楽天市場」出店店舗による独立した任意団体である「楽天市場出店者 友の会」は、7回目となる「楽天市場サービス向上委員会」を2月16日に実施。友の会は楽天グループに対し、「R-Messe」を活用した問い合わせ対応の効率化、商品の受取拒否を繰り返すユーザーへの対策、より良い商品レビューの投稿タイミングなどを提言した。

「楽天市場出店者 友の会」と楽天グループの幹部ら

「楽天市場サービス向上委員会」は、「地域・コミュニティ」「システム」「物流」「顧客コミュニケーション」などといったトピックについての改善を協議する分科会によって構成。各分科会から提案された「楽天市場」の課題や施策への改善案に対し、楽グループから対応の進捗を報告、意見交換などを行う場として運営されている。

今回の「楽天市場サービス向上委員会」では、新設分科会についての意見交換も実施。友の会がまとめた出店店舗の意見に、「『楽天市場』のエンターテインメント性をさらに向上させ、出店店舗が多様な魅力をより発信できる売り場にしてほしい」という要望が多数あがったため、ショッピングの「エンターテインメント性」などを議論する新たな分科会を今後設立する予定という。

各分科会のディスカッション内容

地域・コミュニティ分科会

各地域の「楽天市場」出店店舗向け勉強会、自治体、学校、出店店舗、楽天の4者が協業し、地域の将来を支える次世代への教育活動を推進、深めるための取り組みについてディスカッションした。

各地域で順調に活動が実施されていることから、今回で「地域・コミュニティ分科会」の活動は終了し、今後は「地域・コミュニティ実行委員会」へと体制を変更する。

システム分科会

SKUプロジェクトの促進にテーマを絞り、SKU移行にむけたスムーズな店舗運営のための情報発信、出店店舗視点での活用事例を共有。多くの店舗がSKUへの移行を完了し、今後は運用フェーズに移ることから、今回で分科会活動を終了するという。今後は「システム実行委員会」へと体制を変え、他の分科会で議論されるシステム関連の議題を横断的にサポートしていくという。

物流分科会

7月をめどに導入する「配送品質向上制度」に向けて議論。「配送品質向上制度」の導入後も、店舗の声を聞きながら制度運用をブラッシュアップ、加えて「楽天市場」の配送のめざすべき姿について議論していくという。

顧客コミュニケーション分科会

「レビュー・不正レビュー」「不正ユーザー対策」「R-Messe」について議論。顧客コミュニケーションの質を向上するために、出店者の課題や悩みの改善に向けた取り組みについてディスカッションした。

「R-Messe」については UI・UX、「レビュー・不正レビュー」はレビュー投稿期間やレビューの活用方法などについて議論。「不正ユーザー対策」はシステム面での対策の可能性などについてディスカッションしたという。

瀧川 正実

メタの国内最大広告主は楽天グループ

2 years 2ヶ月 ago

センサータワーのデジタル広告インテリジェンスサービス「Pathmatics」が、日本のフェイスブックとインスタグラムの広告統計を初めて公開した。それによると、2023年第4四半期の日本でのフェイスブックとインスタグラムでの広告支出は9億8,200万ドル(1,470億円)。プラットフォーム別ではインスタグラムへの支出が62%を占めている。最も多くを支出した広告主は楽天グループで、次いでアマゾン。

日本におけるFacebookとInstagramでの広告配信
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000058.000100064.html

noreply@blogger.com (Kenji)

「楽天ラクマ」、リユース事業者などが出店する「ラクマ公式ショップ」が伸びている理由+近況は?【責任者インタビュー】 | 通販新聞ダイジェスト

2 years 2ヶ月 ago
フリマアプリ「楽天ラクマ」が12月に過去最高月商を記録!高価格帯商品の売れ行きが好調な理由と今後の展望は?木下シニアマネージャーに近況を聞いた。

楽天グループが運営するフリマアプリ「楽天ラクマ」では、リユース事業者などが出店する「ラクマ公式ショップ」の流通額が好調に伸びている。10~12月の流通額は1~3月の約1.5倍に。特にラグジュアリー関連商品が伸びており、10月から配布を始めたラグジュアリーに特化したクーポンも貢献しているようだ。同社のラクマ事業部BtoC&AD事業課の木下春菜シニアマネージャーにラクマ公式ショップの近況を聞いた。

流通額+出店者が伸びている理由

――ラクマ公式ショップの流通額が伸びている。

昨年12月に過去最高となるギネス月商を記録した。試験運用開始から約3年間の積み上げに加え、12月から新しく始めた施策がうまくはまった。また、「安心・安全」をPRできるようなUX調整をしたほか、一般出品者向けにはコメ兵と組んだ「鑑定サービス」も始めた。そういった活動が奏功し、ブランド品を事業者から購入する層と、一般出品者からも抵抗なく購入する層、双方が活性化された。それに加え、越境取引における購入代行事業者経由の流通も毎月伸びていった

プロモーションとマーケティングにも力を入れた。消費者へのインタビューでも分かったことだが、アパレル関連とラグジュアリー関連では、消費者の値引きへの期待もかなり違うし、購買層も若干違う。そこで、ターゲティングとコンセプトとメッセージを分けて企画を充実させたことが奏功した。加えて、年末はクリスマスラッピングの企画や、ラクマ初となる「1店舗でのトップバナージャック」も実施した。バナージャックについては、参加した店舗の流通が相当伸びている。

ラクマ事業部BtoC&AD事業課の木下春菜シニアマネージャー
木下春菜シニアマネージャー

――出店店舗数は。

非公開だが、順調に伸びている。大手はもちろん、中小規模の事業者にも参画してもらっている。

――最近はどういった事業者が出店しているのか。

楽天市場でも活躍している企業の出店が多かったが、直近ではブランド品を取り扱う中小規模事業者からの問い合わせが多く、ECに初挑戦という事業者も少なくない。数年前と比べても裾野が広がっていることを実感する。

――そういった事業者はなぜラクマを選ぶのか。

「ラクマはブランド品が強いと聞いて出店したいと思った」という声を良く聞く。店舗からも、競合と比べて30万円以上の高価格帯商品の動きが良いと評価されている。リユース事業者は横のつながりが強いので、くちコミで広まっているようだ。

――ラクマで高価格帯商品が売れる理由は。

ラクマと事業者が原始を負担するクーポンによる押し上げ効果もあるが、通常時でもラグジュアリーは非常に売れている。これだけ物価高になると、一次流通ではなかなか買えないブランド品などを二次流通で買い求める消費者が増えている。また、円安の影響もあり越境経由の受注も多い。

リユース品を入り口としてブランド品の世界に入る若年層が目立つ。また、ルイ・ヴィトンなどは、二次流通で購入してもブランド価値が下がりにくいこともあり、資産価値を意識する消費者も増えているようだ。ラクマでいうと「オールドグッチ」や「ヴィンテージシャネル」といった検索ワードが非常に増えており、そういった消費者が流入してきていることが分かる。ラクマでは、そうしたラグジュアリーが得意な事業者を集めてセール企画を実施しているというところも相まって、高価格帯商品が売れているのではないか

――セールを定期的に実施している。

ラグジュアリーのクーポン企画を月1回は実施するようにしている。クーポンは平常時は7%割引だが、昨年12月は10%割引企画を行った。

9月から楽天の買い回り対象に

――昨年9月からは、ラクマでの買い物が「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」の買い回り対象となった。

MAU(月あたりのアクティブユーザー数)が顕著に伸びている。エンタメ・ホビー関連の店舗が扱う書籍やトレーディングカードとの相性が良い。ラクマにおける期間中の合計購入金額が1000円以上であれば、セール中の合計購入金額におけるポイント倍率がプラス1となるので、低単価商材が売れやすい。また、楽天市場と違って「送料込みライン」となる3980円も関係ないところがユーザーに支持されているのではないか。

少数精鋭での店舗サポート

――店舗へのサポート体制は。

楽天市場の強みでもあるコンサルタント体制の良い部分と、消費者に対応するカスタマーサポート体制の良い部分をハイブリッドしている。楽天市場に比べると運営人員が少ないが、コンサルタントも営業マンも、消費者インタビューを担当している。また、公式ショップ専属のマーケターが事業者に対応したり、開発プロデューサーやエンジニアが、事業者とZOOMで会話しながら、新機能に関する意見を聞いたりしている。例えば、営業は店舗の方ばかり向いて仕事をしがちだが、消費者の声も聞くことで、それを店舗へフィードバックすることができる。役職を超えて事業者・消費者双方に向き合う体制を敷くことで、営業・開発トータルで事業者をサポートしている。

特に重視しているのは出品部分。多くの事業者は他モール展開をしているし、全国に実店舗を出店している企業も珍しくない。ECにおける新品の商流よりも在庫管理と出品管理が複雑なので、そこはプラットフォーマーとして支えなければいけない。事業者の要望、システムベンダーの要望、双方を聞いた上でラクマとしてのスタンスを決めて開発している。

――事業者にはどんなアドバイスをしているのか。

コメント欄を使ってほしいという提案や、商品説明文を仮想モールと同一ではなく、フリマらしい書き方にしてほしいといった提案をしている。例えばハッシュタグを活用したり、「この商品はこんなアイテムと合いますよ」といった定性的なコメントをしたり、といったものだ。

――ラクマのコンサルタントは楽天市場のECコンサルタント出身が多いのか。

半々くらいだ。

楽天市場との住み分けは?

――楽天市場とラクマ双方に出店している事業者も少なくないと思うが、住み分けはできているのか。

ラクマは楽天市場に比べてメイン顧客の年齢層が低く、リユース品に対する抵抗感が少ない。また「欲しいものがあるときはまずは中古で探す」というユーザーを抱えている。さらには個人からも法人からも買えるという点も大きなベネフィットだ。事業者からも「楽天市場とは顧客層が全然違うし、売れる商品も違う」という声をもらうことが多い。リユース企業にとっては、どちらにも出店するメリットはあるのではないか。

期待値の高いジュエリー系、今後の展望と目標は?

――今後伸びそうな分野はあるか。

ジュエリー系の商材が伸びはじめている。特にダイヤモンドは、鉱山の閉鎖で供給が減少するとみられているので、消費者が関心を持ちはじめているのではないか。アクセサリー関連では、新品仕上げに対応した事業者のビュー数が伸びている。新品仕上げは一般出品者にはできないことなので、事業者にアドバンテージがあるのではないか。

今回の「ラクマショップ・オブ・ザ・イヤー」においても、新品仕上げや商品の状態に関する説明を丁寧にしている事業者が受賞したという印象がある。在庫数の多さや運営規模の大きさ以外の部分で勝負できるという点で、面白いカテゴリーだと思う。

――事業者からは機能改善に関してどんな要望が出ているか。

出品・取引周りに関する要望が多い。中古は一品ものなので、他モールと在庫を共通化している関係上、欠品が大きな課題となっている。ラクマのシステムAPI改善はもちろん、ベンダーと協議しなければいけない部分もある。

――今後の取り組みや目標は。

集客力を高めるために、公式ショップのSNS開設を準備している。マーケティングの観点では、これまでは運営側主体のクーポン施策がほとんどだったので、店舗が企画・実施できるような機能も準備している。公式ショップの商品だけではなく、一般出品者の商品も含めて、ブランド品とアパレルを安心して買ってもらえるプラットフォームにするため、日々進化させていきたい。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
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通販新聞

元競泳日本代表、調理師学校卒、EC業界10年のガチ勢など多様な人材が働くECの現場の裏側【ハックルベリー安藤社長+社員に聞く】

2 years 2ヶ月 ago
「Shopify」向けアプリ開発の実績に優れるハックルベリー。EC業界の人材が「成長できる」「働きやすい」環境が整っており、さまざまなバックボーンを持つ人材が成長しているという。現役社員が自社の魅力を語る
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「Shopify」向けアプリの開発・提供などのハックルベリーには、多種多様な経歴の人材が集まり、個々のスキルを生かしながら活躍しているという。意欲が高く、EC業界で成長し続ける人材がなぜ、ハックルベリーに集まってくるのだろうか? 2人の現役社員が、ハックルベリーがEC業界の人材を引きつける魅力や、働きやすさをはじめとした職場環境を本音で話す。

ハックルベリーならではの働きやすさとは

ハックルベリーとは

ハックルベリーは、D2C、サブスクリプションといったさまざまなモデルのEC事業を対象に企画・設計、ECサイト構築、運用まで幅広くサポートしている。これまでに約100件以上のECサイトの構築を支援。提供サービスの累計インストール数は2万となっている。

主力事業は、Shopifyが提供するECサイト構築サービス「Shopify」導入企業向けのアプリ開発とその提供。Shopifyの公式パートナー「Shopify Plus Partner(SPP。国内で限られたトップベンダーにのみ送られる認定)」の認定を受けている。

提供しているサービスは、

  • サブスクリプションに対応する「定購購買アプリ」
  • eギフトに対応する「All in gift」
  • 決済機能まで網羅するチャットボット「CommChat」
  • ランディングページ制作・運用サービス「サブスクPLUS」
  • ECカート「単品・リピートEC構築」

など。導入企業の売上アップ率は平均13.5%増(2022年5月時点)という。

創業者は、ECおよびECマーケティング領域のサービス開発が得意な連続起業家で知られる安藤祐輔氏(ハックルベリーのCEO)。東京消防庁に入庁後、筑波大学体育専門学群へ進学、学生時の起業を経て、ケンコーコム(現楽天24)へ。退職後は、海外向けEC事業などに携わり、Socketを創業して「Flipdesk」をリリース。代表を退いた後、ハックルベリーを立ち上げた。起業は計4度。

ハックルベリーが手がける事業
ハックルベリーが手がける事業

ハックルベリーの設立は2017年10月。社員数は30人超で、業務委託のスタッフを含めると90人規模だ。さまざまなメンバーが活躍しており、安藤氏と同様、バックボーンも個性的だ。メンバーのうち2人が、自身の経歴や働き方を踏まえながらハックルベリーの職場環境を語った。

Product Managerの佐藤環氏は調理専門学校卒業、未経験から人材派遣を手がける企業のエンジニアになったという異色の経歴を持つ。

ハックルベリー Product Manager 佐藤環氏
ハックルベリー Product Manager 佐藤環氏
調理師学校を卒業後、未経験から人材派遣を手がける企業のエンジニアに転じて受託開発のディレクター業務に従事。IT企業でエンジニアのPM(プロダクトマネージャー)などを経験したのち、2019年にハックルベリーに入社

Producer(プロデューサー)の飯田綾香氏は経験してきた単品リピート通販の運用業務のなかでは、男性向けの「チャップアップ育毛剤」や女性のヘアケアブランド「Bio Lucia」などで知られるソーシャルテック社に従事していた時期もあった。その際に「Shopify」を知り、「EC事業運営においてやりたいことが実現できるサービス」(飯田氏)と感じるようになったと言う。ECの事業会社を経験したのち、ハックルベリーと同様に「Shopify」向けの支援サービスやアプリを作る会社に転職したが、ハックルベリーで働きたいという気持ちが大きくなり、参画を決めた

「Shopify」を知ってからは、ずっと携わっていけたらいいなと思うようになりました。自分の将来像としては「『Shopify』の運用を支援するならハックルベリーで」と決めていました。(飯田氏)

ハックルベリー Producer(プロデューサー)飯田綾香氏
ハックルベリー Producer(プロデューサー)飯田綾香氏
アパレルECや単品リピート通販などの業務を10年以上経験。自社ECだけでなく外部モールへの出店も手がけ、ブランドの立ち上げにも尽力。その後、EC支援企業を経て、2022年にハックルベリーに入社

自分が携わる業務の価値を感じやすい

元競泳日本代表、アフィリエイト企業での事業開発経験者、決済システム提供企業での決済事業経験者など、多様な人材が活躍するハックルベリー。前職で培ったスキルを生かした取り組み、業務を通じたスキルアップ、市況に応じた臨機応変な対応など、さまざまな成長ができる場でもあるという。

たとえば飯田氏は現在、「Shopify」の導入事業者の運用支援を軸に、主にコンサルティング業務に従事している。EC業界での経験がある飯田氏によると、10年前は広告費をかけることがEC企業の売り上げに直結しやすかったが、現在は状況が異なってきているという。

今の時代は“広告投資=売上アップ”というわけにはいきません。だからこそEC事業者側の細かな悩みをサポートすることがより重要になり、運用者目線に立ったコンサルティングの大切さを感じるようになりました。実際、そうしたサポートに対するクライアントからのニーズは大きいです。EC業界に携わってきた前職までの経験も生かせていると感じています。(飯田氏)

佐藤氏は飯田氏と異なり、ECに仕事で深く関わるのはハックルベリーが初めて。そんな佐藤氏がハックルベリーの特色として感じているのは「自分が制作しているサービスの価値を感じやすいこと」だ。

ハックルベリーがサポートを提供する業務は、顧客企業が展開するEC事業と距離が近いです。一般的なシステム開発企業などと比較すると、クライアント企業が実現したいことを、具体的な企画に落としこんでものを作っていく――というベースは同じですが、ハックルベリーでは自分たちが作っているものの価値を感じやすいと思います。(佐藤氏)

ハックルベリー 採用

「ここがスゴいよ、ハックルベリー」の職場と働き方

OJTで先輩社員の仕事ぶりを学ぶ

マニュアルではなく、いわゆるOJTをメインとして人材を育成し、入社後の社内教育やスキルアップを図っている。

飯田氏の場合、入社後に先輩の営業に同行することで多くを学んだという。実際、先輩社員の話し方や提案の仕方に説得力を感じ、営業力や顧客企業への臨機応変な対応を学ぶことができたようだ。

ハックルベリーが顧客企業に提供するベネフィット。顧客企業の意向や状況に沿った対応を求められる
ハックルベリーが顧客企業に提供するベネフィット。顧客企業の意向や状況に沿った対応を求められる

先輩社員が顧客企業と打ち合わせをする機会に同行し、そこで業務につながる多くのスキルを吸収してきました。そのなかでも、先輩社員の商談の仕方、顧客企業に提出する資料の作りこみ、プロジェクトの進め方といった実務を学べたことは貴重な経験になりました。(飯田氏)

ハックルベリー 採用

創業2年目の2019年に入社した佐藤氏は、経営層に近い立ち位置で事業拡大に尽力してきた。日々の業務を通じてEC領域におけるさまざまなコミュニケーションや勉強を重ねてきたことで、クライアントの事業に対する理解度も深まっていったと実感している。

ハックルベリー事業成長に伴って、佐藤氏は社内メンバーのマネジメント業務にも携わるように。この経験を通じて、マネジメントスキルの成長にもつながったという。

社内間のリスペクトが高い職場。業務の「スピード感」「納得感」につながっている

ハックルベリーの特色として、「経営層と現場スタッフの距離が近い」と佐藤氏は指摘する。

社内におけるビジネスサイドと開発サイドの連動性が高いと言えます。その結果、現場の担当者が何のためにその仕事を行っているのかを納得した上で業務に取り組めるのが強みです。(佐藤氏)

この背景にあるのが、ハックルベリーの経営陣が事業拡大に向けたマネジメントをしながら現場の業務にも深く携わる体制。いわゆる「プレイングマネージャー」の位置づけであることが大きいと言える。

そのため、現場担当者の気持ちや悩み、さらにはモチベーションなどについて理解度が高い経営陣が下す現場スタッフへの評価に対して、スタッフ自身の納得度合いも高いという。

個々の多様性、チームのあり方、クオリティの高さなどにこだわるハックルベリーの指針
個々の多様性、チームのあり方、クオリティの高さなどにこだわるハックルベリーの指針

ハックルベリーの経営陣には“現場目線”が備わっています。そしてもう一点、サービスを作る側の「クリエイティブな人」、マネジメント業務などに携わる「非クリエイティブな人」が相互にリスペクトできていることも特徴です。こうした特色が好影響し、非常に速い事業のスピード感を維持できています。(飯田氏)

ハックルベリー 採用

メンバーの柔軟な働き方に対応

飯田氏はこれに加え、働き方を自由に選びやすいこともハックルベリーの利点だと話す。

リモートワークの働き方も可能ですので、非常に働きやすいです。オンライン・オフラインを問わずコミュニケーションが多いですね。業務の進捗確認や、わからないことの共有など、話し合う内容はさまざま。デイリーで朝と夜にミーティングを行う部署もあります。(飯田氏)

リモートか出社かといった働き方は部署によって異なる。エンジニアは基本的にフルリモート。ちなみに、佐藤氏の所属部署では原則として週に2回の出勤が義務付けられている。飯田氏が所属する部署ではメンバーが毎週水曜日に出勤しているという。

ある日のハックルベリーの出社風景
ある日のハックルベリーの出社風景

特筆すべき点としては、副業からでもハックルベリーのメンバーに参画できること。このほか、正社員には産育休の制度も設けている。メンバーのワークライフバランスや働きやすさなどを考慮しており、実際に産休を取得している社員もいる

ハックルベリーの仕事環境
ハックルベリーの仕事環境

前月までの常識が通用しないことも。成長意欲の高いメンバー活躍

ハックルベリーに集まっているメンバーについて、「成長に対する意欲が高いメンバーばかりで、惰性で仕事をしているような人はいないと思う」(佐藤氏)と話す佐藤氏。

飯田氏もその1人だ。ハックルベリーでの仕事を「楽しい」と話す飯田氏にとって、特にやりがいを感じるのは、企画や設計をしている時、プロダクトを作っている時だという。「業務を通じて、これからも自分にとって楽しいことを続けていきたい」(佐藤氏)

自分が開発したプロダクトが市場に提供されて、いろいろな方々に使っていただき、結果的に会社が成長していく。その起点に携わるのはとても楽しいですね。(佐藤氏)

ハックルベリー 採用

飯田氏は今後の目標として「ずっと成長していきたい」と話す。ECや「Shopify」は変化のスピードが非常に速い。そのため日々勉強をして自分を高めていきたいという。

「先月キャッチアップしたことがもう通用しない」ということも実際にあります。そのため、もっとEC業界の知見を深めたり、他社のアプリを調査したり、深掘りしていきたいと思っています。(飯田氏)

EC業界で「腕試し」してみたい人にぴったりの会社

ハックルベリーが求める人材とはどのような人物像だろうか。CEOの安藤祐輔氏は次のように話す。

成長意欲が高く、EC事業のサポートに携わるのが好きだったり、チームで仕事するのが好きだったりする人は合っていると思います。こうした環境で働くことに憧れている人も同様です。ECに携わった経験があり、EC業界でもっと自分の「腕試し」したいという人は、同社のメンバーに大歓迎。個々のスキルに合わせて仕事をお任せしたいです。(安藤氏)

ハックルベリー創業者でCEOの安藤祐輔氏
ハックルベリー創業者でCEOの安藤祐輔氏

採用条件としている「ECの経験」は、必ずしもECの事業会社での経験を求めるわけではない。たとえば「広告代理店に在籍しており、クライアントとしてEC事業者を担当したことがある」といった経験も採用条件に当てはまるという。

ハックルベリーでは教育フローの整備を進めており、4月から運用を開始する予定。教育フローの構想は次の通り。

  • 新入社員および経営層以外のメンバー:仕事をする上での基礎力研修を3か月に1回実施
  • 新入社員:入社時に1日研修。その後は日々の業務のなかで、具体的なスキルを身につけていく

多種多様な人材が集まり、個々の意欲を伸ばしながら成長を促せる環境作りを進めているというハックルベリー。EC業界で活躍したい人は、そんなハックルベリーで「腕試し」してみてはいかがだろうか。

ハックルベリーは一緒に働くメンバーを募集している
ハックルベリーは一緒に働くメンバーを募集している

ハックルベリーでは一緒に働くメンバーを募集しています。
詳細はこちら →https://huckleberry-inc.com/recruit

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キヨハラサトル
吉田 浩章

ZOZOとマッシュホールディングス、マッシュグループの社員に自社ブランドを横断したスタイリングを提案する企画を実施

2 years 2ヶ月 ago

ZOZOとマッシュホールディングスは、ZOZOのリアル店舗でパーソナルスタイリングサービスを提供する「niaulab by ZOZO(似合うラボ)」で、マッシュグループのアパレル、コスメを使用したスタイリングをマッシュグループの社員などに提案する企画「MASH GROUP × niaulab by ZOZO」を実施する。期間は3月9日(土)~3月17日(日)。

マッシュホールディングスの計14ブランドを横断し、新たなスタイリングを提案

マッシュホールディングスのアパレル、コスメ計14ブランドのアイテム約900点を「似合うラボ」で展開。マッシュグループの各ブランドの社員やインフルエンサーが、パーソナルスタイリングサービスを体験する企画。

ZOZO独自のAIとプロのスタイリストが、マッシュグループの複数のブランドアイテムを使用したスタイリングを提案する。

niaulab by ZOZO 似合うラボ MASH GROUP × niaulab by ZOZO ZOZOTOWN マッシュホールディングス スタイリング
「似合うラボ」で実施する企画「MASH GROUP × niaulab by ZOZO」

体験した各ブランドの社員が自身のSNSやブランドの公式SNSでアイテムの組み合わせや魅力を発信することで、ユーザーに対して新しいブランドとの出会い、組み合わせの可能性など、多角的な出会いを提供する狙いがある。

企画で提案したスタイリングの詳細は、4月10日(水)にファッションECサイト「ZOZOTOWN」上のコンテンツで紹介する予定だ。

「niaulab by ZOZO(似合うラボ)」とは

2022年12月、表参道にオープンしたZOZO初のリアル店舗で、ユーザー自身の「似合う」が見つかるパーソナルスタイリングサービス。ZOZOのAIとプロのスタイリストの知見をかけ合わせて、コーディネート提案を行う。2時間以上1人のユーザーに貸し切りかつ無料で提供する。

niaulab by ZOZO 似合うラボ ZOZOTOWN 似合うラボの特徴
「似合うラボ」の特徴(画像は「niaulab by ZOZO」のサイトからキャプチャ)
藤田遥

海外向けの越境EC販売は2桁成長。取引額成長の要因とは? 人気カテゴリーは? 【イーベイの2023年レポート】

2 years 2ヶ月 ago

越境ECのマーケットプレイス「eBay(イーベイ)」を運営する米eBayの日本法人イーベイ・ジャパンが発表した2023年の越境ECレポートによると、日本からの販売額は2ケタ成長となった。

越境ECレポートは、2023年(1-12月)に日本の販売事業者が出品した商品の販売動向をまとめたもの。

女性向けアパレルが取引額1位、自動車パーツの成長率は50%増

取引額ランキングは前年と同様、1位が「レディース アパレル&バッグ・ブランド小物」、2位が「時計・パーツ&アクセサリー」、3位は「アニメアート&キャラクターグッズ」だった。デジタルカメラは10位。

ブランドバッグは、プロによる商品鑑定サービス「eBay真贋鑑定・配送サービス 日本センター」が2023年にオープンしたことも追い風になったと見ている。同サービスは2024年内に全販売事業者へ対象の拡大を予定している。

2023年の「eBay」取引額ランキング
2023年の「eBay」取引額ランキング

取引額10位のうち、前年同期比で大きく成長したカテゴリーの成長率は前年3位の「自動車パーツ」が1位となった。「デジタルカメラ」は成長率ランキングで2位に。2021年に取引が急拡大した「トレーディングカード」は、近年市場の伸びが落ち着いていたが、再び成長率が高まった。

取引額10位までのカテゴリーにおける成長率1位、2位、3位
取引額10位までのカテゴリーにおける成長率1位、2位、3位

カテゴリー別の売れ筋・注目商品をピックアップ

2023年度に日本から多く売れた商品や注目度の高い商品をイーベイ・ジャパンの各カテゴリー担当者がピックアップしている。

ファッションカテゴリー

前半は米国オンライン市場が低調に推移した影響で苦戦を強いられたが、後半は米国のマーケットトレンドに合わせたクーポン施策などが奏功し、堅調に推移したという。ファッションカテゴリー全体の取引額は前年比7%増となった。

ファッションカテゴリーのピックアップ商品
ファッションカテゴリーのピックアップ商品

主力の2カテゴリーは、年間を通じて「ウィメンズバッグ」「時計」。取引額は前年比5%増で推移した。続く「メンズバッグ」は同24%増、「ファインジュエリー」は38%増に成長した。

ブランドでは「エルメス」「ルイヴィトン」「シャネル」「ロレックス」「オメガ」が売り上げをけん引。「ヴァン クリーフ&アーペル」「カルティエ」を軸とした高級ジュエリーもシェアを拡大している。

スニーカー:国内ブランドは「アシックス」などが健闘

ファッションカテゴリーにおけるスニーカージャンルのなかでは、売り上げをけん引しているのは「ナイキ」。約3割強のシェアを占めている。

日本の販売事業者特有のブランドでは「アシックス」「オニツカタイガー」「ミズノ」が上位5位に入っている。この3ブランドで全体のスニーカーの売上額の3割弱を占めているという。

コレクティブルズカテゴリー

2023年の取引額は堅調に成長した。要因は、日本郵便が取り扱う国際郵便の一種、小型包装物(スモールパケット)が11月に再開した影響や、最大8か国に出品できる多国展開ツール「eBaymag」を通して、欧州など米国以外のサイトでの売り上げが向上した点など。アニメグッズの取引額伸長につながった。

同カテゴリーのうち、トレーディングカードの取引額は前年比25.8%増となった。なかでも、2023年6月に発売された「ポケモンカード151」や、「ONE PIECE(ワンピース)」のトレーディングカードの伸びが目立ったという。

自動車パーツ・カメラ・楽器カテゴリー

カメラ:デジカメはじめ、小型カメラの需要が急上昇

「中古カメラを買うなら日本から」というイメージがバイヤーの間で根付いていると見る。特にコンパクトカメラは海外需要が急激に上がり、売り上げは前年の2倍になった。

カメラカテゴリーのピックアップ商品
カメラカテゴリーのピックアップ商品

自動車パーツ:右肩上がりに需要増

過去5年間で5倍、2年前からも2倍の市場規模に成長している。北米を中心に、右肩上がりに需要が高まっている。昨今の注目ポイントは、出品商品のバラエティが豊富になっている点だという。イーベイ・ジャパンは、2024年も自動車パーツは伸び率上位を維持した状態で売れていくと予想している。

自動車パーツのピックアップ商品
自動車パーツのピックアップ商品

スポーツ用品:若年層によるゴルフ人気目立つ

2023年の取引額は前年比23%増となった。なかでも、ゴルフ用品市場は同53%増と大きく成長している。ゴルフが従来の高尚なスポーツから、よりカジュアルなスポーツへとシフトしていることがあげられるという。若者層のゴルフ人気が急速に高まっていると見られる。

2024年の注目カテゴリーは?

  • 日本のアンティーク:「日本のアンティーク」は根強い人気があり、とりわけ「侍」は人気が高いジャンルだという。インバウンドも回復基調の傾向があるため、日本の文化に触れる訪日外国人も増え、さらに人気が高まると見ている。
  • レゴ:米国はすでに在庫切れになっている人気シリーズや、過去に人気を集めたレゴは高値で取引されている。日本からの出品点数はそこまで多くないが、「eBay」では需要が高いジャンルの1つだという。
  • ホーム&ガーデン:有名メーカーがラインアップする商品のほか、浄水器のフィルターなど、海外では購入できない根強い人気がある消耗品なども注目商品となっている。

2024年の展望として、イーベイ・ジャパンの北村直樹氏(カテゴリーマネージメント部 部長)は次のようにコメントを発表している。

今年も米国大統領選挙などの状況変化が予想されるが、社会に根付いたサステナビリティ意識のさらなる高まりや、円安による外国人旅行者の増加に伴う日本製品への需要増など、追い風が期待される要因が大いにある。

2024年の展望としては、真贋保証サービスの取り扱いカテゴリーの拡大や、「eBay」独自の配送サービスである「SpeedPAK(eBay公式物流サービス)」でのロジスティクスのサービス拡充を予定している。これらのイニシアティブを軸としてさらなる市場拡大を進めていく。(北村氏)

高野 真維

コンバージョン率が高い=良いECサイト? CVRを評価するときの注意点とは | 強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座

2 years 2ヶ月 ago
EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関連するテーマを設定し、判断をするための考え方を解説します【連載3回目】

「EC事業を内製化する」――それは必ずしも、「Webサイトやコンテンツの制作スキルを身につける」「リスティング広告の運用を自社内で行う」「自社サイトのシステム改修をECチーム内で解決する」ことを意味しません。ECに関係する専門的な領域は、すでにいち担当者の努力でどうにかなる時代ではなくなっています。

この連載では、EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関係するテーマを設定、その判断をするための「考え方」を伝えていきます。3回目も「売上の公式の『真実』」をテーマに、CVRを算出するときの注意点などを解説します。

強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座
  1. ECのマーケティングとは? 「売り上げを伸ばす」ってどういうこと? EC事業の内製化に大切なポイントを解説!
  2. 客単価が2倍=売り上げも2倍!はウソ? 事例に学ぶ売上の公式の「真実」とは
  3. コンバージョン率が高い=良いECサイト? 「割り算」で算出する数値には注意しよう!

ECのマーケティングは「ヒト・モノ・カネ・情報といった自社のリソース」と「外部のマーケティングソリューション」を組み合わせて、「結果としての売り上げと利益を最大限に伸ばす」ことが求められます。

つまり「EC事業の内製化」とは「業務の内製化」ではなく、「判断の内製化」なのです。ECの戦略・方針、日々のアクション・行動、そしてソリューションの選択が成果につながっているか、これだけは社内のネットショップ担当者でなければ判断ができません。

「強いEC会社を支えるネットショップ担当者を作る人財育成講座」では、ECマーケティング人財育成(ECMJ)が、こうした判断を行えるEC担当者育成に向けたポイントを解説します。

「コンバージョン率(CVR)の真実」とは?

ネッタヌネッタヌ

ひぇぇ~怖いよう~。

石田麻琴(以下、石田)

ネッタヌ君、いったいどうしたの?

ネッタヌネッタヌ

だって、石田さんが「コンバージョン率(CVR)の真実」を話すって言うから……。前回の「客単価の真実」もすごく怖かったんだもん。

石田

別に怖くはないでしょ。EC事業の内製化のために、社内のメンバーが認識しておかなければいけないことなんだからさ。

ネッタヌネッタヌ

だって、これまでは「客単価を2倍にして、売り上げを2倍にする方法」をずっと考えていたんだもん。

石田

たしかにそういう事業者さんにとっては不都合な話だったかもしれないね……。

ネッタヌネッタヌ

まぁ気を取り直して、「コンバージョン率(CVR)の真実」をお願いします!

石田

ネッタヌ君、意外と切り替えが早いね……。

ECサイトのコンバージョン率は1%~10%の間くらい

石田

コンバージョン率(CVR)についてはいくつか話したいことがあるんだよ。ネッタヌ君、コンバージョン率の定義と計算式は知っているよね?

ネッタヌネッタヌ

ECサイトでの購入を達成した割合がコンバージョン率ですよね。計算式は「コンバージョン数(受注件数)÷セッション数(アクセス数)」で算出する!

石田

おお、さすが「ネットショップ担当者フォーラム」のキャラクター。このあたりは完璧だね。じゃあ、ネットショップのコンバージョン率ってだいたいどれくらいになると思う?

ネッタヌネッタヌ

うーん。そこはECサイトによって違いそうですよね。

石田

そう。コンバージョン率は販売している商材や価格帯、ECサイトのブランド認知などによってかなり異なる。ただ、おおむね1%~10%の間に収まるかな。販促イベントによって一時的に10%を超えるコンバージョン率が出るケースもあるけどね。

ネッタヌネッタヌ

たしかに、実店舗がある有名ブランドのECサイトとかはコンバージョン率が高そう。

石田

そうなんだよ。けれども、コンバージョン率は100%にはならない。50%や60%にもならないんだよね。

ネッタヌネッタヌ

それって、当たり前のことなんじゃ……。

コンバージョン率が100%になるビジネス?!

石田

ネットショップをある程度運営しているとごく常識的なことなんだけど、ここに感覚的に気づかない可能性があるんだ。世の中には「コンバージョン率100%」っていうビジネスがあるんだよ。なんだと思う?

ネッタヌネッタヌ

え? コンバージョン率100%? そんな夢のようなビジネスが!?

石田

たとえば、飲食店。ファミレスをイメージしてほしい。お客さまが入店した時点で必ず何かを注文するよね。物販ならコンビニエンスストアだって、入店したお客さまがほぼ何かを購入して退店していく。コンビニだと50%以上のお客さまは何かしら商品を購入してお店を出ていくんじゃないかな。

ネッタヌネッタヌ

たしかに! リアルのビジネスはコンバージョン率が高そう!

石田

ECサイトのコンバージョン率の低さへの違和感は、長年リアルのビジネスを営んできた会社さんが抱きやすい。「実店舗だとほとんどのお客さまが購入して帰るぞ!」ってね。

こういう会社さんは、サイトのリニューアルや商品ページの作り込みに傾倒しやすいんだけれど、「ECサイトのコンバージョン率はそんなもん」だと理解した方がいいかもしれないね。

「コンバージョン率が高い=良いショップ」ではない?

ネッタヌネッタヌ

どんなネットショップでも「ECサイトにアクセスしたけど、購入に至らなかった人」が一定確率出るってことですね。

石田

そうだね。ここはECというビジネスが「ショップ間の移動コストが少ない」ことが大きな理由だろうね。

次に聞きたいんだけれど、「コンバージョン率が高い」ネットショップは良いショップだと思う?

ネッタヌネッタヌ

もちろんですよ! だって「売上の公式」からいえば、コンバージョン率が高ければ最終的な「売り上げ」の数値も高くなるじゃないですか!

石田

そうとも言えないんだよなぁ。ECサイトって、サイトの規模が大きくなる(=売上規模が大きくなる)ほど、基本的にコンバージョン率は下がるものなんだよ。

ネッタヌネッタヌ

えっ……。

ECMJ 人材育成 ECサイトのコンバージョン率
ECサイトのコンバージョン率(CVR)はリアルのビジネスのように100%にはならない

コンバージョン率の上下はセッション数と大きな関係がある

ネッタヌネッタヌ

サイトの規模が大きくなると、コンバージョン率は、さ、下がる……?!

石田

そう。売上規模が大きいECサイトだからといって、コンバージョン率が高いとは限らない。その理由は「コンバージョン率」の計算方法にあるんだ。ヒントは、コンバージョン率が「割り算」で算出する数値だということ。

ネッタヌネッタヌ

あ、わかった! 「割り算」の分母と分子の関係性だ!

石田

その通り! コンバージョン率は「コンバージョン数(受注件数)÷セッション数(アクセス数)」で算出される。コンバージョン率が上がったり下がったりするのは、必ずしもコンバージョン数(分子)が上がったり下がったりするからではない。セッション数(分母)が上がったり下がったりしても、コンバージョン率は上下するんだよね。

ネッタヌネッタヌ

と言うことは、セッション数(分母)が下がるとコンバージョン率が上がっちゃうわけか。

石田

そうなんだよ。売上規模が小さいECサイトほど「サイトを知っている人」が対象になるので、実はコンバージョン率が高い状態になりやすい。売上規模が大きくなるとECサイトへの「一見さん」のセッション数も大きく増える。そうなるとコンバージョン率が低くなるんだよね。

こう考えると、コンバージョン率が高いことが必ずしも良いことなのか、わからなくなってくるでしょ?

ネッタヌネッタヌ

高ければ高いほど良いと思っていました。「割り算」って難しいなぁ~。

石田

「割り算」のデータ項目って実は奥が深いんだよ。ある程度データに慣れないと直感的に正しい判断ができない。コンバージョン率はコンバージョン数とセッション数との割り算だから、「セッション数を論じずにコンバージョン率を評価する」としたら、ちょっとズレてるんだよね。

ネッタヌネッタヌ

肝に銘じます。

石田

個人的には「割り算」のデータ項目よりも、「足し算」のデータ項目を気にする方が建設的だと思うよ。「割り算」のデータ項目とは違って、「足し算」のデータ項目は基本的に「増えれば増えるほど良い」だからね。

セッション数、コンバージョン数、SNSフォロワー数、定期購入者数――ネッタヌ君、他には?

ネッタヌネッタヌ

売り上げと利益!!

CVRを評価する際は、分母(セッション数)と分子(コンバージョン数)どちらが変化したか注意する

まとめ

石田

最後に今回のコラムを少しまとめるね。

ECサイトのコンバージョン率はおおむね1%~10%の間に収まる。ただ、商材や価格帯、ブランド認知などによって異なる。ただし、50%や60%にはならないのでリアルビジネスを経験している会社さんは注意が必要。コンバージョン率は「割り算」で算出される数値。分母と分子でデータは上下する。必ずしもコンバージョン率が高い方が良いわけではなく、サイト規模が大きくなるとコンバージョン率は下がっていきやすい

こんなところだね。

ネッタヌネッタヌ

石田さん、今日の話を聞いていて思ったんですけれど。ファミレスがコンバージョン率100%ってすごくないですか?

石田

すごいよね。インターネットの仕事をやっていると、驚愕の数値だと感じるよね。

ネッタヌネッタヌ

当たり前すぎて、そんな視点でリアルのビジネスを見ていなかったことに気がつきました。

石田

リアルのビジネスをネットのノウハウの視点で分析するのも面白いかもね。このコラムは「ECの内製化」がテーマだけど、「リアルの判断」にも活用できるかもしれない。

ネッタヌネッタヌ

ネッタヌもさらにお勉強頑張ります!

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

X(旧Twitter)も運営しています。こちらもあわせてご覧下さい。

石田 麻琴

Amazonの爆速配送の謎に迫るTV番組、3/8夜8時からTBS系列『それSnow Manにやらせて下さい』で放映

2 years 2ヶ月 ago

TBS系列で3月8日(金)20時から放映されるバラエティ番組『それSnow Manにやらせて下さい』で、アマゾンジャパンの物流倉庫が取り上げられる。

番組の公式サイトによると、「Amazonの立入禁止エリア」への潜入はバラエティ番組初という。

番組で放映されるのは「東京ドーム2.5個分の巨大倉庫」。フルフィルメントセンター(FC)の名称は記載されていないが、延べ床面積12万平方メートル(東京ドーム約2.5個分の広さ)の「Amazon 千葉みなとFC」(千葉県千葉市)とみられる。

「Amazon 千葉みなとFC」は4階建て。1階は入荷・出荷エリア、2階はカフェテリアやオフィス、2~4階には商品保管機能がある。商品の保管可能容量は1700万個以上。

ロボットが商品棚を持ち上げて移動する「Amazon Robotics(アマゾンロボティクス)」はアマゾンジャパンのFCとして、最大規模の拠点となる。「Amazon Robotics」は、自動走行ロボット「Drive」が専用の商品棚「Pod(ポッド)」の下に入り込み、棚を持ち上げて移動する仕組み。商品棚を作業員の前まで運ぶため、作業員は倉庫内を歩き回る必要がない。入荷した商品の棚入れと、受注商品の棚出しの作業時間を削減できる。

番組のテーマは「Amazonの爆速配送の謎…なぜ即日配送が可能なのか?」。「Amazon Robotics」、段ボールの秘密、カフェテリアのメニューなどを取り上げるという。

建設中に収録された「Amazon 千葉みなとFC」の内部
瀧川 正実

日本郵便、石川県輪島市の一部エリアと鳳珠郡穴水町宛て「ゆうパック」などの個別配達を再開

2 years 2ヶ月 ago

日本郵便は3月8日から、石川県輪島市の一部エリア、鳳珠郡穴水町の家庭と事業所宛て荷物(一部サービス除く)の全国からの引き受けを再開する。

個別配達を再開する対象の荷物は「ゆうパック」(セキュリティサービス、保冷、代引、着払い、配達日時希望を除く)「ゆうパケット」「ゆうメール」。道路状況などを踏まえての配達となるため、通常時と比べて遅延する可能性があるとしている。

日本郵便は3月8日から、石川県輪島市の一部エリア、鳳珠郡穴水町の家庭と事業所宛て荷物(一部サービス除く)の全国からの引き受けを再開する
日本郵便のお知らせ(画像はニュースリリースからキャプチャ)

全国から引き受けた荷物は、配達可能な地域への配送から始め、道路状況などを踏まえて配達頻度を含めて順次拡大する。

石川県奥能登地域のうち輪島市の一部エリアと鳳珠郡穴水町の全域において3月5日から、郵便物などの戸別配達を再開していた。

なお、珠洲市の一部エリアと鳳珠郡能登町全域宛て「ゆうパック」などの個別配達は3月1日に再開している。

瀧川 正実

Yahoo!ショッピングの「超PayPay祭」は3/1スタート/「楽天トラベル スーパーSALE」が3/4から開始【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

2 years 2ヶ月 ago
2024年3月1日~2024年3月7日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 「最大70%割引」「最大25.5%のポイント付与」。Yahoo!ショッピング内の「超PayPay祭」は3/1スタート

    セール期間中は割引価格で買い物できるほか、「PayPayポイント」もたまりやすい。「タイムセール」も合わせて実施する

    2024/3/1
  2. 「楽天トラベル スーパーSALE」が3/4からスタート。テーマパーク割引、夏休み向け早期予約特典などを用意

    「楽天トラベル」は3月20日までのセール期間中、テーマパーク、ゴールデンウイーク、夏休み向けなど、早期割引で予約できるさまざまなクーポンを展開する

    2024/3/4
  3. 「楽天市場」の「楽天スーパーセール」は3/4の20時にスタート。「半額タイムSALE」「ポイント付与アップ」などを展開

    「楽天市場」は3月4日夜から3月11日までスーパーセールを開催。割引価格での販売や、最大45.5倍のポイント付与などを予定している

    2024/3/4
  4. 【BtoBの広告施策】リードを獲得しない戦略を選んだトヨクモ。その理由や効果に迫る

    「SEO」「広告」2つの視点から語る、EC事業者のためのデジタルマーケティング講座。「トヨクモ」のリードを取らない戦略と広告活用とは(前編)【連載第14回】

    2024/3/6
     
  5. 日本郵政とJR東日本が連携、鉄道+郵便の車両輸送など物流コラボや地域事業創造など

    日本郵政グループが掲げる中期経営計画「JPビジョン2025」、JR東日本グループのグループ経営ビジョン「変革2027」の推進を加速する

    2024/3/1
     
  6. 「ロコンド」のジェイドグループがマガシークを買収、取扱高600億円のファッションECグループを形成

    マガシークはジェイドグループと伊藤忠商事との共同運営会社(78%がジェイドグループ、22%が伊藤忠商事)になる

    2024/3/1
     
  7. コロワイド、「チーズガーデン」「クリオロ」「グリンデルベルグ」などのブランドを有する日本銘菓総本舗を買収

    日本銘菓総本舗は、「チーズガーデン」「グリンデルベルグ」の庫や、「クリオロ」のエコール・クリオロを傘下に抱える地域銘菓・名産品関する事業承継のプラットフォーム企業

    2024/3/6
     
  8. 【コメ兵のOMO+EC戦略】取り寄せサービスをフックに顧客の定着化、LINE活用の1to1接客、外部モール強化

    コメ兵のEC売上高が好調に推移している。優良顧客のうち3割とLINEでコミュニケーションできる状態にあるなど、コメ兵ならではの成功要因と取り組みを解説する

    2024/3/4
     
  9. Amazon、楽天、LINEヤフーのモール運営はどう改善された? どんな対応を求めている? 【経産省の「透明化法」評価まとめ】

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    2024/3/5
     
  10. 「Qoo10」がライブコマース専用スタジオを渋谷に開設。1回の配信で1億円を売り上げるケースも

    米eBayの日本法人eBay Japanは、グローバルで初めてのライブ配信スタジオを国内に開設した。配信のほか、「Qoo10」の中心顧客層であるZ世代と直接交流できる場としても展開する

    2024/3/4
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    商品ページで最短お届け予定日を表示+生活スタイルに合わせた受け取りを実現するShopifyとヤマト運輸の取り組みとは

    2 years 2ヶ月 ago

    ヤマト運輸とECサイト構築プラットフォームのShopify Japanは3月下旬から、「Shopify(ショッピファイ)」を利用する国内EC事業者を対象に、荷物の配送や受け取りを円滑にする新たなサービスの提供を始める。

    ヤマト運輸が「最短お届け予定日自動表示アプリ」を開発。「Shopify」で構築したECサイトにおいて、商品ページに設置したフィールドに配達先の郵便番号を入力すると、配達可能な最短配達日を自動表示できるようになる。

    消費者が購入時に最短配達予定日を把握できるようにすることで、商品購入者の利便性と購入率の向上につなげる。アプリはヤマト運輸が運営管理する。

    ヤマト運輸が「Shopify」向けアプリ「最短お届け予定日自動表示アプリ」を開発
    「最短お届け予定日自動表示アプリ」活用イメージ

    また、Shopifyが提供している、配送地域や発送方法、注文量などさまざまな条件に応じて自由に配送料金を設定できる「配送カスタム.amp」を、ヤマト運輸の「EC自宅外受け取りAPI」に対応。購入者はヤマト運輸の営業所やコンビニエンスストア、オープン型宅配便ロッカーなどで購入商品が受け取れるようになる。

    生活スタイルに合わせた荷物の受け取りが可能になり、商品購入者の利便性向上、再配達削減につなげていく。

    松原 沙甫

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