SEOの近道は、独自の価値を提供し長期視点で取り組むこと(逆説)
グーグル検索SEO情報②
SEOの近道は、独自の価値を提供し長期視点で取り組むこと(逆説)
DAはグーグルと無関係 (Reddit) 海外情報
次の趣旨の質問がReddit(レディット)のSEO掲示板に投稿された。
いろいろなサイトからスパムリンクを張られ、リンク全体の75%を占めるまでになった。同時期に、DA※が50%下がった。多くのリンク元は、リンクを販売しているサイトのようだ。
- DAが下がったのはスパムリンクが原因か?
- 70本のまともなリンクと比較して、150本のスパムリンクは問題か?
- スパムリンクを否認すべきか?
グーグルのジョン・ミューラー氏がコメントを書き込んだ。
否認ファイルはあなたの DA(またはその他の SEOツール指標)にまったく影響を与えない。なぜなら、Moz(など)はあなたの否認ファイルにアクセスできないからだ。
(投稿の残りの部分については、過去に何度か私の考えを述べたと思う :-))
ミューラー氏は続けてこうコメントした。
Mozが何を根拠にしているのか、彼らのドキュメントを読めばよくわかる。多くのSEOツールは、最適化したいと思わせる独自の指標を持っている(数字が見えるので)。しかし結局のところ、SEOに近道はない。「この指標とこの指標が良くなれば検索順位が上がる」というわけではない。それがSEOのおもしろい部分だと、私は考えている。
すぐそこに裏技があるような気がするが、実際にやってみると予想とは違っていて、たとえそれがうまくいったとしても、長期的にはほとんどのトリックはまやかしだ。長期的なことを考えるのであれば(誰もがそうするわけではないことは承知しているが、ご自由に)、ウェブ上の人々が求める真の価値を、独自のやり方で提供する方法を見つけることが良い目標となる(もちろん、通常のSEOのベストプラクティスを基礎として)。
「独自の」とは、言葉の独自な組み合わせを意味するのではない。そうではなく、他の誰も提供していない、そして理想的には他の人が簡単には提供できないものを人びとに伝えることを意味する。カンクンのホテルについてのブログは、他人が簡単に真似できるものではない。それは大変なことで、多くの労力と時間がかかる。もしそれが簡単ですぐ実行できるものなら、他の人もそうしているだろう。
思い付くままに書き連ねたのだろうか、まとまっていないような感じがする文面だ。おそらく次のようなことを言いたいのだろう:
SEOには近道がない ―― SEOツールが提供する指標に惑わされず、真の価値を提供することに集中するべき
長期的な視点を持つ ―― 一時的な効果を狙う小手先のテクニックではなく、持続的な価値を提供するコンテンツ作りが重要
独自性と価値の提供 ―― 他にはない、ユーザーにとって本当に役立つコンテンツを提供することが、SEOの成功の鍵となる
努力と時間が必要 ―― SEOは簡単ではなく、時間と労力をかけて取り組む必要がある
つまり、ミューラー氏は、SEOにおいては本質的な価値の提供と長期的な視点が重要であることを強調している。
ただし、最後にこんなコメントをしている点が、ミューラー氏の優しいところだろうか。
こうした質問をするのが悪いと言いたいわけではない。SEOを理解していくなかで、だれもが通る道だ。ぜひ臆せず質問し続けてほしい。
SEO業界に限らずさまざまなカテゴリの上級者にとって、初学者への対応として参考になる姿勢だろう。
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動画をスマホ用・PC用で出し分けるレスポンシブ動画の作り方
<source>要素とメディアクエリ (Martin Splitt on LinkedIn) 海外情報
「レスポンシブ動画」のHTML記述を解説する。レスポンシブ「画像」については知っている人が多いかもしれないが、レスポンシブ「動画」も大丈夫だろうか?
まずはレスポンシブ画像のおさらいだ。デバイスのスクリーンサイズに応じた大きさの画像を配信するには、 <srcset>
属性を使う(参考情報)。
では、動画はどうなのだろうか? スクリーンが大きいパソコンには高解像度の動画を配信し、スクリーンが小さいスマホには小さい動画を配信したい場合だ。
グーグルのマーティン・スプリット氏は「試したことはない」としつつも、<video>
要素の子要素として<source>
要素を使い、各<source>
要素でmedia
属性としてメディアクエリを指定してする構成を提案した。実際にうまく機能するようだ。
たとえば、次のようなコード例だ:
<video controls autoplay loop>
<source src="/video/small.mp4" media="@media screen and (max-width: 599px)">
<source src="/video/large.mp4"><!-- media指定なし→上の条件にあわない場合はこれを表示 -->
</video>
複数の動画ソースを配信する際のHTMLはMDNにリファレンスがあるとゲイリー・イリース氏が補足してくれている。
ちなみに細かい点を補足しておくと、レスポンシブ画像の<picture>
でもレスポンシブ動画の<video>
でも、どちらも<source>
を子要素として追加するのだが、<source>
要素で利用可能な属性に違いがある:
<picture>
で使う<source>
では、画像のURLを指定するのはsrcset
要素(src
属性は指定できない)。<video>
で使う<source>
では、動画のURLを指定するのはsrc
要素(srcset
属性は指定できない)。
細かい点だし間違えても問題ないように動作するだろうとは思うが、プロとして実装時に注意して確認するようにしたい。
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生成AI時代のコンテンツマーケティング戦略
「最近この企業をよく見かけるよね」や「この企業の発信は信頼できるよね」 (アナリティクス アソシエーション) 国内情報
生成AI時代におけるコンテンツマーケティングの課題と機会について考察した記事を紹介する。
著者の いちしま泰樹 氏は、「コンテンツ作成におけるAIの変革的な影響」と「企業が戦略を適応させる必要性」を最初に認め、従来のコンテンツマーケティング戦略の効果が薄れてきていると言う。
そのうえで、次のようなことを目標に据えた思考転換が重要だという:
生成AIが普及していく中でコンテンツマーケティングを機能させるには、一定品質のコンテンツを相当な量と頻度で作り「最近この企業をよく見かけるよね」と思われるか、あるいは誰にも真似できないクオリティと充実した内容で「この企業の発信はいいよね、信頼できるよね」と思われるかの、2つの選択肢が考えられます。
「量と頻度の多さ」あるいは「信頼に足る高いレベルのクオリティと充実度」か。どちらにも共通するのは「ユーザーは企業名を挙げて取り組み全体に対してポジティブに反応している」こと。
「最終的に固有名詞で指名検索されるためには、どのようなコンテンツマーケティングに取り組めばよいか」と考えてもよいのかもしれません。
この「最終的に固有名詞で指名検索される」ための取り組みのアイデアについても、いちしま氏は例を挙げて提案している。
いちしま氏によると、コンテンツマーケティングの最終的な目標は、オーディエンスとのつながりを確立し、信頼を育むことだという。これは、彼らのニーズと関心に合った価値のある魅力的なコンテンツを提供することによって達成できる。
変化するデジタル環境に戦略を適応させる必要があることは誰しもが感じていることだろう。どのように適用させるべきか? いちしま氏の示唆に富んだ考察は、手がかりを得るために一読の価値がある。
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多言語ウェブサイト構築のための3つのTIPS
URL構成、hreflang、各言語ページへのリンク (SEO Made Easy on YouTube) 海外情報
グーグルのマーティン・スプリット氏が「SEOなんて難しくない」(SEO Made Easy)動画シリーズで、多言語ウェブサイト向けSEOに関して次の3つの重要なコツを共有した:
ローカルドメイン、サブドメイン、サブディレクトリのいずれかを使う
hreflang
属性を正しく実装するユーザー言語のページに自動リダイレクトするのではなく、その言語バージョンへのリンクを提供する
スプリット氏はまた、重要な地域に焦点を当て、各言語で質の高いコンテンツを提供することの重要性も強調した。
詳細は動画でチェックしてほしい。
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Yahoo!検索でも生成AIが質問に回答
対象キーワードは順次拡大 (LINEヤフー) 国内情報
Yahoo!検索は、生成AIが回答を提供する機能を試験的に提供していたが、対象キーワードを拡大した。
検索結果に生成AIの回答を表示し、さらにチャット形式で情報を深掘りできるようにするものだ。たとえば「Z世代とは」のモバイル検索結果では、AIが生成した回答が次のように表示されている:
「回答の続きを見る」をタップすると展開して全体が出現する。
下までいくと、AI生成回答のソースとなった関連ウェブページが出てくる。また、[AIに追加の質問をする]から会話形式でさらに情報を深掘りできる。
次のようなキーワードで検索すると、生成AIの回答が出てくるとのことだ:
- 「〇〇 方法」などハウツー系のキーワード(例:「美味しいコーヒーの入れ方」)
- 「〇〇とは」などの意味を調べるキーワード(例:「Z世代とは」)
対象キーワードは今後増やしていくとのことである。
Yahoo!検索からのトラフィックに与える影響がどうなるかも含め、提供拡大の影響をみていこうと思う。
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