グーグル検索 SEO情報(2)
グーグル検索 SEO情報(2)
モバイル表示速度の判定にはChromeのデータを使っている
Googlebotにだけ高速化してもダメ (Google Webmaster Central office-hours) 海外情報
ページの表示速度の改善について、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のようにアドバイスした。
ページの表示速度に関して言えば、現時点では「それなりに速いページ」と「本当に遅いページ」を区別しているにすぎない。つまり、表示に何分もかかるような「本当に遅い」ページがあったとしたら、ほかのサイトと比べて非常に遅いと判断するようなイメージだ。
モバイルのスピードの変更に関しては、区別する方法を多少変えるつもりだ。表示速度を判断するために複数の要因を使っている。そのなかにはChromeのデータも含まれている。つまりユーザーが実際に見ているものも考慮に入れている。
したがって、「Googlebotからのアクセスがあったときだけ特定のscriptをブロックして表示が速いように見せる」といったことをしていても、ダメだろう。
そうではなく、ユーザーとGooglebotの両方に対してスピードを上げるように取り組むほうがいい。
モバイル検索のランキング要因に表示速度を取り入れるスピード アップデートが来月(2018年7月)に実施される。何度か説明しているように、ページ表示速度に関するグーグルの判断は、「ものすごく遅いページの評価を下げる」というものだ。常識的な時間でページが表示されているならば、心配はいらない。
とはいえ、モバイルに関しては表示速度の判定にChromeのデータを用いるとのことだ。もっと具体的に言うと、「Chrome ユーザー エクスペリエンス レポート」のデータが利用される。このレポートは人間のユーザーが実際にChromeを使ってさまざまなサイトにアクセスする際に収集したデータから作られている。
ちなみに、Chrome ユーザー エクスペリエンス レポートは、現在のPageSpeed Insightsでも評価の材料として使われている。そのため、ページ表示速度改善の成果を測定するには、PageSpeed Insightsの利用はやはり価値があると言える。
ただし、Chrome ユーザーエクスペリエンスレポートはグーグルがスピードを判断するときに用いる要素の1つにすぎない。PageSpeed Insightsで高得点を取ればそれで十分ということでは決してない。
Chromeのデベロッパーツールに実装されているPerformanceやLighthouse、サードパーティ製ツールのWebPagetestなど複数のスピード測定ツールを使うことが好ましい。
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テクニカルSEOで2018年に知っておくべき4つのポイント
開発者じゃなくても役立つ重要な情報ばかり (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報
5月に開催されたイベント「Google I/O」カンファレンスで語られた、検索関連の情報を4つ紹介する。
インデックス登録とレンダリングは同時には行われません。レンダリングは後に延期される場合があります。
検索に表示したいコンテンツに、メタデータ、正しい HTTP ステータス、想定どおりの canonical タグが存在することを確認してください。
シングルページ アプリ ルーティング向けの JavaScript History API を採用するため、ハッシュベースのルーティング(「#」を含む URL)はサポートを終了する必要があります。
Googlebot がリンクを適切にたどれるように、リンクには URL を指す href 属性を指定してください。
Google I/Oは、米グーグル本社があるマウンテンビューで5月に開催されたカンファレンス。開発者向けのイベントだが、検索をテーマにしたセッションが2つあり、どちらのセッションにもおなじみのジョン・ミューラー氏が登壇していた。
この2つのセッションの概要(とその他のカンファレンス関連の情報)をウェブマスター向け公式ブログが整理した公開したのが、冒頭に紹介した内容だ。
この2つのセッションでは、ハイライト以外にも重要な情報がたくさん提供されていた。SEOのスキルを上げるために、YouTubeで録画を視聴することを推奨する(英語だが、字幕が表示される)。
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Google I/Oで語られた最新のウェブ技術
一歩先行くSEO (Google Developers Japan) 国内情報
Google I/Oからの情報をもう1つ。こちらは、SEO関連のセッションよりも少し範囲が広い「ウェブの現状」に関するセッションのハイライトを、グーグル開発者向けブログが紹介している。
ウェブをより良いものにするためにグーグルが積極的に進めている新しい技術について、その概要や現状をコンパクトにまとめているものだ。
紹介している技術は8つだ。
- Service Worker
- プログレッシブ ウェブアプリ(PWA)
- WebAssembly
- Lighthouse
- AMP
- Web Packaging
- Polymer
- Angular
PWAやAMPなどモバイルウェブに関わってくるものも含まれている。一歩先を行くSEOを実践したいのであれば研究しておくといい(こちらも英語だが字幕あり)。
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Googleニュースの4つの機能が廃止に
リニューアルに伴う整理 (Google News Help Forum
) 海外情報
Googleニュースが5月に新しくなった。これに伴って提供している機能が見直され、いくつかの機能が廃止された。廃止されたのは次の4つだ。
- 編集部のおすすめ
standout
タグとoriginal-source
タグ- パブリッシャーセンターでのモバイルアプリのハイライト
- Search Consoleでのニュースクロールエラー
今回発表されたのはこの4つだが、ほかにもGoogleニュースでは発行者側に関係する機能について見直しが進められているということだ。今後も変更が続くかもしれない。
グーグルニュースに登録している発行者は認識しておくといいだろう。
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AMPキャッシュでも元のドメイン名を表示できるWeb Packaging
早い実現に期待 (Google Developers Japan) 国内情報
AMPページの「URL表示」に関して、グーグルが進化を薦めている。
現状では、グーグル検索からAMPページに訪問すると、ブラウザのアドレスバーにはAMPキャッシュのURLが表示される。実際にページを配信しているドメイン名のURLではない。
AMPコンテンツをグーグルのAMPキャッシュサーバーから配信しているのは、できるだけ高速に表示するためであって、実際にその効果は出ている。
しかし、本来のURLが表示されないことには根強い不満がある。また配信元のドメイン名の不一致によりアクセス解析にも不具合が発生する。
こうした問題を解決するためにAMPプロジェクトは取り組んでおり、その状況を報告している。
具体的には、Web Packaging(ウェブ パッケージング)という新しい技術を取り入れると、うまくいきそうだとのことだ。Web Packagingを利用すると、キャッシュからの配信であっても元のドメイン名のURLをブラウザに表示できる(実際の様子は元記事のアニメーションで見ることができる)。
Web Packagingの取り組みはまだ始まったばかりである。早い実現に期待したい。興味があれば開発に協力するのもいいだろう。
Web Packagingは新しい技術なので、本格導入されても古いブラウザは対応しない可能性は高い。しかし、AMPはそもそもモバイル向けであり、モバイル端末のブラウザ環境は比較的アップデートされやすい(少なくとも企業が使っているデスクトップPCに比べれば)。そのため、思ったよりも早く全体に効果が出るかもしれない。
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レンダリング関連の新しい情報とPWAに関する記事を今週はピックアップ。
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検証実験から判明
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PWAはモバイルだけじゃなくなる
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