いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本(全11回)

トリプルメディアとは? 各メディアの特徴を押さえてマーケティング課題を解決する方法を紹介 #5

デジタル時代に生まれた「トリプルメディア」の基本を学んで、自らのマーケティング課題を解決する方法を紹介します(第5回)。
いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本

この記事は、書籍『いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本』の一部をWeb担向けに特別にオンラインで公開しているものです。

今まで、売上を3つの課題に分けてその解決の考え方を見てきました。本書ではこれに「トリプルメディア」の考え方を重ねて、解決施策を考えていきます。まずはデジタル時代に生まれてきたトリプルメディアの基本を学んでみましょう。

Chaper 1 デジタルとマーケティングの関係を改めて整理しよう
Lesson 07 [トリプルメディアマーケティング]
トリプルメディアの分類で課題に向き合おう

○トリプルメディアとは

「トリプルメディア」とは、デジタルマーケティング時代に新しく生まれてきた考え方で、消費者が接触するメディアを3つに分類したものです 図表07-1

大雑把にいえば、「ペイドメディア」は有料で広告を出稿するメディア、「オウンドメディア」は自社で管理運営をするメディア、「アーンドメディア」は消費者がコミュニケーションを通じて評判を得るメディアです。

それぞれのメディアの特徴は、図表07-2のようにまとめられます。本書では、これらのトリプルメディアの特徴を理解し、有機的に連携させていくことによって自らのマーケティング課題を解決していく方法を紹介します。

▶3つのデジタルメディア分類 図表07-1

トリプルメディアは3つの課題解決手段に対応させることができます。

▶トリプルメディアの各特徴 図表07-2

○有料で広告を掲載できる「ペイドメディア」

ペイドメディアは、記事やコンテンツのほかに、企業が費用を支払って広告を出稿できるスペースを提供しているメディアのことをいいます。

例えば、Yahoo! JAPANやMSN Japanなどのポータルサイトや、日経新聞電子版や朝日新聞デジタルなどのニュース系サイトなどがあげられます。

ペイドメディアには、掲載されているコンテンツを好む数多くの読者がおり、頻繁にアクセスされています。そのため、広告を掲載することによって、それらの読者に対して広告メッセージを伝えていくことができます。

なおGoogleなどの検索エンジンも、検索結果に有料で広告を表示できる「リスティング広告」を提供している場合にはペイドメディアといえます。

▶ペイドメディアに出稿できる広告 図表07-3-1
Yahoo! JAPANのトップページに掲載されたディスプレイ広告。
http://yahoo.co.jp
▶ペイドメディアに出稿できる広告 図表07-3-2
Googleに掲載されたリスティング広告。
http://google.co.jp

○自社で運営する「オウンドメディア」

オウンドメディアは、大きく捉えると企業自身が保有し自らの情報を提供できるWebサイトのことをいいます。

自社で作成している企業サイトをはじめ、商品ブランドごとのサイトや、自社商品の直接販売を行うECサイト、商品に関わる生活情報を提供するコンテンツサイトなどが含まれます。自社の戦略に合わせて、製品や自社サービスに関する情報を顧客に対して提供することができます。

▶コーポレートサイト 図表07-4
株式会社アイレップのコーポレートサイト(自社サイト)。最も基本的なオウンドメディアのひとつ。
http://www.irep.co.jp/

○評判や信頼を得る「アーンドメディア」

アーンドメディアとは、ソーシャルメディアやブログなどのプラットフォームを使い、消費者が自らの情報発信を行うことによって成立するものです。

発信の内容は参加者にゆだねられているので情報のコントロールが非常に難しいメディアです。当事者ではなく第三者である消費者間の情報共有を通じ、評判や信用を得るという意味でアーンド(earned)メディアと呼んでいます。

一方で、企業視点では世の中のトレンドや評判を知ることができ、さらには消費者間、並びに消費者と企業などさまざまな双方向コミュニケーションに活用できるサイトといえます。

▶アーンドメディアによるブランディング 図表07-5-1
Facebook
実名制により信頼度が高めのアーンドメディア。
https://www.facebook.com/
▶アーンドメディアによるブランディング 図表07-5-2
Twitter
アーンドメディアの代表的プラットフォーム。
https://www.twitter.com

○トリプルメディア活用の基本方針

トリプルメディアの3つのメディアの特徴を整理すると、ペイドメディアは企業ブランドや商品の認知向上に役立てていくことが得意であるといえます。

ペイドメディアは多くの読者を抱えているために影響力も大きく、告知する内容についても時期や対象者などの範囲を自由に計画することができます。ブランドや商品名を多くの消費者に早く伝えていくには、多くの読者を持つペイドメディアのパワーを借りて告知していくことが近道です。

また、オウンドメディアは、より詳しい企業や商品情報の提供を行うことが得意であるといえます。消費者は、わからないことや知りたいことがあればネットを使って調べようとするので、消費者が情報をほしがっているときに、オウンドメディアを通じて商品情報を提供していけば、商品の特徴や魅力をより深く理解してもらいやすくなるでしょう。

アーンドメディアは、自然に行われている消費者同士のコミュニケーションに直接触れられるメディアです。その中にはポジティブな情報やネガティブな情報もありますが、しっかりとアーンドメディアに向き合うことで消費者の理解を深めていきながら、評価や評判の向上を目指したアプローチを行う素地を作っていきましょう。

▶トリプルメディアの全体像 図表07-6

トリプルメディアをうまく使い分けて、マーケティング課題を解決します。次のレッスンでさらに詳しく見ていきましょう!

  • 著者:田村 修
  • 発行:株式会社インプレス
  • ISBN:9784295002307
  • 価格:1,980円+税

いちばんやさしいデジタルマーケティングの教本
人気講師が教えるメディアと販促の新しい基礎

デジタル施策担当の仕事の基礎を1冊で整理

大好評「いちばんやさしい教本」シリーズから、「デジタルマーケティング」の実践書が登場です。

入り口が見えにくい「デジタルマーケティング」の仕事の全体像を、実務と教養の両面から整理し、Webサイト運営やインターネット広告の領域で次々に登場する最新技術を正しく吟味するために、一冊で全体の「見取り図」を提供します。

トリプルメディアの分類に沿った課題解決法や、顧客ステータスや消費行動などマーケティングの基礎を学ぶことで、仕事を深められます。これからデジタルマーケティングを学ぶ学生や新人担当者だけでなく、実務の担当者も、この本でデジタル施策に自信が付きます!

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