新人を“一人前のソーシャルメディア担当者”に育てる必殺の3ステップ!
今回は「新人の育成」について直伝
こんにちは。田村です。春ですね。ちょっと遅いかな。
そういえば去年の今頃は、「春恒例の“新入社員ソーシャルトラブル”を防げ! 新社会人に教えておきたい5つの落とし穴」という記事を書いてました。いまでも参考になると思うのでよければぜひ。
さて、今回のお悩みも、この記事と同じく「新人メンバー」について。こんなご質問をいただきました。
新しくソーシャルメディア運営チームに入った新人メンバーに、いち早くスキルをつけさせるにはどうしたらいいですか?
今回の記事でお答えしましょう(ちょっと説教風になりますよ、今回は)。新人ソーシャルメディア担当の育成には、3つのステップがあります。
その1とにかく一度、ソーシャル運用をさせるべし
さて、まず絶対にさせるべきは、「独力でのソーシャルアカウント運用」です。
題材はなんでもいいです。できれば、自分が苦にならないテーマがいいでしょう(でないと継続できません)。僕の場合は「野球」でした。いまでも「野球とネットとソーシャルメディア」なんてFacebookページとかやってます。とにかく、続くものなら、なんでもいいんです。
そして、上長であるあなたが、そのアカウントの運用状況をチェックするようにしてください。フォロワーやファンの増加具合、コメントの有無など。今までソーシャルアカウントを運用してきた先輩のあなたなら、何が良いのか悪いのかなど伝えられるはずです。とにかく継続させることが重要です。
企業によって運用しているソーシャルメディアはさまざまですが、まずは、「Twitter」「Instagram」「Facebook」という、日本のユーザーがもっとも多い3メディアを運用させることをお勧めします。
その2「想像と現実のギャップ」「素人とプロのギャップ」を体験させるべし
実際に運用をやらせると、必ず悩みが出てきます。新しいアカウントの運用を始めて1週間ぐらい経つと、フォロワーの増加ペースが落ちてきたりして、投稿がおろそかになったりします。そして、こんなことを言い出します。
ユーザーからの反応がないから、おもしろくないんですよね。
そんなときはコンコンとこう伝えましょう。
ウチの企業アカウントも、最初はまったく反応がなかった
いまでこそいろんなファンがコメントをくれたりRTしてくれたりするけど、ここまで成長するのに、何か月もかかった
その過程を、自分のアカウントでまず味わいなさい
想像と現実は違うのです。まずこれを体感することが重要なのです。
一方で、こんなことを言う新人も出てくるでしょう。
自分でやらなくても、いろんなアカウント見てるのでだいたいわかります。
でも、僕がプロ野球のプレイを見ながら、こんなことを言ってたらどう思いますか?
阪神タイガースの4番バッター、最近打てへんのは、左肩が開くのがちょっと早いねん。もうワンテンポ開くのをガマンしたら、前みたいにバッカバカ、ホームラン打てるようになるのに!
はい。口の達者な、ただの素人ですね。
いちおう僕も、高校生までは野球をやってたので、調子が悪いときになんとなくどこが悪いかはわかります。でも、高校時代には1本もホームランを打ったことはありません。ましてやプロの球など打てるはずがありません。
ここでもプロと素人は大違い。ハタから見てるのと、自身がプレイヤーとして動くのとでは大違いなのです。ソーシャルメディアもいっしょです。
- どんな言い回しをしたら、ファンは喜んでくれるのか
- レスポンスが早いのと遅いのとでは、何がどう変わるのか
- 発信しているだけのアカウントと、ユーザーと絡みながら運用しているアカウントでは、フォロワーの伸びがどう違うのか
などなど、傍観して得た“脳みそだけの知識”ではなく、“体感した現実”が必要なのです。
それでも自分でやろうとしないで「だいたいわかります」という新人には、1週間、運用をまるまる任せてみましょう。想像と現実の違いをもれなく、痛感することになります。
その3ソーシャル運用は「向き不向き」ではなく「仕事」と割り切るべし
そして、こんなことを言う新人もいたりします。
私は、ソーシャルメディアを運用するのとか、向いてないですから……。
えっと、向いてる・向いてないとか、やりたい・やりたくないとかではなく、ソーシャル運用は仕事なのです。
経理希望で入社して営業に配属されて「私は、営業に向いてないので外回りはしません」って言いますか? 広報希望で入社して広告運用のチームに配属されて「私は、広告には向いてないです」という理由で業務を拒否したりしませんよね?
Twitter・Instagram・Facebookを個人で使っている人でも、会社のアカウントを運用するとなると、なぜか尻込みをすることがあります。
しかし、企業のソーシャルメディアアカウントを運用するということは、あくまでも仕事なので、個人が好き勝手につぶやくのではなく、ビジネスとしての立ち居振る舞いが必要です。逆にいえば、そうした立ち位置やノウハウを理解したうえで、「仕事」として運用することが重要なのです。
とにかく「自分で運用してみること」がすべて
配属されたばかりの新人を、ソーシャルメディア担当者として一人前にするには、とにかく以下の3つのステップが必須だと言えます。
繰り返しになりますが、まずは独力でソーシャルメディアを運用することを体験させてください。例外はありません。それを通じて、さまざまなギャップを知るとともに、趣味や楽しみとして投稿するのではない「仕事としてのソーシャルメディア運用」を理解していくのです。
以上、田村でした。
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