この記事、「何も考えなくてもいくらでも投稿できる」というソーシャルメディア担当者さんは、読まなくても大丈夫です。
というのも、「投稿するネタがない」という「あるある悩み」が今回のテーマですから。
このお悩みは、
いままでTwitterやFacebookページを運用してきたが、心機一転これから本格的にソーシャルメディアに取り組みたい
いまからアカウントを取得して運用する
といった、運用初期の段階のご担当者様からよくお聞きするお悩みです。
しかし! そいう課題があると聞いて実際に会社にお伺いしてみると、だいたいの場合、私はこんな風に言います。
いやいやいくらでもあるじゃないですか! これもネタになりますし、あれもネタですよ!
ということで、TwitterやFacebookに投稿するネタを探す方法を、いくつか紹介します。
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会社のまわりを見てみよう
日常の通勤風景には、意外といろいろなネタが転がってるものです。
- おいしいお店がある
- 歴史的な名所がある
- 窓から富士山が見える
- 夕日がキレイ
- 近所の公園でほっこりできる → ほっこりしていたらかわいいわんこが散歩に連れられてきた
などなど……日常のなかでひっかかったことは、すべてネタになります。
アラ!?イケメンなのね!ぱんきす!の舞台があるのね!http://www.pankis.net
Posted by パルコアラ on 2015年6月22日 -
あなたのデスクまわりを見てみよう
お客様に配布しているノベルティ文具が転がってたりしませんか? あったら、こんな風に投稿してみるのはいかがでしょうか。
これ、◯◯に来ていただければ差し上げてます!
会社から配布されているPCは結構古かったりしませんか? これも、こんな投稿ネタになります。
◯年前に配布されたPC。現役でがんばってます。これで投稿もしてるんですよ!
新しいPCが配布されたときも、同じようにいけますね。
「お気に入りの文具」「提携企業からもらったグッズ」「毎日食べているおやつ」など。結構いろいろあるはずです。
今日のお昼はお弁当です。母の手作り。 pic.twitter.com/1ausnktIWt
— kakeru編集部 (@kakeru_media) 2015, 7月 27 -
オフィスをぐるっと見渡してみよう
変わった髪型をしている社員さんはいませんか? 本人に了承を得られたら、写真を撮らせてもらいましょう。
あるいは、あまり普通ではないようなものが転がってませんか? オプトにはセグウェイがあったこととかあります。最近ならPepperくんなんかがいる職場もあるみたいですね。これらもネタになります。
とりあえず中の人のいまの靴下でも上げておけばいいのかしら(´-`).。oO そしてサイトの告知をすればいいのかしら´-`)つ[ http://t.co/362e3rHGIF ] #タビオの挑戦状 pic.twitter.com/hnJZQrEUvO
— kakeru編集部 (@kakeru_media) 2015, 7月 8 -
企業史を見てみよう
企業史は投稿ネタの宝庫です。
初めて社屋が建てられた様子が掲載されていれば、誌面そのものを写真に撮って簡単に解説を加えるだけで、投稿として成立します。掲載された写真と現在の様子を比較してもおもしろいですね。
あるいは、現在も人気のある商品の、発売当初のパッケージやポスターなど、1つの商品でいくつもの投稿を生むこともできます。
【医療用ベッド業界初の量産工場!】皆様、パラマウントベッドの工場が千葉にあることをご存知ですか?昭和41年5月に操業を開始した千葉工場は、鋼材の加工から塗装、組み立てに至る一連の製造工程を流れ作業で行う一貫生産工場。このような近代的な量産工場は、当時、医療用ベッド業界では他にありませんでした(^-^)/写真は、建設中/完成後の工場の様子です!
Posted by パラマウントベッド株式会社 on 2015年8月16日 -
社員食堂を見てみよう
食堂を見渡してみましょう。あなたが好きなメニューなら、キレイに写真を撮ってアップしても良いですね。
あるいは、社員食堂の厨房の方にスポットライトを当ててみましょう。これ、いろんな企業さんでやってもらったんですが、意外と厨房のスタッフって、協力的でいろいろ喋ってくれたりします。
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役員室を(見れるものなら)見てみよう
自分がファンになっている企業の役員室。特に社長室。自分だったら見てみたいと思いません?
そこで社長さんがにっこり笑って「ようこそ感」を出してもいいですね。許されるなら役員不在の際に忍び込むのもおもしろそう(自己責任でお願いします!)。
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まちで自社の商品があったら速攻写真を撮ろう
お店に並んでる自社商品。自社商品を使っているひとを見つけた。自社ポスターがお店の店頭にあった。とりあえず写真を撮りましょう。
その場で「いろんなところで使ってくれてます!うれしい!」と投稿するもよし、画像をストックしておいて困ったときに使うのもよし。なんでも使えます。
【8月4日は、橋の日】欄干の赤と本社ビルの金色と、「カルピスウォーター」の白が似合います♪吾妻橋からの眺めです☆#橋の日
Posted by 「カルピス」水玉通信 on 2015年8月3日 -
天気予報を見ておこう
最近お決まりのあいさつ。「いやー、今日暑いですねー」といったあいさつは、そのままソーシャルでも使えます。「台風が近づいてきた」「明日はひさびさに涼しい予報だった」なんでもネタになります。
と同時に、今の空の様子がわかる画像なんかがあれば、より伝わる投稿が可能です。
どうでしょう。企業さんによってできるものとできないものがあると思います。が、「ぜんぶ無理」な企業さんはさすがにないでしょう。
特に、プライベートであまりソーシャルメディアと接していない担当者さまは、とにかく写真を撮るクセを付けてください。困ったときには自分のスマホの写真たちが助けてくれます。
ソーシャルメディアは投稿そのものの内容はもちろん、「投稿頻度」もファンとのコミュニケーションに重要な要素です。投稿間隔が開かないよう、常に自分の周りに転がっているネタを確実にストックしておきましょう。
悩んでいるソーシャルメディア担当者さんたちのためにひとはだ脱ぐことにいたしました、田村と申します。
初めまして。田村憲孝と申します。企業向けのソーシャルメディアコンサルタントをしております。これを読んでいるソーシャルメディア担当者さん。あなたの悩みをこの連載で解決しますよ、ええ。
あ、わたくし。前にWeb担のマンガに出してもらった田村です。
マンガではけっこうキツ目ですが、実際は優しいので安心してください。
私は、このシゴトを本格的に始めてから約4年。100社を超える企業のソーシャルメディア担当者さまに接し、それぞれの「悩み」を聞いてきました。そのたびに解決策を模索してきましした!(もちろん完全に解決できたものばかりではありませんが)。
企業のソーシャルメディア担当者さんって、結構少数(もしくはひとり)でがんばっておられることが多いのです。でも、まだまだ新しいメディア。社内に十分なノウハウを持っている相談相手も少なく、どころか誤解されている場合なんかもあり、悩みを打ち明けることなく悶々とお考えのケースがほとんどです。
そこで、この連載を読んでまず「その悩みは自分だけじゃない」ことを知っていただきたいのです。そして、さらに解決策を知っていただきたいのです。
実際、ソーシャルメディア担当者さんの悩みっていうとですね、大体こんな感じに集約できると思います。
- 投稿するネタを考えるのが大変。
- 他部署の人から遊んでいると思われている。いや遊んでいると言われた。
- 成果をどこに求めていいのかわからない。
- ファン(フォロワー)が増えない。
- 広告でファン(フォロワー)はしこたま集めたけど、投稿にはほとんど反応がない。
- 炎上なんかめったにしないのに炎上のリスクをうんぬん言われる。
- 商品が売れない。
大丈夫。全部解決できますから。成果も出るようになりますから。
でも、もしかしたらその解決策は「ソーシャルメディアをやめる」ことかもしれません。そもそもソーシャルメディアの特性と求める成果がズレていれば、継続することがムダであるという判断もあると、僕は思っています。
今後とも、このコーナーをよろしくお願いします。
あ、「こんな題材を扱ってほしい」っていうお悩みがありましたら、遠慮なくお申し付けください(この記事にコメントとかで大丈夫ですよ)。
田村でした。
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