お悩み解決! ソーシャルメディアあるある情報

投稿すればコメントザクザク! ユーザーから反応をもらうSNS投稿のコツとは

「?(問いかけ)」を意識することで、ファンが反応したくなり、会話を生みだすキッカケが生まれる

投稿しても、いいね! はチョロチョロ……
コメントも月1回ぐらいしか……

SNS投稿のコツは、「!(驚き)」ではなく「?(問いかけ)」

こんにちは田村です。

「頻繁に投稿していても、ぜんぜんコメントが来ない。いいねも、ほとんど来ない」。ソーシャルメディアを運用していても、こんな状況だと意味がありません。効果がないとか、上司に怒られるとか、そういうのも鬱陶しいですが、なによりも、やっていておもしろくないですよね。担当者自身が。

ファンから反応を得るには、ファンが反応したくなるような投稿をしなければいけません。そこで各社のソーシャルメディア担当者は、いろいろアタマをひねるのです。画像に凝ったり流行りの360度動画を駆使してみたりと。

最近はソーシャルメディアでも画像や動画の重要性が高まり、手間・ヒマ・コストをかけた、非常にクオリティの高い投稿も見られます。ただ、ソーシャルメディアは、手間・ヒマ・コストだけではファンの反応を得ることができません

そもそもソーシャルメディアとはユーザー同士がコミュニケーションをとる場です。企業がテレビCMや雑誌の広告みたいなキレイな写真や動画を載せても、そこからユーザーとのコミュニケーションが生まれなければそれは単なる「広告媒体」です。たまたまソーシャルメディアに広告(のような投稿)が載ってるだけです(別にそれが悪いというわけではないですが)。

では、どうやったらファンから反応を得られるのでしょうか。ポイントは「!(驚き)」ではなくて「?(問いかけ)」です。

「?(問いかけ)」とは、会話を生みだすキッカケ

ちょっと想像してみてください。たとえば果物屋さんの前を通っている通行人に、店の主人がこんな風に声をかけたとします。

このバナナおいしいで! 買ってやー!

すると、前を通っていた人は、まず自分1人それぞれの頭の中で、こんな風に考えます。

あのバナナ、おいしそうやな

うーん、他の店と比べて、値段はどうなんだろう?

一方、店の主人がこんな風に話しかけたとすると、どうでしょう?

ちょっと見て! このバナナめっちゃ黄色いやろ? おいしそうやと思わへん?

この場合、頭の中で考えるだけの人もいますが、何人かの通行人は

ほんまやなおっちゃん、これめっちゃ美味しそうやん!

など、気軽に返答してくれるかもしれません。そこから会話が生まれるかもしれません。

これが「!」ではなく「?」です。疑問形にすると答えてくれる人が増えるのです。これはソーシャルメディアでも一緒です。

思わず答えたくなる事例を紹介

ここでいくつかサンプルを見てましょう。TwitterやFacebookで、「ユーザーが思わず答えたくなる投稿」をしている好例です。

シャープ(Twitter)

Twitterにはアンケート機能があります。ワンクリックでファンは企業とコミュニケーションをとることができます。さらにアンケートの内容についてコメントも書きたくなるものです。

タニタ(Twitter)

こちらは超直球な質問。ただ、いきなりこれをやってもコメントはもらえません。ふだんからフォロワーとのコミュニケーションを行い、“聞いたら答えてくれる関係性”を構築しているのが肝です。

東急ハンズ(Twitter)

企画のアイデア募集です。レスポンスが入るたび、発信した企業アカウントのタイムラインと、コメントを入れたユーザーアカウントのタイムラインに、この情報が流れます。

グリコ(Facebook)

商品の起源について、クイズでファンを巻き込んで盛り上がっています。ファンからすると、聞かれたから答えるだけ。その結果、コメント欄が賑わいます。

カルピス(Facebook)

複数の商品を扱っている企業なら、「どっちが(どれが)好きですか?」と聞いてみるのもいいでしょう。それぞれ理由があって、ユーザー同士が勝手に盛り上がってくれます。

投稿に反応をもらうための3つのポイント

これらの事例ではいずれも、ユーザーに対してうまく質問を投げかけ、反応してもらってます。

実は、今回の記事を書き始めたとき、当初は、「ユーザーとうまく絡んでいる企業アカウントの投稿をピックアップして、参考にしていただこう」と考えていました。

しかし各社の投稿を見ているうちに、単に投稿内容だけではなくアカウント運用全体において「うまいな」と感じる特徴が、共通して存在することがわかってきました。

ポイント1反応がほしいときは、「反応がほしい」と率直に投稿する

「どっちが好きですか?コメント欄に書いてくださいね」など、直接的な表現をするのです。なんとなく「コメント書いてくれたらいいなー」と考えて投稿するのではなく、「コメントを書いてほしい」と率直に言葉で表します。

ソーシャルメディアは、さまざまな人が閲覧します。なんとなく空気を読み取ってほしい、というのではなく、どんな人にでも、明確に伝わるよう、言葉で表すことは大切です。

ポイント2ふだんからコミュニケーションをとる

日頃コミュニケーションをとっていないアカウントが、いきなり投稿でユーザーに問いかけても、結果は寒いです。

ただ情報を一方的に発信するのではなく、できるだけユーザーの反応を“拾う”という運用を日頃から行うことが大切でしょう。

特にTwitterは、他のアカウントの問いかけに絡んだり、投げかけられた質問に回答したりして「絡むアカウント」であることを見せておくことが大事です。“待ちの姿勢”ではダメなのです。

ポイント3もらったコメントに、なんらかの意思表示を行う

ほんとうは、いただいたすべてのコメントに対して、コメントで返すのがベストです。

しかし、いただいたコメントの数が多かったり、どう回答したら良いか微妙なコメントを書き込まれたりすることもあります。コメントのやりとりは結構スキルが必要だったりします。

ですが、TwitterでもFacebookでも、いただいたコメントに対しワンクリックで「いいね」を付けることができます。

Twitterでは「いいね」(ハートマーク)が用意されている
Facebookでは「いいね」(親指を立てたマーク)が用意されている

企業アカウントがユーザーのコメントに対して「いいね」をすると、コメントに直接返信しなくても、「ちゃんと読んでますよ」という姿勢が伝わります。そうすれば、ユーザーは喜んでくれます。喜んでくれれば次の投稿をしたときに、なにかしらの反応をしてくれる確率が上がるでしょう。

まとめ:ソーシャルメディアは「交流してナンボ」

本来、ソーシャルメディアは、ユーザーとユーザーが交流する場です。そこに企業が出て行って何をするべきか。王道は「ユーザーと一緒になってコミュニケーションをとりながらうまく企業や商品のアピールをすること」だと、私は考えています。

しかし、日本だけでも何千万人というユーザーが、ソーシャルメディアを利用しているのだから、従来のメディア同様、「広告媒体」として活用するのもアリです。どちらが良いということではありません。

王道で行くなら、「!」でなく「?」です。コメント、いっぱいもらいましょう。

田村でした。

【6月25日(金)開催 オプト ウェビナー】
ニューノーマル時代のEC & D2C戦略
~これからの重要課題、ECチャンル戦略のヒントがここに~

株式会社オプトは、2021年6月25日(金)に「ニューノーマル時代のEC & D2C戦略~これからの重要課題、ECチャンル戦略のヒントがここに~」をオンラインで開催いたします。

本セミナーは、3部構成となっています。第1部では、先進的なEC展開をされているBOTANIST様(株式会社I-ne)、LION様にご登壇いただき、各社からECの取り組み状況についてご紹介、その後市場の可能性や課題等についてトークセッションを繰り広げます。第2部では、デジタルシフト社からD2Cブランドのソーシャルコマース戦略&事例について、第3部では、弊社からECマーケティングにおいて抑えるべき二大キーワードについてお話しします。皆様のご参加を心よりお待ちしています。

↓↓詳細・お申し込みはこちら↓↓
https://opt.zoom.us/webinar/register/WN_Igffo-y4Rh-n-XsHTGaOXQ

ご注意事項

  • 本セミナーは広告主様を対象としたセミナーです。広告代理店等同業他社のご参加は、ご遠慮くださいますようお願い致します。
  • お申し込みは勝手ながら2021年6月23日(水)までとさせていただきます。
  • 本セミナーは「Zoom」にて実施いたします。事前にZoomアプリのダウンロードを行い、Zoomの接続テストサイトにて、接続をご確認ください。
この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

SSP
広告関連の用語。媒体社(サプライサイド、供給側)が広告枠を販売するためのプラッ ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]