求む! 小さいけれど高品質なサイトの情報
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グーグルの新アルゴリズム開発にご協力を (Matt Cutts (mattcutts) on Twitter)
グーグルのマット・カッツ氏が、ツイッターでフォロワーに調査への協力を頼んだ。
If there's a small website that you think should be doing better in Google, tell us more here: https://t.co/s80BibIBhN
— Matt Cutts (@mattcutts) August 28, 2013
もっと検索順位が高くてもいいはずなのに(今は順位が高くない)と思う小さなウェブサイトを教えてほしい。
リンク先はグーグルドライブで作成したフォームだ。
このフォームに書かれているのは、次のような内容だ。
小さいけれど高品質なサイトで、グーグルの検索結果で順位がもっと高くあるべきではないかと思われるところについてのフィードバックをグーグルは聞きたいと考えています。誤解のないように言っておきますが、現時点ではフィードバックを集めているだけです。たとえば、この調査が検索順位に影響を与えるとは思わないでください。
フォームには以下の2項目を順に書く。
- グーグルでもっと順位が高くてもいいと思うサイトのURL
- そのサイトが、今上位に表示されているサイトよりも順位が上であるにふさわしい理由。ほかのサイトと比べて何がいいのか。
新たなアルゴリズム開発のためのデータにするのであろうか。“トレーニングセット”として機械学習のプログラムに与えるに違いないと筆者は推測する。「小さい」「高品質な」を明確に定義しないのは、そういった主観的な要素もデータとして欲しいからかもしれない。
集まったデータがどういった形で表舞台に出てくるのか楽しみだ。英語のサイトに限定していないようなので、自薦他薦を問わず該当するサイトを知っていれば調査に協力してみよう。
どうしてグーグルはウェブマスターに個別サポートしてくれないのか
あまりにも数が多すぎるため (Google Webmasters on YouTube)
詳細にわたる長い再審査リクエストを送っても、返ってくるのは自動化された定型文だけだ。ウェブマスター向けの個別サポートをグーグルは提供する予定はないのか?
上の質問にグーグルのマット・カッツ氏が回答した。
基本的には規模の問題なんだ。
2億5000万のドメイン名がウェブにある。直近のデータによれば、2013年1月には40万サイトに手動で対策し警告メッセージを送った。毎週5000通の再審査リクエストを受け取っている。1か月あたり約2万通だ。
ウェブマスターたちとコミュニケーションを取ることも大切だが、僕たちの第一目標は、最高品質の検索結果を返すことなんだ。だからその目標を達成することを最優先しなければならない。
グーグルには大量のページがインデックスされていて、20億以上のクエリを毎日処理している。そのため、世の中にたくさんいるウェブマスターそれぞれと1対1で話すのに良い手段を、我々は持てていない。
だからこういった何千回も再生されるウェブマスター向けビデオのように、一度に大勢に伝えられる方法を思い付いた。だけど、込み入った内容で何度もやりとりをするような場合には、なかなかうまくできていないのも事実だ。
より良い方法、もっと規模感のあるコミュニケーション方法をこれからも模索していくつもりだ。でも現状では今話したようなジレンマがある。
そういうわけで、再審査リクエストの返信には、「問題が解決されました」とか「依然として問題が残っています」のような定型文になってしまうことがある。
グーグルが我々サイト管理者に個別サポートしない理由は、端的に言えば、数が多すぎて対応しきれないからということになるだろう。
悪いサイトにリダイレクトしていたサイトにも悪い評価は染み付いているのか
リダイレクトを解除すれば関係性を断ち切れると願いたい (WebmasterWorld)
下の質問がWebmasterWorldフォーラムに投稿された。
サイトAへのアクセスを、サイトBにリダイレクトしていた(2つのサイトは別ドメイン名)。
ところが、雇っていたSEO業者が不正なリンクをサイトBにたくさん集めていたため、ペンギンアップデートによって大きく順位を下げてしまった。
リダイレクトを解除してサイトAに新しいサイトを立ち上げた場合、サイトAは、サイトBに付いてしまった悪い評価の影響を受けるだろうか。
フォーラムモデレータは次のようにアドバイスした。
サイトAへは直接URLを打ち込まなければアクセスできないのだから、失うものはない。リダイレクトを解除して、サイトBにあったコンテンツを書きなおして、本当に良いページだけをいくつか公開して様子を見てみるといい。
加えてサーバーログを見て、サイトBにどのくらいの頻度でどのURLにGooglebotがクロールしているかチェックする。ページがそれほど多くなければ、リダイレクトの解除の処理も速いはず。
念を押すなら、Whois情報を変えることと、サイトAとサイトBを同じアカウントのウェブマスターツールで管理していたのなら別々にするのもいいだろう。
こうした事例は、筆者も経験がないし聞いたこともない。モデレータが言うように、リダイレクトをやめてどうなるか確かめるしかないように思う。もっとも、Whoisやウェブマスターツールの状態を変えても、グーグルに対してはそんなことで元の関係性をごまかせるとは思えないが。
うっかりインデックスさせてしまった大量のページを検索結果から消すには?
URL削除ツールを使えばいいが手間がかかる (WebmasterWorld)
もう1つ、WebmasterWorldフォーラムに挙がった質問をピックアップする。
約300ページをサイトマップに登録してインデックスされた。後になってインデックスさせる必要のないページだとわかり、noindex robots メタタグを記述しサイトマップからも削除した。
グーグルのインデックスから消えるにはどのくらいの時間がかかるだろうか。
インデックスからの非表示をいちばん速めるのは、ウェブマスターツールでURL削除ツールを使うことだろう。返信したメンバーの意見は一致している。
何もしない状態では、そのページヘのGooglebotのクロール頻度に大きく依存し、さらに再インデックス・再処理といったプロセスが必要になる。
問題があるとすれば、300ページすべてを個別に削除依頼しなければならない点だ。URL削除ツールはワイルドカードや正規表現をサポートしていないため、URLを個別に送らなければならない。しかも手作業になるだろう。
どうすればいいの? 自然なリンクを不自然なリンク扱いされてしまった
リンクされるのが怖くなる (Google Webmaster Central Help Forum)
サイトに加えられた手動措置に対処したが、不自然なリンクが残っているという場合、再審査リクエストへの返信で「こうした不自然なリンクが(まだ)ある」と、問題のあるリンクの例をいくつかグーグルが提示することがある。
ところが、自発的に張られた完全に自然なリンクなのに不自然なリンクの例として指摘されてしまったサイト管理者が、わけがわからず公式ヘルプフォーラムでアドバイスを求めた。
グーグル社員が次のようにコメントを残した。
あなたに送った再審査リクエストの返信に載せたリンクの例について、フィードバックしてくれたことにお礼を言います。再審査リクエストのメッセージの改善と提示するリンクの例の改善に、あなたのコメントを役立てます。
ウェブマスター向けガイドラインにもう違反していないことが間違いないのなら、新たに再審査リクエストを送ってください。あらためて再審査します。
要はグーグルの対応が適切ではなかったと認められたということだ。いくつかの条件が重なって不自然リンクとして判断されてしまったのかもしれない。そうは言えど、まったく問題ないはずのリンクを問題視されてしまっては、ありがたいはずの自然なリンクにまで恐れを感じてしまいそうになる。
SEO Japanの
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- Googleが考える「不自然なリンク」の定義
誰もが知りたい定義を検証 - リンク構築を語るなら知っておくべき53の鉄則
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