SEO Japanの掲載記事からピックアップ
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
- ウェブマスターツールの「サイトへのリンク」に自分のIPアドレスが表示されるバグ
表示だけ (Google Webmaster Central Help Forum)グーグルウェブマスターツールには、管理サイトに張られたバックリンクを表示する「サイトへのリンク」レポートがある。ここに、リンク元として、ドメイン名ではなくIPアドレスが表示されることがある。
特に問題ないが、このIPアドレスが自分のサイトをホストするサーバーのIPアドレスだった場合はどうなのだろうか? 実質的には内部リンクになるはずなのに、ドメイン名ではなくIPアドレスでリンク元が認識されているため外部リンクとして判断されてしまっていることになる。
実際にこのようなケースが発生し、しかもIPアドレスでアクセスがあった場合はドメイン名にリダイレクトするように設定していても解消しないという事例が英語版のグーグルウェブマスターセントラルの公式ヘルプフォーラムに寄せられた。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏によれば、
ウェブマスターツールの表示上のバグであり心配いらないとのことである。もし同じような状況になっていたとしても、無視して大丈夫だ。もっとも、気持ちのいいものではないので早く直してほしいとは思う。
- インスタント検索がショッピング検索にも範囲を拡大
日本は? 日本は? (Google Official Blog)昨年9月に米グーグルで開始した「Google Instant」(日本語名:インスタント検索)が、ショッピング検索にも導入された。検索カテゴリにショッピングを選択すると、検索キーワードを先読みして商品写真付きの検索結果をリアルタイムで更新する。
グーグルによれば、約98%のユーザーがインスタント検索を利用しているとのこと。インスタント検索はユーザーの意思で無効化(オプトアウト)できるが、そうしているユーザーは2%とのことであり、好意的に受け止められていると評価している。インスタント検索は、米国以外にもヨーロッパ・アジア諸国中心に世界各国に展開しているが日本ではいまだに導入されていない。
- Bingウェブマスターツールで検索順位やクリック率がわかるように
進化するねー (Bing Webmaster Center Blog)Bingウェブマスターツールで、Bing検索におけるページごとの表示回数・クリック数・CTR・平均掲載順位・平均クリック順位のデータを取得できるようになった。
グーグルウェブマスターツールでも同様の機能を利用できていた。米国でのBingのシェアは10%を超えるまでに伸び、米国以外の他の国でもヤフーからBingへの移行が進んでいる。グローバルにビジネスを展開しているWeb担当者にとってはBingは無視できない存在だ。BingウェブマスターツールもSEOに利用してみてほしい。
- “オーファン・ページ”が多いとSEOにマイナスなのか
いらないものは捨てる (WebmasterWorld)どこからもリンクされていない孤立したページのことを「オーファン・ページ」と呼ぶことがある(「オーファン(Orphan)」は「孤児」を意味する単語)。イベントやキャンペーンのため、あるいは広告のランディングページのために作った専用ページが、その後、使われなくなり、サイト内のどのページからもリンクが張られていない状態になっていく場合がある。そうなったページがオーファン・ページだ。
そのページが検索エンジンに1度もインデックスされていないならば、SEOにはまったく影響しないだろう。だがインデックスされているページがもしオーファン・ページになったらどうなのだろうか? しかもその数が多かったらスパム扱いされたりペナルティを受けたりする心配はないのだろうか?
WebmasterWorldでフォーラムメンバーたちが返したコメントを見ると、特に害はなさそうだ。とはいえ、用が済んだページで不要になっているなら削除するか、残しておくならrobots.txtでクロールをブロックするかnoindex meta タグでインデックスを拒否するかなどの処置を行ったほうが適切だと思われる。クローリングのためのリソースの無駄な消費になりうるし、ひょっとしたらグーグルが禁止する誘導ページ(Doorway Page)として間違われる危険性が絶対にないとは言い切れない。
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
今週はマイクロソフトが申請した検索関連の特許と、SEOを職業にしたい人の志を萎えさせる記事をピックアップ。
- コンテンツ更新が検索ランキングに及ぼす影響
時間のあるときに - 2011年、SEO事業に新たに参入したい方へのアドバイス。
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