[商用CMSガイド] 編集部の気になる製品チェック!

構造化データをWeb DB化できるwriteWired CMSは、問合せ対応管理やCRMもできる上級CMS/STSD

Webデータベースを主軸に「データ」を扱う仕組みとなっているのが特徴だ

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[商用CMSガイド] 編集部の気になる製品チェック!

編集部の気になる製品チェック!

Webデータベース形式でコンテンツを管理して
CRMまで行えるプラットフォーム

writeWired CMS Platform(ライトワイヤード・シーエムエス・プラットフォーム)
STSD株式会社

URL http://www.stsd.co.jp/

[writeWired CMS Platformのフィロソフィー]
ページだけでなくWebデータベースとしてコンテンツを扱い、
オンラインマーケティングの現場を最適化する

STSD株式会社の提供するコンテンツ管理システム「writeWired CMS Platform(ライトワイヤード・シーエムエス・プラットフォーム)」は、企業サイトや会員制情報サイトを構築し、さらに見込み顧客とのやりとりをも管理するための、国産コンテンツ管理システム。

writeWiredがどんなCMSか。それは、次の2つの特徴に集約される。

  • 「Webサイトを作ってページを更新するためのシステム」ではなく、「情報をWebデータベース的に扱えるフレームワーク」であること

  • 訪問者がフォームで送信した問い合わせ内容や、登録ユーザーの属性なども「情報」として扱えるので、サイト運用とマーケ活動をシステムで透過的に行えること

同社によると、writeWiredが目指しているのは「ネットマーケティングを最適化」のためのシステム。そのためのステップとして、

  1. データを集約する「箱(システム)」を作り
  2. ビジネス目的に沿ったプロセスを設計、運用できるようにし
  3. 既存システムとプロセスを容易に連携でき
  4. Webサイト構築手法の改革、業務改善が可能となるツール

を想定しており、現在は(2)まで実現しているとのこと。

writeWiredはCMSとしての機能に、サイト構築+CRM+会員管理+稟議ワークフローを備えたプラットフォーム。

Webデータベースとしてコンテンツを設計

writeWiredでは、まず「サイトでどんなデータを扱うのか」を、Webデータベースとして設計する(技術的な用語でいうと、データベースのスキーマを定義する)。

たとえば、レストラン情報サイトならば、次のようなフィールドが必要になるだろう。

フィールドの内容入るデータの形式
店名文字
ジャンル選択リスト
都道府県選択リスト
住所文字列
営業時間時間範囲
定休日日時・曜日
平均価格金額範囲
特徴文字列

こういった情報をwriteWiredのGUI画面から指定すると、データベース設計に合った入力インターフェイスが自動的に作成される。

さらに、レストランなので、メニュー情報やクチコミ情報も別途スキーマを定義して、連携するように設定しておくといいだろう。

あとは、他のCMSと同様にテンプレートで表示部分をデザインするだけだ。レストラン一覧ページならば指定された条件で抽出したレストランの一覧を表示し、レストラン情報ページならばそのレストランの詳細情報とメニューとクチコミを表示するように、テンプレートを作成する。

あとは、管理画面から各フィールドのデータを入力していくか、既存のデータベースからデータを取り込めば、レストラン情報サイトができあがる。

各レストラン情報は単なる「ページ」として作られているのではなく、それぞれの情報をフィールドとして管理しているので、「岩手県の寿司店」「日曜日に営業している和食店」といった絞り込みができるサイトに作り上げていける。

コンテンツの編集画面の例。定義したフィールドに会わせて入力画面も自動的に作成される。
コンテンツの編集画面の例。文章のフィールドなどはWordライクなWYSIWYGエディタでも編集できる。

もちろん、こういった機能は、技術者がデータベースを使って実現するのは可能だ。しかし、writeWiredは、Web担当者レベルでもメタ情報を追加したり管理したりでき、データベース設計に応じた入力画面も自動的に生成されるのが特徴だ。

また、ここまで大がかりな設計でなくても、通常のページで、タイトルと本文に加えて、Movable Typeでいう「カスタムフィールド」と同様なスタイルでフィールドを追加することも可能だ。

見込み顧客の問い合わせ情報もCRMとして管理

企業サイトで、見込み顧客からの問い合わせ情報を管理したり、登録してもらった会員情報を管理したりするシステムとして利用する使い方もある。

この場合、問い合わせ内容や会員情報を設計すると、サイト上での入力画面がwriteWiredにより自動的に生成され、管理画面にもサイトから送信された問い合わせを項目ごとに検索したりメールで返信したりする機能が自動的に追加される。

また、返信/対応状況を管理する仕組みも備えている。つまり、サイト上で情報を提供して問い合わせに導き、その後の見込み客とのコンタクト状況を管理するCRMとして利用できるのだ。

または、登録してもらった会員に対して一括でメールを配信することもできる。メール送信のパターンも、次のようなものが用意されている。

  • 会員属性でセグメント化した対象に送信するターゲットメール
  • 日時を指定して送信するメールマガジン
  • 会員登録から起算してある間隔で自動的に送信するステップメール
問い合わせ/送信フォームの設定画面の例。フォーム項目やフォーム送信時の動作も、インターフェイスから定義できる。
フォームからの送信を確認・管理する画面の例。フォームから送信された内容に加えて、その送信内容に対する対応状況も管理画面から一覧できるので、CRMとして扱うこともできる。
用語集
ASP / CRM / HTML / RSS / SEO / Webデータベース / writeWired / アクセシビリティ / アクセス解析 / キャッシュ / クチコミ / サテライトサイト / ナビゲーション / リンク切れ / 構造化データ / 訪問者
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