[商用CMSガイド] 編集部の気になる製品チェック!

[最適なサイトと適さないサイト]データを中心に作られるサイトや問い合わせ情報を管理したい場合に最適

ページ

[Sponsored]

[最適なサイトと適さないサイト]
データを中心に作られるサイトや
問い合わせ情報を管理したい場合に最適

もちろん、通常のWebページを更新するふつうのコンテンツ管理ツールとしてもwriteWiredは利用できる。しかし、そのためにこのツールを使うのは、あまり意味がないだろう。

writeWiredが活きるのは、

  • 不動産情報サイト ―― 毎日更新される不動産情報をCMS内で管理し、リアルタイムに担当者が更新。訪問者は物件情報からにフォームで問い合わせすると問い合わせ情報がCMS内で管理され、営業が対応。顧客ごとの対応状況もCMS内の機能で管理。

  • レストラン情報サイト ―― 全国のレストラン情報を、営業時間やジャンルなどのメタ情報をそれぞれ管理しながらデータベース化、そのままサイトに表示。

  • 商品情報サイト ―― 既存の商品データベースから情報を取り込んで、商品情報サイトやサテライトサイトを構築。データベースから抽出するための条件をフォームを組み合わせて定義ができる。

といったシーンだろう。

または、会員制情報サイトを構築し、システム内で管理して、いる会員情報を使ってメールマガジンを発行するような場合だ。

writeWired CMS Platformの典型導入パターンと価格

writeWiredのテンプレートは独自タグではなくJSP(JavaServer Pages)ベースなので、テンプレート開発の工数も比較的少なく見積もれるという。典型的な導入パターンとしては、次のような例が挙げられるとのことだ。

内容ライセンス費用構築費導入準備テンプレート実装
企業情報サイトリニューアル200万円150万円1か月1か月
多言語対応会員サイト200万円150万円1か月1か月
サテライトサイト構築200万円250万円1か月1か月

ページではなく情報を主軸にネットマーケティングを実践したい人に

もちろんwriteWiredでは、いわゆる一般的なCMSと同様の機能が実装されている。たとえば次のような機能だ。

  • テンプレートによってコンテンツと表示を分離して管理することで、サイト全体にわたる変更を一気に行う。
  • Wordのようなエディタ(WYSIWYGエディタ)で、HTMLを知らない人でもコンテンツをデザインする
  • 事前にコンテンツを入力しておいて指定した時間に自動的に公開する
  • 多段の承認フローを設けて内容確認や公開承認のワークフローを管理する
  • コンテンツを更新する人をグループ分けして担当コンテンツを割り当てる
コンテンツの公開承認ワークフローの設定画面。承認ルートは多段階に定義でき、自由度は高い。

ただし、上記のようなことだけを行うのであれば、writeWiredを選ぶ必要はないだろう。

実際のところ、writeWiredを導入して、そのポテンシャルを最大限に利用するには、導入側でのコンテンツの分析や設計がかなり大変になるはずだ。一般的なCMS導入でもサイト内のコンテンツを分類してサイト構造や動線を決定する設計が必要だが、writeWiredの場合は、さらにデータのスキーマを定義していく必要があるのだ。

writeWiredは、「導入したらすぐにページが編集できる」というお手軽ツールではない。それどころか、設定が詳細にできるため、新規にシステムを開発するのに匹敵する対応範囲を持っているツールなのだ。

ただし、設計が終わってからの構築に関しては、比較的スムーズに進むようだ。スキーマを作成した時点で、(技術的な表現だが)各フィールドのデータ型に合ったバリデーションやORマッピングも作成されるし、テンプレートはJSPベースなのもありがたい。

また、しっかりと設計して構築したら、できたシステムを使う現場の担当者にとっては使いやすいツールとなるだろう。

残念ながら、現時点では動的コンテンツ生成時のキャッシュ機能などは実装されていないとのことだが、今後の予定には含まれているとのこと。ほかにも、今後の開発予定として、

  • EC機能の追加
  • 在庫管理機能の追加
  • 会員管理機能の強化(外部顧客情報との結合)
  • CRM機能の強化(問い合わせへの対応アクティビティの追跡)
  • 大量データインポートによるサテライトサイト構築機能追加
  • 大量データの商品マスタなどを手軽にインポートし、Webサイト化する機能

といったものが予定されており、さらにSEOコンサルティングサービスなども提供していくとのこと。

◇◇◇

商用CMS製品 製品データ

対象規模[?]:小規模~大規模

価格[?]:250万円~(要問い合わせ)

ライセンス形態[?]:CPU単位

オプション機能/価格帯[?]:LDAP認証、XMLデータ出力、他システムデータ一括インポートなどの個別追加機能の相談可能(100万円~300万円)

典型導入パターン[?]:基本システム、検索システム、問い合わせ管理

典型導入価格例[?]:400万円(初回半年間保守、導入、トレーニング含む)

ASP版の有無[?]:○

システム環境[?]:Windows Server 2003、SuSE Linux/PostgreSQL/Apache、J2EEアプリケーションサーバー(Tomcat、WebSphere)

商用CMS製品 対応機能データ

○:標準で対応 △:オプションやカスタマイズで対応 ×:非対応、機能なし
ワークフロー管理
公開承認[?]作業役割/権限分担[?]
指定時間公開[?]時限発行[?]
世代管理/ロールバック[?]
ステージ管理/ロールフォワード[?]
ワークフロー通知[?]
管理・運用者向けの機能
サイト階層構造管理[?]リンク切れチェック[?]×
アクセス解析機能[?]※1XMLデータ出力[?]
既存コンテンツの取り込み[?]Officeファイルのインポート[?]×
デザインテンプレート管理[?]
WYSIWYGエディタ搭載[?]
別システムでのユーザー認証(LDAPなど)[?]
ウェブサイトで実現する機能
静的ファイル出力[?]※2動的ページ出力[?]
サイト内検索[?]×ケータイ対応[?]※1
RSS出力[?]ブログ[?]
ユーザーアンケート[?]利用ユーザー登録[?]
新着情報/サイトマップ/ナビゲーション自動作成[?]
アクセシビリティガイドライン対応[?]
※1 動的のみ  ※2 携帯は不可

writeWired CMS Platform
http://writewired.jp/

STSD株式会社
http://www.stsd.co.jp/

[Sponsored]

ページ

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

Webアプリケーション
Webアプリケーションは、一般にオンラインで作動するアプリケーションを指す。 ...→用語集へ

連載/特集コーナーから探す

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]