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サイトのリニューアル時にチェックすべき10項目(後編)

Webサイトのリニューアルで失敗しないために、サイト内外でどんなことに注意をすべきか(後編)
Distilled
SEOmozは英国Distilled社と提携し、検索エンジン市場のニュースと情報を提供している。この記事はDistilled.co.ukに勤務する協力者から提供されたもので、内容はすべて筆者自身の見解であり、SEOmozの見解を反映しているとは限らない。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けしている。サイトのリニューアル時にチェックすべきポイントの4番目までお伝えした前回に引き続き、今回は5番目以降の項目を見てみよう。

5.すべてのコンバージョンの終点を見直す

間違いなく、リニューアル後のサイトはビジネス上の利益につながるユーザーの行動を促すすばらしい起爆剤となってくれるだろう。そこで起こるコンバージョンは、(当然)どこかで追跡されることになる。そこで、こういったコンバージョン追跡したり報告したりする部分を、もれなく見直すことをお勧めする。たいていの場合、解析プログラムの中でコンバージョンの終着点や流入経路となるURLを設定しているはずだから、これらをきちんと設定し直す必要がある。さもないと、サイトでコンバージョンが発生しなくなったように見えてしまうだろう。

グーグルアドワーズ広告を利用してWebサイトにトラフィックを誘導しているのなら、コンバージョントラッキングコードを埋め込んだページがあるはずだ。サイトを公開する前に、新しいコンバージョンページにもこのコードが埋め込まれていることを確認しよう。同様の注意点として、Eコマースサービスの追跡機能を利用している場合は、そのすべてが更新され、新しいサイトへ移行されていることもチェックすべきだろう。

一般に、人は目の前に出されたデータをなかなか信用しようとせず、そのデータの説得力を弱める道を常に探している。そうすれば自分の直感に戻れるからだ。一番望ましくないのは、期間の長短にかかわらず、コンバージョントラッキングコードやEコマースサービスのコードをサイトに埋め込み直すまでのデータを失い、レポートの価値をなくしてしまうことだ。

6.徹底的な全体テスト

サイト全体にわたる徹底的なテストの実施。これは、このリストを作るにあたってかなり強調したいところだ。どれだけ個別テストを行っていても、また、すべてが機能することにどれだけ自信があっても、本当にお願いだから、徹底的な全体テストを実施してほしい。サイトをリニューアルする場合、テストを実施してから必ず何かしら変わってしまう。それはDNSの更新や、IPアドレスの変更、hostsファイルの削除といった小さなことかもしれないが、最後にサイトをテストしてから必ず何かが変わってしまうものなんだ。どのような変化であれ、以前に行ったすべてのテストが無意味になってしまうので、繰り返しお願いするけど、どうか徹底的な全体テストを実施してほしい。

たとえば、決済ゲートウェイのサービスを提供するシステムは、指定されたIPアドレスからのリクエストしか受け付けないことが多い。あるサイトが、サーバーを移転してサイトをリニューアルしたことがあった。すべてはスムーズに運び、すべてのテストが満足の行く形で完了して、Webサイトは期待通りに機能していた。ユーザーは製品をカートに入れ、支払い手続きへと進むことができた。ユーザーが「支払い処理に進む」ボタンを実際にクリックしたとき、初めて決済ゲートウェイがエラーを出した。原因はWebサーバーのIPアドレスが変わっていたことだった。

徹底的な全体テストを実施しなければ、それは博打を打つようなもので、目の前のお金をつかみ損ねることになる。顧客はきっと、電話をかけてきて注文できないと教えてくれることなどなく、よそのWebサイトで買い物をするだけだ。

7.サーバーのログ

サイトをリニューアルしてから最初の数時間、そして最初の数日間は、すべての関係者がびくびくしながら過ごすことになる。どれだけテストを行っても、サイトを公開することで必ず何かが変わってしまうものだ。

システム管理者に、「200 OK」以外のあらゆるステータスコードを定期的に報告するよう依頼しよう。もし僕が君の立場なら、500番台のサーバーエラーのコードとともに、あらゆる404エラーについて目を光らせるはずだ。また、クローリングに関する統計中のエラーについて、グーグルのウェブマスターセントラルも多分チェックするだろう。

Google Analyticsを使用している人たちを対象に、このヘルプページ(日本語版解説はまだない)は404エラーを追跡調査する方法をうまく説明している。自サイト用の404ページを作って追跡用コードを埋め込まなければならないが、一度済ませてしまえば、Google Analyticsから404エラーを追跡できるようになる。

8.検索順位レポート

このタイトルがほぼすべてを物語っている。検索順位レポート(さらに言えば、URLに基づくあらゆるレポート)サービスを利用しているのなら、URLを変更する際に情報を更新しておくべきだ。すでに書いたとおり、古いままのURLのせいでレポートを台無しにしてしまうなんて最悪だから。

9.Eメールのフッタ

みんながすでに、ランド書いた「SEOの意外な裏技」その1の内容を肝に銘じ、すべての自動送信メールにリンクを依頼する一文を追加していたらいいな、と思う。もし実行しているなら、今こそURLを変更(あるいは少なくともチェック)すべき時だ。

これに関連することだが、古いURLから新しいURLへ更新してもらえるリンクは何であれ、大いに利益をもたらしてくれることがわかるはずだ。

10.直帰率を観察する

直帰率は往々にして、一般ユーザーが新しいサイトをパッと見てどう気に入ってくれたかを判断する上で優れた指標となる。アヴィナッシュ・コーシック氏が直帰率について説明しているが、この人の発言には常に耳を傾けるべきだ。何より興味深いのは、直帰率が劇的に変化したページを調べている部分だ。

直帰率が下落したなら、おそらくそこから学べる教訓があり、サイト上のほかのページにそれを適用できるだろう。直帰率が上昇したとしても学ぶべき教訓はあって、学ぶべきことはさっさと学んでおくべきだ!

あらゆる指標と同様に、直帰率もまた目安にすぎない。つまり、直帰率が変化したからといって、変更そのものを目的化して急いで変更しても意味がない、ということだ。

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