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サイトのリニューアル時にチェックすべき10項目(前編)

Webサイトのリニューアルで失敗しないために、サイト内外でどんなことに注意をすべきか
Distilled
SEOmozは英国Distilled社と提携し、検索エンジン市場のニュースと情報を提供している。この記事はDistilled.co.ukに勤務する協力者から提供されたもので、内容はすべて筆者自身の見解であり、SEOmozの見解を反映しているとは限らない。

サイトのリニューアル(ページ構成やデザインなどを刷新して再度公開すること)は極めて重要で、問題の起こりやすいタイミングでもある。間違った方向に進みかねない要素が山ほどあり、実際に方向を誤ると、その結果が悲惨なものになることも多い。

この数年にわたり、僕はサイトのリニューアルを数多く見てきたけど、ほぼすべてのサイトが何らかの小さな問題を抱えていた。割合としては少ないけれど、いくつかのサイトからは、紹介する価値がある優れた教訓が得られた(^^)。以下は、新たなサイトを公開する前と公開した直後にチェックすべき10項目のリストだ。このリストでは、直ちに表面化するとは限らなくても、ある時点で問題を起こす可能性のある要素に重点をおいた。また、新しいサイトを開設する場合とは異なる懸念を伴うサイトのリニューアルについてのアドバイスも重点的に取り上げている。

ここに挙げたチェック項目の多くは、サイト公開時の作業が必要となる。まともな開発者なら、こんな風に忠告するはずだ

公開時点での作業はなんであれ避ける必要があるから、前もってできるだけ多くのことを済ませておくべきだ。

ただし、このリストの良い点は、項目の過半数がサイトの外部に関して何かを修正することを求めているので、失敗した際の損失を低く抑えられる(それでも悩ましいが)、ということだ。

1.301リダイレクトを設定する

このことは誰もが何度となく耳にしているはずだが、非常に重要なので改めて言っておく。URLを変更するなら、古いURLから新しいURLへ301リダイレクトを設定することが必須だ。これは往々にしてテストするのが難しい(たいていの場合、テストサイトのURLは最終的に公開されるサイトのURLとは異なるから)。すべてのリダイレクトがきちんと設定され、狙いどおりに機能しているかをテストするごく簡単な方法を以下に示す(IPアドレスなど不明点があれば、必ず技術担当者に確認すること)。

ステップ1自分のテスト環境が、最終的に公開されるURL(サーバー名)を与えられた際にきちんと機能することを確かめる。Apacheサーバーを使用している場合は、バーチャルホストにServerAliasディレクティブを追加すればよい。

ステップ2あなたのPCのhostsファイルに、公開用URLのサーバー名に対してテストサーバーのIPアドレスを指定する1行を追加する。hostsファイルに書き込んだ内容はDNSの内容よりも優先されるので、公開URLでテストサーバーを参照できるようになる。その結果、最終的なURLを入力すると、現在公開している公開サイトではなく、テスト版のサイトが表示されることになる。

ステップ3グーグルでサイト検索を実行する。

ステップ4この段階で、これらの検索結果から各リンク先をチェックできるので、サイトを公開する際に正しくリダイレクトされるかどうかを確認できる。

ステップ5hostsファイルの記述を削除する。この手順はしばしば見過ごされるが、非常に重要だ。hostsファイルの記述を削除し忘れると、常にテストサーバー上のバージョンが表示されてしまう。しかも、その現象はhostsファイルを修正してあるあなたのPCからだけで、他の人は通常どおり見られるという、非常に面倒な状況になる。

2.全ページにアクセス解析コードを追加する

自サイトで何が起きているのかを確認する時期として、リニューアルした直後というのは、最重要だとは言わないまでも、かなり重要だ。ここで時折発生するのが、解析コードを追加する(または書き換える)のを忘れるというミスだ。

この点についてこれ以上言うことはあまりない。それでも、新しいサイトで起きていることに目をつぶりたいというのでもない限り、サイト内のあらゆるページにアクセス解析コードが必要であることを、開発者たちに認識してもらうのを忘れずに。

3.robots.txtとサイトマップ

僕がこの項目をリストに入れるかどうか思案したのは、通常のサイトテストでやるべきことのような気がするからだ。開発者らがちゃんと心得てテストしてくれていればいいんだが、と願いたくなるような項目に近いものではない。それでも、僕はリストに含めることにした。何しろ、今回の記事のタイトルが「チェックすべき10項目」なので、もしこれを抜かしたら9項目になってしまう!

サイトマップとrobots.txtはしばしばSEO戦略において重要な役割を果たすが、僕の経験からすると、通常これらは後からの思いつきで追加される。robots.txtとサイトマップを更新して、新しいサイトの構造を正しく反映させることを忘れないように。

4.PPC広告の追跡用パラメータを更新する

サイトを公開する前に、グーグルアドワーズの追跡用コード(自動タグ設定)が入ったURLでアクセスされても、以前と同じようにページが表示されるかどうかをテストすべきだ。アドワーズでは、クリック行動を追跡する目的で、広告のリンクURLに追跡用のパラメータを付加している。

僕らのある顧客がWebサイトをリニューアルした際、これで大失敗した。というのも、想定していないパラメータが入ったURLでページが正しく表示されなかったのだ。この問題を突き止めるまでにしばらく時間がかかった。誰だって自分とこの広告をクリックしようとは思わないものね。URLにパラメータを含んでいる場合は注意が必要だ。

Google Analyticsのヘルプでは、gclidパラメータについて説明している。簡単に言うと、次のようなURLが前と同じように機能しているかどうかをチェックする必要があるということだ。

http://www.example.com/page.html?gclid=test
http://www.example.com/page.html?foo=bar&gclid=test

サイト公開プロセスの一環として、自社のPPC広告からのアクセスも確認して必要に応じて設定も更新すべきだろう。301リダイレクトを介して広告が表示されることにユーザーは気がつかないし、おそらく気にもしないだろうが、これはサイトの品質評価にとって多分マイナスだろう。最低でも、URLを新しいフォーマットに訂正すべきだ。

逆に、リニューアルによって、PPC広告に関しても新たなチャンスが広がる可能性が高い。新しいページが加われば、おそらく新しいキーワードに入札して集客の幅を広げる選択肢が生まれるはずだ。逆に、関連性を失うキーワードも出てくるだろう。PPC広告をほったらかしにしてしまうというのは、最悪の状況だ。間違いなくお金をドブに捨てることになる。

僕がグーグルアドワーズ広告を取り上げたのは、これが群を抜いて普及しているPPC広告のプラットフォームだからだけれど、オーバーチュアなども含めたすべての広告を再チェックして、新しいサイトにきちんと適合させるべきだ。

以前、多額の資金を浪費し、すでに存在しないページへと訪問者を送っていた広告キャンペーンがあって、僕らがこれを引き継いで「最適化」したことがある。

この記事は、前後編の2回に分けてお届けする。次回も引き続き、サイトのリニューアル時にチェックすべきポイントの5番目以降をお伝えする。→後編を読む

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