Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

予算・ビジネス目的別 9つのネットマーケ手法 選択チャート(後編)

費用対効果やコストごとにランク分けして、要件別に最適手法を紹介する。

Moz

2009年7月31日 9:00

この記事は2回に分けてお届けしている。ネットマーケティングの手法を9つに分類して要件を整理した前編に続いて、今回は、9つの手法を費用対効果やコストごとにランク分けして、さらに、ビジネス目標と予算ごとにどの手法が適しているかを整理して見てみよう。

前編で紹介した9つのネットマーケ手法
  • ディスプレイ広告
  • Eメールマーケティング
  • クリック課金(PPC)広告
  • ネットPR
  • 検索エンジン最適化(SEO)
  • アフィリエイトマーケティング
  • ソーシャルメディアマーケティング(SMM)
  • バイラルコンテンツキャンペーン
  • コンバージョン率最適化(CRO)

チャンネル別の費用対効果(ROI)、作業量、コストの大まかな区分

紹介した9つのネットマーケティング手法のどれを選ぶべきかの選択チャートを紹介する前に、各手法の費用対効果(とコスト)を見てみよう。

これらは僕の個人的な意見に基づいている(ただし、僕が話をした限りでは、多数のウェブマーケターや企業内のマーケティング部門の経験を反映しているように思える)。

インターネットマーケティングチャンネルの区分
 マーケティングチャンネル平均ROI平均作業量平均コスト
第
1
層
コンバージョン率最適化(CRO)高高中
検索エンジン最適化高高中
Eメールマーケティング高中中
第
2
層
バイラルコンテンツキャンペーン中高低
PPC広告中低高
アフィリエイトマーケティング中中中
第
3
層
ディスプレイ広告低中高
ソーシャルメディアマーケティング中高中
オンラインPR低中中
※この表は、SEOmozのランド・フィッシュキンの私見と、
他のマーケターとの交流や間接的に耳にした経験談のみに基づく。

これについては、特に第1層以外を専門としているマーケターからいろいろと反論もあると思う。僕が長い年月の間に抱くようになった考えとしては、ソーシャルメディアマーケティングやバイラルなどの活動は、第1層に格上げできる可能性もあるけど、これらはまだ第1層のチャンネルほどROIの堅実性や追跡可能性が見られないと思っている。

最近の記事で紹介したeMarketerの調査結果を見ると、こうした新型投資の可能性がはっきりするまでにそれほど時間はかからないんじゃないかと思われる。

ビジネス目標と予算から選ぶ正しいチャンネル

では、ついに、どの手法を選ぶかの選択チャートを紹介する。前にも書いたとおり、私見と経験を基にしているけど、同じフォーマットを君の意思決定に応用できる。たとえ順番は多少違っていたとしても問題ない。

企業のビジネス目標と予算の組み合わせで考えるWebマーケティング
 企業のビジネス目標
ブランド
認知
啓蒙生の
トラフィック
売上
予
算
非常に多額1位:ディスプレイ
2位:バイラル
3位:SEO
1位:バイラル
2位:ディスプレイ
3位:ソーシャル
1位:バイラル
2位:SEO
3位:PPC
1位:CRO
2位:SEO
3位:メール
多額1位:バイラル
2位:ディスプレイ
3位:SEO
1位:バイラル
2位:ディスプレイ
3位:ソーシャル
1位:バイラル
2位:SEO
3位:PPC
1位:CRO
2位:SEO
3位:メール
中程度1位:バイラル
2位:SEO
3位:ディスプレイ
1位:バイラル
2位:ソーシャル
3位:ディスプレイ
1位:バイラル
2位:SEO
3位:PPC
1位:CRO
2位:SEO
3位:メール
少額1位:SEO
2位:ソーシャル
3位:アフィリエイト
1位:バイラル
2位:ソーシャル
3位:ネットPR
1位:バイラル
2位:SEO
3位:ソーシャル
1位:CRO
2位:SEO
3位:メール
僅少1位:SEO
2位:ソーシャル
3位:アフィリエイト
1位:バイラル
2位:ソーシャル
3位:ネットPR
1位:バイラル
2位:SEO
3位:ソーシャル
1位:CRO
2位:SEO
3位:メール
※この表は、SEOmozのランド・フィッシュキンの私見と、
他のマーケターとの交流や間接的に耳にした経験談のみに基づく。

使える人材リソースから選ぶ正しいチャンネル

最後になったけど、やはり重要なのは、当然のことながら、組織が持っている強みを考慮すべきだいうことだ。この分野にすばらしい才能を持つ人がいるなら、以下に示すとおり、特定の活動に力を入れるべきかもしれない。

  • 強力な開発リソースがある――力を入れるべきは:
    • CRO
    • SEO
    • バイラルコンテンツ(特にツールやウィジェットなど、開発力が必要なもの)
  • 強力なクリエイティブリソースがある――力を入れるべきは:
    • バイラルコンテンツ(特に標準的なCMSで作れる文章系または画像系のコンテンツ)
    • Eメール(優れたコピーライターはすばらしいメールが書ける)
    • ディスプレイ広告(優れたデザイナーはすばらしい広告が作れる)
  • 強力な検索マーケティングリソースがある――力を入れるべきは:
    • SEO
    • PPC
  • 強力なソーシャルメディアリソースがある――力を入れるべきは:
    • ソーシャルメディアマーケティング
    • バイラルコンテンツ
    • オンラインPR

以上が、最初の難問に対して、僕なりに短くまとめた高度な要約だ。マーケターやマーケティング部門が組織やクライアントにとって最適な道筋を見つけるのに、この記事を役立ててくれることを願っているよ。

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る