Googleアドワーズ広告とGoogle Analyticsの新機能を画面付きで紹介
最近、Googleアドワーズ広告とGoogle Analyticsにいくつかの更新があったので、SEOmozコミュニティの人たちはその概要が知りたいのではないかと思って、この記事を書くことにした。
そのほとんどはすばらしいものだったし、新しい機能に僕は感動した。Googleはユーザーの意見をちゃんと聞いて、それに応えて新機能を追加するんだから、本当に称賛に値するよね。
改良点その1――アドワーズ広告の地域ターゲティングのGoogleマップとの連動
地域的な絞り込みは完ぺきではないが、新たに地図表示機能が加わったことで、ごく一般的なユーザーにとっては以前より使いやすいものになった。Googleは新しいシステムを導入して、ユーザーが絞り込んだ地域をGoogleマップのインターフェイスで見られるようにしたんだ。
この新機能を使えば、ある特定のクライアントについてターゲティングを行うときに、含めたほうがよさそうな周辺地域が視覚的に捉えられるようになるので、僕はこの機能がとても気に入っている。これは、自分たちのエリア外のクライアントを担当する人たちにとって特に便利な機能だ。
Googleが今回行った改良には、「バンドル」という機能もある。この機能を利用すれば、中央アメリカやアフリカといった特定の地域を一括りにできる。
このシステムはまだ未完成で、地域ターゲティングで以前から課題とされていたことなのだが、たとえば●▲市にいるユーザーは、当該地域のIPアドレスを取得できない可能性がある。したがって、キャンペーンを展開するときは、地理的に場所を特定するために都市名をキーワードにしたキャンペーンを行い、多角的ターゲティングツールの効果もテストしておくのが良いだろう。
改良点その2――アドワーズ広告のキーワードツール
Googleはまた、アドワーズ広告のキーワードツールも改良して新機能を追加した。この新機能により、結果をフィルタリングして表示したり、キーワードレベルでのマッチングタイプを統計欄で選択したりできるようになった。
そのほか、キーワードのバリエーションとサイト関連のキーワードを1つのタブにまとめて一括表示できる機能も加えたので、すべてのキーワードを1ページで見られるようになった。この更新はそれほど画期的なものではないが、ともかくも機能が向上したということは、定期的にこのツールを使用する者にとってはうれしいことだ。
改良点その3――Google Analyticsにおける比較グラフ表示
Google Analyticsでは、今回の更新により、平均のページビューとサイト上の滞在時間をいっしょに表示するなど、異なる測定基準のデータを1つのグラフで視覚的に表示して関連を調べられるようになった。
比較検討のために1つのグラフ内に表示できる測定基準は、Analyticsのどのエリアを調べているかによって変動する。たとえばEコマースのサイトであれば、コンバージョン率、トランザクション、売上などの比較が行える。
僕は、Googleが今回の更新でこの機能を強化してくれて本当に喜んでいる。たしかに、期間単位で比較するのにも非常に役に立つ。クライアントにサイトが改善されたことを示す場合や、サイトにおける行動パターンを見る場合などには特に有効だ。
いやー、これだけの便利な機能を追加してくれたGoogleには感謝。個人的には、Google Analyticsの比較機能強化が特に役に立つと思う。今回のアップデートで、こんな機能が気に入っているとか、Googleはぜひこんな機能を追加すべきだ、なんていう意見があったら教えてほしい。
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