あらゆる局面で(自分のため、顧客のため、会社のため、ごく最近は社内で)SEO戦争に挑み、年月を経て私はリンク獲得キャンペーンについて多くのことを学んだわ。私自身、自然にリンクされるコンテンツを作成するという立場に全面的に賛成だけど、多くの場合、これは口で言うほど容易なことではないの。もしあなたがリンクベイティングの熱狂的な愛好者ではない場合や、自分の権限でできることことが限られている場合は、昔ながらのやり方で、相手に依頼してリンクを獲得しなければならないのよ。
自分にはこのリンクが必要なのか?
どうやったらこのリンクを獲得できるのか?
このリンクにはどんなアンカーテキストを使用したらいいのか?
このリンクは実際に獲得できるものなのか?
このリンクには価値があるのか?
こうした疑問はすべて、適切なリンク候補を探しているときに私自身が抱いたものよ。こうした問いに答えることは、どのようなアプローチを(もしあれば)採用するのか、該当のリンクを獲得するためにどの程度努力すべきなのかを決定する際に役に立つわ。
すべての人に対する最善のアドバイスは、自分の競合相手のバックリンクを徹底的に分析するところから始めるということ。私はまさにここから調査を開始するんだけど、ExcelやWord文書ですべてのものを記録していくことが重要よ。でないと、目的は何? ってことになっちゃう。これによって作業を整理できるだけでなく、自分が取り組む分野全体のリンクマップを作成することにもなる。すぐに、関連性のあるウェブサイトからなる大規模なリストを得られるわ。これらがあなたのリンク候補になるのよ。
メモ:自分の競合相手がどこで取り上げられているのかについて、幅広い視点で把握するために、私はサブドメインについても調べるわ(可能な限りすべてのツールを利用するの)。
自分の競合相手にリンクしているサイトを訪れる際には、「URLを登録」あるいは「サイトを推薦」のリンクをしっかり探すこと。これなら簡単に、フォームに書き込んで「送信する」をクリックする程度で済むときもあるわ。そうでないときは、ある程度クリエイティブな調査をする必要があるでしょう。例を挙げると、自分のサイトを掲載してほしいと思う教育研究のページがあったんだけど、連絡先情報や「URLを登録」といった種類のリンクがすぐに見つからなかったの。後でわかったことなんだけど、「URLを登録」はそのページの研究リンクのリストに埋もれていたのよ。ページ内で「addurl」を検索し、初めてそれがどこにあるのか見つけることができたわ。こうしたやり方は、いくつかのオンライン連絡先フォームでも有効よ。こうしたフォームでリンク依頼を送信するのではなく、「ページのソースを表示」して「@」を検索すれば、電子メールアドレスを見つけることもできるわね。
整理することが大切
リンク候補のリストが堅調に伸びてきたら、それらをセクションごとに分類して整理するといいわ。
具体例としてはこのようなものね。
- 権威あるサイトのリンク(.ac.jpや.go.jpなど)
- ディレクトリのリンク
- ブログのリンク
- ニュースグループのリンク
- ソーシャルメディアのリンク
- フォーラムのリンク
- その他
分野によっては、リストをさらに細かく分類することもできるでしょう。たとえば私のような「エネルギー」関連のサイトの場合、以下のようなグループ分けが考えられるわ。
- 石油・ガスのサイト
- 石油のサイト
- 代替エネルギーのサイト
- 太陽熱エネルギーのサイト
- エネルギー株のサイト
- その他
自分のリストをこうして整理することは、使用するアンカーテキストを決めるのに役立つわ。おそらくあなたは、石油とガスに関するサイトでは「石油/ガス」を、石油関連サイトでは石油用語を、エネルギー関連サイトではエネルギー用語を使用することになる。これは、リンクしてもらいたいページを決定するのにも役に立つの。自分のホームページよりも、内部ページの方が先方の特定コンテンツにふさわしい場合もあるでしょ。自分の内部ページにつながるバックリンクを獲得することはとても重要だけど、難しいことが多いわ。このチャンスを掴むためにも、目をしっかり見開いていてね。
整理ができたら、行動開始。だけど、ちょっと待って! この段階で犯す可能性のある最大の誤りは、リストにあるサイトすべてに一度にコンタクトを取ること。
最初にアプローチの方法を考えて、まずは2、3回試してみて、それから良い方法を決めるということが大事よ。もし5つのサイトにメールを出してみて、積極的な反応が1つ以上なかったら、そのアプローチの方法に改善の余地があるということ。こうした場合、何か他の方法をブレーンストーミングで考え出し、また他の5つのサイトにメールを出してみましょう。こうした手法を行う中で、最終的に有効なアプローチができて、下手なやり方でいっぺんにリンク候補のリスト全部を無駄にしなくて済む。
注意しなきゃいけないのは、あるサイトに有効なやり方が、どのサイトにも効くとは限らないということ。Eコマースサイトに有効なアプローチがブログにも有効だとは必ずしも限らないし、.ac.jpサイトに有効なアプローチが.go.jpリンクの獲得に有効だとは限らないわ。
時には「卑怯になる」ことが必要な場合も
積極的なキャンペーンを開始する準備が整った段階で遭遇する最も一般的な問題の1つは、連絡先に関する情報が少ないということね。このせいで、一連のコミュニケーションの開始が困難になってしまう可能性もあるわ。この理由から、必要な情報を探すこととリンクを獲得することの両方において、卑怯な戦略が場合によっては(しょっちゅう?)必要になってくる。
一例を挙げると、どうしてもリンクしてほしい有名なブログがあったの。だけどあいにくにも、連絡先に関する情報の断片でさえどこにも見当たらなかった。ブログオーナーの名前は各投稿の後ろに表示されるので、私はそれをGoogleで調べて、大手SNSで彼を見つけることができたの。そのSNSで私のネットワークに加わるようお願いした。私が彼の熱狂的なファンだということを告げてね(それは、リンク獲得のファンということよ! ウッシッシ!)。これにはおよそ2週間を要したけど、最終的に彼は依頼に応じてくれた。何回か電子メールをやり取りした後、彼は私のサイトを彼の関連ブログに入れてくれたの。任務完了! さらに良いことには、私は今、自分の分野で崇拝されている人物に話を聞いてもらえる(そして個人的なメールアドレスも知っている)ということ。実際彼は、掲載するデータについて確認を求めるメールを何回か私に送ってきたわ!
別のケースでは、あるブログを調査して、ブログオーナーが私の業界(ニュースおよびメディア)に対する一般的な「批判」を書くまで、チャンスが来るのを辛抱強く待ったの。彼女は、ニュースやメディアはネガティブな情報操作をしているから、ニュースをこれ以上見る価値がないと強く感じていたわ。多くの人が負け材料だと思うであろう状況を、私は即座にチャンスと見た。私は、彼女の意見に関することでコンタクトを取り、そして大部分において彼女の考えに同意するということ伝えたわ。それから、彼女に私たちのサイトを見てみるよう誘って、私たちの記事をどのように改善したらいいのか論評を求めたの。私はその論評を彼女のブログに掲載するようには頼まなかったけど、なんだかんだと彼女はそれを掲載するようになった(ブロガーはだれでも新しいコンテンツを必要としているからね)。再び、任務完了!
要するに、もし多少卑怯になることや、ときに真実を「曲げる」必要性に躊躇しないなら、そうしてみましょうということよ。その過程で誰も傷つく人がいない限りね。
進捗状況を把握する
コンタクトに対する反応を得られるようになったら、それらを記録する際に色分けをしてみましょう(たとえば、緑色は「獲得できたリンク」、赤は「返事が期待できそうにないリンク」、紫は「メールでの返答があったもの」、青は「反応なし」など)。リンク獲得キャンペーンの経過を完璧に把握することによって、成功率の測定や戦術の立案に役立つだけでなく、上司に具体的に示せる成果として使えるわ!
リンク候補にコンタクトを取った日付、コンタクトの方法(メール、オンラインの連絡フォーム、コメント投稿など)、採用した手法、その他考えられる関連情報について必ず記録しておきましょう。
数日後には、あなたのリストはおそらく以下のような感じになっているんじゃないかしら(下の例は、私が行った最新キャンペーンのほんの一部よ)。
- oilweek.com/ - 10月18日にメール送信 - 業界会合に関するビデオを送る。反応なし
- oillinks.ie/html/links.html -- 10月25日にメール送信。リンク獲得
- survivingpeakoil.com/links.php - 10月25日にメール送信。メール返信あり
- kalpub.com/industrylinks.html - 10月17日にオンライン連絡フォームで依頼。反応なし
- claymorefieldservices.com/ - 10月27日にメール送信。リンク獲得
- mostardirectional.com/industrylinks.html - 10月27日にメール送信。リンク獲得
- davidsuzuki.org/Links/ - 10月16日にメール送信。リンク獲得
- climategroundzero.org/ - 11月13日にSEOmozのリンク依頼用メールテンプレートを使用しメール送信。リンク獲得 (ありがとう、Rand!)
- en.wikipedia.org/wiki/List_of_energy_topics - 10月16日。リンクを得るも行き止まり (注意:nofollow属性は、この先に進むなという意味で、カウントするなという意味じゃない!)
- fortmcmurraytoday.com/ - 10月18日にオンライン連絡フォームでリンク依頼、業界会合に関するビデオを送る。反応なし
- topix.com - 10月25日に石油・ガス・エネルギー分野の担当編集者に応募。リンク獲得
- mediamag.ca/index.php?option=com_magazine&Itemid - 10月13日にメール送信。リンク獲得
- choa.ab.ca/links.html - 10月19日にメール送信。リンク獲得
- vivelecanada.ca - 10月19日にメール送信、アルバータ州での業界会合の動画を送るリンク獲得
- petro-canada.ca - 10月30日にPetro-Canada社長のインタビュー動画をメールで送信。反応なし
- aeri.ab.ca/sec/links/links_001_1.cfm - 10月30日にメール送信、Stelmach氏のインタビュー動画を送る。リンク獲得
- landsolutions.ca/links.html - 10月27日にメール送信。リンク獲得
私の実際のリンク候補リストは8ページの長さで、成功率はそんなに高くないけど、確実に向上しているわ。また、自分のテーマに関連したページやサイトを見つけたときは、いつでもこのリストに追加している。さまざまなディレクトリでテーマに関連するカテゴリの編集者になっておくことで、自分の分野での有望サイトに関する情報に通じることにも役立つわ。そういったわけで、私のリストは拡大するばかりよ。近いうちに、私自身のディレクトリサイトを公開できるでしょう!
リンク獲得キャンペーンを開始する方法はいろいろあるし、きっとそれぞれが独自のスタイルを持っていると思う。なかには私の説明したやり方が、「リンク獲得キャンペーン初級講座」と感じた人もいたと思うけど、例え少数派でもこの記事で紹介した意見や戦略を役立ててもらえればと切に願っているわ。あなたのリンク獲得の挑戦に幸運あれ!
追伸:もしこの場でブーイングが出なければ、私が試して有効だった具体的なリンク獲得戦略について、さらに記事を投稿するつもりよ。おそらくそれらは、みんなの事例にも有効じゃないかと思うの。
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