Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

リンク価値のサイト内での流れを改善するベストプラクティス

ただいま。サンフランシスコの日帰り出張から戻ってきたよ。午前3時半起きはつらかったけど、すごく頭のいい才能ある人たちと8時間もみっちりと検索エンジン最適化(SEO)の話ができたからね。いい1日だった。

向こうではいろんな話をしてきたけど、その1つはリンク資産の受け渡しについてだった。検索マーケティング(およびウェブ開発)の世界の人間なら、だれもが学んでおく価値のある話だと思うので、ここで取り上げることにする。

まず外部からサイトに入ってくるリンク資産について、典型的なパターンを見てみよう。

サイト上のページへのリンクの山と渓谷

これは多くの人が経験的によく知っているパターンだ。リンクの大半が張られるのは優れたコンテンツ(あるいは、リンケラティに強くアピールするコンテンツ)で、Eコマース寄りのページやビジネス色の強いページにはほとんどリンクが張られない。

その好例がSEOmozだね。プレミアメンバー登録ページなんて、人気が出てほしいページだし、検索クエリに対して良い順位を獲得してほしいページなのだけど(そのためにはもう少しキーワードリサーチが必要だな)、現実にはサイト外部からのリンクをあまり獲得できていない。それに比べて「Page Strength Tool」のページは(特定の検索フレーズをいっさいターゲティングしていないのに)、外部から1000を超えるリンクが張られている。

もちろん、どのサイトもこのパターンに当てはまるというわけじゃないし、必ずしもそれで問題はない。ただ、あまり良いとは言えないパターンというのもある。

リンクのほとんどないコンテンツが大量

ご想像どおり、上の図のパターンだと検索エンジンに、このサイトは何か「おかしいぞ」と思われる可能性がある。もしかすると、これはレストランや地域企業といったごく小さなサイトで、それならすんなり理解されるかもしれない。でも、これが大規模なEコマースサイトやコンテンツサイトの場合は、ホームページにはたくさん「リンクビルディング」しているけど、リンクする人たちはコンテンツに対してあまり関心がないみたいだな、と思わせてしまうかもしれないんだ。

重要なポイントは2つ。まず、サイト(ホームページ)とコンテンツ(深い階層のページ)が、どちらもリンクする人たちの興味を引いているとわかるように、リンクの状況を整えること。次に、リンクが集まっているページ(山)からリンクの乏しいページ(谷)へ、サイト内からリンクジュース(リンクの果汁)を供給すること。

谷くんを助けるために、山さんからリンクを張ってあげなければならない。でも、いつ? どこに? どうやって?――ちょっと次の図を見てほしい。

PageRank今昔

ウェブ上のページ全体におけるリンクフロー(リンクの出入り)のモデルとして名高いPageRank(PR)だけど、上の図で示したように、今ではかつてのようには機能していない。PRが表示されるツールバーは、PRのフローを判断する材料としては役に立たない。また、Google(およびその他の類似したアルゴリズム検索エンジン)でPRのモデルが一部利用されているとしても、もはやリンク実践のすべてでないことは間違いない。とはいうものの、下の図のような状況は、好ましいといえるんじゃないかと思う。

リンクが足りていないページのランキングを助ける

この問題に対する僕なりの「ベストプラクティス」はこうだ。

  1. GoogleのWebmaster Centralを使って、自分のサイトのページに張られているリンク数をソートし、被リンク数がX以上のページのリストを作る(SEOmozでは、たいてい500前後に設定するが、全体的にリンクが少ないサイトであれば10あたりだろうか)。

  2. リンクジュースが必要な「谷」のページを決定し、いろんな「山」のページとの関連性を見極める。まったく無関係なリンクや全然違う話題のリンクを増やしても仕方がないし、理想を言えば、リンクの豊富な「山」ページのビジターをリンク貧乏の「谷」ページに誘導したいはずだ。

  3. 関連性が高い適切なアンカーテキストを使って、「山」から「谷」にリンクする。

  4. ビジターからみて関連性があり訪問する価値があるものになっているか、部外者を使ってリンクを再点検する。ダメだった場合はもう1度練り直しだ。リンクジュースを回してあげるとしても、リンク元ページのユーザビリティや潜在的な被リンクを犠牲にしたくはないはずだ。

かつてSEOでは、PageRankを最大化するために、サイト上のあらゆるページからのリンクを張っていた。そのとき、1つのページから出るリンクの総数は、できるだけ低く抑えていた(これは、PRのアルゴリズムによる奇妙な重みづけのため)。でも今では、先に示したベストプラクティスの方がはるかに良好な結果になる。

おわかりだろうけど、SEOmozのサイトは現在、自ら考案したこのアドバイスを実践しようと悪戦苦闘している。まあ、いずれ完了するかな(笑)。

追伸:土曜日以降に僕にEメールをくれてた人たち、返信が遅れてしまってごめんなさい。プレゼンテーションを作り直して、日帰り出張の飛行機の手配をして、セミナーをやってといった具合で、てんてこまいだったのさ。まあ、今日中にいつもの反応のいい僕に戻るぞ(あと132通!)。

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