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nofollowを使ったPageRankスカルプティングに関する疑問に答えよう(後編)

この記事は前後2回に分けてお送りしている。前回に引き続き、RageRankスカルプティングに関するさまざまな疑問に、ランドがどう答えているか見ていこう。

前編でも書いたが、改めて説明しておくと、この記事で扱っている「PageRankスカルプティング(ページランクスカルプティング)とは、通常のページへのリンクにnofollow属性を付けることによって、他のリンクで流れるPageRankやリンクジュースを「調整(sculpt)」する手法だ。

そして、PageRankが順位決定にどれくらいの影響を与えるかはともかくとして、今ではPageRankはクロールやインデックスに大きな影響を与えているということだ。

PageRankスカルプティングは、自分のサイトにとって重要か?

PageRankスカルプティングが重要かどうかは、どういうサイトを所有しているかによる。

PageRankスカルプティングの恩恵を受けているサイトを見ると、必ずと言っていいほど、数万ページから数十万ページを抱えている大きなドメイン名にある。このような環境においては、(著作権ポリシーのページから、ログイン/登録へのリンクページやサービス規約のページにいたるまで、すべてのページにおいて)1ページにつき5〜10のリンクにnofollow属性を付けてリンクジュースを流さないようにすると、カテゴリの流れに沿って、最も必要とするページ(新しいコンテンツや長く埋もれているアーカイブ)にどれだけのリンクジュースが流れ込むかに大きな影響を与えることができる。

ところが、もっとずっと小規模なサイトで、しかも慎重に制御された緊密なリンク構造をもつところで、これと同じことをやっても、同じような価値は得られないんだ。

それから、君のサイトがどういう問題を抱えているかによっても、重要性は変わってくる。PageRankスカルプティングが有効な解決策となる問題は非常に限られているんだ。つまり、問題点の中心がクロール率とコンテンツのインデックス化である場合だね。だけど、サイトのトップページ上にある主要なキーワードについて検索順位向上に役立つということは滅多にないし、これによってサイトのコンバージョン率が上がったり、より多くの人を惹きつけてリンクを張ってもらえるようになるなんてこともまずない。この手の問題にPageRankスカルプティングの手法を用いるのは、のどの痛みにバイアグラを使うようなもの。よほどの奇跡でも起こらないかぎり、役に立つなんてことはない(^-^)。

PageRankスカルプティングはいつやればいい?

PageRankスカルプティングを利用するのは、他のSEO改善策がすべて完了してからでいい、なんてことがSEO界ではよく言われてるけど、僕は強く反対するね。

nofollowを使ってリンクジュースの流れを調整するのは、サイトアーキテクチャおよびリンク構造で改善策を施すのと同時にやるべきだと僕は思っている。つまり、検索エンジンにすべてのコンテンツをインデックス化してもらい、できるだけ早く新しいコンテンツを見つけてもらう方法を見出そうとしている段階だ。

最初から(あるいはサイトの刷新計画の段階で)サイト構造の中にnofollowをうまく組み込んでおけば、あとから傷口をふさぐようにこの手法を使うより、たいていは良い結果が得られる。

PageRankスカルプティングは、自分が悪玉SEOである決定的証拠にならないか?

う〜ん、ウェブ上の全ページの約1%(Linkscapeのクロールデータによる)がサイト内リンクにnofollowを使ってリンクジュースの流れを調整していることを考えると、答えはノーだと言っておこう。

Linkscapeは何億というページからデータを取っているわけだから、この手法を採用しているページかなりの数にのぼるってことだよね。実際、301および302のリダイレクトを使っているページを合わせたものより多いんだ! Technoratiやdel.icio.us、Reddit、About.com、Facebookをはじめ、膨大な数の大手サイトがこれを使っている。検索エンジン自体もこの手法の使用を支持してるし、スパムや不正な行為だと見なすことはないと明言している。

もし、わけもなく怖くてどうしてもnofollowは使えないっていうんなら、頭の切れるSEOたち(その多くはブラックハットかグレーハットだけど)がnofollowの登場以前によく使っていた手法を使うといい。つまり、JavaScriptリダイレクトとか呼ばれているような手法で、人間だけにリンクを辿ってもらい、検索エンジンはリンクを辿れないようにしてみるんだ。PageRankスカルプティングの歴史はnofollowなんかよりずっと古くて、当時それを使っていた人たちの証言によると、2000年代の初めにはなかなか効果的だったらしい。これだって同じ効果が得られる(従っている原則も同じ)。検索エンジンにもたどれるリンクと、人間のビジターにしかたどれないリンクが作れるんだ。

やっぱり、PageRankスカルプティングなんて時間の無駄だと思う

その意見もアリで、僕は反論しないよ。SEO界にも異なる意見がたくさんあるし、この問題にだって同意しないSEO専門家が確かにいる。

でも、完全に拒絶してしまう前に、少なくともテストくらいはやってみて、自分がチャンスを逃していないか確認しておこうよ。結局、SEOの仕事は、テストして完成度を高め、データに基づいて実装していく、この繰り返しだ。これまでに関わったプロジェクトで経験したことから言うと、PageRankスカルプティングは有効な戦術だったし、適切に実行すれば効果的に作用して、インデックス化されるページが増えるし、新しいページもいち早くインデックス化してもらえるようになる(また、ロングテールなコンテンツなら、たまには検索順位が向上することもある)。

この問題に関して、君の意見を遠慮なく書き込んでほしい。ただ、個人的に不思議に思うのは、なんでこの問題が突然、また騒がれるようになったかってこと。ニューヨークに行ってる間に、この問題に関する発表か議論でもあったのを見逃したかな?

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