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動画制作の費用はどれぐらい?予算の内訳と相場を徹底紹介

6 years 10ヶ月 ago

動画制作の費用はどれぐらい?予算の内訳と相場を徹底紹介

動画を制作してみたいけど、制作する際には、どの程度の費用がかかるのか想像できない方も多いのではないでしょうか。動画の制作費用はさまざまです。この記事では、動画を制作する際の費用を予算帯別のクオリティの違いや事例で紹介しています。

動画制作予算の内訳

動画制作にかかる費用は、動画制作のそれぞれの工程によって変わってきます。撮影を行う実写の場合、人件費は実際に撮影を行うスタッフだけでなく、企画をする人や編集をする人、全体をマネージメントする人などの費用がかかります。また、キャスト出演の費用もかかります。人件費以外にも、撮影を行うスタジオなどの費用や機材費用がかかってきます。アニメーション動画制作の場合は、撮影が発生しないため、撮影費用はかかりませんが、イラストの制作費や、イラストを動かすアニメーション費用が発生します。

最初に行うのは企画です。動画でどのようなメッセージをどういう表現で伝えるかを考えます。ネット配信を想定した動画の場合は、これらに加えどの媒体を使って配信していくかによっても変わってきます。実写の場合は、機材と撮影にかかる費用が大きくなります。動画に出演するキャストの配役から実際の撮影スケジュールまで管理するプロデューサーも必要ですし、カメラマン、アシスタント、照明技師といった専門家の協力も不可欠です。アニメーションの場合は、アニメーションの制作費がかかります。シナリオ作りやキャラクターデザイン、イラスト、実際のアニメーション制作までの費用を見込まなければなりません。できあがった映像はそのままでは配信できず、編集の作業が必要です。

表現の違いによる費用の違い

費用が変わる要因は、実写かアニメーションかによって異なります。実写の場合は、撮影日数によって費用が変わります。実写の場合は、撮影機材、照明機材、美術費用、衣装費用、撮影スタジオ費用といった実器材の費用が多数含まれます。そのため撮影日数が増えるとその分、これらの機材をレンタルする費用がかさみ全体費用に影響します。一方アニメーションの場合は、制作する動画の尺の長さによって費用が変わってきます。アニメーションでは、利用する素材の費用だけでなく、動画の尺の分だけ新たに制作する費用が必要になります。

費用レンジが〜49万円の動画事例

費用によって制作する動画が変わってきます。できるだけ少ない予算で動画を制作するときには、どのようなものが期待できるのでしょうか。49万円以下の予算で動画を制作する場合を動画制作サービスのCrevo(クレボ)の制作実績から紹介します。

クオリティ

アニメーション動画の場合は、伝えたいメッセージを強調して表現することができます。比較的短時間の作品であれば、費用も抑えることが可能です。また、YouTube動画のように短い尺でインパクトを出す目的でもアニメーションは有効です。実写の場合は、インタビュー形式にしたりすでに持っている写真をスライドショーのようにして見せたりすることで全体費用を抑えることができ、制作時間の短縮にもなります。

動画事例

出典:Crevo制作実績

ネットショップ制作サービス「stores.jp」の広告用動画です。ネットショップを作ろうとするオーナーにとって、実際にどのようなショップにできるのか、機能は満足できるものなのかが検討する際のポイントになっています。この動画ではInstagramの販売連携が簡単にできるという機能を説明していますが、実際の操作ステップを見せながら紹介しているので、わかりやすく視聴者に印象を伝えることができます。さまざまな情報をのせるのではなく、シンプルに見せていることでわかりやすさが強調されています。イラストを新しく起こすのではなく、すでに保有していたイラスト素材を利用したことでコストを抑えることに成功しています。

予算が50~99万円の動画事例

予算が50~99万円くらいの場合は、オリジナルのイラストを描き上げてのアニメーション動画制作や、ストーリー性を持たせたアプローチが可能になります。99万円くらいまでの予算でどのようなクオリティの動画が制作できるかを、動画事例を含めて紹介します。

クオリティ

動画のためにオリジナルのイラストを制作し利用する場合は、既存のイラスト利用に比べて制作費用がかかります。ですが、オリジナルイラストは独自の世界観や印象を与えることができるためインパクトのある動画になります。また、ビデオ映像を上手に使ってインパクトを出すこともできます。動画全体の印象と紹介するメッセージの印象を統一させるなどの映像に加工を施すことも一策です。

動画事例

出典:Crevo制作実績

スマートフォンを利用してさまざまな情報を得ることが増えてきたことに伴い、アプリの紹介動画も数多くアップされています。中古車検索アプリ「カーセンサー」の動画は、3人のニーズの異なるユーザーがカーセンサーアプリをどういうふうに利用するかがアニメーションで表現されています。49万円以下の動画と比べると、細かい顔の表現などアニメーションの動きに幅が出ているのがわかります。

予算が100~299万円の動画事例

予算が100~299万円くらいになると、どのような動画が制作できるのでしょうか。実写であってもアニメーションであってもクオリティが大きく変わります。予算を増やすことでクオリティがどれほど期待できるかの動画事例を紹介します。

クオリティ

実写の撮影において、費用はクオリティを大きく変える要因となります。撮影の現場を変えたり、実際の動画以上の長さの撮影を行い、目的に合うように編集をしたりとさまざまなことができます。短い尺でシチュエーションを変えてシリーズ化も考えられます。個性の強いキャストはそれだけで強い印象を与えます。また、アニメーションの場合であれば、3DCGを使った動画にすることで、より幅の広い表現が可能になります。スマートフォンでの動画再生やテレビCMでのインパクトを出すのであれば、躍動感のあるカットやオリジナルの音楽を活用するという演出もできます。

動画事例

出典:Crevo制作実績

排水圧送ポンプ「SFA(オフィス編)」では、3Dを活用したプロモーション動画に仕上がっています。15秒の短い動画ですが、立体的に社内を表現することで視聴者はまるで自分がそこにいて課題を抱えているように感じることができます。

予算が300万円以上の動画事例

予算が300万円以上になると、さまざまな技術を駆使した納得のいく動画が制作できます。技法はもちろんのこと、撮影に係わる器材や撮影場所、アニメーションのクオリティなど、使う動画に合わせた高品質の動画になります。

クオリティ

300万円以上の予算があれば、利用できる技術の幅が広がり、それにともない表現の仕方も選択肢が増えます。動画制作の目的や配信する対象媒体によっては、より明確な表現方法を利用したり、シズル感や躍動感などを出すといった画像の質にこだわったりすることが可能です。実写動画の場合は、撮影するカメラによって映像が大きく変わります。業務用ハンディカメラからデジタルシネマカメラまで映像の目的によって変えることができます。アニメーションにおいては、時間をかけることによってさらに詳細な動きにしたり、音楽にこだわったりすることが可能になります。

動画事例

出典:Crevo制作実績

予算が300万円以上の動画事例として紹介したいのが、「モスのネット注文」を紹介するプロモーション動画です。最初に出てくる口元に寄ったハンバーガーにかぶりつくシーンや口元に付いたソースにクローズアップしたシーンが印象的です。商品がいかにおいしいかが直感的に感じられる映像で仕上げることで、今すぐにサービスを利用しようという気持ちにさせます。また、ターゲット層をしっかりと見極めているのも特徴のひとつです。この動画のターゲット層は、学生やおひとりさまの社会人です。そのため、起用したモデルも同世代にして、より親近感を持たせるようにしています。

複数の制作会社に見積もりを依頼して動画の予算を検討しよう

動画制作にはさまざまな費用が掛かります。クオリティもそうですが、同じ内容の動画であっても、制作会社によって金額が大きく違ってくることも少なくありません。どのような動画をどのように作りたいかというイメージができたら、複数の制作会社に見積もりを依頼して、内容と金額を比較・検討することが重要です。Crevoではさまざまな動画制作を行っていますので、幅広い価格帯で動画を制作することができますので相談してみましょう。

Crevoの関連サービス

動画制作・映像制作実績

crevoAdmin

大手ECモールに対する“独禁法問題”が再び? 公取委が実態調査結果を公表、違反行為には「厳正に対処」

6 years 10ヶ月 ago

公正取引委員会は1月29日、大手ECモールでの取引実態に関する調査結果を公表した。ECモールの出店料や出店審査の透明性などに対する、出店者の意見をまとめている。

公取委は今後、ECモールの運営実態などの情報収集を進め、違反行為には厳正に対処するとしている。

公正取引委員会としては、消費者向けeコマース取引の動向について、特にオンラインモール運営業者による行為を中心に、情報収集に努めるとともに、独占禁止法に違反する行為に対しては厳正に対処していく(1月29日「消費者向けeコマースの取引実態に関する調査について」)

公取委は2018年1月から11月にかけて、大手ECモールと出店者の間で独占禁止法違反などが生じていないか調査した。小売事業者やメーカーなど4339人にアンケート調査を実施。さらに、小売業者やメーカー、オンラインモール運営業者、価格調査会社、価格自動更新ツール提供業者、価格比較サイト運営業者など117社にヒヤリング調査を行なった。

オンラインモールの利用料・決済方法への不満は?

ECモールの「利用料」に関する不満の有無を小売業者に聞いたところ、「不満がある」は38%、「不満はない」は62%だった。「決済方法」に関する不満の有無は、「不満がある」は15%、「不満はない」は85%。

公正取引委員会が実施した「消費者向けeコマースの取引実態に関する調査について」 利用料に関する不満の有無(小売業者からの回答)
利用料に関する不満の有無(小売業者からの回答)
公正取引委員会が実施した「消費者向けeコマースの取引実態に関する調査について」 決済方法に関する不満の有無(小売業者からの回答)
決済方法に関する不満の有無(小売業者からの回答)

公取委は、利用料の一方的な値上げや、決済方法を指定されることに不満を持つ出店者がみられたとしている。

ECモールの出店審査基準「開示されなかった」40%

ECモールに出店や出品する際の、運営業者による審査基準の開示の有無を、小売業者に質問した。その結果、「公表されている審査基準によって審査が行われた」と答えた事業者は39%、「公表されていないが事前又は事後に開示された審査基準によって審査が行われた」は6%で、何らかの形で審査基準が開示された割合は45%だった。

一方、「審査が行われたが、審査基準の開示はなかった」は40%、「審査はなかった」は15%となっている。

公正取引委員会が実施した「消費者向けeコマースの取引実態に関する調査について」 オンラインモール運営業者による審査基準の開示の有無(小売業者からの回答)
オンラインモール運営業者による審査基準の開示の有無(小売業者からの回答)

こうした調査結果に対する評価と今後の対応について、公取委は調査結果の中で次のようにコメントしている。

オンラインモール運営業者は、オンラインモールへの出店・出品の審査基準について予見可能性が確保されるよう、引き続き、可能な限り取引条件の透明化に取り組むことが公正な競争環境を確保する観点から望ましい。

公正取引委員会としては、オンラインモール運営業者が、オンラインモールへの出店・出品を不当に拒否したり、出店者を不当に退店させたりすることのないよう、オンラインモール運営業者と出店者との取引の状況について情報収集に努めるとともに、独占禁止法に違反する行為に対しては厳正に対処することとする。

他モールへの出店制限や売価要請は確認されず

ECモールの運営者が出店者に対して、「自社サイトや他のモールで販売を行う際の価格と同等か安い価格で販売すること」や「同等以上の品ぞろえで販売すること」を要請する行為は、今回の調査では確認できなかったとしている。

また、出店者に対して、他のモールへの出店を制限する行為も、今回の調査では確認できなかったという。

モールの顧客情報の利用制限

モール出店者が、モールで獲得した顧客情報を利用する際の、利用範囲についても調査した。

「顧客情報は商品の発送等に必要な範囲で利用でき、販促活動等他の目的には利用できない」は46%、「顧客情報は商品の発送等のほか、オンライ ンモールでの販促活動や商品開発等に利用できるが、自社独自のダイレクトメール、メー ルマガジン等の発送には利用できない」は46%、「顧客情報を自社独自のダイレクトメール、 メールマガジン等の発送にも利用できる」は8%となっている。

公正取引委員会が実施した「消費者向けeコマースの取引実態に関する調査について」 顧客情報の利用条件(小売業者からの回答)
顧客情報の利用条件(小売業者からの回答)

過去にもプラットフォームの実態調査

公取委はこれまで数回、プラットフォーム事業者の実態調査を行っている。

2006年、楽天とヤフー、ディー・エヌ・エー(DeNA)の大手ECモール3社を対象に、出店者との取引実態を調査し、報告書をまとめている

2016年には公取委と経産省が共同で、電子商取引(コンテンツ関係含む)などオンラインビジネスに関連するプラットフォーム事業者と、そこで取引関係にある出店者などに対し、事業者間の取引実態などを把握するためのヒアリング調査を行った

渡部 和章
渡部 和章

楽天市場、送料無料ラインの統一へ/楽天SOY2018・グランプリ店は?【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

6 years 10ヶ月 ago

1月29日に「楽天SOY2018」の授賞式が、1月30日に「楽天新春カンファレンス 2019」が開催され、今週は楽天市場の話題が多数ランクインしました。

  1. 「楽天市場」の送料無料ラインを全店舗統一する――楽天・三木谷社長が方針説明

    楽天は「●●●●円以上で送料無料」といった送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を、「楽天市場」の全店舗で統一する方針を発表した

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  2. 「楽天SOY2018」の総合グランプリは「ヒマラヤ楽天市場店」、2位に「タンスのゲン」

    「楽天市場」に出店する約4万6000店舗のなかから、購入者からの投票や売り上げなどが優れたショップを選出して表彰する「楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤー2018」(楽天SOY2018)の総合グランプリはヒマラヤが運営する「ヒマラヤ楽天市場店」が初受賞

    2019/1/29
  3. RIZAP傘下のジャパンゲートウェイを譲受したのは「ショップジャパン」のオークローン創業者が経営する「萬楽庵」

    ジャパンゲートウェイを買収した萬楽庵は、新規事業として美容・ヘルスケアの通販を手がける予定

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    商品を最大限にアピールするために、法令が重視するポイントを押さえておきましょう(連載第44回)

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  5. 楽天・三木谷社長が語った「送料無料ラインの全店舗統一」「ワンデリバリー」など2019年以降の戦略まとめ

    自社配送ネットワーク作りなどの「ワンデリバリー」構想、そして、大きなインパクトを与えた「送料無料ラインを全店舗統一」など、三木谷社長が語った構想や方針をまとめた

    2019/1/31
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    PR効果測定ツール「PR Analyzer」を使って、「PayPay」のメディア露出の効果を数値的に可視化すると同時に、他キャッシュレスサービスとの露出比較を実施してみました

    2019/1/30
  8. 宅配ボックス市場は2025年に220億円市場へ――「置き配」などのサービスが普及

    富士経済が「次世代物流システム・サービス市場の調査結果」を公表した

    2019/1/29
  9. 楽天の「ラクマ」が「家事代行」「出品代行」付の出品・販売サービスをスタート

    家事代行サービスの「Bears」(運営はベアーズ)、出品代行サービス「トリクル」(運営はSpice」と連携した

    2019/1/29
  10. 「楽天市場」に商品の品質検査を導入、第三者機関が品質チェックする取り組みとは?

    ボーケン品質評価機構と提携。ユーザーからクレームがあった衣料品などを楽天が店舗から購入し、ボーケンが品質確認を行い、問題があった場合は店舗に商品情報の修正などを促す

    2019/1/29

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    JINSが始めたAI活用の次世代型ショールーミング店舗とは?

    6 years 10ヶ月 ago

    メガネのECや店舗販売を手がけるジンズは1月25日、人工知能(AI)を活用した次世代型ショールーミング店舗「JINS BRAIN Lab.(ジンズ・ブレイン・ラボ)エキュート上野店」をオープンした。

    店舗で在庫を持たず、店頭には試着用商品のみを展示。顧客が商品を買う際は、アプリで決済する。

    メガネ選びをAIがサポートするのが特徴。メガネが似合っているかどうかを判定する独自システム「JINS BRAIN」を搭載した鏡を、店内に3台設置した。顧客がメガネをかけて鏡の前に立つと、「似合い度」を0~100点で表示する。

    ジンズは、人工知能(AI)が似合い度判定する「JINS BRAIN」を搭載した「ブレインミラー」を設置
    メガネをかけて前に立つだけで似合い度を自動判定

    「JINS BRAIN Lab.」はメガネ選びと度数測定に特化した店舗。同店舗は床面積は9.6坪で「JINS」の店舗としては最小。店頭には人気商品を中心に約270種類を展示している。

    ジJINSが始めたAI活用の次世代型ショールーミング店舗
    店舗外観
    ジJINSが始めたAI活用の次世代型ショールーミング店舗
    店舗で測定したレンズの度数情報はすべてQRコードで読み込み、アプリ内にて情報管理が可能

    商品を購入する際は、スマホアプリ「JINS APP」で決済する。商品の加工は自社倉庫で行い、顧客が指定した場所に商品を発送する。

    商品の受取場所は、自宅かJINSの店舗、コンビニ(ローソン)から選択できる。

    ジンズは「JINS BRAIN Lab.」を、実店舗とオンラインを融合する「Online Merges with Offline」の実験店と位置付けている。

    ジJINSが始めたAI活用の次世代型ショールーミング店舗
    「JINS BRAIN」の仕組み
    渡部 和章
    渡部 和章

    Googleが「他の人はこちらもチェック」をテスト。競合サイトのページを検索結果でサジェスト

    6 years 10ヶ月 ago

    検索結果に戻ったときに「他の人はこちらも検索」というラベルで、関連ワードを出現させる機能を Google はちょうど 1 年前に導入した。これをさらに発展させた機能を Google はテストしているようだ。関連ワードではなく、関連するウェブページを提案する。

    投稿 Googleが「他の人はこちらもチェック」をテスト。競合サイトのページを検索結果でサジェスト海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

    Kenichi Suzuki

    リード獲得につながる!BtoBマーケティングにおける動画活用

    6 years 10ヶ月 ago

    リード獲得につながる!BtoBマーケティングにおける動画活用

    最近では、BtoCビジネスだけでなく、BtoBビジネスでも、動画を使った動画マーケティングを行う企業が増えています。この記事では、BtoBマーケティングに動画を活用するメリットと具体的な活用方法について紹介します。

    BtoBとBtoCマーケティングとの違い

    BtoB(Business to Business)は、企業や団体などを対象としたビジネスで、一般消費者である個人を対象としたBtoC(Business to Consumers)ビジネスと区別されます。企業が商品やサービスを購入するにあたっては、社内稟議や上司の決済が必要になるのが一般的です。そのため、BtoBの場合には、購入を決定するまでの検討期間が長くなりやすい傾向があります。

    BtoBでは商品の機能や今までの実績が重視されますが、BtoCでは商品の機能そのものだけでなくブランドや付加価値が重視される傾向があります。また、告知するのに効果的な媒体も異なってきます。このようにBtoBとBtoCでは、顧客の購買行動や重視されるポイントが違ってきます。

    BtoBマーケティングに動画を活用するメリット

    BtoBビジネスのマーケティングに動画を活用するメリットには、さまざまなものがありますが、ここでは代表的な2つのメリットについて紹介します。

    商品価値をわかりやすく訴求できる

    BtoBマーケティングに動画を活用する最大のメリットとしては、写真や文字では伝えきれない商品価値をわかりやすく訴求できる点が挙げられます。BtoBの場合、その商品を導入すれば、どれだけ企業に利益をもたらすことができるかを説明することが重要です。コストが下がる、時間短縮ができる、営業力がアップするなど、商品が提供できるメリットについて理解してもらわなければなりません。これをパンフレットや口頭での説明だけで、わかりやすくすべて伝えるのは難しいでしょう。しかし、動画を活用すれば、商品のメリットだけでなく、使い勝手や導入手順などもわかりやすく訴求できます。

    見込み客が集めやすくなる

    見込み客が集めやすくなるのも、BtoBマーケティングに動画を活用するメリットです。ネットの普及に伴って、BtoBでの購買行動は大きく変わってきました。欲しい情報や解決したい問題があれば、すぐにネットで検索することができるため、従来の打ち合わせを重ねる営業手法は敬遠される傾向が強くなっています。購買担当者は、まずネットで検索し、必要な商品やサービスに関する情報を収集します。もし、そこで関連する動画が見つかれば、じっくりと視聴してもらうことができるでしょう。興味を持ってもらうことができれば、資料請求や問い合わせにつなげることもできます。動画をうまく活用することで、見込み客が集めやすくなるのです。

    BtoBマーケティングの動画活用方法

    動画を制作すれば、さまざまな場面で活用することができます。ここでは、BtoBマーケティングでの動画活用方法について具体的に紹介します。

    ウェブサイト

    BtoBマーケティングに動画を活用する方法としては、まずウェブサイトへの掲載が挙げられます。情報発信の基点ともなる自社のウェブサイトやランディングページに動画を掲載すれば、ユーザーの興味を集め、理解を深めることにつながります。例えば、使い方を説明する動画を掲載すれば、簡単に使いこなせることを訴求できるでしょう。また、すでに利用しているユーザーの声を紹介する動画を掲載すれば、商品のメリットを強くアピールすることが可能です。そのうえで、無料デモや資料請求など、ユーザーに行動を促す仕組み作りをすれば、効果的な見込み客獲得につながります。

    広告

    広告に動画を使用するのも効果的な活用方法です。動画広告であれば、画像やテキストで構成されたバナー広告などと違って、細かなニュアンスまでも伝えることができます。また、強い印象を与えられるので、認知度の向上やブランドイメージの浸透を図るのに効果的です。YouTubeやSNSなどは、比較的低コストで広告が出稿できるうえに、細かくターゲティングできるというメリットがあります。自社商品に最適なターゲティングを行うことで、費用対効果の高い広告配信が可能になります。広告の効果についても数値で把握できるので、分析して必要な施策を行えば、より精度の高いマーケティングにつながるでしょう。

    展示会

    BtoBマーケティングに動画を活用する方法としては、展示会で動画を流す方法も挙げられます。展示会は、見込み客を獲得するために重要な機会です。展示会では限られたスタッフで説明するため、来場者が多いと対応しきれずにせっかくのチャンスを失うことにもつながりかねません。しかし、ブースにて動画を流しておけばスタッフが説明をしなくても、商品に対する理解を深めてもらうことができます。その反応を見ながらスタッフが対応すれば、より成約可能性の高い見込み客を獲得することができるでしょう。

    商談

    商談の場で動画を使用するのも効果的な活用法です。商品内容や自社についてどう説明するかは、営業担当者によっても違ってくるでしょう。場合によっては、伝えるべき情報が漏れてしまうようなことにもなりかねません。しかし、動画を活用すれば、社歴が浅い社員であっても最適化された情報をわかりやすく伝えることができます。商品や自社に対する顧客の理解度を高められるため、営業担当者は商品説明後の商談に集中できますので、成約率が上がる効果も期待できます。

    BtoBマーケティングでの動画活用事例

    一口にBtoBマーケティング用の動画といっても、さまざまなタイプのものがあります。映像制作サービスのCrevo(クレボ)で制作した、BtoBマーケティング動画の事例を紹介します。

    クラウド人事労務ソフト 「SmartHR」チュートリアル動画」

    出典:Crevo制作実績

    株式会社SmartHRが販売しているクラウド人事労務ソフト「SmartHR」のチュートリアル動画です。雇用契約や入社手続き、雇用保険手続き、給与明細、さらには年末調整までもオンラインで簡単に済ませられることを動画を使って説明しています。実際の利用シーンを見せサービスの利用方法の理解を深めるとともに、実写とアニメーションを組み合わせることで、サービスの流れや利用者の気持ちをわかりやすく表現しているのが特徴的です。動画をウェブサイトに掲載し、商品内容の理解を深めたうえで商品購入に誘導しています。

    メールセキュリティサービス 「TRIHIKO_AJ」サービス紹介動画

    出典:Crevo制作実績

    トリヒコ株式会社が販売しているメールセキュリティサービス「TRIHIKO_AJ」の紹介動画です。メールの誤送信や不適切な内容の送信は、情報漏えいにつながり、企業の信用を落とすことにつながりかねません。簡単な設定でこのようなリスクが防げるという商品の魅力を、アニメーションを使ってわかりやすく表現しています。言葉で伝えるのは難解なことであっても、動画にアニメーションを利用すれば、理解を深めてもらうことが可能です。

    「PC-Rev工法」説明動画

    出典:Crevo制作実績

    橋梁整備に貢献する「PC-Rev工法」の説明動画です。BtoBの中でも対象が限定され、ニッチなサービスである橋梁の長寿命化を図るための工法について詳しく解説しています。従来の工法の課題を解決する優れた工法であることを、アニメーションを活用してわかりやすく伝えているのが印象的です。また、5つの特徴に絞った訴求をメリハリをつけて行うことで、最後まで視聴されるように工夫されています。

    動画を活用してBtoBマーケティングを成功させよう

    ネットで情報を収集する企業の購買担当者が増えている中、BtoBビジネスであっても動画を活用したマーケティングは見逃せないものになっています。制作した動画をウェブサイトや広告、展示会、商談などにうまく活用すれば、見込み客の獲得や成約率アップにつながるでしょう。動画マーケティングを行う際には、動画の内容や質が成果に大きく影響します。BtoB向けの動画を制作する際には、BtoC向けの動画とは注意すべき点も違ってきます。BtoB向け動画の制作実績が豊富で信頼できる制作会社に依頼するのがおすすめです。動画をBtoBマーケティングに活用して、業績アップにつなげていきましょう。

    Crevoの関連サービス

    サービス紹介の動画制作・映像制作

    商品説明・商品紹介の動画制作・映像制作

    crevoAdmin

    Facebook、Googleに迫るAmazonのオンライン広告を最大活用する方法 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    6 years 10ヶ月 ago

    Amazon(アマゾン)は現在、3種類の無料のストアフロントを広告主に提供しています。選択肢が3つある検索広告、分析ツール、購買履歴や年齢層に合わせて広告できるターゲティングツールです。多くの小売事業者やブランドがアマゾンに広告を出したがるのも無理はありません。

    2018年はアマゾンの広告ビジネスの当たり年でした。

    eMarketer社の試算では、全米の企業は昨年、アマゾンの広告に46億1000万ドルを支出し、アマゾンはフェイスブックとグーグルに次ぐ第3位の広告プラットフォームになりました

    アマゾンの広告ビジネスはフェイスブックとグーグルに次ぐ第3位の規模に(編注:eMarketerの資料を編集部がキャプチャし追加)
    https://www.emarketer.com/content/amazon-is-now-the-no-3-digital-ad-platform-in-the-us

    多くのブランドが、売り上げとブランド認知を上げるため、アマゾンでの広告を検討しています。Havas Media社の北米部門副社長クリス・アポストロ氏は、CNBCの取材に対して、同社のクライアントは2017年以来アマゾン広告の予算を平均300%アップし、今後もさらにアマゾンに投資する予定だと語りました。

    アマゾンは広告主に向けて、年齢層だけではなく、検索や購入履歴に基づいて消費者をターゲティングできるツールを提供しています。

    しかし、アマゾンでの支出を増やすことを検討しているブランドが注意しなくてはいけないのは、グーグルとフェイスブックではうまくいっている戦略も、アマゾンでは効果がないかもしれないということです。アマゾンの広告で成功するためには、ツールを理解し、消費者の注目を集めるだけでなく、ROIを最大化する戦略を持つことが重要です。

    アマゾンの広告主は、無料のストアフロントを使って強力なブランドエクスペリエンスを生み出すことが可能です。

    またアマゾンは、マーケターのニーズに応えるため、複数の広告メニューを提供しています。小売最適化プラットフォーム(ROP:Retail Optimization Platform)のような洗練されたツールは、AIやマシーンラーニングの力を利用して、広告キャンペーンを成功に導き、見込み客へのリーチを広げていきます。

    ストアフロント

    2018年9月、アマゾンはリブランディングの一貫として、全広告主が利用できるデジタルメニュー「Amazon Stores」を始めました。また、魅力的なブランドエクスペリエンスを小売事業者自身がカスタマイズできるよう、新しいテンプレートの提供も開始しました。

    たとえば、「Product Grid」と呼ばれるテンプレートを使うと、小売事業者はすべての商品をランディングページに表示し、商品カテゴリーを作成することができます。

    「Marquee」というテンプレートは、商品レビューと一緒に表示する動画や画像のレイアウトを自由に変えられるものです。

    自社サイトへのトラフィックを増やしたい企業は、テンプレート「Showcase」を使って、アマゾンでは厳選された商品セレクションのみを表示し、自社サイトで全商品を確認できるように自社サイトリンクを掲載することが可能です。

    無料のストアフロントのおかげで、規模の小さい小売事業者もアマゾンに参入しやすくなりました。大きな小売事業者にとっては、ストアフロントは新しい消費者とつながり、ブランドロイヤルティを育むとともに、自社のECチャネルにトラフィックを流入させる手段になるのです。

    アマゾンでの露出を確保するための選択肢

    小売事業者は自社のマーケティングゴールに合わせて、複数の広告を購入できます。アマゾンは検索に基づく3つの広告メニューを提供しています。

    ヘッドライン検索広告は、特定のキーワード検索をした消費者に、トップバナーまたはスカイスクレーパーの場所に広告を表示します。

    スポンサープロダクト広告(個別商品を掲載)とスポンサーブランド広告(最大3商品とロゴを掲載)は、購入意欲の高い消費者をターゲットにしています。この2つの広告は、検索結果のトップに表示されます。

    広告主はアマゾンのウェブサイト、アプリ、さまざまなデバイスに加え、サードパーティのウェブサイトにも広告が表示される、ディスプレイ広告を購入することも可能です。ディスプレイ広告は、購入履歴と検索履歴に基づいてターゲティングします。

    検索に基づいた広告は、クリック課金のため、クリックがなかったインプレッションにはお金を払う必要がなく、広告の効果を追跡することも容易です。

    一方、ディスプレイ広告はインプレッション課金になるため、より複雑な戦略が必要になります。人気の高いキーワードだけでなく、クリエイティブなデザイン、オーディエンスのセグメンテーション、消費者へのリーチも考慮しなくてはいけません。

    おそらく、検索広告が最も効果の高いメニューですが、自動ツールを利用して検索広告を管理することが必須です。

    データアナリティクスを活用してROIを最大化する

    ROIを最大化するために、アマゾンもサードパーティの企業も、アマゾンの広告プラットフォーム向けのデータ分析ツールを開発し、どんなキーワードが最も効果的なのか販売主にわかるようにしています。

    コンバージョン率を高めるために、いつ、いくらの広告投資が必要かを決定するアルゴリズムも開発されています。Third Door Media社の調査によると、44%の回答者がアマゾンでの広告キャンペーンを管理するために自動ツールを使う予定があると答えました。

    広告主は、小売最適化プラットフォーム(ROP)と呼ばれるプラットフォームを利用して、戦略を最適化できます。これらのプラットフォームはマシーンラーニングとAIの力を利用して、キーワードを最適化し、コンバージョン率を上げる後押しをしてくれます。

    アマゾンが開発したROPは、ビジネス状況、売り上げ、広告データに加えて、市場トレンドを考慮した根本的な課題も考慮に入れます。各商品の利益性、価格設定戦略や在庫管理の売り上げへの影響、広告パフォーマンスも測定して提示してくれます。

    アマゾンはオンライン広告のリーダーになる

    オンライン広告はさらに洗練され、消費者がよりパーソナルなショッピングエクスエペリエンスを体験できると同時に、小売事業者は特定のオーディエンスに焦点を当てることが可能なりました。

    アマゾンはオンライン広告のリーダー的存在です。Pivotal Research社は、2023年までにはアマゾンの広告収入が380億ドルに到達すると予想しています。

    競争が過熱するにつれ、確固たる広告戦略が必要になります。成長を続けるアマゾンのプラットフォーム、自動ツール、データ分析ツールを上手に利用する企業は間違いなく広告キャンペーンを成功に導くことができるでしょう。

    Internet RETAILER
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    楽天・三木谷社長が語った「送料無料ラインの全店舗統一」「ワンデリバリー」など2019年以降の戦略まとめ | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

    6 years 10ヶ月 ago

    楽天の三木谷浩史社長が1月30日の「新春カンファレンス」で強調したのは「強みの強化」と「弱点の補強」。自社配送ネットワーク作りなどの「ワンデリバリー」構想、そして、大きなインパクトを与えた「送料無料ラインを全店舗統一」など、三木谷社長が語った構想や方針をまとめてみた。

    “弱み”の補強策

    物流の統合 送料無料ラインの全店舗統一

    今回の「新春カンファレンス」でもっとも大きなインパクトだったのは「送料無料ラインを全店舗統一」する構想。

    「●●●●円以上で送料無料」といった送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を、「楽天市場」の全店舗で統一する方針を三木谷社長自身が説明した。

    (楽天市場は)送料がそれぞれの店舗で異なる。約8割の店舗が●●●●円以上で送料無料としているが、店舗ごとでバラバラのためお客さまの印象では、(送料が)高くなってしまっている。印象で他社に負けてしまう。消費者は統一した送料体系を要望している

    楽天の消費者サーベイによると、「楽天市場」の送料について、「ショップによって送料が異なる」といった不満を抱える消費者は45.4%も存在。「安いと思ったら送料で高くなった」と回答した消費者は5割以上に上る。

    そして、6割以上の消費者が「送料無料ライン●●●●円以上無料」を望んでいると回答した。

    こうした消費者サーベイに加え、南米最大のマーケットプレイスと言われる「メルカドリブレ(MercadoLibre)」の事例を説明。出店型のマーケットプレイスでありながら、送料無料ラインの統一を断行し、その後、流通総額は大きく拡大した事例を三木谷社長は紹介した。

    対象となるのは常温管理となる製品が中心。大型や冷蔵・冷凍などは例外になる可能性が高い。「送料無料ライン」の全店舗統一については今後、出店者へのヒアリングなど調整を重ね、2019年内に出店者から理解を得たいとしている。

    商材やサイズ、粗利など各出店者によってそれぞれ異なるため、1年間かけて説明やヒアリング、協議などに時間を割く方針。出店者から理解を得たと判断した場合の実施時期については明らかにしていない。

    三木谷社長はカンファレンスに参加した約4000店舗の出店者に次のように理解を求めた。

    この難題に一緒に取り組むことで、お客さまの顧客満足度がさらにあがる。(出店者の)個別の事情は必ずある。だが、4万6000店舗が一体となって、この問題に取り組むことで、世界に類をみない、継続的なビジネスの成長につながる。楽天はここに大きな資金を投じる準備がある。「楽天市場」史上、最大のチャレンジになるだろう。

    「ワンデリバリー」構想

    「ワンデリバリー」構想のイメージ動画

    2018年の「新春カンファレンス」で三木谷社長がぶちあげた楽天主導の独自配送ネットワーク作りなどの「ワンデリバリー」構想。2019年の「新春カンファレンス」ではその進捗などを説明した。

    店舗の商品データ、配送商品データなどを保有している楽天が自ら自社配送を行うことによって、何を運んでいるのかがわかるし、楽天グループのサービスも配達先で提案できる。それが配送専門業者と大きく異なるところだ。

    三木谷社長はこう「ワンデリバリー構想」について言及。当日正午までの注文商品は翌日に届ける「あす楽」の強化(深夜不在再配達などへの対応)、注文当日に商品を届ける「きょう楽も始める」(三木谷社長)と話した。

    楽天の自社配送ネットワークの「Rakuten EXPRESS」では置き配をスタートしており、「Rakuten EXPRESS」による配送注文全体の2%はすでに置き配で届けているという。「トラブルはほとんどない」(三木谷社長)。

    今後、楽天スーパーロジスティクスを使用していない店舗の商品を楽天が集荷・集配し、自社配送ネットワーク「Rakuten EXPRESS」に乗せる構想も発表。配送業者、配送に関するクラウドソーシングを使いながら、配送スピード、配送料を最適化していく方針を示した。

    楽天スーパーロジスティクスとAmazonが提供する「FBA」のタリフの比較表をプレゼンテーション中に公開。「RSL(楽天スーパーロジスティクスは)FBAと比較してかなりの価格競争力がある。(使用する店舗の)収益も改善できる。そうした未来をめざす」と三木谷社長は力説した。

    また、楽天ではAI(人工知能)を活用した新たな物流ソリューションの開発に着手しているとし、「ドローン配送」「無人カート配送」「店頭受け取り」など楽天独自の配送サービスを展開するとした。

    決済手段の統一

    楽天は2017年に決済サービスのブランドを「楽天ペイ」として統合。「楽天ペイ(実店舗決済)」「楽天ペイ(アプリ決済)」「楽天ペイ(オンライン決済)」といったサービスの提供を通じ、楽天IDによる他社サイトや実店舗での決済を実現し、楽天IDの利用拡大を図っている。

    楽天が「楽天市場」の決済を一括管理する構想「One Payment(ワンペイメント)」。「楽天ペイ(楽天市場決済)」によってすべての店舗で利用できる決済手段を統一し、ユーザーの利便性や店舗の決済業務の軽減を実現するとしていた。

    「ワンペイメント」導入後、ニーズの高かったコンビニ決済が全店舗で利用可能に。流通総額の成長を前年比5.1%ほど押し上げる効果があったという。

    なお、2019年1月31日から後払い決済をスタートする。

    強みのさらなる強化策

    チャット機能

    「楽天市場」全店舗にチャット機能を導入したのは2018年9月。

    チャット導入によって、チャット機能を使うユーザーの転換率はチャット未利用者と比べて8.2ポイント、客単価は74.2%高いといった結果が出ているという。

    AIチャットと店舗のチャット機能が連携したのは2018年11月。各ショップへの問い合わせをボットが自動応答するようにした。

    購入履歴一覧の「ショップへの問い合わせ」をクリックすると、チャットボットが対応。テスト運用の位置付けで、まずは決済、返品ポリシー、営業時間の確認について対応している。

    問い合わせの多いカテゴリにまずはチャットボットを実装。ニーズの高い配送状況など、他のカテゴリについては今後、順次対応していくようだ。

    2019年には会員IDとチャット機能の連携をスタートし、チャット利用者を識別した上で接客を行える環境を整備。会員IDとのつなぎ込みが実現すれば、どのユーザーがチャットで問い合わせしているのか判別した上で、ユーザー1人ひとりに合わせた接客が可能になる。

    RMSの強化

    管理画面「RMS」の機能強化として、2019年に行う改善策、そして2021年には基幹システムを刷新する方針を説明した。

    AIプラットフォームの活用

    AIを活用した価格計算の最適化を進める。AIで「需要予測」「在庫の最適化」「価格調整」をサポートし、売り上げの限界利益率を向上させる。一部店舗で価格計算の最適化などを試験的にスタートしているという。

    この「価格計算の最適化」にはデータが必要とし、楽天グループのサービス全体からデータを収集し、分析する「楽天アナリシス・トラッカー(RAT)」を提供できるようにすると三木谷社長は言及した。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    Google、新Search Consoleに「セキュリティの問題」レポートを追加

    6 years 10ヶ月 ago

    新しい Search Console に「セキュリティの問題」レポートが追加された。インジェクションのハッキングやマルウェアや望ましくないソフトウェア、説明が不十分なモバイル向け定期購入ページなどのセキュリティの問題がレポートされる。

    投稿 Google、新Search Consoleに「セキュリティの問題」レポートを追加海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

    Kenichi Suzuki

    マクドナルド、アプリ利用者数で10位に

    6 years 10ヶ月 ago
    ニールセンデジタルが、2018年のインターネットサービス利用者数ランキングを発表。スマートフォンアプリ利用者数で、日本マクドナルドが10位に。メディア企業以外が食い込んできたことに注目したい。ガラケーの時代からモバイルのマーケティングに積極投資してきたことで知られる同社だが、スマートフォンでも存在感を示している。
    それに加えて気になるのは、スマートフォンからのフェイスブック利用者数が好調に増加して、ツイッター利用者数を上回っていること。一見するとフェイスブックの復調かと思えるが、アプリからのフェイスブック利用者数はツイッター利用者数を下回っている。アプリからのフェイスブック利用者数がスマートフォンからの利用者数の半分以下であることをどう解釈すべきか。「いいね!」ボタンなどのウィジェットまでカウントしていることによる乖離か。いずれにせよ、スマートフォンやソーシャルメディアの利用実態を月間利用者数で評価する(月1回の利用でも利用とみなす)のは、あまり適当でない。
    noreply@blogger.com (Kenji)

    Rendertron によるダイナミック レンダリング

    6 years 10ヶ月 ago

    多くのフロントエンド フレームワークは、コンテンツの表示に JavaScript を使用しています。そのため、Google がコンテンツをインデックスに登録したり、インデックスに登録されたコンテンツの更新に時間がかかる場合があります。

    昨年の Google I/O では、この問題の回避策としてダイナミック レンダリングが議論されました。ダイナミック レンダリングの実装方法はいくつかあります。このブログでは、Rendertron を使用したダイナミック レンダリングの実装例を紹介します。Rendertron は headless Chromium をベースとしたオープンソース ソリューションです。

    ダイナミック レンダリングを検討すべきサイト

    あなたのサイトにアクセスする検索エンジンやソーシャル メディア ボットが、すべて JavaScript を実行できるわけではありません。Googlebot が JavaScript を実行するのには時間がかかり、こちらに示すようにいくつかの制限が存在します。

    ダイナミック レンダリングは、変更頻度が高く、表示に JavaScript を必要とするコンテンツに対して有用です。

    また、ハイブリッド レンダリング(Angular Universal など)を検討することで、あなたのサイトのユーザー エクスペリエンス(特に first meaningful paint までの時間)を向上できる可能性があります。

    ダイナミック レンダリングの仕組み

    ダイナミック レンダリングとは、特定のユーザー エージェントに応じて、クライアント側でレンダリングされるコンテンツとプリレンダリングしたコンテンツを切り替えることを指します。

    JavaScript を実行して静的 HTML を生成するにはレンダラが必要になります。Rendertron はオープンソース プロジェクトであり、headless Chromium を使用してレンダリングを行います。シングルページ アプリでは、頻繁にバックグラウンドでデータを読み込んだり、コンテンツをレンダリングするための作業で遅延が発生したりすることがあります。Rendertron には、ウェブサイトでレンダリングが完了したタイミングを判定するメカニズムがあります。Rendertron は、すべてのネットワーク リクエストが完了し、未処理の作業がなくなるまで待機します。

    このブログ投稿で扱う内容

    1. サンプルのウェブアプリを確認する
    2. 小規模の express.js サーバーを設定して、ウェブアプリを配信する
    3. ダイナミック レンダリング用のミドルウェアとして Rendertron をインストールして構成する

    サンプルのウェブアプリ

    「kitten corner」ウェブアプリは JavaScript を使用して、さまざまな猫の画像を API から読み込み、グリッド形式で表示します。

    グリッド形式で猫の画像が表示され、ボタンでさらに画像を表示できます。可愛いと思いませんか?

    以下がこのウェブアプリの JavaScript です。

      const apiUrl = 'https://api.thecatapi.com/v1/images/search?limit=50';
      const tpl = document.querySelector('template').content;
      const container = document.querySelector('ul');

      function init () {
        fetch(apiUrl)
        .then(response => response.json())
        .then(cats => {
          container.innerHTML = '';
          cats
            .map(cat => {
              const li = document.importNode(tpl, true);
              li.querySelector('img').src = cat.url;
              return li;
            }).forEach(li => container.appendChild(li));
        })
      }

      init();

      document.querySelector('button').addEventListener('click', init);

    このウェブアプリでは、Googlebot でまだサポートされていない最新の JavaScript(ES6)が使用されています。Googlebot がコンテンツを認識できるかは、モバイル フレンドリー テストを使用することで確認できます。

    モバイル フレンドリー テストより、このページがモバイル フレンドリーであることがわかりますが、スクリーンショットには猫が一切見当たりません。見出しとボタンは表示されていますが、猫の画像がまったく表示されていません。

    この問題は簡単に修正できます。こうした修正は、ダイナミック レンダリングを設定する方法を学習するための良い練習となるでしょう。ダイナミック レンダリングにより、ウェブアプリのコードを変更せずに Googlebot に猫の画像を認識させることができます。

    サーバーの設定

    ウェブアプリを配信するために、node.js ライブラリの express を使用してウェブサーバーを構築します。

    サーバーのコードは以下のようになります(プロジェクトの完全なソースコードはこちらをご覧ください)。

    const express = require('express');
    const app = express();

    const DIST_FOLDER = process.cwd() + '/docs';
    const PORT = process.env.PORT || 8080;

    // Serve static assets (images, css, etc.)
    app.get('*.*', express.static(DIST_FOLDER));

    // Point all other URLs to index.html for our single page app
    app.get('*', (req, res) => {
     res.sendFile(DIST_FOLDER + '/index.html');
    });

    // Start Express Server
    app.listen(PORT, () => {
     console.log(`Node Express server listening on http://localhost:${PORT} from ${DIST_FOLDER}`);
    });

    こちらで実際の例を試すことができます。最新のブラウザを使用しているのであれば、複数の猫の画像が表示されるはずです。パソコンからプロジェクトを実行するには、node.js で次のコマンドを実行する必要があります。

    npm install express rendertron-middleware
    node server.js

    次に、使用しているブラウザで http://localhost:8080 を指定します。ここからはダイナミック レンダリングを設定します。

    Rendertron インスタンスのデプロイ

    Rendertron は、URL を取得して、headless Chromium によってその URL の静的 HTML を返すサーバーを実行します。Rendertron プロジェクトの推奨事項に沿って、Google Cloud Platform を使用します。

    新しい Google Cloud Platform プロジェクトを作成するためのフォーム

    新しい Google Cloud Platform プロジェクトを作成するためのフォームに関しては、無料枠でプロジェクトを作成できる点に注意してください。また、この設定を本番環境で使用すると、Google Cloud Platform の料金体系に応じた課金が発生する点にも注意してください。

    1. Google Cloud Console で新しいプロジェクトを作成します。入力フィールドにある「プロジェクト ID」をメモします。
    2. Google Cloud SDK をドキュメントに説明されているとおりにインストールしてログインします。
    3. 以下のコマンドで、GitHub にある Rendertron リポジトリのクローンを作成します。
        git clone https://github.com/GoogleChrome/rendertron.git
        cd rendertron
    4. 次のコマンドを実行して依存関係をインストールし、パソコンに Rendertron を構築します。
        npm install && npm run build
    5. 次の内容の config.json という新しいファイルを rendertron ディレクトリに作成して、Rendertron キャッシュを有効化します。
        { "datastoreCache": true }
    6. rendertron ディレクトリから次のコマンドを実行します。「YOUR_PROJECT_ID」は、手順 1 でメモしたプロジェクト ID に置き換えます。
        gcloud app deploy app.yaml --project EURE_PROJEKT_ID
    7. 任意のリージョンを選択して、デプロイを確定します。デプロイが完了するまで待ちます。
    8. YOUR_PROJECT_ID.appspot.com(「YOUR_PROJECT_ID」は、手順 1 でメモしたプロジェクト ID に置き換えます)をブラウザに入力します。入力フィールドといくつかのボタンがある Rendertron のインターフェースが表示されるはずです。
    Google Cloud Platform に導入した後の Rendertron の UI

    Rendertron のウェブ インターフェースが表示されたら、Rendertron インスタンスが正常にデプロイされたことを意味します。次の手順で必要になるため、プロジェクトの URL(YOUR_PROJECT_ID.appspot.com)をメモします。

    サーバーへの Rendertron の追加

    ウェブサーバーは express.js を使用しており、Rendertron には express.js ミドルウェアがあります。server.js ファイルのディレクトリで、次のコマンドを実行します。

    npm install --save rendertron-middleware

    このコマンドにより、npm から rendertron-middleware がインストールされます。これで、rendertron-middleware をサーバーに追加できます。

    const express = require('express');
    const app = express();
    const rendertron = require('rendertron-middleware');

    bot リストの構成

    Rendertron は、ユーザー エージェントの HTTP ヘッダーを使用して、リクエストが bot からのものなのか、ユーザーのブラウザからのものなのかを判断します。Rendertron には、比較に使用できる、適切に整理された bot ユーザー エージェントのリストがあります。Googlebot は JavaScript を実行できるため、デフォルトではこのリストに Googlebot は含まれません。Rendertron に Googlebot リクエストもレンダリングさせるには、ユーザー エージェントのリストに Googlebot を追加します。

    const BOTS = rendertron.botUserAgents.concat('googlebot');
    const BOT_UA_PATTERN = new RegExp(BOTS.join('|'), 'i');

    Rendertron は後でこの正規表現とユーザー エージェントのヘッダーを比較します。

    ミドルウェアの追加

    bot リクエストを Rendertron インスタンスに送信するには、express.js サーバーにミドルウェアを追加する必要があります。ミドルウェアはリクエストしているユーザー エージェントを確認し、既知のボットからのリクエストを Rendertron インスタンスに転送します。次のコードを server.js に追加します。必ず「YOUR_PROJECT_ID」を Google Cloud Platform プロジェクト ID に置き換えてください。

    app.use(rendertron.makeMiddleware({
     proxyUrl: 'https://YOUR_PROJECT_ID.appspot.com/render',
     userAgentPattern: BOT_UA_PATTERN
    }));

    サンプル ウェブサイトをリクエストする bot は Rendertron から静的 HTML を受け取るので、コンテンツを表示するために JavaScript を実行する必要がありません。

    設定のテスト

    Rendertron の設定に成功したかどうかをテストするには、もう一度モバイル フレンドリー テストを実行します。

    最初のテストとは違い、猫の画像が表示されます。HTML タブには、JavaScript コードが生成したすべての HTML が表示され、コンテンツを表示するための JavaScript が Rendertron によって不要になったことがわかります。

    まとめ

    ウェブアプリに変更を加えずに、ダイナミック レンダリングを設定しました。このような設定により、ウェブアプリの静的バージョンの HTML をクローラに提供できます。

    「楽天市場」の送料無料ラインを全店舗統一する――楽天・三木谷社長が方針説明

    6 years 10ヶ月 ago

    楽天は「●●●●円以上で送料無料」といった送料の消費者負担を0円とする“送料無料ライン”を、「楽天市場」の全店舗で統一する方針を発表した。

    1月30日に開いた「新春カンファレンス2019」で、三木谷浩史社長が講演中にあかした。

    対象となるのは常温管理となる製品が中心。ただ、大型や冷蔵・冷凍などは例外になる可能性が高い。

    “送料無料ライン”の全店舗統一について今後、出店者へのヒアリングなど調整を重ね、2019年内に出店者から理解を得たいとしている。

    商材やサイズ、粗利など各出店者によってそれぞれ異なるため、1年間かけて説明やヒアリング、協議などに時間を割く方針。出店者から理解を得たと判断した場合の実施時期については明らかにしていない。

    送料無料ラインの全店舗統一を進める理由

    楽天の消費者サーベイによると、「楽天市場」の送料について、「ショップによって送料が異なる」といった不満を抱える消費者が45.4%も存在している。「安いと思ったら送料で高くなった」は5割以上。

    こうしたことを含め、三木谷社長は「(楽天市場は)送料がそれぞれの店舗で異なる。約8割の店舗が●●●●円以上で送料無料としているが、店舗ごとでバラバラのためお客さまの印象では、(送料が)高くなってしまっている。印象で他社に負けてしまう」と説明した。

    楽天の消費者サーベイ ECサイトの送料について

    また調査では、6割以上の消費者が「送料無料ライン ●●●●円以上無料」を望んでいるとするデータも示した。

    楽天の消費者サーベイ 配送料タイプについての調査

    楽天は今後、約1年かけて出店者の理解を得るための活動を進めていく。三木谷社長はカンファレンスに参加した約4000店舗の出店者に次のように理解を求めた。

    この難題に一緒に取り組むことで、お客さまの顧客満足度がさらにあがる。(出店者の)個別の事情は必ずある。だが、4万6000店舗が一体となって、この問題に取り組むことで、世界に類をみない、継続的なビジネスの成長につながる。楽天はここに大きな資金を投じる準備がある。

    ※「送料無料ライン」の統一など、三木谷社長の講演要旨は、1/31(木)7時頃に公開する予定です。

    瀧川 正実
    瀧川 正実

    動画マーケティングのポイントとは?目的別にポイントと活用事例を紹介

    6 years 10ヶ月 ago

    動画マーケティングのポイントとは?目的別にポイントと活用事例を紹介

    成果につながるマーケティング手法の一つとして、動画が注目を集めています。しかし、一口に動画マーケティングといっても、商品の認知度アップやサービス紹介、ブランディングなど、さまざまな目的があります。目的によって押さえるべきポイントが違ってくるので、マーケティングを行う際には、それぞれのポイントをしっかりと理解することが大切です。この記事では、動画マーケティングのメリットと目的別のポイントについて紹介します。

    動画マーケティングとは

    動画マーケティングには、さまざまなメリットがありますが、そのメリットを引き出すためにはポイントを押さえる必要があります。ここでは、動画マーケティングのメリットと基本的なポイントについて説明します。

     動画マーケティングのメリット

    動画マーケティングのメリットとしては、写真や文字では伝えきれない細かなニュアンスも伝えられる点が挙げられます。例えば、文字で「強く」「弱く」などと書いても、実際にどの程度の力加減なのかを伝えるのは難しいでしょう。しかし、動画であれば微妙な力加減まで視覚的に伝えることができます。また、短時間で膨大な量の情報を届けることができるのもメリットです。商品やサービスへの理解度を高められるだけでなく、ユーザーの印象にも残りやすくなります。動画マーケティングのメリットとしては、SNSなどで拡散されやすい点も挙げられるでしょう。役に立つ動画、面白い動画と認識してもらえればシェアされる可能性も高まり、認知度を上げることにつながります。

    動画マーケティングで押さえるべきポイント

    まず、動画マーケティングの目的を明確にすることが重要です。例えば、商品の認知度を上げるのが目的の場合と購入を促すのが目的の場合とでは、動画の内容も違ってきます。目的を明確にしないまま制作を進めてしまうと、内容もぼやけてしまい、成果につながらない動画になってしまいます。

    また、動画をどんな媒体で使用するのかを明確にしておくことが大切です。動画を配信する媒体には、自社のウェブサイト、動画配信サイト、SNS、動画広告などたくさんの種類があります。配信する媒体を決め、その媒体の特性を踏まえたうえで動画を制作するのがポイントです。目的に合った動画制作会社を選ぶことも重要になります。制作会社によって得意分野も違ってきますし、制作だけを行う会社や制作から配信までフォローしてくれる会社もあります。複数の制作会社をピックアップして、自社に最適な制作会社を選ぶのがポイントです。

    商品・サービス紹介

    商品やサービスを紹介する動画を制作する際に押さえるべきポイントと、動画制作サービスのCrevo(クレボ)で制作した動画の活用事例を紹介します。

    商品・サービス紹介動画のポイント

    商品やサービスを紹介する動画で重要になるのが、「見えない部分」を表現することです。手に取って見ることができる商品であれば、付加価値や機能など見ただけでは伝わりづらい部分を紹介するのが大切です。また、サービスのように目に見えない商品であれば、そのサービスを利用すればどんなメリットがあるのかわかりやすく視覚化することがポイントになります。

    動画を制作する際は、商品やサービスを企業目線ではなく消費者目線で見ることが重要です。売る側の目線になると、あれもこれもと情報を詰め込みがちです。商品やサービスを利用する目線になって、訴求する点を絞り込みましょう。また、使いやすさや利用しやすさをアピールできるのも、動画ならではのメリットです。簡単に使いこなせることを理解してもらえれば、消費者の購買意欲を高めることにつながります。

    商品・サービス紹介動画の事例

    出典:Crevo制作実績

    マルイの「ラクチンきれいパンツ」の紹介動画です。身長や体型が異なる3人の女性を登場させ、「たくさんの種類から選べる」「たくさんサイズがある」「ぴったり合うパンツがありそう」と吹き出し風にポイントを訴求し、デザインの豊富さやサイズの種類の多さを伝えています。そのうえで、3人が実際に試着することで、「すべての人にぴったりサイズを。」というコンセプトを訴求しています。

    ブランディング

    ブランディングを目的とした動画を制作する際に押さえるべきポイントとCrevoで制作した動画の活用事例を紹介します。

    ブランディング動画のポイント

    ブランディングに効果的な動画を制作するためには、まずコンセプトを明確にすることが重要です。どんな人にどんなブランドイメージを持ってほしいのか、そのために何を伝えるのかを明確にしなければなりません。コンセプトが明確でないと、伝えるべきブランドイメージもあいまいなものになってしまいます。ブランディング用の動画には、ストーリー性が求められます。ストーリー性がないと、ただの企業広告や商品広告にみえてしまい、ブランディングにはつながりにくい動画になってしまうでしょう。また、ブランド名を強く印象づけることも大切です。ロゴやキャッチコピー、サウンドロゴなども使って、ブランド名をアピールしましょう。

    ブランディング動画の事例

    出典:Crevo制作実績

    メルシャンのブランドサイト「ワインすき!」サイト掲載用の動画です。一人の女性を主人公に「ワインのある生活っていいな」と思える場面を中心に構成することで、ブランドイメージを伝えています。軽快なBGMとともに「自宅で一人」「女子会」「ホームパーティ」などの場面でワインを楽しむ姿を紹介し、「ワインをもっと気軽に、もっと自由に楽しんでもらいたい」というコンセプトを訴求しています。

    プロモーション

    プロモーションを目的とした動画を制作する際に押さえるべきポイントとCrevoで制作した動画の活用事例を紹介します。

    プロモーション動画のポイント

    プロモーション動画を制作する際には、ゴールを明確にすることが重要です。その動画を視聴してもらうことで、どんな目的を達成するのかを明確にしましょう。どんなに内容が素晴らしい動画を制作しても、目的が達成できなければ意味のないものになってしまいます。また、「誰に」「何を」伝えるのかを意識することも大切です。ターゲットが決まると、伝えるべき内容や動画を配信すべき媒体も見えてくるので、まず「誰に」伝えるべきなのかターゲットを絞り込みましょう。ストーリー性や話題性を意識することも、プロモーション動画では大切なポイントになります。面白い動画と話題になれば、SNSで拡散されて視聴者が大きく増えることも期待できます。

    プロモーション動画の事例

    出典:Crevo制作実績

    スマートフォン向けゲームアプリ「陰陽師」の日本市場向けテレビCM用動画です。冒頭で、世界中で3億ダウンロードを超える本格的幻想RPGであることをアピールし、人気の高いゲームアプリであることを印象づけています。ゲームの舞台である平安時代の世界観を躍動感のあるカットや音を使って表現することで、プレイしたときのワクワク感を演出しているのが特徴的です。

    会社紹介・施設案内

    会社紹介や施設案内の動画を制作する際に押さえるべきポイントとCrevoで制作した動画の活用事例を紹介します。

    会社紹介・施設案内動画のポイント

    会社紹介・施設案内の動画を制作する際には、ターゲットと自社のブランドイメージを明確にしなければなりません。例えば、同じ会社を紹介する動画であっても、販路拡大のための動画とブランディングのための動画では、内容や伝えるべきブランドイメージも大きく違ってきます。会社や施設に良いイメージを持ってもらうためには、ポジティブな印象が残る動画にすることが大切です。歴史や重厚さをアピールしようとすると、暗い雰囲気になりがちなので、注意が必要です。

    また、視聴者がわかりにくいと感じたら、動画の続きを見てもらうことができません。専門用語や難解な言葉は避けて、誰が見てもわかりやすい動画にすることを意識しましょう。会社や施設の雰囲気を伝えるためには、「人」を紹介するのがポイントになります。社員やスタッフなどを積極的に出演させて、明るい雰囲気の会社・施設であることをアピールしましょう。

    会社紹介・施設案内動画の事例

    出典:Crevo制作実績

    東京都中小企業振興公社の「東京創業ステーション」オープニングセレモニー動画です。冒頭で衛星から見た日本を描き、そこから東京、そして東京駅へとズームすることで、ロケーションを説明するとともにドラマチックなオープニングに仕上がっています。また、実際に働いている人や起業家の卵の生き生きとした姿を紹介することで、起業をサポートする企業の姿勢を印象的にアピールしています。

     目的別にポイントを押さえた動画を制作しよう

    動画を活用してマーケティングを行う際には、目的別にきちんとポイントを押さえることが重要です。そのためには、目的に沿った制作会社に動画制作を依頼することが大切になります。一口に制作会社といっても、さまざまな会社があり、得意な分野とそうでない分野があります。例えば、会社紹介動画は得意でもプロモーション動画はあまり経験がない、というようなこともあるのです。制作する動画の目的を明確にしたうえで、その分野の実績が豊富な制作会社に依頼するのがおすすめです。

    Crevoの関連サービス

    用途別動画制作・映像制作

    crevoAdmin

    プログラミング不要でアプリ開発からマーケティングも――オットージャパンが活用開始

    6 years 10ヶ月 ago

    ファッション通販を手がけるオットージャパンは、2018年12月20日に通販アプリ「FABIA」をリニューアルした際、プログラミング不要でアプリ開発やマーケティングなどを行える「Yappli De Repro」の活用をスタートした。

    「Yappli De Repro」は、ヤプリが提供するクラウド型アプリ運営プラットフォーム「Yappli」と、Reproが提供するマーケティングプラットフォーム「Repro」が連携したアプリマーケティング強化支援サービス。

    「Yappli」の管理画面上で、直感的な操作でアプリの開発やメンテナンスを行えるほか、「Repro」でアプリユーザーの行動データや属性データを活用し、プッシュ通知やアプリ内メッセージのセグメント配信など、さまざまなマーケティング施策を行える。

    「FABIA」に「Yappli De Repro」を導入したことを、ベンダーのReproとヤプリが1月29日に公表した。

    ヤプリとReproは、「Yappli De Repro」の活用例を次のように説明している。

    例えば、一週間前にECアプリをダウンロードしたがその後アプリを使っていないユーザー群に対し、「アプリ経由で商品を購入すると割引をする」といったプッシュ通知を配信したり、アプリで商品をお気に入りに入れている30代後半の男性のみをターゲティングして、そのユーザーがWebサイトに再訪してきたときに状況に合わせたポップアップメッセージを表示させるなどの施策が実行できます。

    「Yappli」は280社以上の導入実績があり、ECや店舗販促用のアプリからオウンドメディア、BtoB、新卒採用などに活用されているという。

    Reproによると、「Repro」は2018年11月時点で世界59か国、6000以上のアプリに導入されている。

    渡部 和章
    渡部 和章

    「PayPay」の「100億円あげちゃうキャンペーン」は成功だった?【PR効果を検証】 | ECサイト運営に役立つPRの豆知識&最新情報 Presented by ビルコム

    6 years 10ヶ月 ago

    2018年12月のボーナスシーズン前、良くも悪くも注目を浴びたスマートフォン決済サービス「PayPay」。サービスリリースと合わせて実施した100億円還元キャンペーンはマスメディア、SNS上を騒がせ、特にビックカメラでの家電購入を口コミするシーンが目立ちました。

    「PayPay」以外にも、「LINE Pay」や「Origami Pay」などキャッシュレス時流が流れる中、戦国時代の様相を示しています。

    今回、筆者が所属するビルコムが提供しているPR効果測定ツール「PR Analyzer」を使って、「PayPay」のメディア露出の効果を数値的に可視化すると同時に、他キャッシュレスサービスとの露出比較を実施してみました。

    「PayPay」とは

    ソフトバンクとヤフーが2018年6月に設立した合弁会社PayPay(東京都千代田区)は7月27日、バーコードやQRコードを活用したスマートフォン決済サービス「PayPay」の提供を2018年秋から始めると発表しました。

    参照記事

    2018年12月4日から、「100億円あげちゃうキャンペーン」を2019年3月31日まで実施すると発表し、大きく話題になりました。

    「100億円あげちゃうキャンペーン」を起点に大きく盛り上がり

    「PayPay」のWeb記事の掲載数推移を「PR Analyzer」で取得
    「PayPay」に関するWeb記事の掲載数推移

    「PR Analyzer」は、クラウド型のPR効果測定ツールで、ブランド名を登録することで、Webやテレビ、新聞、雑誌の4マスの露出効果をクリッピングして一覧化するものです。

    まずはトレンドの反映が早いWeb記事の掲載数推移を、「PR Analyzer」で取得してみました。

    ここは予想通り、100億円あげちゃうキャンペーンのメディア露出量が突き抜けていました。その後、システム障害やクレジットカードの不正などが発覚。一気に社会ごととされ、キャンペーン発表時の2倍以上の露出量となっています。2018年7月以降でみると、約3,700件のWebメディア記事数(一部言及も含む)がありました。(ネガティブ記事も何%か含まれるという前提ですが)Web露出量を広告換算費に計算すると、約45億円でした。

    また、同様に「PR Analyzer」で取得したテレビクリッピングデータを元に集計すると、テレビ露出(※1)の広告換算費は約58億円(コーナー単位で約130件)ありました。ただし、クレジットカード不正利用などネガティブ露出も24%(換算費ベース)あり、論調については課題が残りました。とは言え、WebとTVの露出量だけでも、広告換算費100億円を超えていることになります。

    ※1 「PR Analyzer」で取得したテレビ露出データは首都圏キー局を対象

    なお、「PR Analyzer」で新聞・雑誌をより正確に測定をするには事前のクリッピング稼働が必要なので今回は省きますが、日経テレコンの「新聞トレンド」検索機能を使って、簡易的に新聞の露出推移も確認してみました。WebやTV同様に12月に大きく露出数を伸ばしています。

    次に、Web記事掲載量とTwitter投稿数の相関性を見てみると、キャンペーン開始直後にはそれほど大きく口コミされていないようでした。その後、障害等に関する報道が盛り上がったタイミングで、PayPayに関する口コミも大きく反応していました。

    「PayPay」に関するWeb記事掲載量とTwitter投稿数の相関性
    【図2】Web記事掲載量とTwitter投稿数の相関性

    最後に、図3、図4にて競合3社(LINE Pay、Origami Pay、楽天ペイ)と比較した推移を見てみました。競合含めた4社比較をすると、各社コンスタントにメディア露出していますが、10月以降、PayPayのメディア露出が突出していることがわかります。LINE Payも還元キャンペーンで追随するなど、12月にメディア露出量が伸びています。Origami PayやLINE Payはコンスタントに露出をしているものの、それぞれの露出記事の中身を見てみると、キャッシュレス市場に関する記事の中で並びとして紹介されている傾向にありました。

    「競合3社(LINE Pay、Origami Pay、楽天ペイ)と比較したメディア露出量
    【図3】競合3社(LINE Pay、Origami Pay、楽天ペイ)と比較したWebメディア露出量
    競合3社(LINE Pay、Origami Pay、楽天ペイ)と比較したWeb露出量の広告換算費
    【図4】競合3社(LINE Pay、Origami Pay、楽天ペイ)と比較したWeb露出量の広告換算費

    本キャンペーン期間中、PayPayの認知度が大きくアップしたと仮定するならば、100億円還元キャンペーンの内容云々だけではなく、伴って発生したシステム障害や事件が起きたから、結果的にアップしたと捉えることがもできるかもしれません

    「100億円あげちゃうCP」のニュースはSNSの反響が強い傾向

    PRの世界では、単に報道に関する量・質の検証だけではなく、その後のSNS波及まで含めてPR効果を測る動きが広がりつつあります。「PR Analyzer」でもWeb記事ごとのFacebookいいね・シェア数ランキングを見ることができます。

    今回のPayPayに関連する報道についても、SNSへの波及について見てみましょう。上位15位を並べてみましたが、反響が大きかった記事傾向が分かります。

    反響が大きかった内容は「100億円還元終了」のニュースでした。100億円がわずか10日で消化されてしまった驚きや残念さなどが影響しているのかもしれません。

    「PayPay」に関連する報道についてのSNSへの波及

    「PayPay」のマーケティングは成功だったのか?

    今回のマーケティングでは、キモとなる「PayPayを使った購入」が促進されたことは自明でした。全額キャッシュバック等は含まれるものの、20%還元がほとんどだとした場合、約2週間で約500億円の流通額があったということになります。

    PR的な視点からみた効果を「PR Analyzer」で検証しても、広告換算費が100億円超えていること、競合に比べ大きな露出シェアを獲得した点など、「PayPay」の認知率アップという点では大きく伸展したといえるでしょう。ユーザー還元やコンテンツに投資をすることで、メディア露出や口コミ波及に影響を与えるのは現代のマーケティングトレンドかと思います。

    後半ではシステム面での課題に議論が集中してしまったものの、ユーザーへの補償や速やかな改修が行われることで、ユーザビリティは進化されることが期待されます。

    今後は、玉石混交のキャッシュレスサービス市場において、ロイヤルユーザーの確保に向けた動きが始まるでしょう。今後も、メディア露出や口コミ動向を見ながら、ウォッチしていきたいと思います。

    終わりに

    今回紹介した「PR Analyzer」ですが、競合他社との露出シェアを簡単に比べられる「シェア・オブ・ボイス」機能を追加しました。

    ビルコムでは、toCからtoBまで幅広いお客様のPR支援を行うために、デジタルの力で効果測定を簡単に・効果的に行えるPR Techの推進や、インフルエンサー活用なども含めた戦略立案など、最新動向を踏まえたPR支援を行っています。

    PRにお悩みで相談できるパートナーが欲しいという企業の方はもちろん、PR会社で働きながら広報やマーケティングのスキルを伸ばしたい、多様な情報に触れられる環境で企業のPR支援を行いたいという方も大歓迎です。ぜひご連絡ください。

    田中 幸司
    田中 幸司

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